深白の竜姫、我が道をゆく   作:羊飼いのルーブ

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はじめに注意点を!!





・今後のお話の中で出てくる用語だの設定がほとんどです。
 場合によってはネタバレを含む可能性もあります。
 
・挿絵イラストがあります。
 キャラに対するイメージを損なうかもしれませんのでご注意ください。
 また、イラストを描いた時期(古いと2015年、新しいのは2023年)によって線とか描き方とかいろいろ変わってきてます。画像を保存で開いた時に出てくるイラスト番号でお察しくださいませ。
 挿絵なんて見たくないという方はお手数をお掛けしますが、閲覧設定で挿絵をオフにしていただけますと幸いです。


基本的に私の自己満足でここに載せています。
 お読みになる必要性はない事を先に申し上げておきます。なにせ、登場するのは中盤から後半がほとんどです。
 ハンター階級くらいは序盤で出てきますが、逆に他は一切合切しばらく出てきません。
 それでも構わないという方はお読みくださいませ。





◇物語の独自設定・造語説明

 

 

 

 

 


 

『ハンターズ・ランク制度』

 


 

 

 

 世界各国における、モンスターハンターの概ねの実力を示す階級。

 階級が高ければ高いほど、その者が高い実力の持ち主であると証明する指標ともいえる。

 基本的には実力者であれば高い階級であるが、国によって階級基準が異なる場合もあり、とある国で上位級の実力者が、よその国では下位級と変わらぬ実力という事もしばしば。

 

 階級が上がるにつれて、より高難度の依頼なども受注可能となり、時にはハンターズギルド直々に依頼を斡旋される事もある。

 達成困難な依頼であればあるほど、その報酬額も高くなってゆくので、運や実力に恵まれていれば一代にして多額の収入を得る事も珍しくない。

 ただし、当然ながら危険な依頼も多くなってくるため、戦死者や行方不明者なども後を絶たない事も確かである。

 

 新米や初心者達の総称ともいえるF級(クラス・フェイタル)のハンターが最も多く、その数は数十万、数百万ともいわれる。

 その一方で、最強にして最高位の称号でもあるG級(クラス・グレート)の者は極端に少なく、数十人程度。

 

 


◆◇>>ж・ F級クラス・フェイタル ・ж<<◇◆


 ハンターの階級制度における最下級。一般人の域。

 ハンターズギルドで登録する際には、誰もが最初はこの階級から開始しなくてはならない。

 それは老若男女、性別を問わず、年齢を問わず、身分を問わず。

 毎年、世界各国で数万人以上ものハンター達が誕生するが、その半数以上はここで脱落しているのが現状である。

 もっとも、ここを抜けだせない程度の実力では、到底ハンターとして活動していくにはおぼつかないのだが。

 

 


◆◇>>ж・ E級クラス・エイター ・ж<<◇◆


 必要最低限の実力を備えた者達が至る階級。

 まだまだ凡人の域。

 基礎的な知識や技術、そして狩猟経験を積んでいれば昇級可能。

 この階級から中型サイズのモンスターと戦う資格が得られる他、ゲストハウスの宿泊可能な個室がグレードアップ可能となるなど、一部制限が緩和される。

 しかし世間一般からすれば下位級とほとんど変わりなく、扱いは初心者に毛が生えた程度。

 

 


◆◇>>ж・ D級クラス・デイジャー ・ж<<◇◆


 脱初心者の階級にして、ともすればここが多くの者達の最終階級ともいえる。

 この階級への昇格条件のひとつに、飛竜級(クラス・ワイバーン)の討伐が含まれており、ここが一種の登竜門であろう。

 ここを如何にして突破し、昇格していけるかがそのハンターの才能限界を示す基準にもされているほど。

 この階級に到達すると、途端に受注できる依頼が一気に増えていき、大型モンスターの討伐依頼も受注可能となる。

 

 


◆◇>>ж・ C級クラス・コモン ・ж<<◇◆


 中間階級。一般的には熟練の域。

 二つ名持ちなどの上位級モンスター達と戦うにあたっての、最低階級ともされる。

 この階級からは大型モンスターの捕獲依頼や、貴重な資源の運搬依頼など、達成難度の高い依頼も受注可能。

 また、この階級のハンターになると猟団の設立申請が可能となる。

 

 


◆◇>>ж・ B級クラス・ベター ・ж<<◇◆


 上位階級。

 この階級に到達した時点で、単独でも飛竜と渡り合い、互角以上に戦える優秀なハンターとして認められるといってもいい。

 一般的なハンターの最終到達階級ともいわれており、ここから昇級出来るのは更に一握りの者達。

 国や地域にもよるが、ハンターズギルドから直々に依頼を斡旋される他、騎士団の狩猟訓練の指導や未開拓地域の探索といった依頼を受ける資格が得られる。

 相応の実力者として認められるため、ギルドナイツや騎士団などから勧誘される事も珍しくない。

 

 


◆◇>>ж・ A級クラス・エース ・ж<<◇◆


 G級に次ぐ実力者達の階級であり、天才の域とも称される。

 数々の難関依頼をこなし、幾多もの強敵達を屠り、死地を生き延びてきた歴戦の猛者のみがここへ至る事を許される。

 国家規模の重大な依頼を指名で斡旋される事があり、その達成難度もさることながら、失敗が許されないケースが多いため、重圧も凄まじい。

 

 


