学園艦誕生物語   作:ariel

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おそらく年度末に近づくとなかなか更新出来なくなりそうなので、更新出来る内に出来るだけ書いておきたいな・・・と思っています。可能ならばガルパンの新話が始まる前に、この話を終わらせたいところですから。当然と言えば当然なのですが、実在キャラよりは架空キャラの方が書きやすいですね^^;


第49話 問題児の入学

1975年 3月中旬 大洗女子学園 学園長室

 

 

「入試課長、二次募集の合格者の選定が終わったと聞きましたが、どうでしたか?」

 

「学園長、今回の高等部の二次募集は実質倍率1.1倍になりましたから、初年度の定員割れは避けることが出来ました。一時はどうなるかと思いましたが、全国に募集を広げて助かりましたね。」

 

「定員割れは避けられましたか。それは本当に良かったです。このご時世では、一期生の募集は大変だという事は理解していましたが、まさかここまで人が集まらないとは…私も少し甘く見ていたようです。いずれにせよ、本当に良かった。これで橋本先生にも顔向けが出来ます。」

 

今年の四月から生徒を受け入れる事になっている茨城県立大洗女子学園は、中等部と三年間だけの特例で募集する高等部の入学者選抜試験を1月の終わりに実施していたが、中等部ではそれなりの募集があったものの、高等部はほとんど希望者がおらず定員割れを起こしていた。この事態に学園長の青山一郎は驚愕し、直ぐに大洗女子学園の設立に大きく関わった国会議員の橋本登美三郎に泣きついたが、橋本は前総理大臣の田中角栄と共に、先の参議院選挙での敗北の責任を取り政治の表舞台から既に去っていた。しかし自分が手塩にかけた学園艦が、初年度から定員割れではあまりにも不憫だと思ったのか、橋本は残されていた政治力を駆使し、文部省に事態の改善のため、今年のみの特例措置を大洗女子学園に取らせる事を納得させていた。

 

その結果今回だけの特例で、茨城県立の公立学園にも関わらず、全国から一期生の二次募集を行う事が出来た。そして募集を全国に広げた事が幸いしたのか、それぞれの県で学園艦の受験に失敗した層からそれなりの数の人間が大洗女子学園の二次募集を受験した。そのため、なんとか募集人員を上回る数の受験者となり、学園長の青山はホッと胸をなでおろした。

 

「ところで、入試課長。二次募集の合格者はどの程度のレベルの生徒ですか?一次募集の方は定員割れを起こしましたから、実質選抜にはなっていないので、レベルが低いのは仕方ないのですが、二次募集の方はどうですか?」

 

「そ…それが、学園長。実は他県からの入試組は、それらの県の学園艦に不合格だった者が応募してきているようです。皮肉なことですが、我が県の茨城学園は全国的にはそれ程レベルの高い学園ではないですから。逆に茨城学園よりも高いレベルの生徒が、うちに来るケースもありました。それと…」

 

茨城県で女子生徒が入れる学園艦は、この大洗女子学園の他に茨城学園が存在している。そして一次募集では茨城学園と大洗女子学園の受験日程が同じ日だったため、必然的に新設校の大洗女子学園には、レベルの高い生徒は受験しなかった。しかし二次募集では全国から生徒を募集したため、全国の茨城学園以上のレベルの学園艦受験に失敗した層からも受験しており、必然的にレベルの高い生徒が入学する事になったようだ。

 

また新設校の受験は過去問題が存在していないため、どちらかというと実力がそのまま反映する結果になりやすい。この事もあって一期生の入試は人気がないのだが、その分、受験生の本当の実力を測る事が出来る。

 

「ん?入試課長、どうしましたか?あまり浮かない顔をしていますが。茨城学園よりもレベルの高い生徒が一定数でも確保できたのでしたら、私達の学園にとっては万々歳だと思うのですが、何か気になる事でも?」

 

