東方血界神 ~Creatures Paradise~   作:閼伽

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人は、未知なる異界を見る。

 

 

 

 世界なんて、己が知っている全てでしかないというのに。

 

 

 

 

 異界とは、この世ではない何処かである。この世の何処にも存在せず、まともな移動手段では辿り着く事の出来ない場所だ。故に異界は認識されず、存在しないとされることもある。

 

 しかし、だ。存在するモノは、確かに在るのだ。ならば、そこへ行く為の手段を模索するのが学者というものだろう。

 

 そんじょそこらの一般学者共とは一線を画す、マッドサイエンティストな永琳ならばなおさらである。

 

 まあ、今回は模索しなくとも、最初から手段はあるのだが。

 

「ふう、こんなものね」

 

 壁に無数の機器が並ぶ部屋で、掌サイズの球体をとった永琳は、一段落と息をつく。

 

「こちらも準備完了致しました、永琳様。いつでも実行可能です」

 

 少し離れたところで座って平面のキーボードを叩いていた月夜見も、永琳にそう報告する。

 

「分かったわ、月夜見。じゃあ、始めましょうか、朱雨」

 

「ああ」

 

 永琳は頷くと、機械類に興味があるのか周りを見渡していた朱雨に声をかける。

 

 今回行う実験の方法は実に単純で、耐久性に優れた小型の観測機を朱雨の「異界」に放り込んで、リアルタイムで「異界」を観測しようというものだ。無論、回線が繋がらない確率は高いので、記録機能ももちろんついている。

 

 観測機を放り込んだら、朱雨よって「異界」の変質を行ってもらう。「異界」の中でも外と同じことが出来るか、また異界の中では出来ない事、あるいは異界の中でしか出来ない事を模索する、といった実験を行い、終わったら観測機をとりだして終了だ。

 

 まあ、永琳には懸念もあった。観測機を朱雨の「異界」に入れる場合、どうしても朱雨に傷を負って貰わなければならない。それを嫌がるのではないか、というものだ。例え嫌がらなくとも、体内に異物を入れる事を良しとするか、という事もある。

 

 まあ、良いと言われたから行うのであるが。事前に朱雨が観測機を調べ上げ、害がないと証明させてから体内に取り込む、という事なら構わないそうだ。

 

「これを」

 

 永琳は朱雨にメスを渡す。普段は爪や歯で傷をつくる朱雨だが、さすがに掌大の球体を体内に取り込む程の傷を爪や歯でつくる事など出来ないのでとった措置だ。

 

 メスを受け取った朱雨は躊躇いなく己の腹を刺し、刃を横へ滑らせる。常人ならば目を背けたくなるような光景だが、解剖実験の経験がある永琳や月夜見は今更という表情で、そもそも人間ですらない朱雨は何の感情も浮かべず、メスを引き抜いた。

 

 横一文字にぱっくりと開いた腹の傷から、内臓や血液が零れ出る――なんて事にはならない。体内が異界でしかない朱雨の腹の中は、ただ赤い何かが渦巻いているだけだ。

 

 一応痛覚がある筈なのに痛がるそぶりも見せない朱雨は、何の感情も浮かべないままに永琳にメスを渡す。それを受け取った永琳は、代わりというように球体――観測機を渡した。

 

 それを先程と同じように逡巡せず傷に押し込む朱雨。普通は侵入した物質の量に応じて中身が押し出されたりするのだが、当然のようにすんなりと入る。そして、開いた腹を朱雨が撫でると、何事もなかったかのように傷が消えた。

 

「これで準備よし、と。さあ月夜見、実験開始よ」

 

「はい、永琳様」

 

 頷いた月夜見がキーボードを叩く。すると、月夜見の前の壁一面に青白い光を放つ画面が映し出された。それを見た瞬間、永琳も月夜見も目を大きく見開く。

 

