ピクシブを見たら実写風ミラベルが書いてあってびびったウルトラ長男です。
これならばハリーやロンの脳内イメージがダニエルラドクリフやアーノルドシュワルツェネッガーだったとしても違和感なく溶け込めるかもしれません。
第56話 皹割れた平穏
魔法界は今、混乱の只中にあった。
だがそんな状況でも……いや、そんな状況だからこそホグワーツ魔法魔術学校は平常通り生徒を受け入れる。
何故ならホグワーツこそイギリス魔法界で最も安全な場所だからだ。
どこに死喰い人がいるか分からない今だからこそ、この安全な場所が子供達には必要であった。
だからこそホグワーツ特急も例年通り運行しているし、そのコンパートメントの中に生徒がいるのもまた必然であった。
「…………はあ」
しかし全てが例年通りというわけではない。
コンパートメントの中で独り、イーディス・ライナグルは虚ろな眼で溜息をついていた。
その顔には今まではあった学校に行く楽しみだとか、そういったものが感じられない。
あの魔法省での一件以降、彼女はずっとこうだ。
何もする気が起きず、動くのも億劫で仕方ない。
スリザリン寮で仲のいい友人の何人かはイーディスを心配して声をかけてくれるが、それすら耳には入らなかった。
だがいつまでもそうしているわけにはいかなかったようで、窓から見える景色が暗くなり始めた頃にダフネ・グリーングラスがコンパートメントに入ってきた。
「イーディス、もう学校に着いちゃうよ! 早く着替えないと!」
「……ああ、うん……ありがとう。すぐ、着替えるよ」
私服のまま学校に入るわけにもいかない。
イーディスは緩慢な動作でノロノロと着替えると、コンパートメントの外に出た。
見れば生徒はもうほとんどおらず、大半の生徒が下車したのだと分かる。
だが車両間の通路を通り、前の車両に移動したところでイーディスは何か床にある物につまずいて転びかけた。
「……?」
何に躓いたのかと思って振り返るも、そこには何も無い。
これはおかしな事だ。
何もない所で転ぶ事がないわけではない。極稀に足を滑らせたりして転びかけたりする事は誰しもあるだろう。
しかし今、確かに転ぶ寸前に足に何かがぶつかった感触があった。
それも段差などではなく、柔らかい物だ。
イーディスは不思議に思い、今自分が躓いた場所に手を伸ばして見る。
すると不思議な事に、そこには確かに目に見えない何かがある事がわかった。
「ん~?」
触る、触る、触る。
固くはないが、だからといって手が沈みこむほど柔らかいわけでもない。
ほのかに温かく、まるで呼吸するように上下していて……。
そう、これはまるで人間の身体のようだ。
「……あ」
そこでようやく答えに行き着いたイーディスは『ソレ』に覆い被さっている物を払いのけるように手を動かす。
すると透明マントがどけられ、中から複雑そうな顔をしたハリー・ポッターが出てきた。
その顔は何故か血で濡れており、鼻が曲がってしまっている。
彼は何かの呪文で動けなくなっているようで、助けを求めるようにイーディスを見ていた。
「えーと……フィニート・インカンターテム、呪文よ終われ」
まずハリーに解除呪文をかけて彼を自由にした。
するとハリーはすぐに立ち上がり、イーディスに礼を言う。
続けてイーディスは治療呪文でハリーの鼻を治し、何があったのかを訪ねた。
「マルフォイにやられたんだ……とりあえず、すぐに学校に向かおう。詳しい事は歩きながら話すよ」
すでにこの列車の中にいるのはハリーとイーディスの二人だけだ。
ここでダラダラしていれば他の生徒達に追いつく事さえ出来なくなるだろう。
そうなれば新学期早々遅刻という不名誉な事態になりかねない。
二人は急ぎ足で他の生徒を追いかけた。
「マルフォイが何かやろうしてるみたいなんだ。僕はそれを調べようと『透明マント』を被ってあいつらの話を聞こうとしたんだけど……」
「途中でバレてああなったわけね」
「……うん」
イーディスの返しにハリーが悔しそうに頷く。
今までマルフォイとは宿敵関係にあったが、何だかんだで彼にあそこまで完全にやられた事はなかった。勝者は常にハリーだったのだ。
だからこそ、この一件は思いの外堪えたらしい。
「でもマルフォイが何かやろうとしてるのは間違いない。夏休みの時、僕達はボージン・アンド・バークスに入ったあいつを見た。あいつは、店主を脅して何かをさせようとしてたんだ。
それに、車両の中であいつはヴォルデモートに命じられてやっている、みたいな事も言っていた」
「彼がそう言ったの?」
「いや、そうハッキリ言ったわけじゃない。ただ言葉のニュアンス的にそう聞こえたってところだ。
あいつは自慢したくて堪らないのを我慢している感じだった」
イーディスは考える。
ヴォルデモートがマルフォイに何かを頼むなど、そんな事があるのだろうか?