「それが…学園長。一名だけ飛びぬけた実力の生徒が受験をしていまして…。他県の生徒なのですが、どう考えてこの学園に来るレベルの生徒ではないのです。その…入試結果を見ますと、知波単学園や黒森峰女学園などのような国立学園艦でも合格出来る実力があると思います。何故、うちのような新設校にそんな子が二次募集で志願してきたのでしょうかね。」

 

入試課長の話を聞いて、学園長の青山はどうしたものか?と考え込んだ。知波単学園や黒森峰女学園でも合格出来るレベルの子…おそらく、それらの学園の入試で何か大きな失敗をしてしまった事は予想がつくが、それならば普通は地元の学園艦に入学するはずだ。先程の入試課長の話では、他県の生徒はそれぞれの県の学園艦の入試に失敗した人間が応募してきていると言っていた。それ程の実力がある子なら、自分の県の学園艦の受験に失敗する事はまずないだろう。何故地元の学園艦ではなく、わざわざうちを選んだのだろうか?思い当たる事とすれば、それはうちが一期生の募集という事くらいだ。

 

「理由はよく分かりませんが、それ程の子がうちを選んでくれただけでも良としましょう。うちの募集は一期生ですから、新設学園に入学して何か新しい事を試してみたいと考えている子かもしれませんからね。とりあえず、入学式の際の入学者代表挨拶はその子で良さそうですね。入試課長、総務課長に、その子が学園艦に入居したら私の所に来るように呼び出すように伝えてください。」

 

学園長の青山は、非常にレベルの高い子が自分の学園に入学してくれた事を、その時は素直に喜んでいた。しかしその後三年間に渡り、その生徒によって、大洗女子学園は中等部や他の学園艦まで巻き込んで引っ掻き回され、青山は様々な苦労を背負い込む羽目になることを、この時点では予想していなかった。

 

 

 

1975年 3月最終週 大洗女子学園 高等部生徒寮

 

 

一期生の入学式まであと僅かとなった大洗女子学園では、生徒寮の受け入れ準備が完了したため、初年度に入学してくる生徒達の学園艦への引越しがこの日から開始された。しかし、大洗女子学園の学園艦は急ピッチで建造されたため、都市機能などが未だに未完成状態であり、それもあって生徒寮の部屋数も現時点では不足していた。そのため、本来であれば一人一部屋の生徒寮だったが、少なくともしばらくの間は、二人一部屋になる事が入学してきた生徒達には伝えられていた。そして生徒達の部屋割りは、くじ引きで決められていた。

 

石川県からわざわざ茨城県の学園艦に入学してきた辻正子は、生徒寮が二人一部屋と聞いて驚いて騒いでいる周りの生徒達を尻目に、全く知り合いの居ない新しい環境を楽しんでいた。

 

「えっと、私の部屋は0001号室か…1号室と言うのは縁起が良さそうね。同部屋の人は、中村静子さんね。どんな人かな…楽しみだな。」

 

辻は自分の部屋番号を確認すると、指定された部屋に向かって真新しい艦内に足を踏み入れた。実家を出てくる時に母親からは『しばらく学園艦は出港しないと聞いているから、後から荷物は送ります。だから、最低限の物だけを持っていきなさい。』と言われていたため、周りの人間が持っているような大きな荷物を持っていなかった。そのため僅かな手荷物だけを持っての移動となり、すんなりと自分の部屋に移動する事が出来た。室内に入ると、二段ベットと二人分の机や最低限の家具だけが配置された非常に簡素な部屋になっており、同部屋となる筈の人間はまだ来ていないようだった。辻は持参してきた最低限の荷物を自分の棚に収容し、手持ち無沙汰で待っていると、部屋のドアが開き、一人の小柄な少女が入ってきた。少女は既に辻が室内に居ることを見て、ビクッとしたように体を震わせた。

 

「あ…あの、中村静子と言います。同部屋の辻さんですよね?これからよろしくお願いします。」

 

入ってきた少女は、少しオドオドした感じで辻に挨拶した。

 

