シャイニング・ブレイド 涙を忘れた鬼の剣士   作:月光花

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スペル様、ダークガタック様、Life〆様から感想をいただきました。ありがとうございます。

今回でようやく4章は終わりです。

では、どうぞ。


第42話 変わり始めたモノ

  Side Out

 

 エレンシア奪還の祝勝の宴から2日が経過した。

 

大きな戦いを乗り越えた達成感を噛み締め、英気を養ったことで解放戦線のメンバーやエルフ達の表情には何処か明るい活気があった。

 

そして、解放戦線の主力を務める幹部メンバーのサクヤ達は現在、エルフの隠れ里に足を運んでいた。

 

首都を取り戻したとはいえ、エルフ達はまだ隠れ里を拠点にしているのだ。

 

長老議会の面々が揃っていることから考えて、話し合いには此処の方が都合が良い。

 

サクヤ達が会議場に到着すると、既に議会のエルフ達は全員席に着いており、必要なメンバーが揃ったのを確認したアルフェウスが声を上げる。

 

「……まず、此処にいる者達に改めて報告したい。解放戦線の方々のご助力もあって、首都エレンシアと、我らの聖地を奪還することが出来た。戦場へ赴いた同胞と解放戦線の方々には深く感謝を述べる」

 

微笑を浮かべてそう言ったアルフェウスの顔には、初めて見た時のように張り詰めた雰囲気が感じられず、以前は無かった余裕が見られた。

 

「残念ながら首都の損害は各所に渡って酷く、復興には長い時間を必要とするだろうが……なに、我らエルフ族の寿命は長い。気長にやっていくとしよう」

 

それは、アルフェウスにとってはこの場にいる皆への軽いジョークと励ましのつもりだった。

 

だが、その言葉を聞いた解放戦線のメンバーの中には嫌な汗を流して気まずそうに目を逸らす者もいた。

 

具体的に名前を述べるなら、レイジ、ユキヒメ、サクヤの3人である。

 

何せレイジが戦闘で放った『飛焔』の大爆発によって南門の石橋と外門は共にボロボロ。橋の左右にはサクヤとアイラの氷結魔法によって作られた巨大な氷柱が聳え立ったままだ。

 

アレを全て撤去やら修繕やらをして全てを元に戻すには、それこそ数年規模の月日を必要とするだろう。

 

善人と言える心を持ったこの3人にとっては、気にするなと言われても少々無理があるものだ。

 

ちなみに、サクヤと一緒に氷柱を作ったアイラはというと、特に気にしている様子は無い。こちらの場合、アレは必要経費だ、と完全に割り切っているようだ。

 

「さて、次の話だが、復興を行う前に我等にはドラゴニア帝国の脅威を取り除くという難題が残されている」

 

その話を切り出した瞬間、会議場の空気が確実に張り詰めたものになった。

 

変化した空気を感じ取り、アルフェウスは数秒の間を置いて話を進める。

 

「そこで……我等は話し合いの結果、さらなるフォンティナーの民の団結と共に他国との協力を推し進めることを決定した」

 

その言葉を聞いて、アルティナやラナ、レイジ達の顔にも笑顔が浮かぶ。

 

この国を訪れた時は絶望的に思われたエルフ族との和解。様々な困難を乗り越え、それが遂に実現されたのだ。

 

長く、そして強く待ち望んだ結果が訪れたことを、この場にいる全員が喜んでいた。

 

「そのため、我等長老議会はこれを機に国の舵取りを帰還された王族……ラナ王女に返上しようと考えているのだが、お受けいただけるかな?」

 

「え? アタシ!? 何でアタシ!? 普通アルティナじゃないの?」

 

「いや普通に考えても長女のラナさんの方が王位継承権は上でしょう」

 

アルフェウスの指名を受けてラナは心底驚いたような声を上げるが、傍にいたレオが冷静に解説し、同じく傍にいたアイラもその通りだと言うように頷く。

 

「レオ殿の言ったことも勿論のことだが、これは長老議会の総意でもある。今回の騒動において、あなたは指導者として大きな力を示した」

 

「大きな力って……アタシ、何かすごいことしたっけ?」

 

「してくれたとも。“ただ一言、本当の気持ちを込める”……あの言葉のおかげで、我等は今まで踏み出せなかった一歩を進むことが出来た。少なくとも、私はあの言葉に背中を押された」

 

「そして……押したからには責任を取らなきゃでしょう? 姉さん」

 

首を傾げるラナの疑問にアルフェウスは強く頷きながら答え、傍に歩み寄ったアルティナも微笑みながらそれに賛同する。

 

その様子から見て、アルティナもラナが王位を継ぐことに賛成しているようだ。

 