確かにマルフォイはルシウスの息子でヴォルデモート陣営だ。
しかしヴォルデモートは数が減ったとはいえ優秀な死喰い人を大勢抱えているはず。
なのにわざわざ16歳のマルフォイを使うか?
もし使うとしたら、その理由は何だ?
「イーディス、君の方でもマルフォイの動向を注視してくれないか?
スリザリンの君なら僕等よりもマルフォイを監視し易い」
「ん。一応やってみるけど、あまり期待はしないでね。私もマルフォイとはそんなに仲がいいわけじゃないから」
マルフォイが何を任されているかは知らないが、どうせ大した事じゃないだろうとイーディスは考えていた。
これはマルフォイが特別無能というわけではなく、学生故の能力の限界があるからだ。
というより学生に大任を預けても上手くいくわけがない。
ミラベルやハーマイオニーくらいに突出した生徒ならば話は変わるかもしれないが、マルフォイにそこまでの才能はないのだ。
もし彼に本気で大役を任せているとしたら、ヴォルデモートはただの馬鹿になってしまう。
「と、ここからは寮別に行動しないと。それじゃあねイーディス」
「うん」
他の生徒に合流した事で、ひとまず話し合いは打ち切りとなった。
ハリーはグリフィンドールの列に混ざり、イーディスもスリザリンの列に加わる。
やけに遅い合流だったのでダフネが心配そうに声をかけてきたが、イーディスはそれに対し、何でもないと返しておいた。
その後はいつも通りの新学期パーティーが開かれ、ダンブルドアより新任教師の発表があった。
ホラス・スラグホーンという名のかつて魔法薬学を教えていた教師で、彼が再び魔法薬学の担当に戻るという事であった。
またそれに合わせて今まで魔法薬学だったスネイプが防衛術担当に移動し、生徒達を……特にハリーを驚かせた。
スネイプがずっと防衛術の担任に志願していたのは周知の事実だがダンブルドアがそれを聞き入れた事は一度としてない。
それがどういうわけか、今年はとうとうスネイプの悲願が叶ってしまったわけだ。
それ以外には寮同士の団結や夜中に出歩かない事など、一人一人が安全を心がけるよう呼びかけ、その場は解散となった。
イーディスはしばらくぼーっとしていたが横から誰かに肩を叩かれてそちらを見る。
「おい、何をしてるんだライナグル。早く新入生達を引率するぞ」
「……ああ、そういや私が監督生なんだっけ」
「そうだよ! 列車でも全く見回りをしないからもしやと思ったけど、やっぱり忘れてたな!」
苛立ったようにドラコ・マルフォイが怒鳴り、ふんと鼻を鳴らす。
去年までの監督生はミラベルだったが、彼女が行方不明となった事で。新しくイーディスにその任が回って来たのだ。
「御免御免、すぐに行くよ」
「全く……しっかりして欲しいね」
1年生をスリザリン寮まで連れて行き、合言葉を教える。
それから二人はようやく監督生の仕事から解放され、自分達の寮へと向かった。
「なあ、ライナグル」
「何?」
「一つ聞きたいんだが……ベレスフォードはどうしたんだ?」
世間一般的にはミラベルは行方不明扱いとなっている。
彼女が現在外国にいて、とんでもない事を計画しているのを知るのは、実際にあの神秘部で彼女の姿を見た者のみだ。
マルフォイはその話を聞いていてもおかしくない立場だが、考えてみればルシウスは投獄されているので知りようが無い。
ヴォルデモートがいる事はいるが、マルフォイにわざわざ語って聞かせるとも思えないのでマルフォイが知らないのは当然の事なのだろう。
「……生きてるよ」
