学園艦誕生物語   作:ariel

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学園艦誕生物語   (はじめに)

ガルパンの本編では、ほとんど触れられていなかった学園艦が誕生した経緯について、知波単学園と黒森峰女学園を中心に書いた二次小説です。元はpixvの小説で投稿していますが、ハーメルン版は微妙に修正したり、節の切り方を変更して投稿しています。原作では、大洗女子よりも黒森峰女学園の方が好きだったため、当初は西住流をネタに二次小説を書こうと思っていたのですが、知波単学園の西絹代が設定として出てきた瞬間に、知波単学園の誕生物語にしようと考え直し、今回の話になりました。ガルパン二次小説では時々使われている設定ですが、知波単学園は、練習試合では戦車も含めて本気を出すという設定にしています。

 

また、知波単学園の主役を考えた際、当初は西竹一から始まる西家をベースで知波単学園を作っていこうと思っていたのですが、ちょっと西だと弱すぎるかな・・・と思い、池田末男大佐をベースで池田流という新しい戦車道の流派を作り出して、知波単学園に絡ませることにしました。特に第1章の設定は、かなり無理がある設定なのですが、史実に絡めて学園艦を登場させようと思うと、これくらい強引にしないと無理な感じがw。まぁ、細かい事は気にしないで、楽しんでもらえたらと思います。

 

現時点での大まかなあらすじは以下のようになっています。今後の投稿によっては、時折加筆したり修正したりするかもしれません。

 

第1章(第1話~第14話+外伝1~3)

第1章は、終戦後の歴史に絡めて書いているため、ガルパンの世界観とはかなり違います。ですから、ガルパンの世界観が好き!という人には、少し合わないかもしれません。ただ、学園艦を登場させようと思うと、これくらい強引にしないと・・・ということで、この話を作っています。登場人物についても戦車道関係は、架空の人物を入れていますが、結構実在の人物を使って話しを進めています。一応、戦争後期から第1号学園艦が誕生するまでを第1部として書きました。ですから、ある意味「学園艦誕生物語」という題名にもっとも合っている部分になります。この時代の主人公は、実在の辻政信と服部卓四郎。この話では、辻~んはいい人になっています。

 

第2章(第15話~第26話+外伝4)

第2章は、第1号学園艦である知波単学園が完成して、生徒が入ってきてからの時代になります。ここからは実在の人物がだいぶ減り、ガルパンの世界に徐々に近づいていくため、架空の人物が増えてきています。ですから、ガルパンの世界観が好きな人は、第2章から読んだ方が良いかもしれません。第2章の中心は、知波単学園になっていますが、部分的には黒森峰女学園に主役が移る部分も出てくる予定です。この時代の主人公は、知波単学園側は村上早紀江と高橋節子、黒森峰女学園側は西住なほです。

 

幕間(第27話~第31話)

第3章で知波単学園と黒森峰女学園は、練習試合で全面対決をする予定です。そのため、第2章から第3章の間の時間を幕間として書きました。ですから、この幕間では戦車道の試合を書く予定はありません。第3章に向けて、双方の陣営の主人公がお互いの接点をつくり、ライバル関係が出来る瞬間をこの章で書けたらなと考えています。この時代の主人公は、知波単学園側は池田美紗子、黒森峰女学園側は西住なほが第2章に引き続き主人公です。

 

第3章(第32話~第43話+外伝5)

第3章は、池田美紗子が率いる知波単学園と西住なほが率いる黒森峰女学園が練習試合でぶつかる章になります。本物語の設定上、知波単学園は練習試合でしか本気を出せませんので、池田流と西住流がお互いの本気で戦う初めての試合になります。指揮官の能力は互角、戦車性能は黒森峰女学園が若干有利ですが、錬度は知波単学園が若干有利という形での試合になります。ここから世代を超えて池田流と西住流は戦っていく事になるため、その起点となる試合をこの章で描けれたらなと考えています。主人公は幕間から引き続き池田美紗子と西住なほになります。この章が終わると時代が一気に飛ぶ予定のため、二人が主人公となる物語はこの章で終わる予定です。

 

第4章(第44話~第55話+外伝6)

第4章の舞台は、田中角栄が総理大臣として君臨する1970年代前半になります。そして、いよいよ県立大洗女子学園の学園艦が建艦される章になります。既に『各県に最低一艦の学園艦を』という学園艦計画目標は達成されており、学園艦建艦計画は終わりに近づいています。そんな中、地元のために計画外の小さな学園艦を作り出そうと奔走する政治家の話が、この章の前半部分のお話になります。後半部分は、県立大洗女子学園が出来てからのお話になります。学園艦は出来ましたが、元々計画外の学園艦で規模も小さいため、そこで戦車道を行なう事は最初から想定されていません。そんな中、自らの希望のため、大洗艦で戦車道を行なえるように戦車や必要な資材をかき集める事に奔走する第一期生達が主役の話です。前半部分の主人公は、実在の政治家である田中角栄と橋本登美三郎、そして後半部分の主人公は辻政信の孫の設定で大洗女子学園第一期生の辻正子です。

 

幕間2(第56話~第60話)

第五章と第四章の時代を繋ぐエピソードを入れるため、大洗女子学園で戦車道を開始したその年の話をこの幕間2として書きました。この幕間2で、これから大洗女子学園が戦車道の試合で絡んでいく事になる様々な学園とのエピソードを書きたいなと考えています。この幕間2の主人公は、第四章から引き続き大洗女子学園の辻正子になる予定です。

 

第5章(第61話~)

最終章となる第5章は、大洗女子学園が戦車道の全国大会に参加する事になる時代から、大洗女子学園第一期生の辻正子にとって最後の戦いとなる黒森峰女学園戦までの時代が舞台になります。アニメのGuPとは異なり、この学園艦誕生物語の試合はあまり奇跡が起きないため、辻達にとっては非常に厳しい戦いの連続になりますが、そんな中懸命に勝利に向かって突き進む大洗女子学園の一期生や二期生達の物語です。この章は戦車道の試合が中心に進んでいく章になり、結果的に登場人物も多くなりますが、基本的には大洗女子学園のメンバーが中心になります。

 


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