「中村さんね。そうよ、私が辻正子よ。よろしくね。中村さんが居なかったから、適当に使う棚とか決めさせてもらったけど、いいかな?」

 

「あ…はい。遅くなってしまって、ごめんなさい。」

 

別に謝るような事でもないのに…と辻は思ったが、どうやら同部屋の中村は、かなり気弱な子だな…と感じた。とはいえ、これからしばらくはルームメイトになる子だから、最低限の自己紹介はしておこうと辻は考えたのか、自分の出身などを話し始めた。

 

「えっと、これからしばらく一緒だから自己紹介するけど、私の出身は石川県。ちょっとした受験の失敗で三年間ここでお世話になる事になったから、よろしくね。」

 

「あっ、はい。私は茨城県の鹿島出身です。お父さんが鹿島造船所で働いていて、この船を『造る』のに関わったから、この学園に行けと言われて…それで、私…。」

 

「へ~、お父さんがこの学園艦造ったんだ。それは凄いね。うちの父さんは、そんな仕事してないから、あまり学園艦は関係ないかな…。私のお祖父様は、学園艦『作った』みたいだけど、もう亡くなってるからね…。」

 

「あ、辻さんのお祖父さんも、学園艦を『造る』のに関わっていたんだ。これからよろしくお願いします。」

 

二人の会話には微妙な誤解が生まれていたが、初対面の挨拶は終わり、お互いにルームメイトとして一緒にやっていけそうだという感触をもったようだった。その後、しばらく荷物の片付けや他愛もない話をしていると、生徒寮に対して呼び出し放送が流れた。

 

「高等部1年生、辻正子さん。至急学園長室に来てください。繰り返します…。」

 

「あれ?私だ。学園長室に呼び出しって…、まだ私何も悪い事していないのに…」

 

「いや、辻さん。まだ悪い事と決まったわけでは…。とりあえず急いで行ったほうがいいですよ。学園長を待たせるのは、あまり良くないでしょうから。」

 

まだ入学もしていないこの時期に、学園長が自分に何の用だろう?辻は少し不思議に思った。しかし同部屋の中村が言ったように、これから入学する学園の学園長を待たせる事は止めた方がいいだろうと考え、急いで自分の部屋を後にして艦橋付近の学園長室に向かった。

 

 

学園長室

 

辻が学園長室に入室すると、学園長の青山が辻を迎えた。そして応接セットのソファーを辻に勧めると、自分も辻と向かい合うような形でソファーに腰を下ろした。辻は、元々は大洗女子学園に入学するつもりなどなかったため、大洗女子学園の入学パンフレットなどを見たこともなく、初めて自分の学園の学園長の顔を見ることになったが、『こんなに若い人が学園長なんだ』と驚いた。そうすると、辻の視線に気付いたのか、青山が辻に話しかけた。

 

「どうやら、私の顔を初めて見た感じですね。やはり学園長が若いと不安になりますか?まぁ、いいでしょう。私がこの大洗女子学園の学園長をしています青山一郎です。辻正子さんですね?今日は辻さんに入学式でやってもらいたい事があるので、呼び出しました。」

 

「申し訳ありません、青山学園長。学園長がおっしゃったように、初めて学園長の顔を見たので…。実を言うと入学者用のパンフレットを一度も見ずに、この学園を受験して…その…。あっ、入学式で何をやればいいのでしょうか?」

 

辻の返答を聞いて、青山は『やっぱりそうか』という思いを強くもった。おそらく、目の前の少女にしてみるとこの学園に自分が居る事は不本意の極みだろう。なにせ、自分が入学する学園艦の入学用パンフレットすら読んでいないと言っている。ひょっとして、一期生という事も知らずに入学してないだろうか?という不安が出てきた。

 

「辻さん、入学式の話は後から話しますが、ちょっと気になった事がありますので、先にその話をしましょう。ひょっとして、今回の募集が一期生の募集だという事を知らずに入学はしていないでしょうね?いえ、入学者用のパンフレットも読まずに受験したという話を聞いて、少し不安になっただけなのですが。」

