異界の魂   作:副隊長

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15話 穏やかな時間

「ここが、ルウィーの女神メモリーが取れる場所っちゅ」

 

 そう言ってネズミ君が大きな紅葉の木を指さし言った。四季で言うならば、秋と言うのが最も似合っている神次元のルウィーを象徴するような大きな木に、満開の紅葉が鮮やかな紅色を咲かせている。思わず見とれる。風がふわりと頬を撫で、幾つかの紅葉が視線の先を流れていく。

 

「綺麗」

「凄い、わね」

 

 僕と同じく見とれていたのか、マジックとユニが圧倒されるように呟いた。百聞は一見に如かず。万の言葉をつぎ込むよりも雄弁に、目の前に存在する自然の美しさがその言葉には込められている。

 

「紅、か」

 

 ルウィーに入国した時にも紅葉は見たのだが、今眼前にある紅は別格ではないだろうか。しみじみと呟く。自身の与えられた力は紅で、この地に来て、以前の次元で紅の女神だったマジックにであった。無論この次元のマジックであるため、紅の女神と言う訳では無いのだけど、女神メモリーを使われていた。

 此処までくる内に試してみたのだが、マジックは女神化する事が出来なかった。だけどマジックからシェアを感じる事が出来た。言ってみれば今は、どうやって使うのかが解らないと言った状態だろうか。多分、近いうちに女神化などもできるようになるかもしれない。となれば思い浮かぶのは嘗ての姿。紅の女神。マジック・ザ・ハードである。

 ルウィーに来てからまだ少しだけど、紅には色々縁があるように思えた。

 

「きゅいきゅい?」

「きゅいい♪」

「きゅきゅい!!」

 

 辺りに危険が無い事を確認すると、付いて来ていた子供たちにもう良いよと告げ、自由に動き回っても構わない事を伝える。勿論遠くに行けば危険はあるかもしれないけど、その辺りは承知してくれているので、それ程遠くに行くことはせず、目の届く範囲でいくつかのグループに別れ遊び始めた。

 

「行ってくる」

「ああ、行っておいで」

 

 何人かの子供たちがマジックに向かって声を掛ける。流石に僕には何と言っているか解らないのだけど、元々彼女たちと同じだったマジックには解るのか、子供たちと一緒になり、辺りを散策し始める。この次元のマジックとは言え、まだまだ遊び盛りの子供の様で、好奇心の赴くままに仲間たちと遊んでいた。

 

「何と言うか、こう、色々と複雑だね」

「まあ、その気持ちは良く解るよ」

「だよね。あのマジックが遊んでるって……。いや、まぁ子供だから不思議では無いんだけど……、イメージが違い過ぎるのよ」

「今思い出しても強かったからね。我ながら、良く死ななかったと感心するなぁ」

 

 あまり感情を表に出さないマジックが楽しそうにしている姿を眺めながら木陰に腰を下ろす。直ぐ傍に寄り添うように座った妹の言葉に頷きながら、紅の女神と対峙した時の事を想い出していた。ユニと共に異界の門を用い、ギョウカイ墓場にノワールを助けに向かっていた。あの頃は敵の強さの情報があまりなかった所為と言うのもあるけど、今考えればよくジャッジとマジックを同時に相手にして良く生きていたものだと感心してしまう。異界の魂として与えられた力があったとしても、運が良かったのだろう。尤も、本当の意味で僕が死ぬと言う事は無いのだけれども。

 

「そう言えば、あの頃からお兄ちゃんは変わってないね」

「ん?」

 

 ユニがこちらをちらりと流し眼に見ると、思わせぶりに言った。さて、っと思い返してみる。深く考えなくとも、思い当たった。この話は藪蛇だったんじゃないだろうか。

 

「アタシに何にも相談してくれなくて、無理して、結局消えちゃう」

「ごめんなさい。いや、ホント、反省してます」

 

 じーっと此方を見据えると、ユニは半眼で零す。ノワールを救出する時、黒の女神姉妹を逃がす為、ただ一人ギョウカイ墓場に残っていた。その時の事を言っているのだろう。ユニからしたら前科が多いのだろう。はっきり言って反論する余地が無い。無論、悪気があってやっている訳では無いのだけど、ユニを裏切ってばかりいた。そんな事を言われるのも自業自得だった。平謝りしかできない。自分の所為で何度も泣かせていた。謝るぐらいで許して貰えないだろうけど、そう言うしかできもしない。

 

「……ふふ、ごめんね。もう良いよ」

 

 ごめんなさいと頭を下げると、暫く半眼で睨んできていたユニが唐突に吹き出した。先程までの疑うような視線から一変、口元を綻ばせ悪戯が成功したように笑った。

 

