みんなでサバゲー!   作:うーろん茶

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この話まで説明回です。


3Ammo.※我が校の生徒及び教師は特殊な訓練を受けています、真似はしないでください、死にます。

サバゲーが終了して自分達の教室に戻って来た俺達はクラスメイトに胴上げされたりしながらも席に着いた。その後も男がふざけて踊り出したり女が踊りに合わせて歌ったり寝てたりとカオスな空間だったが教室のドアが開き、ドアを開けた人間が入ってきた瞬間静かになった。

 

 

 

「お前ら!撃たれたくなかったら席に着け!」

 

 

 

その教師はまるで歴戦の兵士といった風貌だった。鋭い眼は見るもの全てを威圧し、引き絞られた肉体にTシャツと迷彩ズボンを着ていて腰にリボルバーを二挺提げている。

そんな歩く鉄壁が教卓まで移動し喋り始める。

 

 

 

「俺はこのクラスの担任をすることになったジャックだ、よろしくたのむぞお前ら」

「うーす。おねがいしまーす」

 

 

 

シーン......。

先生の威圧感たっぷりの容姿のせいか誰も返事をしない。

あぁ唯一返事してた奴は俺ね。

まあともかく全員が黙りこんだにも関わらず先生は全く声の調子を変えない。

 

 

 

「さて、それでは自己紹介から始めるか、では出席番号一番から!」

「はい、俺は・・・」

 

 

 

暇だ、寝よう・・・・・zzzzZZZZZ・・・・・zzz『バスン!』いってぇ!何だ、一体誰が・・・。

 

 

 

「仮にも授業中に寝るとは・・・生徒指導が必要か?ん?」

 

 

 

ジャキッ!という音と共にリボルバー、SAAを眉間に当てられる。

・・・・・OKOK、ちょっと頭を整理しようか。まず今の状況を確認だ。

 

カオス空間

先生登場、くうきがこおった。

先生自己紹介、只者じゃねぇ。

出席番号一番から自己紹介、俺の番号は六番・・・・あっ。

 

 

 

「俺の番か」

「そうだ。お前が寝ていると後ろに迷惑が掛かるんだ、わかったか?」

「了解しました、教官殿」

「ふむ、ノリがいい生徒は好きだぞ。では前にいけ」

 

 

 

先生の言う通りに教卓に上がり黒板にチョークで『・なまえ 夜鴉恭平 ・せいべつ ♂ ・ぶき ステアーAUG MAC11 ・すきなもの キャリングハンドル ・きらいなもの サーモスコープ ・びこう 女っていったやつ後で体育館裏で俺とOHANASHIな』と書き殴り半回転してできうる限り最高の笑みを形作り、一言。

 

 

 

「みんなよろしく☆」

 

 

 

・・・・・・・・おえっ、自分で言っておいて何だが気色わりぃ。

 

 

 

( ´∀`)

 

 

 

なんだろう、先生が入ってきた時とは違う少しだけざわついた静寂が・・・何人か喋ってるな。どれどれ・・・。

 

 

 

(恭平だからあだ名はキ○ンだな)

(あれが男の娘か・・・いいな、惹かれる)

(男の子に顔で負ける日がくるなんて・・・まぁ、可愛いから良いけど)

(恭たんハアハア)

 

 

 

・・・何だこの学級、割りと変態が多い。特に最後の1人には要注意だな。ナニカサレルかもしれない。

あと最初の一人目、その表記は結構危ないから。俺は別に本名不明の神に気に入られた平凡な男子高校生じゃないから。

とりあえず紹介文を消して代わりに感謝してる兎を描いて自分の席に戻った。

 

 

 

「・・・次、七番の福田!」

「はい」

 

 

 

先生に呼ばれた福田(仮)がふらりと立ち上がった。

 

 

 

「・・・福田凉。武器はMP-7とAK-200、たまにM90を使う。これから宜しく」

 

 

 

必要最低限の事だけ言って座る福田凉。この学校はキャラが濃い奴が多いな(お前もな)。

・・・こっからダイジェストな、俺は寝る。

 

 

 

「・・・十九番、ブランフォード!」

「はい!俺はラギア・ブランフォード、武器は基本的にACRとファイブセブンだが屋外ではナイフとレイピアを使ってる。これからよろしく頼むぜ!」

「・・・二十四番、黒坂!」

「う~っす。俺は黒坂零士、メインアームがG36CでサブはMk.23、特技は足を挫いた状態で100mを10秒で走り抜ける事だ。よろしくな、みんな!それよりみんな聞いてくれ!私はH&Kの銃が好きだ、大好きだ!H&Kの・・・」

 

 

 

( ´∀`)<やれやれ。 ( °д° )<全員紹介終わったみたいだぜ。

 

 

 

・・・んぅ・・・・・ふあぁぁあぁあ・・・終わったか・・・・・。

 

 

 

「寝るなと言っただろうが馬鹿者共」

「み¨ぎゃ!?」

「ーーーッ!?」

 

 

 

いってぇ!別にSAAのグリップで殴ることないでしょう。お陰で変な声が出てしまったじゃないか。

そういえば俺以外にも殴られてたっぽいけど一体誰が・・・・。

 

 

 

「・・・・生徒の睡眠を妨害したことに対する謝罪を要求します」

「そうかそうか、そんなに教育されたいならしてやるぞ」

「あの~ジャックさん?何で二挺のSAAの内一挺を俺に向けているのか説明を要求しても?」

「いやなに、『生徒指導』だよ」

「え~・・・・・『バスッ!』痛ッ!マジで撃ってきた!?」

「生徒指導と言っただろうが」

「・・・・こんな生徒指導があってたまるか『バスッ!』ーーー!?」

 

 

 

一緒に撃たれてるの誰かと思えば福田じゃないか。結構意外。

 

