皆様こんばんわ。悪役主人公の需要に驚いているウルトラ長男です。
ミラベルはきっと画面外にインペリオを撃ったに違いありません。
それと、ミラベルはクィディッチやらないのかという問いがいくつかありましたが、やる予定はありません。
ミラベルの目的はあくまで力を高める事なので、クィディッチの練習などしてる暇があるならその間に少しでも魔法の修練をしたいようです。
まあ、一回くらいどこかでクィディッチやらせるのもアリかもしれませんが。
10月31日はハロウィーンの日だ。
大広間は派手に飾り付けられ、いくつものジャック・オー・ランタンが広間を照らし、テーブルの上にはカボチャを贅沢に使った料理がズラリと並んでいる。
ミラベルとしてはこの素晴らしいご馳走の数々をゆっくりと味わって食べたいところだが、今日ばかりはそうも言っていられない。
何故ならこの日は途中でトロールが現れるせいでパーティーが中止してしまうからだ。
つまり時間制限ありで、早めに食べておかないとまた来年まで待たなくてはならないわけである。
(カボチャのグラタンというのも結構イケるものだな……少々クセがあるが悪くない。
だがやはりカボチャはデザートでこそ本領を発揮する。その点、このホットケーキは当たりだ。カボチャの甘味と柔らかな生地がいい)
少しずつ皿によそったいくつものカボチャ料理をもくもくと口に運び、無言で味のチェックをする。
かぼちゃパイにホットケーキ、プリンにタルト……やや甘味の強いデザート料理が多いがミラベル的にはそれでも満足だ。
こういう甘味で占められたディナーもたまには悪くない。
そうして一通り楽しんだ後紅茶で喉を潤し、使い捨てのテーブルナプキンで口を拭いた。
「あれ? 今日はあんまり食べないんだね?」
「まあな。私にもこういう日はある」
「普段が食べ過ぎなだけって気もするけどね……本当、何で太らないかなあこの子は」
イーディスがミラベルのスラリとした身体と自分の腹を見比べて溜息をつく。
この学校に来てからというもの、出てくる料理が美味しいせいでつい食べ過ぎてしまい、入学時に比べて少し太ってしまった気がするのだ。
だというのに自分以上に食べているミラベルは全く変化が無い。
「食べた分を消費しているからな、私は」
「消費?」
「そうだ。魔法というのはああ見えてかなりのエネルギーを使う。私は毎日欠かすことなく魔法の練習をしているから食べた分のエネルギーなどすぐに無くなってしまうのだ。
エネルギー不足に陥る事こそあれ、食べ過ぎでエネルギー過多になる事はない」
魔法と言うのは脳内で理論を構築し精神力で放つ物だ。
つまり無意識であっても魔法発動時には凄まじい負荷が脳にかかっており、普段使わないほどに脳を酷使してしまっている。
脳を動かすエネルギーといえば主に挙げられるのは糖分だ。
だからこそミラベルは甘い物を好んで摂取し、常に魔法が万全の状態で撃てる様にしているわけである。
これは決して彼女が単純に甘い物好きだとか、そんな単純な事では断じてない。
「ま、単に太らない体質というのもあるがな」
「それズルイ……」
少したるんできた自分の腹をさすりながらイーディスが愚痴る。
彼女は最近ダイエットとして食べる量を減らしているが効果は今一つだ。
その事を考えるといくら食べても太らないミラベルが妬ましくなるのも無理はない。
イーディスがそうしてナーバスな気持ちになっていると、突然大広間にクィレルが飛び込んできた。
ターバンは歪み、普段から青いその顔は恐怖で更に青くなっている。
彼はフラフラとダンブルドアの席の前まで行くと、震えた声で告げる。