「そ、そうか。あの女が簡単に死ぬわけないと思ってたけど、なら一体どこに?」
「わからない……多分、フランスかドイツ、アイルランドの魔法首相官邸にいるとは思うけど」
「はあ!? 何でそんな所に!?」
「乗っ取ったんだってさ。その3国を率いてそのうちイギリス魔法界を滅ぼす気らしいよ」
まさに開いた口が塞がらないとはこの事だろう。
出鱈目な同級生である事は把握していたが、まさかそんな斜め上に飛んでいるとは思わなかった。
マルフォイは信じられない、という顔でイーディスを見るが嘘と思われようがイーディスにはどうでもよかった。
「……冗談だろう?」
「冗談だといいんだけどね……」
冗談ならどんなによかったか。
だがもう、冗談では済まない所まで来てしまった。
あの神秘部でミラベルは、高笑いをあげながら何十人もの人間を死に至らしめたのだ。
こんな冗談などあっていいはずがない。
「マルフォイも、冗談で済むうちに引き返した方がいいよ」
「な、何の話だい?」
「誤魔化さなくていいよ。私だって神秘部にいたんだから、『あの人』とマルフォイ家の繋がりくらいわかってる」
「む……そういえばそうか」
「そうだよ」
イーディスとマルフォイはやがて分かれ道に差し掛かり、そこで立ち止まった。
ここから男子寮と女子寮に分かれるので、これ以上一緒に行く事は出来ない。
イーディスはまだ何か言いたそうにしているマルフォイを置いて女子寮へと向かい、ドアを閉めた。
正直な所、死喰い人だとか闇の陣営だとか、そういうものに関する話をあまりしたくなかったのだ。
どうしても、あの神秘部での事を思い出してしまう。自分が引き返そうなどと言ったばかり死んでしまった、あの少女の事を……。
「……はあ」
溜息をついて、女子寮の中にあった椅子に腰をかける。
皆が皆、善悪はともかく自分のやるべき目標を見つけて行動している。
だがそんな中でイーディスだけは宙ぶらりんの不安定な状態にあった。
魔法省はもう信じる事が出来ない。しかしそれを潰そうとするミラベルが正しいかといえば違うだろう。
だからといって闇の陣営が正義などとは死んでも思えない。
ではダンブルドアか、と言えばそれも疑問が残る。
彼はグリフィンドールなどから見れば最も頼りになる賢者なのだろうが、スリザリンから見れば自分達を蔑ろにする老人でもあるのだ。
「何が正しいのか、もうわからないよ……」
どれが正義でどれが悪なのか、もう区別が付かない。
いっそ全てが悪しき思想にすら思えてくる。
だが、そんな中にあってミラベルの手を取る、という選択は酷く甘美であった。
ミラベルと過ごした4年間を、未だ大事に思っている自分がいる事にも気付いていた。
善悪などどうでもいい。ただ、大事な友達が隣で笑ってくれるなら、それに勝る宝などない。
だがそれは紛れも無く、ハーマイオニーやハリー達を裏切る道であった。
「私、どうしたらいいのかな……」
自分はこんなにも弱く、そして優柔不断だったのか。
そう思い、イーディスは掌で顔を覆った。
*
「……おい」
フランス魔法界の首相官邸。
そこのリビングに、苛立ったような男の声が響く。
だが声をかけられた少女……ミラベルはまるで聞く様子もなく眼前に出されたフォアグラのソテーを味わっていた。
一口噛むたびに満足そうに頷き、まるで年頃の少女が見せるような幼い至福の表情を浮べている。
だがその外見に騙されてはいけない。この娘こそはフランス魔法省を陥落させた張本人なのだから。
「おい、ベレスフォード」