「お兄ちゃんがさ、アタシ達を救うために頑張ってくれたのも知ってるよ。自分を犠牲にしてまでアタシたちを護ってくれた。文字通り命すらも捨てて、護ってくれた」

「……うん」

 

 妹の言葉にただ頷く。それは事実だった。

 

「お兄ちゃんが消えた時は、胸が張り裂けそうになるほど悲しかったよ。何で気付いてあげられなかったんだろうって、泣いたりもした。だけど」

 

 妹の独白。ただ悲しかったと零す。そうさせたのが自分で。それが情けなくて。だけどそこまで想ってくれたのは嬉しくもあって。どう反応すればいいのか解らなかった。

 

「今アタシの目の前に居てくれてる。それで、充分だよ」

 

 そう言い、僕に体を預ける様に目を閉じしな垂れかかる。女の子特有の柔らかさと、甘い匂いが鼻孔をくすぐる。信頼してくれているのだろう。無防備に寄りかかる妹を拒絶する事などできる筈も無く、ただ時が流れるのを感じる。世界を護る事でこの子たちに与えてあげる事が出来た穏やかな時間。共有できるとは思ていなかったそれを、今確かに共有していた。妹に倣って目を閉じる。幸せ、なのだろう。ノワールやケイさんなど、まだ会えていない人も沢山いるけど、今妹が隣に居てくれることが素直に嬉しかった。

 

「諦めなくて良かった」

 

 自分の下した選択は、色々なものを傷付けただろう。最善だったかは解らない。だけど、それでも、今のような穏やかな時間が過ごせるようになっていた。それだけでも、自分の成した事に意味はあったのだと思う事が出来る。僕が呼び出された事に意味はあったのだと、思う事が出来た。それで、充分だった。

 

「お兄ちゃんには沢山助けて貰ったよね。無理ばかりさせた。アタシたち女神に呼び出された事で辛い思いもさせたと思うの」

「もう終わった事だよ。僕に出来る事をしただけだから気にしないで」

 

 自分を責める妹に気にするなと告げる。そう思ってくれているだけで充分だった。以前の戦いでなしたことは、かつて犯罪神と戦った女神や人々の想いを読み取り、僕自身がやりたいと思たことだから。それに対して、この子が思い悩んでほしくはなかった。とは言え、もし自分がユニと同じ立場だったら気にしてしまうだろう。難しい事を言っていると自覚はする。けど、もう終わったことであり、僕はここに居てユニも傍にいる。それで良かった。

 

「やだ」

「……なんか、前より頑固になってない?」

「だれが頑固よ!」

「ユニ」

「……あぅ。べ、別に頑固じゃないわよ。まったく、誰の所為でこうなったと思ってるのよ」

 

 僕の所為なのだろうか。きっと、僕の所為なんだろう。頬を赤く染めながら怒る妹を見ると、苦笑が零れるのは仕方がない。前科が多いし。そっぽを向く妹に視線を移しながらそんなことを考える。

 

「兎に角! これからはさ、アタシがお兄ちゃんに色々返すから。お兄ちゃんから貰ったもの全部ひっくるめてもお釣りがくるくらい、沢山お礼をするから。覚えておいてよね!!」

「そっか。……そうだね。ならお言葉に甘えようかな。楽しみにしてるよ」

 

 ずいっと顔を近づけてきて、にっこりと楽しげな笑みを浮かべた妹の言葉に頷く。多少圧倒されたというのもあるけど、その想いは嬉しいから。また出会えたことに感謝する。

 

「ええ、楽しみにしてなさいよ。……ユウはアタシが、女神が責任をもって幸せにしてあげる。それくらいの事をアタシたちはしてもらったからね」

「うん。ありがとう」

 

 相変わらず頬を染めたまま宣言する妹。取り方を間違えたら完全に告白では無いだろうかと思いつつ、頷く。

 

「幸せ、か。また逢えて、良かった……。本当に」

 

 今のままでも充分に幸せだった。だけど妹の気持ちも嬉しくて。穏やかな時間が流れていく。こんな時間が続いて行くだけで充分だと、心から思った。

 

 

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん、か……」

 

 その呟きには、様々な想いが篭っていた。妹が兄に親愛を込めて呼ぶ際に用いる言葉だった。ユニが四条優一を兄と呼ぶたびに、ユニは何とも言えない気持ちが広がっていくのを自覚する。また逢えたことによる喜びと、前以上に距離が近くなったと言う自覚。

 

「焦っちゃだめよユニ。今は少しずつ足場を固めていかなきゃ。まずはアタシが女の子だった言う事を、妹って言う距離で嫌って言うほど教えてやらなきゃ」

 