「トロールが……地下に……! お、お知らせしなくてはと思って」
それだけ言い、混乱の種だけを残して無責任なクィレルはガックリと気を失った。
当然残された生徒達は大混乱だ。
トロールの恐怖に怯え、あるいは喚き、場は収集がつかないほどに騒然とする。
恐怖に叫ぶ者、混乱に喚く者、近くの友人と抱き合う者、駆逐してやると意気込む者……。
集団心理によって一年のみならず上級生も混乱し、もはや誰が何を話しているのかもわからない。
スリザリン寮でもそれは同様で、ドラコは半泣きで慌てふためき、イーディスも不安そうにミラベルを見ている。
だがミラベルは冷静そのものだった。普段通りの余裕を感じさせる仕草で杖を出し、火花を飛ばして強引にスリザリン生達を黙らせる。
そしてテーブルを思い切り叩いて全員の視線を集めてから、静かに……余裕を感じさせる声で言った。
「静まれ貴様等。見苦しいぞ」
たかが一年の一喝だ。入学して日も浅い人間の言葉だ。
だがその言葉に反論出来る者は不思議と一人もいなかった。
1年のみならず7年までも含めて、彼女の言葉に沈黙させられてしまったのだ。
だが、その中でかろうじてマルフォイだけがいち早く口を開き、ミラベルへと詰め寄る。
「け、けど! トロールが入り込んだって……」
「それがどうした? あんな力だけの肉袋に何が出来る?」
ミラベルはマルフォイの恐怖も意に介さず、呑気にワイングラスを弄ぶ。
「何も心配は要らない――ここには私がいるのだからな」
静かな声であった。
しかし、絶対の自信を感じさせる声であった。
理屈を抜きにして信じてしまいたくなるような、そんな不思議な力強さがあった。
「わかったならば落ち着け……夕食が不味くなる」
そう告げ、ミラベルはまるで普段通りのようにワインを飲み干した。
虚栄ではない。
ハッタリでもない。
心底、トロールなど恐れるに足らぬと考えているのだ。
そのあまりに堂々とした、そしてふてぶてしい姿は不思議とスリザリン寮の全員を魅了し、その心を落ち着かせていた。
ああ、大丈夫だ。
この少女がいるならば、恐れる事などない。
そう、信じさせられていたのだ。
「なあ、貴様等。
貴様等は牙を持たない豚か? 爪を持たない畜生か?
違うだろう? ……貴様等には杖という牙がある。魔法という爪がある」
大きな恐怖を感じた時、人は寄る辺を求める。
安心して身を委ねられる者を求める。
なるほど、ならば応じてやろう。
その恐怖という心の空白に、己という存在を植えつけよう。
人を支配するのは恐怖、そして安心なのだ。
「トロールの何が恐ろしいのだ? 何処に怯える要素がある?
……ないだろう?
アレはただのでかい的だ。そんなものに我が物顔をされるほど、貴様等は弱く無い」
ミラベルの他者を圧倒し魅了する才覚はこういう時こそ本領を発揮する。
あらゆる意見や正論を強引にねじ伏せ、己の理念を押し付けて従わせる指導者の才。
それこそが彼女の威圧と魅了の正体だ。
静かな、透き通るような声はしかし、圧倒的な力強さをもってスリザリンのテーブルを駆け抜け、彼らの耳に否応なく染み渡っていく。
「思い知らせてやればいい。一体誰に喧嘩を売ったのかをな。
下等生物は、躾けるものだ……貴様等にはそれが出来る」
その言葉が終わった時、スリザリン生達は立ち上がっていた。
そうだ、トロールが何だ。力が強いだけの生き物がどうした。
こちらには武装解除の魔法がある。麻痺の魔法がある。魔法と言う武器がある。
怯える必要などどこにもない。
否、ここは我等の学び舎。
ならば、こういう時こそ立ちあがらねばならない!
「監督生! 戦えない下級生を寮に引率しろ!