 ――そこに写るのは、何処までも深く、何処までも朱い世界。何もかもが混ざり合うが故に、ただ一色、ただ一つに視える世界。

 

 画面越しであろうとも、その景色は圧倒的な命の息吹を感じさせる。これは、この世界が始まる前に存在したであろう、秩序無き混沌の姿そのものだ。

 

 単一色で在る筈なのに、まるで雄大な山々を見上げるような、深く美しい大海を覗いているような、素晴らしい芸術を目の当たりにしたような、そんな心を打つ感動がその光景から感じられた。

 

 知らず、永琳と月夜見は息をのむ。その世界は、二人の心中にある思いを去来させていた。

 

 それは、母親の胎の中で己が己であると初めて自覚した時の始まりの想い。自分という存在がこの世に在ると強く実感した、「生きている」という感覚。

 

「――――すごい」

 

 永琳はただ、そう呟く事しか出来なかった。

 

 何度も言うが、永琳は学者である。三度の食事よりも実験が好きで、日々の睡眠よりも研究が好きで、生きていく事よりも理の解を見つけ出す事が大好きな人間だ。永琳ほどマッドでクレイジーではないが、月夜見も似たようなものである。

 

 永琳に限った事ではなく、人間は生きるという事を最優先とする事はあまりない。ある者は欲望を満たし続ける事に重きを置き、ある者は他人の為に自己を犠牲にする事を厭わず、ある者は己の趣味に埋没していく事を信条とする。

 

 これらは生きている事を前提としているが、あくまで前提であり、人間は生きるという本能の上に欲望を満たす、というものが存在するのだ。それは、朱雨が生命として必要のないモノと断言したそれである。

 

 その人間が、永琳が今、感じている事。それは、あらゆる生命が持つ生きるという意志だ。何かの為でもなく、誰かの為でもなく、己の為ですらない、ただ、種の為に生きるという、本能そのものなのだ。

 

 人間が忘れて久しいその感覚は、永琳という存在を大きく揺るがす。実験なんてどうでもいい。研究なんて捨ててしまえ。そんな事よりも、生きて種を残す事を優先するべきだ、なんて考えてしまう程に。

 

「……種を、残さなければ」

 

「ん?」

 

 二人と一緒に画面を見ていた朱雨は、何かを呟いた永琳を見る。すると、永琳はぶつぶつと何かを言いながら突然服を脱ぎ始めた。ハラリと衣服が床に落ち、彫刻のように美しくも生々しく妖しい肢体が露わになる。

 

「……………………?」

 

 だが、朱雨は首を傾げて永琳の突然の痴態を見守るだけだった。目の前で異性が突然脱ぐなどという事をされれば確実に慌てる筈だが、他種族の裸体になどなんら興味を示さない朱雨は全く動じない。むしろ永琳の突発的行動に、体の手入れでもするつもりなのだろうか、なんて的外れな事と考えていた。

 

 そんな朱雨の前に、上半身の服を完全に脱ぎ終えた永琳がフラリと立つ。何事かと朱雨は尋ねようとした瞬間、事もあろうに永琳は朱雨を押し倒したのである。

 

「朱雨……」

 

 頬を上気させ悩ましげな表情で吐息をはく永琳。ハリのある豊満な乳房は朱雨の胸板で潰れ、布越しでもその柔らかさが伝わってくる。胸に感じるせわしない鼓動。熱い吐息を振りまく妖艶な唇。(なみだ)が溢れる烏の濡れ羽色の瞳。服がはだけ程よく肉のついたふとももを魅せる艶めかしい脚線。背筋を伝う一筋の汗が、その淫靡さをより引き出していた。

 

 突然の事態に朱雨は取り乱しこそしなかったが、若干の困惑を抱いていた。永琳がこのような事をする理由が検討つかなかったからだ。ただ、永琳の目は光を失い理性が蕩けたような妖しい色合いをしていたので、正気でない事だけは理解出来た。

 