「それに……これからフォンティーナは他の国、他の種族とも協力していかないといけない。その上で国の舵取りを行うなら、色んな国や種族を見てきた姉さんが一番向いてるわ」

 

その言葉に、ラナは納得を覚えると同時に退路が無いことを理解した。

 

アルティナの言った通り、今フォンティーナにいるエルフの中で最も他国・他種族との交流を経験したのはラナを置いて他にはいない。

 

まさか同族からも呆れられた放浪癖がこんな形で自分に跳ね返ってくるとは、流石のラナも思いもしなかったことだ。

 

「うぅ~……そう来たか。そう言われると何も言えないわね~」

 

溜め息を吐きながら肩を落とし、今度は真剣な眼差しで顔を上げる。

 

その顔は、状況に流された故のものではなく、覚悟を決めた顔だった。

 

「……いいわ。議長。エルウィン・ラナ・シルフィス、謹んでお受けいたします!」

 

胸を張り、堂々と声を上げたラナの宣言。

 

それ聞いたエルフ達は「おぉ!」と感心と歓喜の声を上げ、皆その場で立ち上がって盛大な拍手を送る。

 

当然傍にいたアルティナも、解放戦線の皆も喜びと祝福の声を上げる。

 

「コホン……では、即位として早速ですが、女王として当面の方針を発表します」

 

咳払いを挟んで会議場にいる全員を見渡しながらそう言いだしたラナの顔には、何故だか楽しそうな笑顔が浮かんでいた。

 

その場にいる者は当然そんな笑みを浮かべる理由が分からず首を傾げるが、2人だけ……レオとアイラだけは“あ、アイツ何か碌でもないこと思い付きやがったな”と言うようなジト目をしていた。

 

「まず、フォンティーナは引き続き、ヴァレリア解放戦線との同盟関係を維持して帝国軍との戦いに挑みます。帝国の脅威をヴァレリアから取り除く為、皆さんの力を貸してください!」

 

ラナはそこで一旦言葉を切り、議員達の方へ視線を向けた。

 

「そして、女王であるアタシは……ヴァレリア解放戦線と行動を共にし、最前線にて協力活動を行います!……というわけで、長老議会の皆さん。アタシがいない間、フォンティーナのことはお任せします! 以上!」

 

ラナが元気良くそう言い切ると、会議場は沈黙に包まれた。

 

額に手を当てて頭痛を堪えているレオとアイラ以外は誰もが動かず、言葉を発しない。いや、正確には言葉を失っているのだが。

 

今ラナの言ったことを簡単に纏めると、『フォンティーナは解放戦線との同盟関係を維持して共闘する。女王である自分は解放戦線と共に最前線で戦う。だから留守の間フォンティーナのことは長老議会に任せる』とのことだ。

 

つまり、今までと大して何も変わらない。

 

「この話し合いに意味はあったのか?」

 

「アイラさん、それ以上いけない」

 

全員の意思を代表するようなアイラの言葉をレオは即座に打ち切る。

 

そうしなければ、長老議会の人達があまりにも可哀想に思えたからだ。

 

溜め息を吐く2人の視線の先では我に返ったアルフェウスが当然ながらラナに詰め寄っているが、本人は「これは女王の決定です。意義は認めませ~ん」と涼しい顔で受け流している。

 

歴史の中でも王族が戦争の最前線に立って力を示し、味方を鼓舞して勝利に導くという例が無いわけではないない。

 

だが、幾ら何でも国事がめんどくさいという理由で国元を離れて最前線に行きたがる女王などという存在は前例が無いだろう。

 

というか、そんな存在いて堪るかというのがレオとアイラの現在の心境である。

 

「やれやれ、女王になってもぶれないわね、ラナは」

 

そんな2人の元に、苦笑を浮かべたサクヤとフェンリルがやって来る。

 

再びラナの元へ視線を向けると、今度はレイジ達も加わって話し合いの規模が大きくなっている。

 

まあ、ギャアギャアと騒ぐ声は聞こえるが、怒鳴り声などは聞こえてこないので心配はいらないだろう。というか、するだけ無駄な気がする。

 

「まあ、ラナのことはともかくとして……改めてフォンティーナと同盟関係を結んだことで、こちらの戦力もかなりの規模になったな」

 

「そうだな、ヴァレリア中央に位置するシルディアと、東のルーンベール、南のフォンティーナ。これでベスティアの戦力が健在なら、帝国と渡り合う戦力が充分に揃う」

 

ヴァレリア地方は元々、東西南北とその中央に位置する5大国を基準に国土が別れている。

 

当然、中には独立した中小規模の国も存在するが、その殆どはクラントールを加えた5大国の同盟国家である。

 