◆◇>>ж・ G級クラス・グレート ・ж<<◇◆


 最高位にして、最強の称号。

 天賦の才能を持ち、人間としての領域を踏み越えてきた者達だけが、最後に辿り着きうる真の最終階級。

 昇級条件は当然ながら最難関ともいわれており、その年に複数誕生しただけでも豊作といわれる有様。

 そのためG級のハンターを確保するべく、王家より直々に招聘を受けるなどは日常茶飯事であり、ハンター業界のみならず、あらゆる組織がその動向に注目するほどである。確保するために脅迫まがいの事をしたり、組織同士での熾烈な争奪戦が繰り広げられる事も珍しくない。

 ハンターズギルドからの恩恵も凄まじく、ゲストハウスにおける最高級個室であるロイヤルルームの宿泊費や食費などの料金を無料化、鍛冶屋での武具製作の費用を全額負担(希少素材などは本人の負担)、通常侵入禁止となる制限区域への立ち入り許可など、恩恵は羅列するのが長すぎて困るほどであり、その扱いはハンターとしての権限を超えているともいわれる。

 一国に一人、G級ハンターが身を置いてくれるならば、そのハンターが戦える限りその国は安泰とすらいわれ、半ば神格化されつつある。

 

 

 

 

 


 

『各国の狩人養成学院について』

 


 

 

 各国で設立されたモンスターハンターを養成するための教育機関。

 ハンターにとって、情報とはそれ自体が価値ある財産。

 本来、そうした情報を得るためには対価を支払うのが常であり、このように教育を通して知識や技能などが得られるのは極めて貴重。

 ゆえに、国内のみならず、他国からも入学を希望する者が跡を絶たない。

 

 国ごとに特色が異なる部分も多く、自国の学院が合わぬと感じた場合は、他国の学院へ赴く者も少なくない。

 本編開始時点で六学院が存在している。

 まっとうにハンターを養成している感があるのは、エールトベーレとガルガンティアくらいではなかろうか。

 少々特殊ながらグレイスフルがそれに次ぐ感じ。あとはお国柄の影響が強く、ハンター養成の面が薄い印象。

 

 


【>>ж・ エールトベーレ学院 ・ж<<】


 個性を尊重する学風。ルクレイアの王都にて創立。

 ある程度実力主義ではあるが、弱くても一芸に長けていれば入学も許される。

 専門知識や技術を学ぶための講習が頻繁に行われており、やる気さえあれば積極的に受講させてくれる。

 六学院の中で、もっとも卒業までの課題が多い上、卒業試験が難関である事で知られている。

 その代わり、エールトベーレを卒業できた者は、その時点で高い水準のハンターである証明とも。

 

 なお、余談ながらエールトベーレとは『イチゴ』の意味だ。

 響きだけで当初は選んでましたが、直訳するとイチゴ学院ですよ。意味を知って、なんとかこじつけられないか無い頭を巡らせたがダメでした。

 

 


【>>ж・ ガルガンティア学院 ・ж<<】


 実力を尊重する学風。タルタニアの王都にて創立。

 ある意味ハンターを養成するのに適しており、全ては実力次第。

 実力さえ備えていれば、学院内での自由も少なからず許容されてしまう。

 学風ゆえか、国柄の問題なのか、学院生徒の大半が非常に好戦的。

 さらに長きに及ぶ部族間の紛争による影響もあってか、学院内の派閥争いが年々激化しつつある。

 

 


【>>ж・ ブルーメンガルテ学院 ・ж<<】


 規律を尊重する学風。ブルメニアの王都にて創立。

 特権階級養成学院、といった別称も存在するだけあって、国内の貴族や権力者の子弟が大半。

 高い階級、強い権力を持つ者による特権的な介入が日常的に行われており、冒頭での学風などは建前ですらない。

 平民出身の者は、入学する事はまだしも、卒業に至れる可能性は限りなく低い。

 ハンターとしての実力云々より、世渡りが如何に上手に出来て、かつ、貴族社会とのつながりを持っているかが問われる。

 卒業しても騎士団への入団や、その関係機関に所属するのがほとんどであり、ハンターとして活動する者は極めて稀。

 

 


【>>ж・ ヴィンダリアン学院 ・ж<<】


 知識を尊重する学風。豊穣の国で知られるフィセルンにて創立。

 ハンターを養成する名目はあるものの、ほとんどが実戦経験のないままに卒業していく稀有な学院。

 戦い自体を忌避し、学生の大半が温厚で平和を愛するという、なんともいえない学院。

 ただ、勉学に励む時間は六学院でも圧倒的に多く、知識量は間違いなく随一。

 卒業後にハンターとして活動する者もいるが、大半が戦闘よりもサポートをメインにしている。

 

 


【>>ж・ グレイスフル学院 ・ж<<】


 優雅さを尊重する学風。ラトビアにて創立された女学院。

 ルクレイアやブルメニア、タルタニアの三大学院を参考にしている……のだが。

 ラトビアの国民性によるものか、基本的に女性の方が労働意欲が高く、ハンターとしても活躍する者が多い。

 元々は男性も入学可能だったのだが、創立してからわずかな入学しか見込めず、それも女性達に奉仕をさせるのが目的とお話にならない目的であったため、女学院にしてしまった経緯がある。

 真面目で敬虔な女生徒が多く、一度気に入った相手には尽くす性質。

 ただし、ラトビアの男性は基本的に女性任せで怠惰な性質の者が多いため、女学生のほぼすべてが国外での出会いを求めている有様。

 

 

 


【>>ж・ フィーレリアン学院 ・ж<<】


 友愛を尊重する学風。水上国家アクリスにて創立。

 卒業後はほとんどの生徒が水上艦隊への配属を希望している。

 六学院の中でも生徒同士の関係性については、随一といってもいいくらいに良好。

 アクリス周辺の海生モンスターとの戦いに生涯を賭ける者も少なくなく、水上の巫女である華将への憧憬も強い。

 

