ハリー・ポッターと野望の少女   作:ウルトラ長男

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(「‐|‐) 皆様こんばんわ。
どうせ一切使わないOLさんのバックボーンを色々考えているウルトラ長男です。
よくあるトラック転生で死んだのか、それとも他の理由で死んだのか。
本編に100%影響しないどうでもいい部分なので何でもありで妄想が捗ります。

とりあえず今の所の候補は「誰もいないオフィスの休憩室で年甲斐もなくかめはめ波の練習をしていたら同僚に目撃され、生暖かい目で見られる事に耐えられず外に飛び出したらトラックに撥ねられそうになり、慌てて避けたら滑って転んで頭を打って即死」でしょうか。


第52話 悪夢の再会

「とにかく、ここを出なくちゃならない……行こう」

 

 ハリーがハーマイオニーを背負い、ネビルの腕を引く。

 ルーナがセドリックを引きずり、ジニーはその後をヒョコヒョコと歩く。

 しかしタイミングの悪い事にまた別の死喰い人が数人こちらに向かって走り、ハリーは咄嗟に一番近くにあった扉に飛び込んだ。

 

 この部屋はどこだ? 今度こそ出口か?

 そう思い、見渡すもハリーはまたも己が外れを引いた事を悟った。

 いや、それどころか最悪だ。

 ここは――よりにもよって、アーチの部屋じゃないか!

 

「アロホモーラ!」

 

 そうしている間に扉がまた破られ、死喰い人がなだれ込んでくる。

 慌てて扉を閉めようとしたルーナであったが、その胸に赤い閃光が直撃し、吹き飛ばされてしまった。

 地面に激突したルーナはそのまま、ハーマイオニーと同じように動かなくなり、これでますますハリーは追い詰められる事となった。

 入ってきた死喰い人は5人……だが、今や彼等と戦えるのはハリーだけだ。

 ハリーは麻痺呪文で必死に応戦し、付近の物を盾としながら戦うもなかなか当たらない。

 確実にハリーは追い詰められ、今や敗北間近だ。

 

「ここまでだな、ポッター」

 

 ルシウス・マルフォイが気取った声で言い、覆面を脱いだ。

 もうハリーを守る者はいない。

 勝利を確信したようにニヤニヤと笑い、ルシウスはハリーへ語りかける。

 

「さあ、帝王がお待ちだ。なに、殺しはせん……殺すのは予言を得た後だ」

 

 ルシウスが獲物を甚振るようにゆっくりと近付いてくる。

 逃げ場はない……ここまでなのか?

 覚悟を決め、杖を強く握る。

 だがまだ運はハリーを見離してはいないらしく、ドアからシリウスとキングズリー、ルーピンが飛び込んできた。

 次々と死喰い人を蹴散らし、シリウス達が駆け寄ってくる。

 

「さあハリー! 皆を連れて逃げるんだ!」

 

 頼もしい援軍にハリーの頬が綻ぶ。

 だがここで形勢逆転、とはいかないのが死喰い人の恐ろしさだ。

 シリウス達を追うように別の死喰い人達が飛び込み、ルシウスの前に並ぶ。

 その中には、あのベラトリックスという魔女の姿もあった。

 

「大事な大事なポッターちゃんの為に私と戦うかい? 純血の恥晒し!」

「問われるまでもない。私の手で引導を渡してやろう、ベラトリックス!」

 

 シリウスとベラトリックスの杖から閃光が飛び、互いに相手を倒そうという意思を以て魔法を放つ。

 普段と決闘とはまるで違う、殺す為の戦いだ。

 ベラトリックスの呪文がシリウスを襲い、シリウスの魔法がベラトリックスの頬をかすめる。

 

「さあ来い! 今度は上手く狙ってみせろ!」

 

