シャイニング・ブレイド 涙を忘れた鬼の剣士   作:月光花

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すんごくお久しぶりです。遅れて申し訳ありません。

コロナのせいで私生活と仕事周りがグッチャグチャになって未だに尾を引いてます。

皆さんも、どうか感染対策を怠らず、充分に気を付けてください。



スペル様から感想を頂きました。ありがとうございます。

今回は火山島攻略の本番に入って行きます。

では、どうぞ。



第55話 自然の猛威

  Side Out

 

 水平線から日の出が顔を出し始めた早朝。

 

絶えず波の音が響く砂浜に昨日まで設置されていた大型のテントは全て収納されており、多くの人員が物資を船に運び込んでいる。

 

サクヤの指示に従い、主力メンバーを除いた兵士達は拠点の撤去が完了次第火山島から離脱し、帝国軍の軍船を警戒しながら合図有るまで待機となる。

 

反対に、火山島に残る主力メンバーは全員耐火ローブを身に纏って集合し、これからの段取りを確認している。

 

「……さてと、皆やることは分かってるわね。

 最終目的は炎の精霊王の卵を手に入れること。けど、その為にはまず帝国軍よりも先に山頂に辿り着いてブレイバーンに会わないといけないわ」

 

「2週間近く火山島を歩き回って山頂までのルートは判明したが、帝国軍だって頭数だけの馬鹿揃いってわけじゃねぇ。

 連中もそろそろ山頂までの道を確保したと考えるべきだろうな」

 

補足するようなディランの発言を聞き、その場の全員が気を引き締める。

 

もし本当に帝国も山頂までの道のりを発見しているとしたら、それは道中での遭遇戦の可能性が高くなることを意味するからだ。

 

この2週間、火山島を探索しながら様々なことに注意を配ってきたが、探索中に帝国軍と遭遇しても戦闘を行うことはサクヤの指示で絶対に禁止とされていた。

 

理由としては地形を把握出来ていない場所……しかも活火山の中での戦闘となれば想定外の事態に陥った時のリスクは計り知れないものとなるからだ。

 

何せ相手は大自然。ある程度は変化を予測することが出来るが、それでも限度が有る。

 

戦闘の余波で脆い地盤が崩落した、溶岩流が流れを変えた、近くの火山流の一部が活性化したな等々……すぐ思い付いたでも致命的なモノばかりだ。

 

だが、今回ばかりはそうもいかない。

 

最終的な目的地が同じである以上、どのタイミングかは分からないが戦闘は避けられない。

 

「道中の戦闘は避けたいが、ブレイバーンとの戦いで割り込んでくるのもマズイ。

 ……難しいが、今は出たとこ勝負でいくしかないか」

 

「最悪の場合、帝国軍とブレイバーンの両方を同時に相手にする可能性も有りますね」

 

不安そうに溜め息を吐くアイラの言葉にレオが続き、その場の空気が張り詰めていく。

 

しかし、これまで幾度となく不利な戦いを乗り越えてきた彼等の心を折るには足りない。

 

むしろ、その程度の障害が何だと言うように手の中の武器を握り締め、闘志を高めている。

 

そんな無音の変化を感じ取ったサクヤは微笑を浮かべ、もう一度全員の顔を見渡す。

 

「これで3度目……今回も勝って乗り越えましょう!」

 

その言葉を出発の合図として、主力メンバーは山頂へと出発した。

 

 

 

 

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

 

 

 

 解放戦線にとって決戦の時だが、アグニル火山の様子は普段と変わり無い。

 

真っ黒の大地と灰色の空、常に活動を続ける溶岩流の熱気。

 

ただそこに立つだけでも体力を奪われる環境だが、2週間も調査を続けたおかげで多少は慣れたらしく、エルミナや竜那といった比較的に体力が少なくメンバーもペースが落ちていない。

 

もう1人の魔法使い組であるアイラは元々体力が有る上に暑さに弱いという弱点も克服したので大した苦も無く山を登れている。

 

集団先頭を歩くサクヤが地図を確認し、刃九朗が先行して進行先のルートを偵察、残りのメンバーは集団になって視覚や聴覚が優れた獣人やエルフが周囲を警戒している。

 

道が全く整備されていない火山を比較的安全に登る為、進行ルートはかなり複雑なモノになっているが、おかげで道中に敵の姿は無い。

 

他にも周囲の火口が突発的な噴火を起こさないか注意を払い、全体の8割程を進んだ辺りで水分補給も含めた休息を挟むことになった。

 

「それにしても……よくこんな場所見付けたな」

 

山頂に近過ぎずとも遠過ぎず、そんな絶妙な距離に出来た洞窟の中でフードを脱いだレイジが感心するような声で呟いた。

 