 

 


 

『各国における有名な組織・団体など』

 


 

 

 世界各国において、その名が知られる騎士団や傭兵団、あるいは個人での異名。

 

 

 


九傑将きゅうけっしょう


 ルクレイアにおいて一際高い実力を持った将軍達の異名。

 それぞれが相応の実力者であるのだが、現在は獅子将軍で知られるエルンストの並外れた実力が際立っており、実質的にはエルンストが最高位の大将軍の地位に就く。

 ルクレイア国内の南部にあるホツリ村でも、それにあやかってなのか、九人の突出したハンター達を指して、ホツリの九傑などと呼んでいる。

 

 

 


【エーデルリッター】


 ブルメニアの誇る精鋭であり、その意味は高貴なる騎士。*1

 紅騎ロートリッター蒼騎ブラウリッター翠騎グリューンリッター黄騎ゲルプリッター白騎ヴァイスリッター黒騎シュヴァルツリッターの六騎士団が現存しており、国内の治安維持やモンスター討伐の任にあたっている。

 過去には他の騎士団も存在していたのだが、隣国ワラキアとの戦乱、国内のモンスターとの戦いの中で壊滅、あるいは戦力が不足して解体されている。

 基本的には貴族階級の者達や、貴族子弟の通うブルーメンガルテ学院の卒業生より騎士が選出されているが、稀に例外もあり。

 

 

 


【ワラキアの竜騎傭兵団】


 ワラキアの最高戦力にして、大陸でもその名を轟かせる傭兵団。

 天嶮の地であるガララベルクより産まれる飛竜(イメージはフロンティアで登場したホルクに近い)に騎乗して戦い、陸地の敵には空中より一方的に攻撃し、空を飛来する敵とも互角に渡り合う。

 しかし、それには長期的な訓練と、それによって培われる操竜術が必要であり、竜騎士の数自体は非常に少ない。

 竜騎士となるものは、野生の飛竜と遭遇し、かつ、竜の心を得なくてはならない。その方法は千差万別で必勝法などは存在しない。

 そのため、心を掴めなかった場合は死に至るケースもあり、竜騎士となる事自体が命がけ。遭遇を経ての挑戦である以上、失敗すら許されない恐怖も付きまとう。

 かつては数千、幾万もの竜騎士が存在していたといわれるが、過去に大陸各地での戦乱や、国内のG級モンスター【浮上結界】との戦いによって、その数は激減したといわれている。

 

 

 


蒼海そうかい三華将さんかしょう


 アクリスの保有する水上艦隊において、勝利をもたらすとされる三人の巫女を指す異名。

 単なる偶像であるとしばしば思われるが、実際には複雑な海流を一目で見抜いたり、船に迫る水棲モンスターをいち早く察知するなど、水上戦のエキスパートである。

 水中戦も得意としており、単独で大型モンスターを討伐する実力もある事から、各艦隊の提督や兵士達からの人気は絶大。

 そのため、海を舞台とした戦いにおいては世界各国からも随一とまでいわれるほど。

 三人の巫女は元々は少数民族である【海の民】から選出された者達であり、三姉妹。

 (世代ごとに巫女の数も異なり、その都度異名の数も変動している。最大で六人いた際は六華将と呼ばれていた。単独であった事例はなく、その場合の名称については蒼海の華将あたりかも)

 本編開始の以前より【海竜姫】の率いるガノトトスの群れと長きに渡って交戦している。

 

 

 


【グリヴァイスの白き魔女】


 北方の雪国グリヴァイスにおいて、唯一のG級クラス・グレートハンターであるフェンリルの異名。

 単独、かつ、無傷で幾多ものモンスター達を狩り続けた実力者。

 異名の通り、髪色は白く、衣装も全体的に真っ白。雪に紛れると区別もつかないほど。

 

 

 


桜華六姫将おうかろっきしょう】【皇国十神将こうこくじゅっしんしょう


 遥か東の島国であるセキララ皇国の誇る双璧であり、最大戦力。

 女性のみで構成される桜華六姫将と、男性のみで構成される皇国十神将。

 しかし、本編ではセキララ自体出番が少ないので、どちらも出番はおそらくありません。南無。

 本編中では名前のみの登場予定。

 

 

 


【血盟の八王(八咫の血の掟)】


 タルタニアの有力部族達によって交わされた盟約の元、輩出された実力者達の集団を指す。

 日頃はいがみ合い、時に争ってはいても、国内の危機に際しては一致団結しなくてはならないという誓い。

 とはいえ、盟約を交わした初期はともかく、元々互いの領土を巡って戦い続けてきた各部族が一致団結して戦うのは困難であり、これまで実質的には形骸化しつつあった。

 しかし現在は国内でのモンスターの活動も活発で、G級モンスターである【殺戮応酬】の台頭によって度々無視できない被害を受けているため、各部族からの実力者達も度々結集し、迎撃にあたるようになる。そこにはタルタニアでも随一の実力者であるゴラーブの存在による部分も大きいとされている。

 現在は過去に比べると、各部族間での険悪だったムードも少しずつではあるが緩和しつつある。

 

 

 