 

「あっ、一応一期生の募集というのは、知っています。父に勧められたというのもありますが、一期生だから三年間好き勝手出来ると思ってこの学園を選んだのですから…ハハハ。地元と違って知っている人も居ないですし、今から楽しみですよ。それにパンフレットは読んでいませんが、初年度のパンフレットなんて、どうせ大したこと書いてないですよね?それに私の姉も学園艦育ちですから、姉から嫌味たっぷりに学園艦での生活は聞かされています。ですから、たぶん大丈夫ですよ…ハハハって、学園長どうしました?」

 

『聞かなければ良かった』と青山は思った。こんな回答が来るくらいなら、『一期生の応募だとは知らなかった』という答の方がまだマシだ。以前、まだ青山が黒森峰女学園で研修をしていた頃、機甲科の戦車道顧問だった野中から『一期生として入ってくる生徒は、それなりに志を持って新設校に入ってくるはず』だと聞いていた。しかし辻が考えている事は『三年間好き勝手やる』だ。これを志と言うのだろうか?しかも姉妹が居て、姉から学園艦での生活をあらかた聞いているとも言っている。他の学園艦での風習を、そのまま大洗女子学園に持ち込まれてはそれも問題だ。これは相当注意してこの子を見ていないと大変な事になりそうだ、と青山は内心で考えていた。

 

「いや・・・辻さん。あまり好き勝手やられても困ります。一応一期生なのですから、これから入ってくる生徒達に対して良い伝統を作れるように心がけてもらわないと・・・。」

 

「大丈夫ですよ、学園長。そんな肩肘張って伝統作っても、そんな伝統直ぐに廃れてしまいますって!私達が普段から出来る事だからこそ、伝統として続くのですから。まぁ、うちのクソ姉のように、入る学校間違えたんでないの?って場合もありますけど、知らず知らずの内にその学園の雰囲気が出来て、その雰囲気に合った子が次から入学してくるようになりますから、私達が肩肘張って生活しなくても大丈夫ですって!」

 

『いかん、この子と話していると、どんどんペースを乱される。』そう青山は感じたが、辻の言っている事も一理あると考えていた。無理をして立派な事をやったとしても、そんな無理はどこかで歪が生じて、そのうち消えてなくなってしまうだろう。だとしたら辻が言うように、無理をしない程度で実行可能な事から始めて行く方が良いのかもしれない。『こんな風にこの子は言っているが、この子なりにこの学園の事を考えているのだな・・・』と青山は辻を再評価した。しかし、いくら自分と仲が悪いとはいえ、実の姉の事を『クソ姉』と言うのは、問題があるだろう。青山は教育者としてその事を辻に窘めようとしたが、まさかそれが藪蛇になるとは考えてもいなかった。世の中には知らなかった方が幸せという事はたしかに存在しているようだ。

 

「辻さん、辻さんの言いたい事は分かりましたし、あなたの言っている事は一理あります。たしかに、肩肘張って生活してもそんな物は伝統にならないでしょうね。辻さんなりにこの学園の事を考えている事は理解できましたから、節度を持って好きなように学園生活を送ってください。ただこれとは別に、一つ注意があります。先程、辻さんは自分の姉の事を『クソ姉』と言っていましたが、あれはいただけません。自分の実の姉なのですから、それなりに敬意を持って・・・」

 

「あ~、もういいよ、学園長。クソ姉はクソ姉なんだから、それ以外に言い様がないよ!大体あんな堅物姉なんだから、自由な校風の『知波単学園』なんかに行かずに大人しく厳格な『黒森峰女学園』に行っていれば、私は『知波単学園』を受験出来て今頃そこに居たかもしれないのに。あのクソ姉のせいで、私の人生は崩壊状態よ!私がこの学園の一期生として入学する事を何処から聞いたのか知らないけど、わざわざ私に『新設学園で変な事をして、学園艦計画を作ったお祖父さまの名前を辱めないことね』なんて嫌味を言ってきたくらいだから。あの嫌味な性格だったら、将来は間違いなく偉い官僚様になる事確実よ!」