洞窟の形状は内部が入り口よりも少し広くなっている程度で大した特徴は無いが、入り口に簡易的な結界を張って内部の気温をアイラの術で下げれば上等な休憩場所となった。

 

結界のおかげで顔を真っ黒にする心配も無く、全員がそれぞれ休息を取っている。

 

「見付けたのは本当に偶然だけどね。

 人やモンスターが立ち寄った痕跡も無いかったし、ちょうど良かったよ」

 

水を飲みながら答えたレオは入り口近くの岩に腰を下ろし、念の為に周辺の気配を探る。

 

隣に立つレイジも入り口の結界の前に立ち、外に広がる景色を見渡している。

 

「すげぇ景色だよな。

 思えばエルデ……日本にいた頃は、火山なんて噴火のニュースを聞く程度だったのに」

 

「今じゃその火山を登って山頂に棲むドラゴンと戦おうとしてるわけだ。

 ホントに今更だけど、ファンタジー極まってるよね」

 

「クラントールの城から始まって森に雪山に砂漠に火山。

 もう冒険家名乗っても良いレベルだなコレ」

 

『阿呆、今のお前は勇者であろうが』

 

軽口を叩き合いながら話していた2人の間に大太刀状態のままレイジに背負われていたユキヒメが溜め息交じりに口を挟む。

 

アイラ程に極端ではないが、氷の属性が強いせいか暑いのを嫌うという理由で火山にいる時のユキヒメは常に武器の姿を維持している。

 

アミルとエアリィも武器の姿をいるが、こちらは単純に体力が足りていないという理由だ。

 

「そういえばさ、ブレイバーンが精霊王の卵を護るドラゴンなのは分かってるけどよ。

  歌姫(ローレライ)の方は何か分かってんのかな」

 

「ソレに関しては刃九朗さんやディランさんも分からないって言ってたよ。

 サクヤさんの方でも港作りで集まる人達から情報を集めてるみたいだけど……」

 

『そう簡単にはいかぬだろうな。

 だが、それは帝国軍も同じことだろう。

 まずは精霊王の卵を手に入れ、 歌姫(ローレライ)は後からじっくり探すしかあるまい』

 

今までは解放戦線のメンバーに最初から 歌姫(ローレライ)がいたおかげですぐに精霊王の卵を目覚めさせることが出来たが、今回は違う。

 

ユキヒメの言った通り、まずはブレイバーンとの試練を乗り越えて地道に探すしかない。

 

「皆、そろそろ出発しましょう!!」

 

その時、パンパンと手を叩いたサクヤの声が響き、それぞれ休憩を取っていた全員が武器を手に取って立ち上がる。

 

レイジとレオも同じく大太刀と小太刀を抜刀し、フードを被り直して外に出る。

 

簡易結界を通り抜けると再び全身が火山の熱気に晒されるが、慣れた2人は意にも返さずに視線を持ち上げてアグニル火山の山頂部を見上げる。

 

「あそこがゴールだね」

 

「これで3つ目……さっさと乗り越えて、帝国軍の奴等をぶちのめすとしようか」

 

軽く拳を打ち合わせた2人は、燃え盛る火山へと歩を進めた。

 

 

 

 

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

 

 

 

  Side レオ

 

 火山内部に足を踏み入れると、全身に感じていた熱気が倍近く跳ね上がった。

 

恐らく一番の原因は地面の7割近くが火砕流で埋め尽くされていていることだろう。

 

外の暑さは“()()()()()()()”だったが、この場所の暑さはまるで燃える火を目の前に近付けたような痛みや息苦しさを感じる。

 

「っ!これは……」

 

「平均気温の急上昇を確認。

 また、空気中に微量の火山ガスを検知しました。

 長時間の活動は生命機能の停止の可能性大」

 

文字通りの焼けるような熱さに思わず顔を顰めるリックの隣で緑色の瞳を淡く光らせたケルベロスさんが周囲の空間を解析しながら警告する。

 

「皆、口元をローブで覆って!

 立ち止まらず、一気に山頂まで駆け抜けましょう!