「永琳。どうした、永琳」

 

 朱雨は永琳の肩を掴み、軽く揺さぶる。大抵の場合、正気を失った存在は外部からの刺激で自身を取り戻す事が多い。言葉による知性への刺激、揺さぶって肉体への刺激を与える事で正気に戻るのではと、朱雨は考え、実践した。

 

「……ん、朱雨?」

 

 それが功を奏したのだろう、数回揺さぶっていると、永琳の目にだんだん光が戻り、キョトンとした表情で朱雨を見る。

 

「大丈夫か、永琳」

 

「あれ、私……いったい何を……」

 

 朱雨の問いかけに永琳は頭を押さえ、霞がかかったような意識をクリアにしていく。そして、自分のやった事を理解したのが、リンゴのように顔を赤くして、慌てて朱雨の胸に手をついて朱雨から離れた。が、それが悪かった。

 

「え、あれ、私、何で!? どうして私、こんな事……!?」

 

 朱雨に覆いかぶさっていた永琳がそんな事をすれば、まるで朱雨に馬乗りしているような格好になってしまう。そして、不運な事に永琳の腰は朱雨の股間の上にあったのだ。

 

 朱雨自身は全く感じていない事だが、永琳は非常に美人である。街中を歩けば百人のうち百人が振り向くほどの美人でその上、大人の成熟した体を持つ女性なのだ。つまり、人間の(おす)からすれば極上の女なのである。

 それは、人間に擬態している朱雨にとっても当て嵌まる事であり、朱雨の知性が何も感じていなくとも、体の一部分はっきりと欲情していた。

 

「……………………」

 

「……………………」

 

 朱雨に馬乗りした格好のまま、石像のようにビシリと固まる永琳。朱雨は真っ赤に染まり涙目になっている永琳の顔を見て、己の腰の辺りに視線をスライドさせ、再び視線を上げると怒りの形相で拳を振り上げている永琳を見上げ、己の末路を理解した。

 

「やはり、心は度しがガハッ」

 

「何してるのこの変態――――――!!」

 

 ちなみに。

 

 永琳と同じように朱雨の世界を見た月夜見は、椅子にもたれかかって幸せそうな笑顔で眠っていた。

 

 

 

 

   आयुस्

 

 

 

 

「まさか、貴方の世界にあんな効果があるとは思わなかったわ」

 

 まだ少しだけ頬に朱を残す永琳は、こほんと咳払いをして朱雨を睨む。

 

「私だってあのような事が起こるとは知らなかった。私の体内を見せるような事は、いままで行ってこなかったのでね」

 

 渾身の力で殴られたのに傷一つ負っていない朱雨は、相変わらずの無表情でしれっと言う。その横では、人に寝顔を見られたことが恥ずかしいのか、顔を赤くして小さくなっている月夜見がいた。

 

 悪いなんて一片も感じていないような朱雨の言動に永琳は腹を立てそうになるが、何度も経験している事である、無駄だと分かっているのでため息を吐くだけに留めた。

 

「……まあいいわ。さっきのは不慮の事故、忘れる事にしましょう。……それにしても、視た者の本能を爆発的に増大させるなんて。つくづく貴方は異質だわ」

 

 永琳が先程異常な行動を起こしたのは、生物が持つ本能に支配されたからである。朱雨の世界はあらゆる生命の起源であり、それゆえに知能や感情、心によって本能が薄れた存在は朱雨の世界を見る事によって己の原初を思い出したのだ。本能に従い生きるという、獣のようなそれである。

 

 永琳は種を残すという性欲に支配され、月夜見は睡眠欲に支配された。結果として、永琳は朱雨に襲いかかり、永琳を心配してあまり睡眠をとっていなかった月夜見は眠ってしまったのである。

 

「私はこの星の生命体ではないからな。異質であってしかるべきだろう。そもそも、私がこの星の生命と同じ構造なら、この星に留まる理由がなくなってしまう」

 