 

マシンガンのように言葉を発する辻に、学園長の青山はタジタジになりながらも、『これは相当仲の悪い姉妹のようだな』と確信した。また、やはりこの子は国立学園の受験に失敗してうちの学園を選んだという事も確認出来た。そして彼女が姉から聞いて知っている学園生活というのは、知波単学園の生活だという事も理解できた。ただ辻の言葉を聞いていた青山は、辻の言ったある言葉に背筋が凍る思いをする事になり、その後の言葉は全く耳に入っていなかった。

 

「ちょ・・・ちょっと待ってください、辻さん。学園艦計画を作ったお祖父さまって、まさか・・・」

 

「えぇ、そうよ。私が生まれる前に亡くなったから、私は直接会った事もないけど、学園艦計画を作った辻政信が私の祖父よ。」

 

辻の言葉を聞いて『とんでもない問題児が自分の学園艦に来てしまった』と青山は確信した。学園艦計画の始動時の話は、黒森峰女学園で研修中に学園長の島田豊作から様々な話を聞いていた。そしてその話の中でも辻政信と服部卓四郎の話は、島田から何度も聞かされており、現在学園艦に関わっている人間にとって辻政信と服部卓四郎という人物は、まさに神様のような存在だった。まさか、その人物の直系の孫が自分の新設学園に入学してくる事になるとは・・・。これは、島田と約束した黒森峰女学園との約定を使って、黒森峰女学園で早々に引き取ってもらった方が良いのではないか・・・という事さえ青山は考え始めていた。

 

「辻さん、その・・・あまり公には出来ない事ですが、辻さんが望むのでしたら、この学園には黒森峰女学園に編入する制度もありますから、それを使って・・・」

 

「はぁ?学園長、何言っているんですか?私、その黒森峰女学園から不合格もらって、この学園に来ているんですよ?今更、私を落とした黒森峰女学園に行く訳ないじゃないですか!絶対ここで一旗挙げて、私を落とした黒森峰女学園を後悔させてやるつもりです!だから三年間ここでお世話になるつもりなんで、よろしくね。」

 

もうダメだ・・・この子は絶対にここで何か問題を起こすことは確実だ。そしてあの辻政信の孫娘となると、この子の意思とは関係なく様々な意味を持っており、古くから存在する国立学園の学園長クラスでも扱いに注意が必要な存在だ。よりにもよって、そんな子が公立艦の新設校に来てしまうとは・・・。しかも、『自分を落とした黒森峰女学園を後悔させてやる』などと言っている以上、絶対に黒森峰女学園への編入も希望しないだろう。青山は、辻を不合格にした黒森峰女学園の学園長である島田に恨み言を言いたい気分だった。そして初年度から大変な爆弾娘を抱えることになった事を認識して、頭痛がしてくる思いだった。そのため、あまりのショックに辻を呼び出した本当の理由すら忘れて辻を退室させる事になり、後日改て辻を学園長室に呼び出して入学式での挨拶を依頼することになる。

 

こうして、学園長の青山ですら少し遠慮するような問題児が、大洗女子学園に入学する事になる。学園長の青山は、本来であれば真っ先に相談したかった黒森峰女学園の学園長である島田にですら、経緯が経緯なだけにしばらくの間、相談する事が出来なかった。




辻正子の性格付けは少し悩んだのですが、後々の事を考えるとこのタイプの性格の方がいいなと思い、問題児系のキャラにしました。まぁこの子に暴走させないと、予算無しの状態で大洗女子学園に戦車を持ってこられないですから^^;。ただし基本的には、姉には及びませんがかなり頭の良い子という設定にしてあります(姉より優れた妹など・・・)。

今回も読んでいただきありがとうございました。

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