 レオ、リンリン、刃九朗は先行して進路を確認、剛龍鬼とフェンリルは殿をお願い!」

 

『了解!』

 

現状を理解したサクヤさんが素早く指示を出し、一斉に走り出して山頂を目指す。

 

煙や火山ガスを直接吸わないよう口元をローブの分厚い布地で隠し、細かい火砕流から顔を守る為にフードをさらに深く被る。

 

それで完全に防げるわけではないが、何もしないよりはずっと効果的だ。

 

「レオ、拙者とお主は先行して渡れる道を作るぞ」

 

「了解です。

 リンリン、硬い岩とかが有ったら頼むね」

 

「任せて。

 レオの方も、足場作りは頼むね」

 

僕、リンリン、刃九朗さんの身軽るな3人で簡潔にやることを話し合い、他の皆よりもさらに一段速度を上げて火山の内部を走り出した。

 

火砕流や溶岩の中に浮かぶ岩を足場にしてショートカットし、先回りして通れなくなっている道の障害を素早く取り除いていく。

 

具体的には進路を塞ぐ岩を破壊したり、溶岩流で道が途切れている場所を繋ぎ直して渡れるようにすることが主な仕事だ。

 

刃九朗さんが携帯している爆弾やリンリンの拳、僕のグラマコアの棍棒で邪魔になっている岩を粉砕し、時には岩を溶岩流に叩き落として途切れた道の足場代わりに使う。

 

「山頂までこの調子か……」

 

呟きながらリンリンが転がした岩をグラマコアでフルスイングし、溶岩流に叩き落として道が途切れている場所の足場代わりにする。

 

想定より遥かに綱渡りな進軍になっているが、一番の問題は体力の消費だ。

 

「引き返すわけにもいかないけど、何人がマトモに山頂で戦えるか……」

 

そこまで口に出てしまうが、考えても仕方が無いと強引に思考を打ち切る。

 

今は前に進むことだけを考えよう。

 

こんな所で立ち止まってしまったら、それこそ何の意味も無いのだから。

 

 

 

 

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

 

 

 

 火山内部を必死に駆け抜け、どうにか僕達は山頂の一歩手前まで辿り着いた。

 

幸い此処に来るまで帝国軍の姿は無かったが、予想通り全員の体力の消耗が激しい。

 

今は全員龍那さんの張った結界内で乱れた息を整えている。

 

しかし、それだけでは回復し切れない程に消耗している者もいた。

 

「サクヤさん……この先は……」

 

「……そうね。

 残念だけど、これ以上の無理はさせられないわ」

 

サクヤさんが軽く手を叩き、全員の視線を集める。

 

「皆、聞いてちょうだい。

 この先は、メンバーを分けて進むわ」

 

その言葉に、肩で息をしていた数人がハッと顔を上げる。

 

しかし、サクヤさんは視線を受け止めながら言葉を続けた。

 

「龍那とアイラはこの結界の維持をお願い。

 フェンリル、刃九朗、ラナは此処の防衛に残って。

 それと……」

 

「待って……ください……!」

 

先に進む者と残る者を決めるサクヤさんの言葉を、エルミナの弱々しい声が遮った。

 

「私も……行きます……

 まだ戦う人達がいるに……此処で、休んでいるなんて……!」

 

地面に手を突き、体を杖で支えながら話すその体は今にも倒れそうだ。

 

どう見てもこの先に連れていける状態ではないが、認めたくないのだろう。

 

 

そんなエルミナをサクヤさんは厳しく諭すこともなく、そっと抱き締めた。

 

 

「あ……」

 

「エルミナ、どうか誤解しないで

 私は、決して足手纏いだから置いていくんじゃない……

 貴方は勿論、他の誰にも死んでほしくない。生きてほしいから此処にいてもらいたいの。

 納得は出来ないかもしれないけど、どうかお願い」

 

そう言われ、エルミナはゆっくりと視線を落としてコクリと頷いた。

 

見るからに落ち込んでいるその姿に普段ならば何か声の1つでも掛けるべきかと考えたかもしれないが、此処は戦場だ。今ソレをやるのは僕じゃない。

 

レイジ達も同じ考えなのか、誰も声を掛けようとはしない。

 

(……後はお願いします)

 

心中で呟きながらアイラさんとフェンリルさんに視線を送ると、任せておけと言うように2人は頷きを返してくれた。

 

リックも背中に背負っていた武装状態のエアリィを外し、此処に残ってもらうことになった。

 

「リンリン、貴方も残ってちょうだい。

 まだ動くことは出来るみたいだけど、体力はギリギリでしょう」

 

「にゃはは~バレたか~

 うん……仕方ないけど、此処で待ってるね」

 

普段よりも力の無い笑みを浮かべ、付いて行きたい気持ちを押し殺してリンリンは頷く。

 

残ったメンバーは僕、レイジ、リック、サクヤさん、アルティナ、剛龍鬼、ケルベロスさん、ディランさん、イサリさんの計9名となった。

 

その一同を見渡し、サクヤさんはもう一度声を掛ける。

 

「いよいよブレイバーンとご対面よ。

 分かってると思うけど、先に進む私達も万全というわけじゃない。

 そのことを忘れず、皆で力を合わせましょう。

 そうすれば、今回もきっと勝てるわ」

 

