ソードアート・オンライン ~逆位置の死神~   作:静波

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幕間・3
DoRのちょっとした食事風景


 

 

「いやあ、今日の飯もうまかったぞルイ! さすが俺の嫁!」

 

 いつもと言えばいつものように、マーチがルイさんを称賛していた。

 

 1日の狩りを終え、私たちはギルドホームに戻って来ていた。

 狩りで疲れているだろうに、ルイさんはサラダにスープ、主食にはパスタ、メインには肉料理と、手の込んだ料理を夕食にこしらえてくれた。

 

「日ごとに、ルイさんの料理は美味しくなって行きますねぇ」

 

 私も、マーチに続いたわけではないが、ルイさんの料理を称賛した。

 

 NPCのレストランや食堂などで食べることができる食事の多くは、欧州田舎風とでもいうような素朴な味わいの料理だったり、ラーメンモドキやお好み焼きモドキといった、まあ、一言で言うなら物足りない味わいの物がほとんどだ。

 

【ルイさん、凄いです。こんなに美味しい料理、こっちに来てから初めてです】

 

 自身の経営する雑貨店の閉店後にギルドホームに戻ってくるログさんも、ルイさんの料理を食べて満面の笑みを浮かべている。

 

 ルイさんの《料理》スキルは、ゲーム開始から少しした頃からルイさんのスキルスロットを埋めていたこともあり、毎日の料理を経て、もう1歩でマスターするという段階に来ているという。

 

「嬉しいけど~……どうしたの~、3人して~? 私を褒め殺す気~?」

 

 マーチと私、更にはログさんの台詞に、ルイさんは頬を赤く染めながら空いた皿を片付け始めた。

 

「素直な感想だぞ、なあ」

「はい。ホントに美味しいです」

【お店出せるレベルです】

 

 マーチの振りに、私もログさんも素直に答えた。

 特に、ログさんの言葉にはしっかりとした裏付けすらある。

 

 近頃は、料理スキルをマスターしたプレイヤーが営むレストランも僅かながら存在するようになったが、1度食べに行ってガッカリして帰ってきた、というのは記憶に新しい。

 確かに味はNPCショップと比べれば格段に良いのだが、如何せん金額が高すぎたし、何より、ルイさんの作る料理と比べて、1味足りなかったのだ。

 

 良い食材は高いというのはSAOにおいて、全プレイヤーが如何に美味に飢えているかを表す良い目安になっているので、よく分かる。

 それと同時に、スキルがマスターでも、プレイヤーを心から満足させる味は簡単には出せないという良い手本ともなった。

 

 ルイさん曰く――

 

『食材の組み合わせによって、表現される味に違いがありすぎて探求し出したらキリがない。それに馴染みの調味料の味を再現することはまだできていない』

 

 ――ということらしい。

 

 SAOという世界の深さに驚きつつ、茅場晶彦の才能に嫉妬を覚えた。

 これほどリアルな世界を作り、料理1つにしても恐ろしいほどのこだわり様だ。

 全体を通して考えた時、いったいどれ程の情熱を費やせばここまでの世界を作り上げることができるのか、とてもではないが計り知れない。

 

 ルイさんも時間がある時は常に味の研究をしているほどに、料理にハマっている。

 スキルマスターではないというのに、以前食べた料理スキルマスターのプレイヤーが営むレストランの料理より良い味が出ているほどだ。

 

「ルイさん、本当に料理を売りに出すことは考えていないんですか?」

 

 実は少し前にも、ルイさんの料理の腕を知って、ログさんのお店でルイさんの料理も売ったらどうかという話が出たのだが、ルイさんは売るほどの物じゃないと言ってこの案を却下してしまった。

 

「売らないよ~。だって私が料理をしてるのは、マーチんやみんなに食べてもらいたいからだしね~」

 

 と、この調子で毎回断られるのだ。

 

「セイドよぉ。ルイの料理を売りに出したら、後が困るだろ!」

 

 何を馬鹿なことを言っている、とでも言いたげな表情でマーチが私に反論してきた。

 

【困るんですか?】

 

 マーチの発言に反応を返したのは、覚えて間もないはずのテキスト会話に早くも慣れ、変換も素早く行えるようになったログさんだった。

 

「困るんだよログちゃん。ちょっと売りに出した場合を想像してみな?」

 

 マーチはどこか遠いところを見るような目で中空に視線をやる。

 

「ルイの料理を売りに出したら、あっという間に全プレイヤーの話題になって、ルイが俺らのために料理する暇が無くなるかもしれん! そんなことになったら……俺のルイの料理が……俺がルイの料理を……食えなくなるかもしれないんだぞ?! 大事(おおごと)だろう!?」

 