 シリウスはベラトリックスの呪文を避けながら彼女を挑発していたが、その額には汗が輝いていた。

 本当は余裕などない。顔は笑みを形作っているがこんなものは虚栄だ。

 だがハリーやその友達に魔女の牙が向かない様に、彼女の気を引いているのだ。

 しかしそれがまたしても情勢を悪化させる。

 ベラトリックスの杖から放たれた赤い閃光が遂にシリウスの胸に直撃し、彼を吹き飛ばしてしまったのだ。

 吹き飛んだ身体は弧を描き、あの古ぼけた恐ろしいアーチへと吸い込まれていく。

 あの中に入っては駄目だ! そう思うもハリーの手は届かない。

 そして恐れと驚きの入り混じった顔で名付け親がアーチを潜る、まさにその時――。

 

「させないよ!」

「間一髪、といったところか」

 

 ――イーディスと、ミラベルが『姿現し』し、シリウスを掴んでアーチから飛び退いた。

 

「イーディス! ミラベル!」

 

 喜びの歓声をあげるハリーの前に二人の少女が着地し、シリウスを降ろす。

 彼は満足に身動きも出来ない程ダメージを受けているが無事だ。生きている。

 更にいい事は続き、ハリー達の側に最も心強い味方であるダンブルドアがやって来た。

 ダンブルドアとミラベル……ハリーの思い付く限り、最も強力な布陣だ。

 その二人が今、肩を並べて死喰い人と対峙している。

 

「貴方も来ていたのか、ダンブルドア校長」

「ほっほ、そういうお前さんもな」

 

 視線を向けずに会話する二人に、死喰い人二人が杖を向ける。

 ロドルファスとラバスタン……ベラトリックスの夫とその弟だ。

 だが二人が杖を向けた時、すでに反撃は終わっていた。

 ミラベルとダンブルドアが目にも見えない速度で杖を抜き、呪文を発射して壁に叩き付けたのだ。

 

「どうせならもっと速く来て欲しいものだ。そうすればイーディスをこんな戦場に戻さずに済んだ」

「…………」

 

 不機嫌そうに言うミラベルを、ダンブルドアは微笑ましいものでも見るように見下ろす。

 それはまるで孫の成長を喜ぶ祖父のようであり、慈愛に満ちた視線だった。

 

「……何だ?」

「ミラベル……わしは嬉しいぞ」

「は?」

「覚えておるか? 3年前、わしは君に『友は何にも勝る宝』と言った。

じゃが君は、それに『要らぬ世話』と返したのじゃ」

 

 ダンブルドアが話しているのは2年生の時のミラベルとイーディスの仲違いの事だ。

 あの時のミラベルは友を大事にせず、付いて来れないなら切り捨てるというスタンスを取っていた。

 冷酷な幼い悪魔だった。

 だがここにいるミラベルは違う。

 友を大事にし、守り、そして彼女の為にこの戦場に立っている。

 その成長がダンブルドアには嬉しくて仕方なかった。

 

「共に戦おう、ミラベル……魔法界の未来の為に」

「魔法界などどうでもよい……だが、友が幸せに暮らす未来の為に今は手を貸そう」

「ほっほっほ、そうかそうか。嬉しいのう」

 

 ミラベルは穏やかに、ダンブルドアは朗らかに笑う。

 そして一転、その表情は敵を駆逐する狩人の物となり、眼前の敵を鋭く射抜いた。

 

「「往くぞッ!!」」

 

 ミラベルが杖を薙ぐ!

 ダンブルドアが杖を振る!

 黄金の電撃が迸り、幾筋もの赤い閃光は神秘部を明るく照らす。

 襲い来る死喰い人を吸血樹の杖で殴り、ミラベルの背を狙ったルシウス・マルフォイをダンブルドアが撃ち抜く。

 ダンブルドアの魔法で動き出した黄金の銅像が次々と死喰い人を取り抑え、彼の背後を狙ったルックウッドをミラベルの電撃が撃ち貫く。

 それはまさに一つの完成された舞いであった。

 いっそ美しくすらある杖捌きを以て放たれるは色鮮やかないくつもの閃光。

 敵を撃ち抜き、敵の攻撃を防ぎ、そして互いの隙をカバーする。

 互いに最高レベルの魔法使いと魔女だからこそ成立する、常人には不可能なデュエット。

 最後に二人はクルリ、と振り向きハリーとイーディス目掛けて魔法を放つ。

 いや、訂正しよう。それはハリー達を狙った物ではない。

 ハリー達に杖を向けていた死喰い人、マルシベールを狙ったものだったのだ。

 2発の呪文を同時に受けたマルシベールは床を転がり、やがて動かなくなった。

 