【砂漠の猛虎旅団】


 熱砂の王国イジュアにおいて軍隊は事実上機能していない。

 過去にG級モンスターである【女禍帝】との戦いで壊滅したからだ。

 そのため、現在は女王が募った義勇軍や、各地から集まった傭兵がメインで狩猟や治安維持に勤めている状況。

 その中でも、人材派遣会社であるテンプエージェンシーから派遣された傭兵の一人がG級候補と呼ばれる実力者であり、彼の率いる一団がこの異名で呼ばれている。

 他国の、それも傭兵でありながらイジュアの女王からも信任が厚い事で有名。

 

 

 


【リュクセン第八鋼鉄機動兵団】


 リュクセン帝国の誇る最強の軍隊。

 ただし、本編でこの組織が出てくる時は、壊滅してる。南無。

 他にも第一から第七に至るまで別々の長ったらしい兵団がいますが、登場する時は以下略。

 国内でのG級モンスター【蒼き山岳】を筆頭とするモンスター達に一斉攻勢を受けると、反撃もほとんど出来ないまま壊滅。

 戦闘に参戦していた部隊はほぼ壊滅し、生き残っていた者達も四散してしまう。

 

 

 


【神聖滅光師団】


 聖王国ニーベルンにおいて活動する無法教会の教徒達が主たる戦力。

 自由神フリーダ*2の名のもとに、己を束縛する全てを滅ぼすと誓う危険な集団。

 なお、ニーベルン国内ではこの組織を公に認めていないどころか、危険で、かつ、人心を惑わす邪教集団として内々に滅ぼしたい考え。

 「自由を掴むには、まずは束縛を許さぬため、強さを備えよ」との教えから、意外にも戦闘能力が高い事でも知られている。

 

 

 


【テンプエージェンシー】


 要塞王国として知られるルトガルを本拠地にしている、大規模な人材派遣会社。世間的には、傭兵派遣会社としての側面も強い。

 世界各地に支部を有しており、その総数は数万とも数十万ともいわれている。

 あらゆる分野のエキスパートを揃えており、些細な家事だの手伝いから、国家規模の一大事に至るまで対応可能な人材を送る。

 それゆえか、傭兵派遣のイメージが強くなっており、各国に支部を構えている事から危険視されている国も存在する。

 世界各国でG級ハンターをもっとも多く揃え、囲っている点からも組織力、戦闘能力でも強大。

 

 組織の代表者の名は【導者】のコンセイユ。

 出自や経歴など、あらゆる点において謎の多い人物とされている。

 

 作中の中でも登場頻度が高く、思ってた以上に「どこにでもいるな、こやつら」感が強くなってきた。

 ランポスとかだって、本編じゃ出てこない国とか地域があんだぞ。それをお前、世界中のどこに行ってもテンプエージェンシー〇〇支部〇〇部門って出てきやがって。昔の私ときては、如何に困ったらテンプを出して戦力の穴埋めをしようとしていたかが分かる。

 大昔のプロットを読んでても、テンプの〇〇をここで参加させる、なんてメモ書きが要所にあり、段々と省略されてるくらいには、頻度多し。

 テンプエージェンシーの組織図だけで、1、2話分以上の文字数が必要になるので割愛しますが、まあ細々と細部に至るまで支部だの部門が存在してます。

 ちなみに、本編内で出てくる保険部門などは、中世のギルドで実際に存在しているのを参考にしてたり。

 正直なところ、中世の頃から保険制度がある事に私がびっくりした。

 

 

 


【ペルグランデ】


 世界各国を巡り活動していた猟団。本編開始時には壊滅済。

 純粋にハンターのみの質と量に限れば、世界最大の規模を誇る猟団であった。

 第一師団から第七師団までの大所帯であったが、かつての黒龍戦役*3にて甚大な被害を受ける。

 終戦後、生き残った者達も離散してしまい、静かに消滅してしまった。

 本編では名前のみの登場っで、生き残りメンバーは数人くらい登場……するかな? するかも?

 過去話で出てくるかも(進行ペース次第ではカットもやむなし)

 

 

 


災厄ワースト


 かつてのペルグランデを彷彿とさせる大所帯の巨大な猟団。

 とあるモンスターの遺骨をそのまま支柱にして拠点を作り上げる。

 特に猟団の目的があるわけでも、ノルマなどもなく、自由奔放に活動を許している

 ただし、拠点内外での明確な序列が定まっており、上位者に刃向かう事は絶対の禁忌。猟団長の命令は何を差し置いても最優先にして、最大限の努力を持って遂行厳守。

 あらゆるルールを定めるのは上位者であり、不満あらば、上回る事を推奨としている。

 猟団長の本名は誰も知らず、猟団の名をそのままに名乗っている。

 その自由気ままな方針ゆえか、自由神フリーダとの相性がすこぶる良い。

 

 

 


護国戦姫ごこくせんき


 女性のみで構成された猟団であり、その中でも最も有名。

 本編内では猟団長をアシュケナ出身であり、【剣聖】で知られるG級クラス・グレートのナルナルが担っている。

 世界各地を回っては、二つ名持ちのモンスターをメインに狩っていくスタイル。

 一仕事終えたら、「護国完成!*4」と叫ぶ暗黙の了解がある。

 序列十位までの幹部達は、いずれもG級、もしくはG級候補の猛者達。

 こんな奴らが出てきたら、過剰戦力にもほどがあるのだが、昔の私はどう扱うつもりだったのかと聞きたい。

 今? 今はもちろん無理。文章の片隅で、護国戦姫が暴れた、勝ったくらいにしか書けないもの。

 

 

 


真紅色しんくしょく黎明れいめい


 本編中にて、わずか十歳にしてG級候補と名高い少女が立ち上げた猟団で有名。

 二つ名を持ったハンター達をスカウトしては、あっという間にルクレイアでも有数の猟団となっている。

 