 そして、自身が求めているのは妹と言う距離感では無いと言う、強い想い。距離が近くなっていた。だけど、それは家族としての距離でしかない。有り体に言えば、女の子として意識してもらえない距離感だった。それではダメだった。女の子として意識してもらえなければ意味が無いのだと、ユニは思う。無論、全く意識されていない訳ではないが、それでも他の女の子と比べれば不利だと言う感じは否めない。少なくとも、姉であるノワールと比べれば大きく不利である事は否めない。四条優一の言う好きと、ユニの思う好きは違う意味だから。

 今のままでも充分に幸せだと言える。だけど、自分の本心を知ってしまったらそれだけで満足できなかった。死んだと思っていた好きな人にまた逢えた。積もり続けたどこにぶつければいいのか解らなかった想いを、明確に向ける相手が出来ていた。想いを向けるなと言う方が、無理な話だった。

 

「それに妹で我慢できる自信が無いし……。はぁ、お兄ちゃんって呼ぶのはいろいろ複雑だなぁ……」

 

 そう言いユニは深く溜息を吐く。好きな人を兄と呼ぶのは色々な意味で複雑なのだ。自身は妹でしかないと言う現実を嫌と言うほど突き付けて来るから。だけど、それだけではない。

 

「けど、ユニ、か」

 

 ユニは自身の頬に朱が差すのを自覚しつつ、嬉しそうに呟く。ユニが兄と呼ぶ代わりに、ユニの事は名前を呼び捨てで呼ぶように変わっていた。色んな意味で精神をすり減らしながらも好きな人を兄と呼ぶことにしたのは、全てこの為の布石だった。まずは名前で呼ばせ、明確に女の子である事を印象付ける。そう言う作戦だった。

 

「真っ赤になっちゃって……。アタシもすっごく恥ずかしかったけど、少しぐらいは意識してた、よね?」

 

 作戦の成果を想い出し、ユニはある程度の手応えを得ていた。まだ大きくは無い。だけど、確かに女の子だと言う意識を刷り込む事には成功していた。始めたばかりである。最初から大きな戦果など期待していない。自身は不利ではあるかもしれないが、競い合う相手自体今のところ存在しない。焦るような段階ではなかった。ゆっくりと女の子であると言う事を教えていけば良い。自分にそう言い聞かせる。

 

「ふふ、呼び捨てにされるのって思ってた以上に良いわね。こう、胸の奥から暖かくなってくる」

 

 優一に名前で呼ばれた時の事を思い出し、ユニは笑みを深めた。姉であるノワールが呼び捨てにされていた時、確かに羨ましく思っていた。ただ名前を呼ばれただけ。それだけなのに、女の子として見られていると思うと、ユニは自分でも驚くほど嬉しくなってくる。

 

「覚悟してなさいよ。今は妹って言う距離だけど、アタシは妹じゃ我慢できないんだからね」

 

 最初の一歩を踏み出していた。だから、もう遠慮する事は無かった。今更我慢できる気もしない。好きな人に自分を意識してもらう。女の子としての、ユニの望みだった。

 

 

 

 

 

 

「さて、いったんお別れかな」

「そうっちゅね。マジックの件は大臣に報告したけど、どうしても外せない用件があるみたいっちゅから、詳しくは後日と言う事になったっちゅ」

 

 ルウィーの女神メモリーの確認も終わり、子供たちを住処に送ったところでネズミ君に言った。女神に成れなかった子供たちの一人であったマジックが元の姿に戻れたことに関しては、既に報告していた。本来ならば真っ先に見に来たい様なのだが、大臣と言う立場がそうはさせないと言う事なのだろう。後日直接会うと言う事で、とりあえずマジックは此方で預かると言う事になって居た。

 

「まだお兄ちゃんと一緒にいられる?」

「ああ、そうだよ」

「やった」

 

 手を繋いでいたマジックが尋ねてきたのに答える。他の子たちと一緒でも良いのだけど、彼女たちが居る施設は人間用ではないようで、人間の身ではあまり住み心地が良くないようだ。マジック本人の希望もあって、もうしばらく預かる事になって居た。まだ一緒に居ると告げると、マジックは嬉しそうに目を細める。何と言うかここまで懐かれると、自分の子供みたいなものでは無いかと思えてくる。ぽんぽんっと雪のように白い髪を軽く撫でた。

 

「くすぐったい」

「ああ、ごめんね」

「……いやじゃないよ」

 

 嫌なのかと思い手を止めると、もっとと催促される。ならば、っともう少しだけ続けた。

 

「とっ、ついたっちゅね」

「アンタ達、結構良いところに住んでるのね。ユウは兎も角、ネズミでもこんなとこに住めるんだ」

「そこはかとなく、ネズミ差別を感じるっちゅ!」

 