「……す、凄い……」

「あ、ああ……」

 

 イーディスとハリーはポカン、と口を開けてその演舞に見とれていた。

 たった二人の魔法が10人以上いたはずの死喰い人を一方的に駆逐していく。

 古い賢者と新世代の若き天才。二つの世代の力が暗雲の時代を晴らすように舞う様は、今までにないほどの希望を感じさせてくれるものだ。

 そして気付けば、残るはベラトリックス・レストレンジただ一人。

 彼女を倒し、それで全員捕まえれば終了だ。

 ダンブルドアとミラベルは並んで疾走し、ベラトリックスとの距離を詰める。

 

「くっ、来るなあああ!」

 

 恐怖したようにベラトリックスが緑の閃光を放つも、それはダンブルドアが操る黄金の像に阻まれ届かない。

 そしてその隙を逃さず放たれたミラベルの電撃がベラトリックスの腕を焼き、杖を弾き飛ばした。

 これでチェックメイト、万事休すだ。

 ベラトリックスを沈めるべく二人は杖を振り上げる!

 

「いけえええええ!」

 

 ハリーが叫ぶ。

 勝てる! もうベラトリックスの身を守る武器も仲間もいない!

 この神秘部での悪夢から、解放される!

 

「……勝てる!」

 

 イーディスも勝利を確信する。

 自分の不安など杞憂だった。

 いや、そもそも自分が付いてきた意味などなかった。

 あの二人ならば、どんな障害だろうと撃ち砕けるのだ。

 

 ――勝った。

 誰もが、そう確信した。

 

 

 

 だが、事態はここから更に動く。

 ベラトリックスに止めを刺すその瞬間、ミラベルは視界の端に『それ』を見付けた。

 それは『姿現し』でその場に現れた男の姿であった。

 男が、ハリーに……そして、その近くにいるイーディスに杖を向ける瞬間であった。

 遅れて、ダンブルドアがそれに気付く。

 

「……ッ!」

「しまっ……」

 

 ミラベルとダンブルドアが目にしたのは、勝ち誇った顔で杖から魔法を放つ青白い顔の男であった。

 不気味に輝く赤い瞳と、切れ目を入れたような鼻腔、耳まで裂けたような口。

 それは紛れも無く、闇の帝王ヴォルデモートだ。

 二人は心の中で叫ぶ。よりにもよって、このタイミングでハリーを狙うか!

 いや、このタイミングだから“こそ”か!

 

「――!」

 

 一秒が明暗を分けるこの場で、真っ先に動いたのはミラベルだった。

 短距離の『姿くらまし』を用い、ハリーとイーディスの前に飛び出たのだ。

 防御の呪文はもう間に合わない!

 だが、このままでは身体ごと貫通されて後ろのイーディスが死ぬ!

 刹那の思考。

 その果てにミラベルが出した答えは、己の身を盾にする事であった。

 無言呪文ですらない純粋な魔力。それを己の身体に纏わせ、両手を広げて破壊の全てを受け止める事を決意したのだ。そして。

 

 

 閃光が、爆ぜた。

 

 

「…………ん」

 

 視界を焼くほどの光が終わり、イーディスはゆっくりと目を開ける。

 何が、どうなった?

 自分はまだ生きているのか? いや、何故生きている?

 そんな疑問の答えを求めて、顔をあげる。

 そして彼女は見た。見て、しまった。

 

「……あ」

 

 絶望に染まった声が、唇から漏れる、

 目の前にあるものを信じられなかった。信じたくなかった。

 

「あ、あああ、あ……」

 

 目の前にあり、自分達を守るように立つそれは、友の背であった。

 いつだって美しかった黄金の髪は煤け、服は焼け、肌はボロボロに焼け爛れ。

 そして、目を覆いたくなるほどの鮮血に染まったミラベルの背であった。

 

「嘘……嘘よ……」

 

 涙で歪んだ視界の中、ゆっくりとミラベルの身体が傾く。

 まるでスローモーションのように弱々しく地面に崩れ、そして指一本すら動かさなかった。

 

「いやああああああああああああッ!! 嫌ッ、嫌あああ!