「…………」
会話する暇があるならまずは食事を楽しむ。それがミラベルだ。
故に彼女はもっきゅもっきゅとディナーを咀嚼し、かけられる声を完全スルーする。
そしてワインで喉を潤し、ようやく先程からうるさい男……グリンデルバルドに視線を向けた。
「一体いつまでこうしている気だ、ベレスフォード」
「いつまで、と言われても夕食を食べ始めたのはつい先程からだが」
「そういう意味ではない。わかっていて言っているだろう」
ミラベルは目を細め、まるで悪戯っ子のような微笑を浮べる。
「一体いつになったらイギリス魔法界に侵攻するのか、という話だ。
イギリス魔法界を焦土に変えるという話は嘘だったのか?」
「嘘ではないさ。だから軍備も整えているし、マグルの武器だって仕入れているだろう?」
「では何故攻め込まない? もう準備は終わっているはずだ」
ミラベルはワインをもう一口飲み、息をつく。
軽く酔いが回り紅潮したその顔は幼さを残す外見に似合わず、不思議な色香があった。
人を惑わせ、道を踏み外させる悪魔の魅力。それは彼女が元々備えていたものだが、いよいよ人の道を踏み外した事でそれは殺人的に加速していた。
大抵の男ならば一目見ただけで理性を焼き焦がしてしてしまう事だろう。
「まあ待て、そう焦るな。早漏は嫌われるぞ?
確かに今攻め込んで滅ぼす事は容易い……だが、それでは民の反感を買うだろう」
「反感だと? 何を馬鹿な……焦土に変えるのに反感もクソもあるか。
どうせ総て焼くなら同じ事だろうが」
「グリンデルバルド……貴様、私の目的をイギリス魔法族皆殺しと勘違いしていないか?
確かに魔法界は滅ぼすが、そこに住む住民まで皆殺しにする気はないぞ。
第一全員殺してしまっては私の望む新国家建立すら出来んだろうが」
実の所これはグリンデルバルドにとって意外だった。
ミラベルの目的は魔法界の完全破壊。とくれば、そこに住む住民の事など配慮の外だと思っていたからだ。
だがこれでも一応民の事は気にかけているようで、皆殺しは目的ではないと悪鬼は語る。
「それに以前も言ったが、優れた人間は可能な限り生かしたい。
私の作る理想国家に不要なのはドローレス・アンブリッジやコーネリウス・ファッジのようないるだけで害悪の無能。もしくはヴォルデモートやルシウス・マルフォイのような腐った純血主義者だ」
ミラベルとしては無論、優秀な者“だけ”を残したいというのが偽らざる本音だ。そこは否定しない。
だが彼女の目から見て『優秀』に属するものなどほんの一握りだけだ。それ以外全てを粛清してしまってはもう国が成り立たない。
故に彼女は妥協する。害となる『無能』だけを切り捨てるという道を。
それを見せしめにし、周囲の危機感を煽る事で成長を促すのも悪くない。
ああはなりたくないと思わせるのは、古来より行われてきた選民思想の基本手法だ。
「だがどうする? 国を滅ぼす以上反感は免れん」
「その通りだ。だがその反感を限りなく薄める事なら出来る。
国を滅ぼそうが何だろうが、それが『救い』であるならばな」
ミラベルはニヤリ、と笑い指を鳴らす。
すると宙に映像が映し出され、死喰い人や吸魂鬼が我が者顔で徘徊し、人々を殺して回るイギリス魔法界が現れた。
無論これはまだ現実には起こっていない映像だ。
だがこのままヴォルデモートが席巻すれば必ず実現するだろう未来でもあった。
「例えばだ……常に闇の魔法使いや薄汚い吸魂鬼が徘徊し、いつ死んでもおかしくない国があったとする。