 何やら熱弁しているマーチだが、実際に売りに出したからといって、ルイさんがマーチの分を作らなくなる状況など想像もできない。

 そんなことになるようなら、ルイさんは間違いなく、自分の料理を売ることを即座に止めるだろう。

 

【は、はぁ。そうですね。確かにそれは困りますね】

 

 ログさんは、何とツッコんでいいのか分からないという感じで、とりあえず差し障りのない文章を返すに(とど)まった。

 

「マーチん、バカなこと言ってないで~。ほら~、食後の珈琲運ぶの手伝って~」

「おう、わりい」

 

 そんなやり取りを聞いていたルイさんの半ば呆れた様な呼びかけに答えて、マーチはキッチンに向かって行った。

 

 ちなみに、私・マーチ・ルイさんは、ログさんとアロマさんより先に食事を始めていたので既に食べ終えているが、閉店作業に伴い遅れてきたログさんと、諸事情とやらで遅く帰ってきたアロマさんはまだ食べている途中だ。

 

(しかしまぁ……こうしているのも、不思議なものですね)

 

 マーチはキッチンでルイさんと楽しそうに話しながら片付けを手伝い、珈琲の支度をしているようだ。

 

 今日も、1日が無事に終わり、いつもと変わらず、みんなで楽しく食卓を囲むことができた。

 こうして何か月も衣食住をともにしていると、まるで家族のような気がしてくる。

 ギルドに加入したばかりでありながら、あっという間に私たちに溶け込んだログさんや、もうすっかりギルドの一員として馴染んだアロマさんも、今では立派な家族の一員のように感じられる。

 

 私は視線をアロマさんに向けた。

 はぎゅはぎゅ、と音が聞こえてきそうなくらい良い食べっぷりを披露しているアロマさんは、口の中の物を飲み込んで、3テンポ程も遅れて会話に加わってきた。

 

「ングッ……ほんと! 美味しかったよルイルイ♪ こんな味の分からない朴念仁に食べさせるのがもったいないくらい! あ、ログたんじゃないよ?」

 

 ログさんより後から食べ始めたはずなのに、ログさんより先に食べ終えたアロマさんは、私を見やりながらそんなことを言い放った。

 

「ロマたんは過激に褒めるねぇ~」

「ほんとだもーん!」

 

 ルイさんはアロマさんの台詞に、思わず笑いながら答えていた。

 

「味のわからない朴念仁……私のことですか?」

 

 私もまたアロマさんの毒舌に、思わず笑ってしまった。

 すると、アロマさんは、私に向けていた眼差しを悪戯っ子のようなものに変え、食べ終わったのにもかかわらず、まだ手に持っていたフォークで私を指差した。

 

「セイドなんか、きっと今日のご飯の名前、分からないんだよ! おしゃれご飯だったしね!」

 

 フォークで人を指すんじゃありません、と言おうかとも思ったが、今はそのことは不問にした。

 そのことよりも、アロマさんの台詞にちょっとカチンと来たからだ。

 

「……ほう、言ってくれますね」

 

 指を組み、その上に顎を乗せて、アロマさんにニヤリと笑い返した。

 軽くとはいえ、売られた喧嘩を買わない手は無い。

 それに、食後のちょっとした遊びには、丁度良いだろう。

 

「では、勝負と行きますか? 今日の料理に関してのクイズというような形で」

「ぉ、それ乗った!」

 

 アロマさんは、唇の端についていたソースを一舐めして私の挑発に乗ってきた。

 

「では、今日のメインメニュー、あれは何だと思います?」

 

 ついつい眼鏡のブリッジを中指で押し上げながら、アロマさんに問いかけた。

 

「簡単すぎー! パスタじゃん! セイドはスパゲッティーって言うんでしょ? ぷぷぷ! ヤングはパスタって言うんだよ~」

 

 してやったり、といった顔で、アロマさんが胸を張っている。

 

(……イタリアンをしてのオシャレ料理発言と言い、ヤング発言と言い……アロマさんの台詞は、何故古臭く感じるんでしょうか……)

 

 思わず別のことに意識がいったが、今はアロマさんの自慢げな態度を崩す方が楽しそうだ。

 

「残念、不正解です」

「えーっ?! 何で?! 何が間違ってるっての!?」

 

 私の台詞にアロマさんは不服そうにしている。

 私は再び指を組んで、その上に顎を乗せた態勢で答えてあげた。

 

「パスタ、とは主にデュラム小麦のセモリナ粉を使って作る食品をさします。数あるパスタの中で、最も世界で有名なロングパスタがスパゲッティーニです。日本で最もポピュラーなものでもありますね。ロングパスタは一般にスパゲッティと呼ばれていますが、太さや形で名称が違ってくるのですよ」

 

 私の答えを聞いていたアロマさんは、ぽかんと口を開けてこちらを見ている。

 