「それもそうね……これ以上話をしても仕方ないし、早く実験を終わらせましょうか。月夜見、大丈夫?」

 

「あっはい! 大丈夫です!」

 

 かけている眼鏡の位置を直し、永琳は月夜見に問いかける。月夜見はまだ羞恥は抜けきっていなかったが、永琳のためなら多少の無茶を喜んで出来る子なので何の問題もなかった。

 

 そんな主人に千切れるほどしっぽを振る忠犬のような月夜見に、永琳は思わず笑ってしまう。そしてひとしきり笑った後、

 

「じゃあ、まずは広さの測定から始めましょう。それと、世界の基本的な状態の記録も」

 

 と、柔らかな笑みで実験開始を月夜見に発した。

 

「はい、承りました。これより測定を開始します……完了しました。直径約139万キロメートルの球形の世界のようですね。大陽とほぼ同規模です。上下左右から強い圧力がかかっているようです。周囲は様々な物質が絡み合う空間で、液体を基本としています。他にも――」

 

 月夜見はキーボードで観測機を操作しながら、壁の画面に観測結果と現在の状況を映し出す。永琳はその内容から推測と現実の擦り合わせをして、考察をクリップボードに書き込んでいった。

 

 朱雨は画面に出ている文字の意味も観測方法も理解していないので、ただ自分の体内を見ているだけだ。まあ、ただ見ているだけでは無意味なので、どういう事が出来るのか考えみたりしていた。

 

「よし、こんな所ね」

 

 クリップボードに考察を書き終えた永琳は、ややはずんだ声で微笑む。そして、この「異界」で朱雨に何が出来るのかの実験に入る為に、永琳はにっこりと微笑んで言った。

 

 

「じゃあ、朱雨。まずはこの世界で地球を再現出来るか試してちょうだい」

 

 

「………………………………」

 

 その言葉に朱雨はしばらく答えず、やがて額を抑えた。見た目は目を閉じた人形のようだったが、内面では「何その無茶振り? ばかなの、しぬの?」と涙目になりながらプルプルと震える怪奇! ゆっくりしゃべる謎の饅頭! というテロップが出そうな良く分からない生物に遭遇したハンターのように困っていた。

 

「…………少々、規模が大きくはないか?」

 

 朱雨は血液を使って何かを創造するという事を滅多に行わない。そんな事をしなくても今まで生きていけたからである。先の実験で創ったのも今まで観察してきた動植物であり、いきなり惑星を造れと言われても、齢五百を超える老体の身であるのに「お前、地球全部の動物が二匹ずつ乗れる方舟作れ」と要求されるのと同じくらい無茶な注文だった。

 

「あら、理論上は可能よ。貴方に出来るかどうかの問題であるだけで」

 

 無論、そんな事は永琳も分かっている。この注文が無茶振りにも程があるという事くらい。それでも何故そう言ったのかというと、朱雨に対する鬱憤を晴らす為である。

 

 今朱雨は困っているし、仮に出来たとしてもかなり精神力を消耗するはずだ。そうやって私と同じように精神を削ってしまえという、子供じみたささやかな復讐であった。

 

「別に出来なくてもそれはそれで構わないわ。貴方はまだ自分自身の能力を完璧に使えこなせていない、というだけの事だし」

 

 満面の笑みを浮かべて嬉しそうに言う永琳。プライドを傷つけるような事を言っても意味はない事は分かっているが、それでも言ってしまうのは人間の性というものだろう。

 

「…………了承した、やってみよう」

 

 まあ、心を持たない朱雨には永琳の心中なんて理解出来ない為、どうしたものかと困りながらもやってみることにする。

 

 朱雨が目を閉じ、集中するような姿勢になると、画面に映し出された世界に明確な変化が起こり始めた。

 

 深紅のみであった世界が、段々と色づき始めていく。茶色、水色、緑色と別れていき、それらは徐々に地面や水へと変化していった。

 