 

 


奇想曲楽団カプリッチョオーケストラ


 世界各地で活動するケートリット家の通称。

 七人姉妹であり、それぞれが世界のあちこちで演奏をして回っている。

 モンスターが跋扈していようが構わず演奏をしつづけ、邪魔をすればモンスターであろうが人間であってもお構いなしになぎ倒していくため、狂人集団とも知られている。

 

 

 


【プリムスラーヴスの六姉妹】


 タルタニアにて活動する姉妹を指す。

 姉妹とは本人達の言であり、実際は血の繋がりもないばかりか、六姉妹といっているのに八人や九人いたりと、自由奔放なグループであり、しばしばその定義さえも危ぶまれる。

 ただし実力はいずれも高く、タルタニアで同じく活動する八王にも負けず劣らず。

 タルタニアの民は名前、四方の方角*5、八の部族名*6、家名の四つを組み合わせた名前をしているが、部族名を持たないのが特徴。

 

(本編中でも序盤に出てくるタルタニア人は部族名を持ってません。それぞれに理由あり)

 

 

 

 


【そのほか、出てくる予定の組織とか】


 

 

 

【金爛旅程】

 借りるぜ、ステイゴールド! 流石に丸パクリはまずいから、少しだけ変えました。

 とあるキャラの設立する猟団。

 

【ファンタスティック・仏陀】

 東方のセキララ出身者達が設立した猟団の一つ。

 本編に登場するほとんどのキャラが仏陀なる人物を知らないが、セキララ出身者達は信仰している。

 

凶劇ディアスポラ

 ロード・サルコプロスが率いる猟団。彼の言葉は色々と難しい。

 

【銀狼竜娘】

 本編内で出てくる事はきっとない通称。

 分岐点の一つにて登場する。

 

【翠星の乙女】

 とあるキャラの設立する猟団。

 

四色娘スースーニャン

 第二部で登場する通称。

 第二部内でのメインキャラ四人を指す。

 最初にそう呼びだしたのは、エールトベーレ学院の生徒シノノメ・ナギ。

 

【ワイバーン・キラー】

 飛竜以外とは戦わないと宣言する命知らずの猟団。

 初期はこの名が主人公たちの猟団名予定でした。

 

【古塔の上の十賢】

 古代からの塔を拠点とする十名の賢者たち。

 

【屍姫とその従者たち】

 屍姫のアイアローネ率いる猟団。

 

【バイトリッター】

 蔑称。爵位を失ってなお、貴族階級へ返り咲くことを夢見て騎士らしく振舞う者達。

 

【冥途のメイド】

 ダジャレじみたネーミングセンスで、所属するメンバーは実際に全員メイド服着用。

 年齢、性別、表舞台の役職を問わず、メイド服着用が義務付けられている。

 

【傷痕】

 モンスターとの戦いで何かしらの傷を残された者達。

 傷を埋め合わせるために、彼ら彼女らはその相手を殺すため、生き続けている。

 

【名門紳士淑女連盟】

 女性ハンターの際どい装備を着用した姿に、魂の鼓動を感じる者達が集った猟団。

 取り繕いをなくすなら、えっちぃ装備をしたハンターを眺めて喜ぶ変態どもの巣窟。

 自分たちが着る事もないのに、必要な素材や加工料金、素材の入手経路などを詳細に至るまで把握しており、気持ち悪いと評判。

 ただ、着てくれるハンターがいるなら、装備が完成するまで狩りに同行して手伝うなど、動機は不純物しか含まれていないが、腕も立つから質が悪い。

 淑女も含まれているのは、全猟団員の一割にも満たないが、女性猟団員も含むため。

 

【棺の中のロヴェル】

 猟団長の名前から付いた猟団名。

 棺のような部屋から声はすれど、誰も姿を見たことがない事から由来となった。

 本当に猟団長が生きているのか、本物なのか、それすら定かでない。

 

【三大名家(ルクレイア)】

 公爵家の中でも、シュフォルツベルン、フォンミルツェン、ヒルデガルドの三家を指す。

 

【硝煙旅団】

 ガンナーのみで構成された猟団。

 弾丸費用が著しく高く、毎日が金欠。目下、スポンサー募集中。

 

【ファイアワークス一門】

 火薬を扱う事、火薬を用いて戦う事に美学を感じる者はここに集え!

 危険極まる爆発物による、鼓膜を響かせる爆音、華麗な爆炎に魂を焦がされた者達が集う。

 刹那的な思想の者が多いが、爆発物を取り扱わせればエキスパート揃い。

 

 

 


 

『本編内で出てくるG級ハンター(モンスター)』

 


 

 本編内で登場するモンスター、あるいはハンターの中で、G級に数えられる限られた存在を以下にて。

 ぶっちゃけ、ここで出す必要はない気もしますが、どちらかというと今後こういうの出しますよと私自身が意欲を高めるために載せてます。

 自己満足の極み。

 

 

G級モンスター側

※本編開始時点で13体が現存。本編で出てこない個体もいます。

 ここでは討伐済み、あるいは死亡確認済みの3体も軽く説明。

 

 


【黒い厄災】


 ルクレイア国内にて活動する黒き龍。

 過去幾度となく王都めがけて襲来し、その都度討伐、撃退してきた。

 しかし、決してうち滅ぼす事が出来ない存在。

 ルクレイア国民は誰もが知る、古くからの伝説が存在する。

 

 