戦える上級生は俺と共に来い! 俺達の学校を守るぞ!」
「トロールの居場所はわかるか?」
「地下と言っていたな……誰もいないとは思うが、万一も有り得る。
早急に退治するぞ」
スリザリンの上級生を中心に、各々が杖を持つ。
もう、恐怖はない。
代わりに心を占めるのは絶大な安心感と、誇りのみ。
自分達は今、正しい選択をしている。正しい言葉に従っている。
その『錯覚』が、彼等から迷いと恐怖を消し去っていた。
まさかの士気高揚に教師陣が慌て、止めようとするがもうスリザリンは止まらない。
ダンブルドアが爆竹を鳴らすも、その戦意を消す事は出来ない。
彼らの指揮官は教師ではない。監督生でもない。今この瞬間のみ、あの小さな黄金の少女なのだ。
指示を待つように獰猛に眼を輝かせるスリザリン一堂へ、ミラベルは満を期して『命令』を下す。
「――よろしい。魔法使いの力、私に魅せてくれ」
まるで将校に従う兵士のようにスリザリン生達が頷き、上級生達がホールを飛び出す。
恐れるな。こちらには魔法がある。
向かう先は地下、狙う獲物は城に侵入したたった一匹の愚かなトロール。
それを蹂躙し、破壊し、叩き潰す為に彼らは一丸となり地下へと向かっていったのだ。
「…………」
その光景にマクゴナガルはゴクリ、と唾を飲む。
この歳にして何という統率力、何という存在感か。
たった数回の発言でスリザリン生達を落ち着かせてしまった!
その才能に恐ろしさも感じるが、しかしこれは好機でもある。
生徒達が落ち着きを取り戻したのならば幸いだ。すぐに監督生引率の元、全員を寮へ戻すとしよう。
「監督生! すぐさま自分の寮の生徒を引率して帰るように!」
マクゴナガルの指示に応じ、すぐに監督生達が動く。
その彼等の引率の元、生徒達が移動を開始しホールから少しずつ退出していく。
だが彼等は気付けない……その中に、ミラベルの姿がないという事に。
*
「……容易いものだ」
ホグワーツ生徒全員が寮に向かうのを見送り、ミラベルは小さく呟いた。
彼らを一喝したミラベルであったが、あろう事か彼女自身は寮に向かってはいなかった。
というのも、以前から計画していた事を実行に移すためである。
彼らを炊き付けた理由はただ一つ、教師陣の目をそちらに向けるために他ならない。
要はただの陽動であった。
「さて……早いところ禁じられた棚に行くか」
目的は閲覧禁止の棚だ。ここでお目当ての本をいくつか強奪し、何食わぬ顔で帰る。それが彼女の目的であった。
ミラベルは喧騒に包まれたホールから抜け、図書室へ我が物顔で入り込む。
そしてそのまま、閲覧禁止の本棚へと足を踏み入れてしまった。
「さて……どこにあるのか」
閲覧禁止の棚の本を見ながら、慎重に目当ての物を探す。
間違えた本を取る余裕はないし、中には触れれば叫ぶという馬鹿な本も存在する。
そういったハズレを引いたらお終いだ。一時退却を余儀なくされるだろう。
だが幸いにして目的の本はすぐに見付かり、ミラベルは薄い笑みを浮かべてそれを手に取った。
そしてパラパラとページを捲くり、それが間違いのない本物である事を確認する。
「……間違いない……こいつだ」
これさえ手に入れてしまえばもう用はない。
ミラベルは図書室を後にし、自分が来たことを隠す隠蔽の魔法も使ってから地下へと向かった。
予想が正しければ、そろそろスリザリン生達が女子トイレに突撃する頃のはずだ。
トイレでは、スリザリンの上級生達とトロールとの戦いが繰り広げられていた。
果敢に呪文を放ち、互いの背を守り、己の学び舎を守るべく奮闘していたのだ。
一人が呪文を放てば一人は守りの魔法を使い、その間に一人はトイレの奥へと駆け込む。
「そこのグリフィンドール生! 今の内に逃げろ!」
「私達が引きつけている間に早く!」
トイレの奥で震えていたハーマイオニー・グレンジャーの手を引き、非力な1年生を逃がそうとする。
だがトロールはそれを目敏く見付け、棍棒を振り上げた。
しかし、間一髪のタイミングでハリー・ポッターがトロールに飛び掛り、その頭にしがみつく。
「ハリー!?」
「逃げろ、ハーマイオニー!」
何故ハリーがここにいるのか?