 七賢人の拠点として用意された住処である今の拠点に付いたところで、ユニが僕たちと建物を交互に見て言った。流石に教会の施設と比べれば見劣りはするけど、一般で住む分については高級だと言える。ネズミ君とは部屋が隣同士であり、直ぐに連絡が取れる。

 

「さて、オイラも色々と疲れたっちゅからね。ここらでお別れにさせて貰うっちゅよ!」

「ああ、お疲れ様。色々と助かったよ」

「気にしなくて良いっちゅよ。オイラもアニキと一緒でずいぶん助かってるっちゅ」

「そっか。なら良かった」

「ちゅちゅ。それに積もる話もあるだろうっちゅからね。オイラはこの辺りで退散するッちゅよ。馬に蹴られたくないッちゅからね」

 

 そんな事を言いつつ、ネズミ君は少し品の無い笑みを浮かべた。苦笑する。たしかに積もる話はあるけど、からかわれているのが解るから。

 

「ちょ、ネズミ! どういう意味よ!!」

「ちゅちゅー! 怖い妹が来たから逃げるっちゅ!! また今度っちゅ!!」

 

 ネズミ君の言葉に、ユニが反応する。捕まったら敵わないと言わんばかりに、ネズミ君は部屋に消えていく。

 

「くく、またね」

「ばいばい」

 

 なんだかんだで仲が良いんじゃないだろうかと思いながら見送る。マジックも少し面白そうにしながら手を振っていた。

 

「く、あのネズミ、今度会ったらいろいろ言ってやらなきゃ」

「まぁ、ほどほどに頼むよ。気を使ってくれてるだけだからね」

 

 今度会ったらただじゃおかないんだからとご立腹の妹さんを宥める。

 

「……解ってるわよ。アタシも本気で言ってないよ」

「まぁそうだよね。さて、とりあえず入るかい? と言っても、何にもないけどね」

「あ、う、うん。お邪魔します」

「お邪魔します」

 

 流石に立ち話もなんである。部屋に入るように勧める。尤も僕も与えられたばかりの部屋である。必要最低限のモノしか揃っていない為、あまりおもてなしはできない。

 

「広い」

「やっぱり結構いい部屋ね。景色もルウィーを一望できる」

 

 マジックとユニが、客間から見える景色を見ながら零す。自分で買った部屋では無いけど、悪い気分では無かった。そうだねっと相槌を打ちながら、飲み物を用意する。

 

「マジックはジュースで。ユニは……珈琲で良いかい?」

「あ、うん。それで良いよ。ありがとう」

「うん」

 

 一言聞くと簡単に用意していく。お茶請けも開けるけど、そもそも女神さまに出すような高級なものはストックしていない。まさかユニが次元を超えて来るなどとは予想していなかった為、こんな事態になるとは思わなかったし。

 

「さて、っと。どうぞ。ミルクと砂糖はお好みで」

「あ、ありがと」

「はい、、マジックも」

「ん。ありがとう」

 

 二人に飲み物を渡し、席に着く。ユニには珈琲で、マジックにはオレンジジュースだ。あとはお茶請けにクッキーが何個か。我ながら女神を持てなすレベルでは無いと思うが仕方ない。

 

「美味しい」

「そっか。それは良かった」

 

 最初にマジックが口を付ける。素直な感想に、口元が緩むのを感じつつ、頷く。

 

「なんかごめんね。急に来て持てなしてもらって」

「気にしないで良いよ。大事な妹分だからね」

 

 困ったように言うユニに、気にしないでと伝える。そもそもユニは今日この次元に来たばかりだ。右も左も解らないのだろう。そんな子を放置しておく訳にはいかない。

 

「ありがとう。それと、その、ね?」

「ん?」

 

 そんな僕とは対照的に、ユニはどうにも歯切れが悪い感じだった。さてどうしたものかと思いながら促す。

 

「マジックはしばらくお兄ちゃんが預かるんだよね」

「そうなるね。ネズミ君と僕だったら、僕の方が良いみたいだし」

「うん。お兄ちゃんと一緒が良い」

 

 ユニの質問に頷く。隣に座ったマジックも頷いた。

 

「そりゃそうよね」

「それがどうかしたかな?」

「それで、その、アタシもこの世界に来たばかりで、行く宛ても他に無くて、その……」

 

 ああ、そう言う事かっと思い当たる。この世界は別次元だった。ユニの居た世界とは似て非なる異世界だ。異界の魂だった僕も、かつて似たような状況に陥っていた。ユニの気持ちは良く解った。単に不安なのだろう。

 

「アタシも一緒に住んでいい?」

 

 だからか、そんな妹の言葉を聞いてもそれほど驚く事は無かった。 




何度地の文でユニをユニ君と書いた事か。習慣って凄いです。間違えまくった。
それはそうと、ユニちゃんのターンが終わる気配が見えない

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