「それと、ただ一括りにパスタというのも語弊があります。今日のパスタは、アラビアータというべきですよ」

「…………なんだって?」

 

 私の解説を受けて、アロマさんは一体何を言われたのかというような表情を浮かべていた。

 

 その様子を、マーチはニヤニヤと、ルイさんは苦笑を浮かべて、ログさんは私をまじまじと見つめていた。

 

「アロマ、今日のメニューでその勝負をするのにゃぁ、相手が悪かったなぁ」

 

 マーチはやれやれとでもいうように肩を竦めながらアロマさんにそう告げた。

 

「え、どういうこと?」

 

 アロマさんは、思わずマーチに尋ねていた。

 

「そいつ、イタリアンレストランでバイトしてたんだよ。しかも、バイトのくせに、ウェイターのチーフなんてしてたからな。イタリア料理に関しての知識だけは人並み以上に持ってるぜ」

 

 というマーチの言葉に、アロマさんは目を見開いて、信じられないものを見るというような目で私を見た。

 

「……何故そんな目で私を見るんですか?」

「何それ。絶対嘘」

 

 私の問いかけに、1テンポ遅れてアロマさんがそう呟いた。

 

「……どうしてですか?」

 

 アロマさんに、絶対にありえないというような勢いで言われては、流石に問い返さずにはいられなかった。

 

「似合わないって。絶対似合わない」

「……微妙にひどいですよ、その言い草は」

 

 アロマさんの本気の一言に、一瞬、涙が出そうになった。

 

(……そんなに似合わないようなことは無いはずだ……お客様方からの評判も良かったのだし……)

 

 自分で自分に言い聞かせて、何とか涙を堪えていると。

 

「絶対嘘だ! 化けの皮をはいでやるー!」

 

 しかしアロマさんは、何が何でも信じたくないらしく、更に強調して言葉を被せてきた。

 流石にここまで言われては、涙ぐんでいる場合ではない。

 

 何が何でもこの勝負、負けられないものになっていた。

 

「……どうぞ。アロマさんの思いつくイタリア料理程度なら、説明できると思いますよ」

 

 私は気を取り直して、再び組んだ指に顎を乗せ、不敵な笑みでアロマさんを迎え撃つ。

 

「んじゃぁ……きしめんっぽいパスタ!」

「タリアテッレですね。フェットゥチーネと言われる場合もあります」

 

「そうめんみたいなパスタ!」

「カッペリーニ、ですね。最も細いスパゲッティで、別名《天使の髪の毛》とも呼ばれています。冷製パスタに使用する場合がメジャーです」

 

「まかろに!」

「今度はショートパスタですか。正式名称はマッケローニ、です」

 

「斜めのやつ!」

「ペンネ、ですかね。察するに」

 

「貝殻みたいなの!」

「コンキリエ、コンキリエッテと言われますね。大きさによって名称が変わります。ああ、リボン型のは、ファルファッレですよ」

 

「……先に言われた……」

「他に有名なショートパスタなら、オレキエッテ、リガトーニ、ガルガネッリ辺りがメジャーでしょう」

 

「うううううう! んじゃ、なんか生えてきそうなやつ!」

「……ニョッキ、ですか? とんちじゃないんですから」

「……うううう……」

 

 ここに至ってアロマさんが沈黙した。

 もう他に思いつくパスタが無いらしい。

 

「というかそもそも、正解を知ってましたか? 知らないのに出題していたようならその時点でアロマさんの負けですよ?」

「知ってたもん! フンッ!」

 

 負けを認めたくないのか、未だ何か考えているようだったが、何を言われても答えられそうなレベルだろう。

 それと、イタリア料理という括りで話を始めたのに、パスタに限定されている点は追及しまい。

 

 私の余裕のある態度に、アロマさんは涙目になって此方を睨んでいた。

 

(……まったく、からかいがいがありますね)

 

 思わず微笑んでしまったのだが、アロマさんにはそれも気に入らなかったらしい。

 

「……セイドの馬鹿」

「まぁまぁ、そう怒らないでくださいよ」

 

 一応フォローを入れたつもりだが、アロマさんは、プンとそっぽを向いてしまった。

 

(やれやれ……)

 

 仕方ないなと思いながらも、ちょっと大人気(おとなげ)なかったかもしれないと、今更ながら反省した。

 仕方ないので、話を逸らすことにした。

 

「そうだ。ここから生還したら、いつかみんなでイタリア料理を食べに行きましょう」

「お、それいいな」

 

 本来なら、リアルの話題はタブーなのだが、元々その辺りを気にしないマーチは、乗り気でこの話題に加わってきた。

 

「マーチとなら、夜にエノテカ・バールも良いですね。アンティパストにパンチェッタかスモークサーモンのカルパッチョ、合わせてビーノといきましょう」

「いいね、うまそうだ!」

 

 私がそう言うと。

 

「……バールって何?」

【バールってなんですか?】

 

 と、これに関しては、アロマさんだけではなく、ログさんも話題についてきていなかった。

 

「バールとは、イタリアのバー兼カフェといった感じのお店です。本場イタリアなら、コンビニ感覚でどこにでもあるというくらいメジャーなお店ですよ」

 

 私の説明を聞いて、アロマさんはさらに不貞腐れたように頬を膨らませ、ログさんはフンフンと何度も頷いていた。

 

(聞かれたからお答えしたのに……何故膨らむんですか……?)