ミラベル! しっかりして、ミラベルッ!!」

 

 錯乱したように喚き、イーディスはミラベルを抱える。

 だが、抱えたその身体の力無さに愕然とした。

 生気のないその身体は、もういかなる回復魔法でも助からない事を予感させた。

 何かを話そうと口を開くも、そこからは虚しく赤い血が吐き出されるだけだ。

 その様子を見ていたハリーは蒼白な顔をし、ダンブルドアは怒りと嘆きに瞳を光らせた。

 それとは対照的にベラトリックスは高笑いをあげる。

 

「は、はははははははっ! お見事、御見事ですご主人様!

死んだ、死んだよ! 忌々しいベレスフォードの小娘が死んじまったよ!

ああまだ死んでないのか! これから死ぬのか!!

あはははははははは! あっはははははははは!!」

 

 心底嬉しそうに狂笑するベラトリックスの声すら、今のイーディスの耳には入らない。

 頭の中は真っ白で、喉がやけに渇く。

 目の前の光景が現実だとは信じられない。脳が受け入れる事を拒否してガンガン痛む。

 ミラベルは虫の息でパクパクと口を動かし、何かを話そうとしている。

 それはか細く、集中しなければ聞き逃してしまいそうな声だ。

 

「…………イー、ディス……怪我、は、ない?」

「う、うんっ! うんっ! ミラベルが、守ってくれたから……!」

「そう……よかっ……た」

「大丈夫だから……大丈夫だから、もう話さないで!」

「……いえ、私は、もう……助から、ない……だから、最期に、言わないと……」

 

 苦しそうに、小さく息をつきながらもミラベルは話すのをやめない。

 イーディスの手を弱々しく握り、絞り出すように言う。

 

「私は……あの方じゃ……ミラベル様じゃ……ない」

 

「え?」

 

 イーディスは一瞬頭が真っ白になる。

 ミラベルがミラベルではない? それは一体どういうことだ?

 だが、思い起こせばこの1年の彼女はまるで別人のようであった。

 

「この身体は、あの方によって作り出された、紛い物……。

私は、魂だけを移され、あの方の影武者として……学校で過ごすよう、命じられた……。

ごめん……なさい……私はこの、1年……貴女を騙していた……」

「……っ! そんなの、そんなので謝らなくていい!

偽者なんて関係ない! 貴女は、私の……大事な、友達なんだからっ!」

 

 ミラベルは……いや、ミラベルの姿をした少女は穏やかに微笑む。

 その言葉が聞けただけで悔いなどないというように。

 本物が決してしないだろう、優しい顔で、イーディスの頬を撫でた。

 

「あり、がとう……わたしも……貴女のことが、いつのまに、か、大切になって、た……。

貴女と過ごした1年は……本当に……本当に、たのし、かった……」

 

 笑顔で、涙を溢れさせて影武者の少女は感謝の言葉を述べる。

 これが最期だから。

 これが最期の我がままだから……だから、どうか主よ。

 今だけは、影武者としての任を捨てて、在りのままの自分である事を許して欲しい。

 

 

「ありがとう……大好きだよ、イーディス……私の、たった一人の……友達」

 

 

「――……ミラベル?」

 

 笑みを浮べたまま、動かなくなった友にイーディスが声をかける。

 だが少女は動かない。

 声をかけようとも、揺すろうとも指一本動かない。

 

「ね、ねえ……嘘でしょ? 嘘、だよね?」

 

 揺する、揺する、揺する。

 何度も何度も、現実を認められずに揺する。

 嘘だ、きっと寝ているだけなんだ。

 壊れた機械のように何度も何度も何度も揺すり――その手を、ルーピンが止めた。

 