それを支配する自称帝王は深い考えも持たず、自らのミスを他者のせいにして殺すような器の小さな男だ。
奴の事だから何も考えずマグル生まれ狩りなども始めるだろうな。今や魔法界の1/3近くを占める人口を、だ。
貴様、そんな国に住みたいと思うか?」
「……いいや、思わんな」
「そうだグリンデルバルド。歴史上、幾度となくあった事だが、あまりに国が酷いと民は不思議な事に敵国に“支配される事を望むのだ”」
結局のところ侵略するという行為に一切の変化はない。
それで総ての民の感情が変わると考えるのはあまりに楽観視し過ぎだろう。
だが平和な国を一方的に侵略して領土にしてしまうのと、住む者にとって地獄と化している腐敗国家を叩き潰すのとでは大義名分も民の感情も何もかもが違う。
加えて、純血主義者を対象とした血の粛清もそれらがヴォルデモート一派であれば反感は少ないだろう。
故にこそ、ミラベルは機を待っているのだ。
「お前……そうか、イギリス魔法界を一度ヴォルデモートにくれてやるつもりだな?」
「如何にも。ダンブルドアにも言ったがあんな腐った魔法省など私は要らんよ。
あんな物はヴォルデモートにくれてやるさ。奴には丁度いい玩具だ……さぞ、喜んで遊ぶだろうな」
そして民の反感を買うだろう。憎しみを集めるだろう。
恐怖で縛り、純血主義者達以外は住み辛い世界になるだろう
……それでいい。
そうして純血主義の魔法使いは一勢力に集まればいい。
自分達が一部にも満たない少数派である事を理解せずに横暴の限りを尽くし反感を買うといい。
それでこそ、こちらも動き易い。
「せっかく分かり易い悪役なのだ……最後まで悪で在ってもらおうではないか。
そして、奴を民の前で断罪する事で私は救国の正義となる」
「正義、ね……」
グリンデルバルドは皮肉気に笑い、ワインを煽る。
果たしてこれほど正義の文字が似合わない女がいるだろうか。
そう思うと愉快さと嫌悪が混じって仕方ない。
これがかつて自分達が目指した物か。これが選民主義の行き着く先か。
グリンデルバルドは目を閉じ、声に出さず思う。
――お前程の悪党、私は見た事がないよ、と。
ダンブルドア「無知なハリーを色々操って動かしてるけど全部魔法界の為じゃ!
裏で動くわし、マジ策士!」
ヴォルデモート「何も知らないルシウスの息子に命令出したった! 失敗したら殺せばいいし無問題!」
ミラベル「悪役はヴォルデモートに押し付けて私は美味しいポジションだけを頂く!
貴様等は全て私の道具に過ぎん!」
3人「「「( ゚∀゚)゚∀゚)゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」」」
ブチャラティ「吐き気をもよおす邪悪とはッ! なにも知らぬ無知なるものを利用する事だ!
自分の利益のためだけに利用する事だ! てかテメーら全員ド悪党だァーーーッ!!!」
キラ「駄目だこいつら……早く何とかしないと……」
イーディス「もう何が正義か分からないよ私……orz」
┌(┌^o^)┐ というわけでひとまずの平穏に戻った56話でお送りしました。
ミラベルはとりあえずヴォルさんがイギリスを取るまで待ってくれるようです。
やったねお辞儀さん!戦力が増えるよ!
……え? 日本の戦力は大丈夫なのか?
日本はこの危機をどうにかする為にウルトラセブンが来てくれたようです。
戦闘員じゃないのにいつもご苦労様です。
ちなみに仕事が忙しくて3年間くらい睡眠を取っていないとか。
休め……休め、セブン……!