その理由はハーマイオニーを助ける為だ。
ロナルド・ウィーズリーの心ない言葉で彼女が傷付き、パーティーに来ていないのは知っていた。
ハリーの勇気は、そんな彼女を見捨てる事を良しとしなかったのだ。
その彼が稼いだ時間を使い、ハーマイオニーはトイレの外へ飛び出す。
だが、トロールはその後を追い、ハリーを振りほどき、止めようとしたロンを跳ね飛ばしてトイレの外へ出てしまった。
そして最悪な事に、トイレの外にはハーマイオニー以外にも女子生徒がいる!
「まずい、外に行った! そこの君、に、逃げろ!」
トイレの中から、慌てたようにハリーが叫ぶ。
スリザリン生達も咄嗟に呪文を放とうとするも、間に合わない。
トロールはその場から動こうともしない少女に向かって棍棒を振り上げる!
振り下ろされる棍棒。予測される惨劇。ハーマイオニーは咄嗟に手で顔を覆う。
そんな中、標的となった少女はゆっくりと手を翳し……。
そして、棍棒を片手で受け止めた。
「ゴ、ゴブ……?」
「え……?」
それは奇妙な光景であった。
4メートルを越えるトロールの棍棒を、わずか135cmの少女が片手で防いでいたのだ。
トロールは困惑したように棍棒を両手持ちに切り替え、更に力を込めるも棍棒はビクともしない。
傍から見れば理解不能だろうこの光景……それを作り出しているのは黄金の少女であった。
スリザリン生達を炊き付けた張本人、ミラベル・ベレスフォードであった。
一体何が起こっているのか、傍目ではわからないだろうが、彼女が行ったのは素手による無言魔法の行使だ。
『スポンジファイ』という対象物を衰えさせる魔法がある。
それは固い床ですらクッションのように柔らかく、脆くしてしまう便利な魔法だ。
ミラベルはそれを無手で行使し、トロールの力を限界ギリギリまで衰えさせたのだ。
今やトロールはただの力無き獣であり、その棍棒はスポンジに等しい。
「フン……」
つまらなそうに目を細め、ミラベルは軽やかに跳躍し、トロールの頭を掴む。
そしてそのまま床に叩き付けた!
今度使ったのは『ディセンド』という対象を落とす魔法だ。
その威力により、床が罅割れるほどの力でトロールは頭をめり込ませてしまう。
それでも意識を繋ぎ、何とか顔をあげたところで今度はトロールの顎が蹴り上げられる!
『リクタスセンプラ』。相手を吹き飛ばす呪文だ。
だがそのいずれも、ミラベルは言葉を発さず、杖すら介さずに用いている。
それはハリー達から見れば、幼い少女が一方的にトロールを打ちのめしているようにしか見えず、理解し難い光景であっただろう。
大きく弧を描いて吹き飛んだトロールは床を2転3転し、地に這い蹲る。
そうして倒れたトロールの頭を思い切り踏み付け、目に見えてわかる『上下関係』をミラベルは演出した。
「そらどうした、力がご自慢なのだろう?
地面など舐めていないでさっさと立ち上がるがいい」
トロールは、立てなかった。
腕を振り、足をバタつかせ、必死に起き上がろうとするも衰えた身体では少女に踏まれている現状を打破する事が出来ない。
自分の身長の半分にも満たない幼い娘を相手に、まるで赤子の手を捻るように弄ばれている!