「よすんだ、イーディス……彼女は逝ってしまった。もう、二度と戻ってはこない……」

 

 涙が、イーディスの瞳から溢れた。

 とめどなく零れた透明な雫は頬を伝い、事切れた少女の上に注がれる。

 だが少女はもう動かない。話さない、笑わない。

 

 イーディス・ライナグルは今、親友を失ったのだ。

 

「――――!!!」

 

 イーディスは、声にならない叫びをあげた。

 彼女の名を呼ぼうとしたのだ。

 だが、呼べない。呼べるわけがない。

 イーディスは彼女の名を知らなかったからだ。

 

「あはははははは! 死んだ死んだ! 生意気な小娘が死んじまったよ!

なあに悲しむ事はない、あんたもすぐに同じ場所へ送ってあげるからねえ!」

 

 喜悦に顔を歪め、ベラトリックスが杖を拾う。

 そして悲しみで動けずにいるイーディスを仕留めるべく杖を向けた。

 悲しむ必要はない。すぐに同じ場所に送ってやろう。

 あちら側でいくらでも仲良くやればいい。

 

 だが、ここで彼女は異変に気付く。

 おかしい……杖がない。

 

 いや、杖どころか 肘から、先が、ない。

 

 

 

「――ああ、すぐに送ってやるさ。貴様に相応しい所へとな」

 

 

 

 声が、響いた。

 それは静かに、優雅に。

 聞き覚えのある、少女の声で。

 今まさに、ここで倒れている“ミラベルの声で”!

 

 全員が、声の出所に目を向けた。

 そして目にした。ベラトリックスの後ろにいる何かの姿を。

 ベラトリックスの胸から生えた、血に染まった腕を!

 

「……え?」

「はじめまして、レストレンジ……そしてさようなら」

 

 何が起こったのか理解出来ずにいるベラトリックスの裏で、声の主は話す。

 それは真紅のローブに身を包んだ小柄な影であった。

 そのローブの端からは黄金の髪が覗き、口元には牙が生えている。

 

「死ね」

 

 彼女はベラトリックスから腕を引き抜くと、もう片方の手で彼女の首を薙ぐ!

 その瞬間、黒髪の魔女は首から上を失い、糸が切れたかのように崩れ落ちてしまった。

 あまりにも凄惨な光景だ。

 そしてその光景を作り出した人物は悠々と、ハリー達が見ている前でローブを脱ぐ。

 

「さて……これはこれは、懐かしい顔ぶれが揃っているものだ。元気そうで安心したよ」

 

 まず目に付くのは、金糸で出来たような輝く黄金の髪。

 全てを見通すような妖しい輝きを秘める、黄金の瞳。

 白く透き通るような肌。

 整いすぎた容姿に――呪いのように他者を惹き付けて離さない、圧倒的な魅了と威圧感。

 

「本当に久しぶりだ……そして随分見違えた。

男子三日会わざれば刮目して見よという諺が日本にはあるがなるほど、たった一年でこうも変わるのだな」

 

 それは一年前と同じ姿であった。

 ここで倒れているミラベルと違い、本当に1年前そのままの姿であった。

 

 

 それは紛れも無く、今倒れた少女の主にしてオリジナル……ミラベル・ベレスフォードそのものであった。

 

 




ミラベル(真)「ま た せ た な !」
【挿絵表示】

全員「「「帰って下さい」」」

(*´ω`*)<フエタァ!
えー、もう大分多くの方が予想していましたが、44話~51話の間登場していたミラベルは偽者でした。
というかバレバレでしたね。
ダンブルドアやヴォルデモートの注意を引く為の影武者であり、本物はフランスやドイツをウロウロしていたノス何とかさんの方です。
そして次回は帰って来た汚いミラベルによる虐殺タイムです。
そして本物が帰って来たので偽ベルさんは退場しました。
さようなら偽ベル、8話の間ありがとう。

そしてまた貫咲賢希様よりイラストを頂きましたので、27話に飾っておきました。
毎回のことながら感謝せざるを得ない。
また、こちらには好感度MAXっぽいミラベルが書かれております。
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=39991018

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