『応っ!!』

 

体に喝を入れるように腹の底から声を出し、僕達9人はついに山頂へと足を踏み入れた。

 

 

 

 

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

 

 

 

  Side Out

 

 そこは、灼熱地獄という言葉をそのまま顕現させたような光景だった。

 

周囲の殆どが上流から滝のような勢いで流れる真っ赤な溶岩で埋め尽くされ、立ち昇る凄まじい熱が数十メートル先の景色すら歪ませている。

 

さらに、位置的には山頂に位置しながらも天井の半分以上が鍾乳洞のように閉じた形になっており、溶岩の熱気が殆ど外気に流れていない。

 

そんな辺り一面を溶岩に囲まれた中心部には20メートル近い巨大な岩場がポツンと設置されており、解放戦線のメンバーはそこで足を止めた。

 

「ハハッ……マジかよ……地獄だなこりゃあ……」

 

「ゲホッ……息をするだけで……喉が痛む……」

 

やせ我慢のように笑うディランの隣でローブを口元に当てたイサリが苦しそうに咳き込む。

 

周囲の気温がさらに上昇したせいで体内の熱を逃がそうと全身からは止め処なく汗が噴き出し、呼吸するだけで鼻や喉から焼けるような痛みが走る。

 

熱に強い耐性を持つ竜人の剛龍鬼と精霊の加護が働いているレイジはまだ平気なようだが、他のメンバーは全員が息苦しさに顔を歪める。

 

もし2人以外が耐火ローブを着ずにこの場に立っていれば、単純な熱に耐えられず肉体そのものが燃え尽きていたかもしれない。

 

 

「<ほう……こんな場所までやってくる物好きがまだいやがったのか……>」

 

 

生物が生息するには絶望的な環境の中、全員が声を聞こえた。

 

頭の中に響いたその言葉と共に、溶岩の濁流の中から巨大な影が飛び出す。

 

全身のフォルムは今までのドラゴンとは違って大蛇のようにしなやかな形状しており、頭頂部にはとさかのような一本角が伸びている。

 

真紅の鱗は周囲の灼熱を浴びながらも鋭利な形を崩さず輝きを放ち、腹部や背中の節目に生えた棘からは溶岩が滴り落ちる。

 

顔の左右には赤色の宝玉が輝き、翡翠色の大きな瞳がレイジ達を見下ろしている。

 

「アンタがブレイバーンだな!

 いきなりで悪いが、こっちも時間が無ぇ!

 単刀直入に訊くが、アンタは精霊王の……」

 

「<やかましいわ! グダグダ言ってんじゃねぇチビ共!>」

 

比較的に他のメンバーより消耗していないレイジが他のメンバーを代表して問いを投げるが、返ってきたのは苛立ちを含んだような怒りの声だった。

 

今まで出会った古竜達と違って明らかに暴力的な雰囲気を感じさせる声に解放戦線一同は面食らって言葉を失ってしまう。

 

「<時間が無ぇならさっさとかかってこい!!

 卵のことも、その他のことも、まずは俺と戦ってからだ!!>」

 

ブレイバーンは翡翠の瞳をギラギラと輝かせ、口元を歪めながら咆哮を上げる。

 

隠す気の無い敵意を叩き付けられ、レイジ達は一斉に我に返って武器を構えた。

 

「……そういうことなら上等だ!

 勝たせてもらうぜ、ブレイバーン!」

 

「ホントに話が早くて助かるわね……!

 全員、戦闘準備!」

 

呼吸の痛みを堪えながら汗を拭い、隊長として己を奮い立たせたサクヤの声に全員が頷く。

 

時間の流れさえ自分達に牙を剥くような状況でも、やることは変わらない。

 

こんな所で絶対に終わらないという不屈の意思を以て武器を握る。

 

「<いいぜ……イイぜお前ら!!……それでこそだぁ!!>」

 

心底嬉しそうな声で咆哮し、ブレイバーンは真っ直ぐに解放戦線の元へと突撃した。

 

 




ご覧いただきありがとうございます。

「よく考えたら活火山の中を行動して無事に済むわけなくね?」と考えた結果がコレだよ……

気が付けば命削る死の行軍になってました。

あと、ゲームのストーリーとかを見たら原作のブレイバーンがいる場所って山頂じゃなくて最深部だと分かりました。

此処まで進めて今更内容を変更したりはしませんが、原作への不理解が有ったことをお詫びします。

ブレイバーンと戦うのにメンバーを分けましたが、居残り組みにも出番は有るのでお待ちください。

次回はブレイバーン戦です。1話で終わるか2話使うかはちょっと未定ですね。

では、また次回。

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