まさにそれはわかりやすい、強者と弱者の構図。強い者が踏み躙り、弱者は抵抗すら許されない。
そうして力の差を理解させたところで頭を掴んで強引に引き上げ、視線の前まで持ち上げた。
「ゴ、ゴブ……」
「ほう、下等生物でも恐怖という感情は理解できるらしい」
トロールは、見ていていっそ哀れになるくらい震えていた。
腕力という己の唯一にして最大の武器が敗れたのだ。それはつまり自分では相手に勝てない事を意味している。
単細胞だからこそ強さの差には敏感だ。ただ己が食われるだけの立場であると知ったとき、捕食者は哀れな贄へと成り下がる。
もはやトロールには一片の戦意すらも残っていない。
ならばそろそろ仕上げに入ってもいいだろう。そう考えてミラベルはトロールを放した。
「ならばどうすればいいかもわかるな?」
「ゴ、ゴ、ゴブ……」
自由を取り戻したトロールは、しかしもうミラベルには襲い掛からなかった。
それどころかせっかく立たせてもらったというのに再び床に跪き、そしてあろう事かミラベルの靴に舌を這わせたのだ。
靴磨きが献身的に靴を磨くように、靴の汚れを舌で丹念に舐め落としていくその姿を見て誰が脅威と思えようか。
それはただ恐怖に屈した惨めな負け犬の姿そのものだ。
それは誰が見ても明らかな、明確すぎる勝者と敗者の構図であった。
自分達魔法使いの完全勝利にスリザリン生達は興奮し、気分が最高潮にまで盛り上がる。
これが勝利か……これが支配か!
元々選民思想の傾向が強いスリザリン生達だ。その彼らにとってミラベルの取った「支配」という勝利は下手にトロールを殺してみせるよりも余程効果的で、彼らの心を鷲づかみにした事だろう。
興奮に眼を輝かせるスリザリン生達へ、ミラベルが告げる。
「さて、後は教師達の仕事だ。減点される前に解散といこう」
文句を言う者は誰もいない。
スリザリン生達は幼さを残す少女の言葉に反論一つ上げる事なく、無言で従い、寮へと戻って行った。
その後に続いて帰ろうとしたところで、ハリーから声をかけられる。
「ミ、ミラベル……ベレスフォード、だったよね?」
「ああ。授業中に何度か顔は合わせてたが、こうして話すのは入学前の一件以来か。
元気そうで何よりだ、ハリー・ポッター」
緊張気味のハリーに、ミラベルは自然体で応じる。
ハリーにとってミラベルとは、マルフォイ以上に危険で近寄りたくない相手であった。
実質助けてもらったに近い今もそれは変わらない。
むしろ、あの圧倒的なまでの暴虐を見てしまっては余計にその思いが強まるばかりだ。
「そ、その……助けてくれて……」
「ああ、礼は要らん。貴様等の為にやった事ではない」
ミラベルは背を向けたまま、素っ気無く言う。
「さて、教師に見付かっても面倒だ。私はもう行かせてもらうぞ。
トロールは貴様等の手柄にでもしておけ」
そう言い、ミラベルはハリーの返事も待たずに歩き出す。
それに当然慌てたのはハリーで、ミラベルの後を追いかけるも曲がり角を曲がった所で見失ってしまった。
姿を隠す場所などないというのに、まるで霞のようにミラベルが消え去っていたのだ。
恐ろしい少女だ、と思った。
この日、ミラベル・ベレスフォードという存在にハリーは圧倒的な力強さと、そして一握りの恐怖を抱いた。
(*´ω`*)<テンニカガヤクキョクセイハヒトツ!
皆さまこんばんわ。今回はトロール回でお送りしました。
修正前と修正後を足した完全版に直しました。
まあ落とし所としてはこんなものでしょう。
もうこれ以上は面倒なので何言われても直さんぞー!
【リクタスセンプラ】
原作と映画版で効果が違う珍しい魔法。
原作版だと『笑い続けよ』であり、相手を笑わせる魔法。
それが映画版だと何を間違えたのか『宙を舞え』という意味になり、相手を吹き飛ばす物騒な魔法に。
ミラベルが使用したのはこちらです。