【海覇帝】


 世界各地の大海にて活動。

 時折動くだけで、小さな島々などはもちろん、大陸の地形でさえも変貌させる自然災害のような存在。

 討伐どころか、その生態さえも未だ解明できていない点も多い。

 現在は水上国家アクリスの全面的な協力もあって、被害は多少は食い止める事も出来ているが、早急な討伐、あるいは対処について求められている。

 

 


【多殻要塞】


 ブルメニア国内のシュラハト古戦場跡を中心に活動。

 過去、ブルメニア国内の総力を挙げて討伐に繰り出したが、当時の九個からなる騎士団の内、三個騎士団を壊滅させ【ブルメニアの滂沱すべき悲戦】と呼ばれるに至った。

 この戦いでは、多数の騎士団長や副団長をはじめ、上級騎士、紋章官や従司祭などが失われた他、当時の王太子が任命した百人以上のG級ハンターが数名を残して全滅してしまった。

 王太子は決して無能でも低能でもないはずだったが、この戦いはでは勝利を確信してとはいえ、友人知人恩人といった面々に実力以上の階級を与えた愚行に至っていた。

 

 結果として歴史的な大敗を喫し、継承権第一位であった王太子の失脚や、国内の戦力を大幅に低下させる一因となり、この損害を埋めるのに数十年以上もの年月を要した。

 現在は触れてはならぬ存在として扱われ、本編中もシュラハト古戦場跡には立ち入る事も、近づく事さえも禁忌とされている状態。

 ブルメニアでは幾度もの内乱や紛争が行われてきたが、この多殻要塞と戦う愚だけは犯さなかった。

 

 


【天雷】


 自然の落雷と思いきや、とあるG級ハンターの決死の調査により、モンスターによる事象である事が判明。

 しかし今のところ、名称どころか、何のモンスターであるかさえも不明。

 G級モンスターで知られていた【金雷公】が謎の死を遂げた原因であるとされている。

 本編中では唯一登場するかしないか微妙なG級モンスター。

 昔の私はきっと、雷属性の、なんか強いけど、謎の多い二つ名持ちを出しておいたら格好いいんじゃないか? とか思ってたに違いない。全然情報ないんだもん、こいつ。

 

 


【戦神】


 ルクレイア国内のペル・ディエム要塞を越えた先、ダイダロスの火山地帯にて生息。

 単独の戦いではG級モンスターでも随一といっていい実力者。

 堂々とした振る舞いや、肉弾戦のみでの戦いしか行わない事、そして未だに勝利を果たしたハンターが一人としていない事から異名がつく。

 

 


【浮上結界】


 ワラキア国内の天嶮のガララベルクで生息。

 その正体は古老のガブラスと、それを取り囲む無数のガブラス群。

 かつて、世界最強の侵略国家であったワラキアを壊滅状態へ追い込んだ。

 驕るワラキアへ鉄槌を下した神の使いだ等と、ブルメニアからは揶揄されている。

 ワラキア国民にとっては忌むべき宿敵。

 

 


【森の王】


 シュテッヒパルメの森林地帯にて活動が確認されている。

 温厚で気性の大人しい存在であるのだが、かつて討伐を試みたハンターの一団が怒らせた際に、森の一部ごと消し飛ばされている。

 さらに、当時G級モンスターの一角であった【永久機関】が同時に倒された事から、現在は討伐はもちろん、接近すらも禁止となっている。 

 

 


【死祭】


 主にルクレイア国内で活動。

 活動する期間こそ長くないが、その間の生態被害や人的被害が著しい事から早急な討伐が望まれている。

 活動中はあらゆる生物が死に至り、当の死祭だけが満足して去っていくため、この異名に由来している。

 多分物語の中で一番キルスコアが高いモンスターで、一番登場頻度が多いやつ。

 影響力も強く、主人公がバッドエンドへ突き進む可能性さえあったり、なかったり。

 

 


【殺戮応酬】


 タルタニアの密林地帯にて活動。

 牙獣種のコンビであり、その連携は並々ならぬ破壊力を秘めている。

 一度、両者の型に嵌められてしまうと、死に至るしかないと言われている。

 

 


【女禍帝】


 イジュナの地下迷宮を拠点にして活動。

 無尽蔵ともいえるオルタロス達を率いている。

 本来であれば地下迷宮など爆破してしまえばいいのだが、古代遺跡でもある地下迷宮には歴史的な資料や財宝なども多く残されており、それらを巻き添えにするのを恐れる者もいて、手出しが出来ていない。

 ゼッフェルが率いる【猛虎旅団】とは長年に渡って戦いを繰り広げているほか、財宝を狙う流れのハンターや他の傭兵団も介入しつつあるのが現状。

 本編中でセリエが戦う可能性は多分、きっとないです。

 

 


【蒼獄】


 リュクセンにて出現し、わずかな短期間で国を壊滅させた。

 名の通り、巨大な山のような体躯をもち、ただ闊歩するのみで脅威となる。

 

 


【崩城】


 ワラキアにて活動中。

 先述の【浮上結界】の存在や、他の二つ名持ちのモンスターなどと合わせ、世界でも最高峰の戦力を誇っていたワラキアを壊滅に追い込んだ一因。

 

 


【ダイダロス四天王】


 ルクレイア国内のダイダロスの火山地帯にてそれぞれ生息。

 単独ではA級止まりだが、四頭が連携を図ると手に負えないレベルとなってしまった。

 

 


【永久機関】


 森の王との戦いで敗北、森の一部もろとも消し飛んだ。

 半永久的に活動しつづけ、再生力の高さから不死身とまで称されたが、一撃で粉微塵になれば、復活もできまいを身をもって体現してしまった。

 設定を盛るだけ盛り、一撃で殺される哀れなG級。

 

