ハドラー子育て日記   作:ウジョー

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激突?? ダイ対ハドラーの巻

「この赤子がダイなのか? さっきのたまごから生まれ・・・」

 

         うわあああーーーーーーーーーーん!!!

 

「なんだ ど・どうした いきなり?! いきなり泣き出したぞ どうなってるんだ?!!」

 

『わかりません!』

 

役に立たんなこの聖母竜!

 

「そういえば かつてバルトスが拾ってきたヒュンケルも最初はよく泣いていたがどうしていたんだ?!

たしか・・・・・・・ 地底魔城で響き続けた泣き声についてバルトスを問い質した時に

【赤子は泣くのが仕事でございます 名前を呼びながら抱き上げていればじきに泣き止みます】

と言っていたような」

 

                ウエーーーン!ウエーン!!!!

 

「ダイ!おまえはダイだ!!そう勇者ダイ!オレはハドラー あのドラゴンは聖母竜マザードラゴンだ!」

 

           うわあああーーーーーーーーん!!! ヒィーーーーーーン!!

 

 必死になって名前を連呼しながらダイを抱き上げていたが、いっこうに泣き止まない

バルトスほど腕がないせいか?だがオレには6本も腕がないのだからしょうがない。

両手におさまるほどの小さな体のダイに このオレが振り回されているような感覚だった。

そしてダイの額にはあの竜の紋章が輝いていた それは

 

「まるでバランがオレに 【私の子を泣かせるな】とにらんでるようだな」

 

『実際そう言ってますね バランは今 ダイの紋章の中で生きてますから・・・』

 

「なに バランの意識があるのか?! ならどうすれば泣き止むのか わかるのか?」

 

 

           ウエーーーン!ウエーン!エーーーン!

                 ウエーーーーーン!!!!

 

 

 紋章の輝きはおさまったが ダイは泣きやまない  もしやこれは・・・・

 

「さては 泣き止ませかたはバランにもわからないのか?」

 

『・・・・・・どうやらそのようですね バラン黙ってしまいました』

 

「こいつも子育てレベル1か!?」

 

                ヒィーーーーン パシュッ!!

 

「グワッ!!」

 

紋章が再び輝いたと思った瞬間 オレの肩に焼けるような痛みが!こ・これは紋章の形の火傷?!

 

『バランが言うには【なめるなハドラー! 私は泣き止ませたり 寝かしつけたりが下手なだけで

乳飲み子時代のディーノをソアラと共に育てていたのだ だからレベル1ではない!3だ!!】

・・・と言ってますね』

 

「そんなことを言うために 今オレの肩を焼いたのか?! 結構痛かったぞ!」

 

『・・・いえ 今のは【赤子には持て余すほど 内包していた過剰エネルギーを発散させた】、と』

 

むむむ・・・

 

            ウエーン・・ ウエエエ・・・ ウ・・・ン

 

「おお、泣き止むのか?」

 

            ウエーーーーーーーーーーーン!!!!!

 

「フェイントか?! 赤子になっても手強すぎるぞダイ・・・!」

 

・・・・・・・・その後 ダイが疲れて泣き止み寝るまで 本当に長く、長く 感じた・・・・・・

 

            タラ・・・・ 

 

これは涙じゃない、鼻水だ・・・・

 

 

 

            ハドラーはレベルがあがった 

 

             ちからが1あがった

 

             すばやさが1あがった

 

             たいりょくが3あがった

 

             かしこさが2あがった

 

             うんのよさが2あがった

        

             さいだいHPが3あがった

         

             さいだいMPが3あがった

 




ようやく本編スタートといったところです 泣いた赤子対策、 ラリホーマは最後の手段です。
そもそもハドラーがそんな呪文を使えるかどうか・・・
泣いてる赤子に三人ともあまりに無力だった上に原作での因縁をバランとハドラーがまだ意識している・・・かも。

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