今アイラが口にしたベスティアと呼ばれる国はヴァレリア地方の北方に位置する最も広大な国土を持つ国であり、百獣連合王国とも呼ばれている。

 

「たしか獣人が最も多く住んでる国で、土地の殆どが荒野と砂漠なんですよね。正規軍との連絡とかは……」

 

そう言ってレオが視線で問うと、アイラは静かに首を横に振った。

 

「今お前が言ったように、国土の殆どが広大な砂漠と荒野だ。こっちから連絡を出そうにも気軽に渡れる距離でも環境でもないし、帝国の目もある。現状では国内の様子は全く分からん」

 

「しかし、ベスティアの火山島には炎の精霊王がいます。このままにしておくわけにはいきません」

 

新たに会話に加わってきた龍那の言葉にフェンリルは腕を組み、大きく頷く。

 

「だな……では、すぐにでもベスティアに向かう準備を始めるとしよう。大人数での砂漠越えとなると、必要な物を揃えるのにも少し時間が掛かるからな」

 

「それも大事ですけど、エルフ達が前線に加わったから各部隊のインフラを整備する必要がありますね。他にも避難民の受け入れと物資の分配、各地に駐屯する戦力の構成とかも……」

 

「しばらくは目が回りそうね。でも、やってみせましょう」

 

これから取り掛かるべき問題点を前に一同は大きな溜め息を吐くが、サクヤの言う通りやってみせなければならない。

 

戦場で剣を振るうことだけが戦争ではないし、この場にいる人物は決して闘争に飢えた狂戦士(バーサーカー)ではない。

 

最初から戦争などしたくないが、それに勝利した先にある平和の為にその力を振るい、戦っているのだ。

 

故に、やるべきことから目を背ける者などこの場にいるはずもなかった。

 

 

 

 

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

 

 

  Side レオ

 

 「さぁて……やると決めたのは良いけど、大変なのは事実。今からでも出来ることはやっておかないと……」

 

会議場での話し合いを終えて各自解散を言い渡された後、僕は1人呟きながら物資を纏めて運び込んである倉庫へと足を運んでいた。

 

やれることは出来る内にやっておく。

 

僕個人の主観だが、やれることを後回しにすると殆どの場合は何らかの痛手として跳ね返ってくる。使える時間が有るのなら、進んで使うべきだろう。

 

そう思ってエルフ達と解放戦線のそれぞれ物質の詳細を確認しようと歩を進めていたのだが、その途中でふと声を掛けられた。

 

「おや、レオさんじゃありませんか! どうしたんですかい?」

 

声の咆哮に視線を向けると、解放戦線で支給されている鎧を身に付けた体格の良い男性が木製のジョッキを片手に軽く手を上げていた。

 

残念ながら名前は知らないが、前線で何度か見かけたことがある。たしか、小隊長を務めている騎士の1人だ。

 

傍には同じように酒が注がれたジョッキを片手に持った騎士が3人と、同じくジョッキを片手に持った男性のエルフが2人いた。

 

解放戦線の各部隊には、見張りなどの担当が無い者はベスティアへの遠征の準備が済み次第、今日は自由に過ごしていいと話を通しておいたのでその一部の人達だろう。

 

「いえ、今の内に作れる報告書は作っておこうと思いまして、ちょっと倉庫の方へ物資の確認をしに……」

 

「おぉ、なるほど。そうでしたか……必要でしたら手伝いますかい? 少し酔っぱらっちゃいますが、力仕事くらいはこなせますぜ?」

 

「いえいえ、物資の種別や数を確認するだけなので大丈夫ですよ。気にせず酒飲みを楽しんでください」

 

手伝おうとしてくれるのは素直にありがたいが、本当に人手は必要無いのでやんわりと断っておく。

 

せっかく人間とエルフが種族の溝を気にせず酒を飲み交わしているんだ。今は気にせず楽しんでもらいたい。

 

「……というか、今更なんですが何故敬語なんですか? 僕の方が若輩なんだし、呼び方だって呼び捨てにしてもらって構いませんけど……」

 

ふとした疑問を尋ねると、話し掛けてきた男性は何故か急に咳き込み、他の人達も酒を咳き込んだり軽く噴き出したりしている。

 

はて……僕、何か変なことでも口走ったのだろうか。

 

「ゲホッ! ゲホッ!……と、突然何を言うかと思えば、冗談キツイですぜレオさん。幾ら俺みたいな田舎生まれの騎士でも、上官には敬語を使いますよ」

 

「隊長の仰る通りです。それに、ただ威張るだけの無能者とは違い、レオ殿のように戦場での武芸だけでなく (まつりごと)まで見事にこなすお方は、上官でなくとも騎士として素直に尊敬いたします」

 