 


【惨劇の蒼】


 本編開始時点では討伐済み。

 古龍だろうが、G級ハンターでさえも破った究極のジャイアントキリング。

 ただし、手段を選ばず、あらゆる外道をやりつくした性質上、歴史上において最恐最悪のランポスとして知られる。

 

 


【金雷公】


 本編開始時点では討伐済み。

 【天雷】によって殺害されたとみられる。

 仮にもG級なのに不遇。二番目の哀れ枠。

 

 

 


G級ハンター側


※本編開始時点では15人が登場予定(本編開始前に発生した黒龍戦役にてG級ハンターが軒並み戦死、あるいは引退している話になってます)

 物語の進行に伴って最終的にG級へ昇格するキャラクターも意外と(プロットや初期の設定に従えばあと10人がG級へ到達予定)いますが、ここでは掲載してません。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ セリエ・アルハイド ・ж<<◆


 本編主人公。

 ワイバーン・セリエの異名を持ち、竜姫のセリエと呼ばれる女性。

 火竜の名を冠した大剣を振るい、猟団を率いて世界中を巡る。

 

 順当に進み、数ある寄り道、もとい分岐エンドにも至らず、第四部の終盤にてG級へ至る。最終盤でやっとこさのG級到達なのです。

 ちなみに、才能や努力だけでは到達出来ていません。

 G級に自力で上がってこれる奴らが如何に狂っているのか、伝えやすいようにという意図もあったりします。

 あとは、セリエがその頂へ登れた時の達成感を感じてもらえるように頑張りたいものですな。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ エルンスト・フォン・バルバロッサ ・ж<<◆


 ルクレイア国内で活動し、【獅子将軍】の異名を持ち、王国最強の騎士にして、世界最強のハンターで知られる。

 若かりし頃、G級のハンターとモンスターが入り乱れる【黒龍戦役】にて、G級モンスターを七頭討伐した事で一躍有名となった。

 ただし、この戦いで人間側もG級ハンターがエルンスト以外全滅するという未曽有の人的被害を被っている。

 多分、作中での持ち上げっぷりと、本人の実際の姿には大きなギャップが生じていると思う。

 登場するまでに、文章能力とか表現力とか、キャラの説得力を出せるように頑張りたい。

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ グラバドゥ・アイアンメルト ・ж<<◆


 ルクレイアの九傑将の一人であり、エルンストに次ぐ最高峰のハンターとして知られる。

 【赤竜将軍】の異名で知られ、その戦いぶりは「どっちがモンスターだか分かりゃしない」との評。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ グィンガン・ドーセワロス ・ж<<◆


 ルクレイアの九傑将の一人であり、最高峰のG級ハンター。

 戦闘能力はもとより、拠点防衛の指揮官としても実績ある人物。

 戦術兵器の開発にも携わっており、グラビモスの熱線から着想を得た【超弩級対飛竜兵器アグニ】は実戦でも投入されている。

 ごつい外見とは裏腹に多才。

 個人的に気に入っていたらしく、設定が割と作りこんであったキャラ。私も出したいものの、プロットに従うと本格的な登場は終盤。

 昔は何も疑問に思わなかったが、変な名前。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ イレーヌ・ドゥ・フォンミルツェン ・ж<<◆


 ルクレイア国内をメインに活動するハンター。

 【静謐】や【多段照準】の異名を持つ。

 非常に物静かで口数も少なく、感情表現も乏しい。

 弓をメインに扱うが、どの武器であっても問題なく扱う。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ セイメトル・ボルト ・ж<<◆


 テンプエージェンシーの幹部の一人。

 戦いをこよなく愛し、戦闘の相次ぐ国を中心に活動している。

 このお話は戦うのが好きな戦闘狂キャラが序盤からカラの実並に沸いて出てくるので、あまり個性が目立たない。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ ネールアーデ・エッレ・ドゥルケー ・ж<<◆


 テンプエージェンシーの幹部の一人。

 【残火】のネアとして知られている。自称、かつ、愛称はネアちゃん。

 愛称で呼ばない相手は敵意を持つ者とみなすなど、謎のポリシーを持つ。

 先述のセイメトルと、このネールアーデ、後述のゼッフェル以外にも所属しているG級ハンター*7いますが、プロット的に出てくる必要性もない(設定だけ存在)ので割愛。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ ナルナル ・ж<<◆


 猟団【護国戦姫】を率いる若きリーダー。序列一位。

 武国アシュケナ出身であり、【剣聖】の異名を持つ。

 本人の思考は蛮族そのもの。立ちふさがる相手あらば、斬って斬って斬りまくり、誰もいなくなるまで斬れば、その内敵対する相手もいなくなり、争いは途絶える、つまり平和と解釈。

 ゆえに「護国完成、万歳!」などと言い抜かす。本人は真面目そのもので余計に厄介。

 その行動はまさしく不可解で予測不可能な事も多い。道理だの合理的といった考えというものは存在しない。

 まあ、アシュケナ出身者は大概そんな感じの人が多い。思考回路が根っからの蛮族なのだ。頭がおかしく生まれる代わりに強さが与えられてしまったと揶揄されても仕方ない。

 