「私は連れてってくれないの~?」

 

 何時の間にやら、片付け終えたルイさんが、マーチと一緒に珈琲を運んできて、席に着きながら会話に入ってきた。

 

「ルイさんも一緒なら、バスティチェリアかジェラテリアのバールか……ああ、ログさんも一緒に、ジェラートの美味しいトラットリアというのもいいですね。リストランテは、私たちの財布的には厳しいですから」

 

 私の言葉に、ログさんは表情をキラキラさせながら文字を打ち。

 

【ジェラート、食べたいです】

 

 と、文にしていた。

 

「パンナコッタも好きだよ~♪」

 

 ルイさんはルイさんで、甘い物つながりでそう答えたところで、それにマーチが反応した。

 

「いいねぇ、ルイとバールはまだいったことねーし、今度行こうぜ!」

「ん、楽しみにしてるよ~、マーチん♪」

 

 マーチとルイさんが2人の世界に突入しそうなので、2人は放置して、私はアロマさんに視線を移すと、アロマさんはますます不貞腐れたように横を向いていた。

 思わず笑ってしまった。

 

「ふふ。アロマさんとは、リストランテ・バールがいいですね。バールの中でもしっかり食事のできるところですから、空豆の冷たいズッパ、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノにビーノ、リゾットなんかもいいですよ」

 

 食に関しては人一倍好奇心旺盛なアロマさんは、流石にこの話にひかれたようで。

 

「……セイドの奢りなら、行っても良い」

 

 ちゃっかり私に奢らせる算段を取り付けていた。

 

「……仕方ありません、出しましょう」

 

 まあ、そのくらいなら……とは思うのだが……アロマさんの食欲がリアルでも同じだと考えると、背筋に冷たいものが走るのは否めない。

 そんな私の表情を読み取ったのか、ちらりとこちらを見て、アロマさんはまたプンとそっぽを向いてしまった。

 

 ――口の端に、にやりと笑みを浮かべながら。

 

 

 

 

 

「ところで、アロマは何に詳しいんだ?」

 

 マーチとルイさんが、2人の世界から帰ってくると、マーチは不意にアロマさんにそんなことを聞いた。

 

 ルイさんが、食事を終えたログさんと一緒に、キッチンに片付けに行ってしまったことも手伝って、間を持て余したのだろう。

 

「ん~? 別に何にも詳しくないよ。強いて言えば……おばあちゃんの知恵袋みたいなのなら多少知ってる、かな?」

 

 非常に答え辛いマーチの質問に、しかしアロマさんは意外な答えを返してきた。

 

「へぇ、どんなのだ?」

 

 私も、更にはキッチンに居たルイさんとログさんも、アロマさんが知っているという知恵袋には興味が沸いたようで、一旦手を止めてアロマさんに視線を注いでいた。

 

「ん~……熨斗(のし)の種類とか?」

 

『……え?』

 

 これには、私、マーチ、ルイさん、ログさんの4人の台詞が見事にハモった。

 あのログさんすら、声が出ていたくらいの驚きだ。

 

「えっとね~……まず、紅白10本の結び切は、寿、お祝い、内祝いで。5本の結び切は、快気祝い、お見舞いで、お見舞いの場合は熨斗なしね。次に紅白蝶結びは、粗品、寸志(すんし)、お礼、記念品、内祝い、お中元、お餞別、ご挨拶、お見舞い、お年賀、お歳暮。白黒だと、志、御香典、御仏前、御霊前、お礼で、これも熨斗なし。黄白も熨斗なしで、志、粗供養、お礼、満中陰志(まんちゅういんし)、御仏前、御霊前。とか、ザッといえば、こんなもんかな?」

 

 アロマさんが一気にまくしたてた内容に――

 

「ってか、おま……スゲエ……」

「ロマたん、それ凄いよ~?」

【アロマさん、物知りです。そんなの初めて聞きました。全然分かりません】

「アロマさん、その知識は充分に誇れます。これからも大切にしてください」

 

 ――今度は、こちらが口を開ける番だった。

 

 私達4人が、揃って頷いてアロマさんを褒めると、アロマさんはよく分からないというように首を傾げていた。

 

 

 


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