何を言っているんだ、とでも言うような笑い声を上げながら、何故か目の前の人達は揃って僕をべた褒めしてくる。

 

正直、僕としても何故こんなに褒められるんだ? と尋ねたいところだが、それよりも先に確認しなければならない大事なことがある。

 

今、彼等は間違い無く僕のことを上官と言った。

 

だが、僕にはそう言われる理由が全く思い当たらない。

 

ヴァレリア解放戦線は義勇兵の集まりだ。一応組織として機能はしているけど、王国の正規軍のように細かな階級が有るわけではない。

 

有るとすれば、精々隊長のサクヤさんと副隊長のフェンリルさん。それと、目の前の小隊長くらいのものである。

 

そんな組織の中で僕がどんな階級にいると認識されているのか、理由はともかく詳細は訊いておかなければならない。

 

そう決断し、僕は楽しそうな笑い声を上げる彼等に質問を投げた。

 

 

 

 

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

 

 

 「……なるほど、他の皆さんの中ではそういう認識になっていたわけですか」

 

一通りの話を聞き終えて、顎に手を当てながら内容を頭の中で整理する。

 

彼等が言うには、解放戦線の中での僕の階級というやつは、驚いたことにフェンリルさんの1つ下……つまりは、一種の纏め役みたいな認識らしい。

 

ちなみに、他に僕と同じ階級として見られているのがケルベロスさん。

 

その下にリンリンがいて、さらにその下にレイジとリック、その下が小隊長達という感じの扱いになっているそうだ。

 

アイラさん、エルミナ、アルティナ、ラナさん、龍那さん、剛龍鬼は他国や外部からの協力者であり、王族もいることから僕とリンリンの間くらいの認識となっている。

 

……なんというか、僕自身の預かり知らぬ所で随分と出世したものである。

 

というか、レイジとリックってリンリンよりも下の階級扱いだったんだね。

 

「本当に知らなかったんですかい? 俺達のような下の連中の中じゃ大分前からそういう認識でしたけど……」

 

「お恥ずかしいことに全然……というか、僕ってそんな大したことしましたかね?」

 

「いやいや、レオさん。アンタはもう少し自信を持つべきですぜ。四魔将の1人を一騎打ちで退けるなんて、誰にでも出来ることじゃあない」

 

「それに、我々がいつも気兼ねなく戦場で戦えるのは隊長やレオ殿が政務をこなして下さるからこそです」

 

「たしかに……あのような仕事は、時には武術を磨くことより遥かに難儀ですからな。我等エルフも、その点では議長や長老議会の方々にとてもお世話になっています」

 

まあ、それは同意である。

 

書類仕事というのは、取り繕うまでもなく地味で面倒で疲れる仕事だ。アレをこなせるようになるには、その人の向き不向きが一番重要だと思う。

 

僕の場合はこういう仕事に少しばかり適正があったのと、伊吹家に将来必要になるスキルの1つということで子供の頃からいろはを教え込まれていたおかげだろう。

 

それがこんな形で役に立つのだから、世の中本当に分からないものだ。

 

「……まあ、そういうわけなんで何か必要なことがあったら遠慮無く言ってくだせぇ。俺らに出来ることなら、何時でも手ぇ貸しますぜ」

 

「了解です。機会が有ったらその時はお願いします」

 

そう言って、これ以上酒盛りを邪魔するのも悪いと考えてその場を離れる。

 

そのまま目的の倉庫に辿り着き、入り口に掛けられていた留め具を外しながら先程の話の内容を頭の中で思い返す。

 

(階級か……やれることやってただけで考えたことなかったな)

 

積み荷の中の物資を確認してメモに書き写しながらそんなことを考える。

 

書類仕事を手伝うことにしたのはサクヤさんが1人で大変そうだったのと、僕自身にも少しだが適正があったからだ。

 

それでいつの間にか上の立場に着いていたとは、今でも驚きである。

 

「もしかしたら、部隊のインフラよりも先にこっちの整理を優先した方が良いのかな。戦場で命令系統が混乱したらけっこう洒落にならないし」

 

命令の優先順位というのは、場合によってはその人の命や戦いの勝敗を左右することもある。決して軽く見て良い問題ではない。

 

解放戦線の規模も大きくなり始めたのだし、こちらも少しずつだが変わっていかなければならないということだろう。

 

まあ、まずは……

 

「今やれることをやっていこう」

 

少しずつでも良い。小さな前進でも、希望があるならまだ歩いて行ける。

 

そう自分に言い聞かせ、僕は倉庫の扉を閉めて歩き出した。

 

 




ご覧いただきありがとうございます。

ようやく第4章が終了し、次からは第5章に入っていく予定です。

今更だけど、この速度で完結って何時になるんだろうか。

では、また次回。

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