 率いる猟団員は全員女性であり、特に序列十位までの幹部*8は全員が上位級のハンター。

 アシュケナ出身などはほとんどいないが、圧倒的な強さと予測のできない行動に惹かれた者も多かったり、蛮族は惹かれあう定めにあるらしい。

 普通に強すぎるため、本編中で彼女らが活躍する事はほとんどない。

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ ラキシス・プリンシバル ・ж<<◆


 猟団【護国戦姫】の一員。序列は第五位。

 【竜槍】の異名を持ち、ガンランスの使い手。

 勝気で自信家、かつ妥協を許さぬストイックな性格。

 ただし、やる気があるのなら低ランクのハンターであろうとも指導する、面倒見の良い性格。

 プロットに沿えば、護国戦姫の中でもラキシスだけは本編で出てきて、セリエに絡む。

 

 

 

 

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◆>>ж・ ゴラーブ・パナ・ヴァルフ・ジャヴァスキン ・ж<<◆


 タルタニアで最も強いハンターとして名高い。

 外見の割には理知的で温厚な人柄をしており、常にまとまりに欠けるタルタニアの八王の血盟を保つためには不可欠な存在。

 タルタニアで畏れられる【殺戮応酬】と唯一まともに戦える存在としても知られる。

 個人としての戦闘力はもちろん、多数を率いての大規模戦闘でも指揮を執る事が出来る貴重な存在。

 この作品というのは、私が男のイラストを描くのが苦手なばかりに女性と男性の存在する顔絵の比率が9:1レベルで女性優遇だったりします。

 そんな中でおっさんのイラストは貴重なんです。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ フェンリル ・ж<<◆


 北方のグリヴァイスにて活動するハンター。

 【グリヴァイスの白き魔女】の異名で知られている。

 厳しい極寒のグリヴァイスで、唯一名だたるモンスター達と互角以上に戦える逸材。

 このキャラも設定が結構細かく記載されていたので、多分、私のお気に入りのキャラの一人だったようだ。

 でもこの人、全然しゃべらないよう。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ カトル・フォン・ヴァイルテルゼン ・ж<<◆


 ブルメニアでは非常に珍しい、純粋な実力のみでG級となったハンター。

 エーデルリッターの黒騎(シュヴァルツリッター)を率いる騎士団長でもある。

 その経歴は謎が多いが、実力は本物。

 どう見ても左耳の位置がおかしいからちくしょう! 時間があったら描き直しだ!

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ アレクサンドル ・ж<<◆


 世界でも数少なく、歴史上でも類を見ない、アイルー族のG級ハンター。

 【黒虎】の異名を持ち、それに誇りを持っている。

 アイルーだの、猫と呼ばれると大変に怒る。

 初期からプロットや設定で存在しているものの、本編でセリエと関わる流れが見えないキャラの一人。

 でも、獣人族でハンター業やってて活躍するってのは書きたかったので、出す。オトモアイルー?

 残念ながら、その制度はこの世界には存在しないです。描写が大変になっちゃうからなぁ……!

 でも、アイルーを一人のハンターとして登録とかってしてるのかな? 何も考えてねぇや。まっ、いいか!

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ ゼッフェル ・ж<<◆


 傭兵団【猛虎旅団】を率いる団長であり、イジュナの治安維持や狩猟方面を担う。

 【猛虎旅団】を率いているとは一見信じがたい容姿や性格をしている。

 テンプエージェンシーから派遣された傭兵であったが、長年に渡ってG級モンスターの一角である【女禍帝】の一群と戦いを繰り広げている。

 イジュナの女王からの信頼は非常に厚い。めちゃくちゃに厚い。危機感を抱く程度には視線も熱い。激重な感情を抱かれてる。

 本編で存在が触れられる事はあるものの、セリエと関わる可能性はおそらく、というか限りなくないであろうキャラ。

 こうしてみると、ほとんどのG級が主人公に絡まない……(プロット通りなら、ここに出ているG級は4、5人くらいしか絡みがない)

 余談だが、私は糸目の男性キャラが好きだ。

 なので、この作品では色んな国で、色んな階級の糸目のハンターが出てきます。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 


◆>>ж・ ベルディア・フォン・エンメレトス ・ж<<◆


 G級ハンター。【毒鎖】の異名を持つ。

 非常に傲慢で自信家。それでいて実力は伴っているのでタチが悪い。

 「G級以外はハンターに非ず」という考えを持ち、そうした性格から協調性も非常に低い。

 初期からプロットや設定に組まれてましたが、忠実に従うなら登場はかなり終盤。

 

 

 

*1
元ネタはサガフロンティア2。名前以外はまるきり別の存在。

*2
汝、成したい事を為しちゃいなよ! と言ったか定かでないが、何でも自由だと、何しても許してくださると、そう信じ奉られている、無責任極まる神。

*3
G級のハンターとモンスターが入り乱れる総力戦。お互いにほぼ全滅に至る。

*4
護国を頭につければ、達成でも完了でも何でもOKらしい。頭蛮族。

*5
パナ(北)、シャナ(西)、テマナ(東)、ナナ(南)

*6
ヴァルフ(狼)、シャルク(蛇)、ウルラ(梟)、サンジュ(猿)、アラクネ(蜘蛛)オルミ(蟻)、ベアクル(熊)、レヴァンテ(獅子)

*7
剣王のアイゼロス、金剛のディアマンド、無双のクゥーリーズ、暴嵐のミストラル、聖姫のフィニッチェ、創成のクレエとか

*8
序列二位の灼華のワスティ、序列三位の閃吼のクーフィーヤ、序列四位に氷雨のプラーミャ、序列六位に舞姫のアールヴ、序列七位に久遠のカンナギ、序列八位に飛泉のココノエ、序列九位に豊穣のユーリス、序列十位に繚乱のプリムローズが存在。第五位は下にいるので割愛。


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