 

 

「・・・怪我したらどうするんですか」

「そうですよ先生!こっちはゴーグルを着けてないんですよ!?失明したらどうするんですか!」

「いま装填している弾は特注品の軟質ゴム弾でな、凄く痛いが一切怪我出来ない優れものなんだ」

「あんた今怪我しないじゃなくて怪我出来ないって言ったろ!」

「・・・・・鬼、悪魔」

「俺は元軍人だ」

「「申し訳ありませんでした」」

「よし、これで三時限目を終了とする。十分後に四時限目を開始するぞ」

「きりーつ、れーい、ありがとーございましたー」

『ありがとーございまーしたー((・・・・・))』

 

 

 

・・・・・ハァ、何か学校生活初日目から心が折れそうだ。

 

 

 

「・・・疲れた」

「同感・・・さっきも言ったが俺は夜鴉恭平だ。これからよろしく」

「福田凉。よろしく頼むよ同志」

「おう」

 

 

 

こいつとはいい関係を築けそうだ。

 

 

 

『キーンコ(ry』

「四時限目始めるぞー」

 

 

 

十分経つの早いなオイ、まだ俺達小説内でいったら四行しか喋ってないぞ。まあいい、授業に集中しよう。

 

 

 

「さてこの時間を使ってサバイバルゲームの事を説明するから聴き逃すなよ」

「サバイバルゲーム、通称サバゲーは二次大戦後の日本が発祥のスポーツだが国連はサバイバルゲームに目を付けた。何故だか解るか」

「これまでの戦争の体制を保ったまま安全に物事を進められるからです!多分」

「多分は必要無いぞ夜鴉。まあ正解だから見逃してやる」

 

 

 

先生は一体俺に何をするつもりだったんだろう。

 

 

 

「サバゲーは実銃を限りなく再現・・・というか銃器メーカーが作ってるから本物と同じ形と材質なんだがな、まあ実銃を限りなく再現しているから戦争をより手軽に安全に行えるようになった訳だな」

「・・・その判断が良いのか悪いのかわかりませんね」

「まったくだ。さて、この話を続けると泥沼化しそうだから、そうだな・・・外から来た者も多いだろうからこの学校の事を話すか。まずこのーーー」

 

 

 

話長かったから要点だけ纏めると銅鉄学園等サバゲーを日常的に行っている学校の建っている敷地は海に浮かんだメガフロート、所謂人工島で移動手段は陸路では海底トンネルや巨大な橋を車で通るものと所属県庁所在地の駅まで続いている新幹線や電車に乗る物がある、空と海は当然飛行機と船だ。

そして我等が銅鉄学園が建っている県は宮城県、東京に比べて森林や山のマップが多いのが特徴だ。

そしてこの学校、銅鉄学園の敷地は試験運用校の中でも最新の学校ということで面積は一番広い。

校庭がない代わりに校舎(これだけでもかなり大きい)を出てすぐの所に国内最大規模の複合マップ(草原、森林、山岳、屋内、荒野等主要なエリアを全て同じ敷地に詰め込んだマップの事で基本的にエリア1つの規模は縮小されるが銅鉄学園は縮小せずにエリアを繋げている)があり校舎から出て右に歩いて数分程度の所に男女共用の学生寮と夜にはバーベキューも出来る駐屯地型エリア、そこからまた進んでしばらくすると陸上、水上、航空兵器の格納庫が隣接して建っている。人工島の端に学校があるため水上兵器も問題なく使えるのだ。

 

 

 

「ーーーよし、粗方説明したから授業おわるぞ」

「きりーつれーいあざっしたー」

「「「・・・・・」」」ジャキッ

「え・・・あの、ちょっせんせギャァアアアアアアァァアアァアアア!!」

 

 

 

ああ・・・また1人犠牲になった・・・・・。




次から本格的に戦闘入れたいなぁ。

11/24
皆さんこんにちは、うーろん茶です。
漸くチュートリアル編が終了し本編に入ります。
なおコメント欄にて「俺のキャラはこう動かして」という要望を書いていただければ概ねその通りの行動を行わせます。
他、今まで通りキャラクターの手直しや投稿も行えます。

~今回の戦闘設定~
・宮城県公式フィールド「Fireline」火線という名前の通り中央に遮蔽物が殆どない広大な草原が広がっているマップです。
中央のエリアは遮蔽物がドラム缶位しか存在しない広大な草原地帯がありそれを覆うように背の高い木が鬱蒼と生い茂った森林地帯が存在しています。
・レギュレーション「陸上殲滅戦」どちらか片方のチームが全滅するまで続く「殲滅戦」のバリエーションで陸上兵器のみ搭乗可能です。
~両チームの兵器~
・敵チーム
T-90 2機
M1128MGS 1機
BTR-60 3機 人員搭載数1機につき4
となっており、T-90とM1128はD-2、BTRはそれぞれC-3、D-3後方、E-1に配置されています。
・味方チーム
10式戦車 1機
M1エイブラムス 2機
LAV-25(主人公)人員搭載数7
となっていて操縦は主人公かモブがします。
10式は草原地帯の中央後方にて後方支援、M1が中央後方と中央右側に配置されています。
味方歩兵部隊は森林地帯前方の両側を制圧後対戦車兵器によって戦車部隊にダメージを与える手筈になっていますが森林地帯左側の後方に防衛線が敷かれている為攻撃が出来ません。


尚、今回の試合に出る為の条件はありませんが陸上兵器が無い場合歩兵として参加していただきます。



・今作戦の目標
1、敵側の森林地帯への進攻、制圧
2、装甲車の破壊
3、敵戦車部隊の撃破
4、敵を殲滅

・備考
敵は森の中でゲリラ戦を行ってきている為単独行動は危険

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