 その過程を永琳と月夜見は非常に興味津々といった態で食い入るように見つめる。そして、半刻も立たないうちに、緑や水が溢れている巨大な大地が出来上がった。

 

 ふう、と朱雨は一息つく。その額には疲労からか、微量の汗が浮かんでいた。

 

「――月夜見、今すぐあの地球の観測を」

 

「あ、は、はい!」

 

 出来上がった地球と瓜二つの美しい世界に見惚れていた月夜見は、永琳の冷静な言葉に慌ててキーボードを叩く。遠くから俯瞰しているような画面は、いくつかの視点から見た画像に切り替わり、グラフなどが浮かんだ。

 

「――結果が出ました、私達の地球との比較情報を表示します」

 

 めまぐるしく画像が変わっていき、月夜見が発した言葉とともに、画面は二つの地球を映し出す。

 

「……ほとんど、いえ、全く同じね。惑星をここまで再現出来るなんて、もう笑っちゃいそうなくらい非常識だわ。……? これは……」

 

 実際に苦笑いを浮かべていた永琳は、何かに気づいたような顔をする。そして、何かを考え込むような動作をする。そして、そのまま月夜見に言った。

 

「……月夜見、気づいてる?」

 

「はい、永琳様。朱雨様が創造された地球には、霊力や魔力と言った精神の力が一切存在しておりません。それに由来する生物も、何一つ観測されませんでした」

 

 月夜見は淡々と言う。内心は相当テンションが上がっていたが、醜態をさらす事が恥ずかしかった結果の淡白な返答である。

 

 永琳はしばらく考え込んでいたが、心を不要なモノと考える朱雨に、精神的な力を持つものを創る事など出来ないという事は、永琳も内心予測していた事だ。大した問題ではないと思考を切る。

 

「……まあ、いいでしょう。これ以上考えても実りがなさそうだし。考察は、後でゆっくりとまとめればいいわ。朱雨、ここからはさっきの実験と同じよ。貴方が外で出来た事を、この世界でも行ってくれればいいわ」

 

「了解した」

 

 内心、永琳には試したい事がまだまだあったが、流石にこれ以上朱雨を縛るのは拙いので、また後日、改めて行おうと思い、実験を早々に終わらせる事にした。

 

 そういった意図を月夜見も感じ取ったのか、朱雨が変質させていく世界の観測を黙々と行う。そして、四つ目の実験も終わったのであった。

 

 

 

 

「ほう、これが商い屋の並ぶ場所か。どれ、何を販売しているのか物色するとしよう」

 

「あ、待って! 朱雨! 貴方お金持ってないでしょう! 商品を勝手に開封しない!」

 

「快楽のみを求めるか……愚かな事だ。いや、それこそがヒトの持つ――」

 

「ちょ、ちょっと! こ、ここってゆ、遊郭じゃない……こんな所に二人でいるのを誰かに見られたら、また変な噂がたつわ……! 早く出るわよ、朱雨!」

 

「……娯楽だと? 理解出来んな。生産性のない作業を延々と繰り返す意味など、私には理解出来ん」

 

「こらっ! 言って良い事と悪い事があるってあれほど言ったでしょう! ほら、周りから憎しみがこもった目で見られているじゃない……!」

 

「――ふむ、実に有意義な時間だった。今日の所は、ひとまずこれで終了としよう」

 

「……そう? 貴方はそうなんでしょうね……私にとっては拷問に等しかったけど……って、ちょっと!? 貴方今、今日のところはって言った!?」

 

「明日も付き合ってもらうぞ、永琳。ヒトとは奥が深い、一両日で観察し切れる存在ではないからな」

 

「…………はあ…………ええ、いいわ、いいですとも! その代わり、貴方には私のとびっきりの実験に付き合ってもらうわ!」

 

「構わんさ、死なんのならな」

 


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