シャイニング・ブレイド 涙を忘れた鬼の剣士   作:月光花

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玄武Σ様、スペル様、土偶様から感想をいただきました。ありがとうございます。

今回はレオの、レオらしい(トラブルめいた)休日です。

では、どうぞ。


第31話 心を蝕む影

  Side レオ

 

 「う~む、困ったな……暇だ」

 

銀の森の中に築かれたエルフ達の隠れ里エドラスにて、僕こと伊吹黎嗚は絶賛退屈だった。

 

ベイルグランとの戦いの末に僕達は木の精霊王の卵を受け取り、アルティナは見事に 歌姫( ローレライ)として覚醒した。

 

それから僕達が隠れ里に帰還して1日経っているのだが、僕だけ今日は仕事無しで休みだ。しかも、我等が戦線のリーダー、サクヤさんからの勅命である。

 

理由は簡単、ベイルグランとの戦闘の際に骨折した右腕が治ってないからだ。うん、反論なんて出来るわけがないね。

 

そんなわけで、今日1日休んで英気を養うよう言われたのだが、正直言って退屈の一言だった。

 

いや、別に休みを貰えたことが嬉しくないわけじゃない。だけど、時間を潰す手段が無いのだ。

 

右腕は骨折によって動かせないので編み物も裁縫も出来ないし、料理だって満足に出来ない。釣りとかも考えたけど、里の中の食料を減らされては困るとエルフの議長直々に却下されました。

 

ならばフォースの特訓でもしようかと考えたが、それを予想していたサクヤさんに鍛錬禁止を言い渡された。ちくしょう、八方塞りじゃないか。

 

他に時間を潰す方法なんてそこら辺の日当たりが良さそうな草原で昼寝するくらいしかないな。

 

でも、ただ寝るだけっていうのもな~

 

「しょうがない……眠気が来るまで里の中をぶらつくか」

 

包帯とギブスで胸元前に固定した右腕をそのままに、左腕だけを黒のロングコートに通す。外から見るとコートを着崩して羽織ったような感じに見えるだろうけど、これが一番楽な格好なのだ。

 

ちなみに、暗器を収納してあるホルスターは外しているので、凄まじく腕が軽い。ただ、護身用として7番鋼糸だけは持っていこう。

 

「小太刀は……流石にいらないよね」

 

苦笑しながら首の骨を鳴らし、宿の外へと出る。

 

なんだか、この世界に来てから随分と常識がすり替ってきたな~。外出の際に武器の所持を気にするとか……本当にリラックスした方が良さそうだ。

 

外の隠れ里には変わらず美しい光景が広がっており、僕は特に当ても無く歩き出す。

 

このエドラスは景色を見るだけでも充実するのだが、せっかくだから色んなところを見て回ろう。

 

すえ違うエルフ達に会釈しながら里の中を歩いていると、本当に人間とは違った文化を築いているのがよく分かる。だって、巨木の側面から穴を開けて木の中に家を造るなんて、人間の建築文化からは考えられないもん。

 

他にも湖の水を里の全域に行き渡らせる水路とか、地下水脈近くまで届いてる巨木の根の部分にドーム状の密閉空間を作って天然の冷蔵庫を作ったりとか。

 

いやスゴイね、このアイディアと技量ってエルデの大工さんも舌を巻くんじゃないだろうか。

 

それを言ったら、男性のエルフが嬉しそうな顔でワインを1本くれた。何さあのぶどう酒、滅茶苦茶美味しかったんだけど。

 

流石に昼から酒を飲みまくるわけにはいかないですぐに切り上げたけど、フォンティーナの騒動が片付いたらゆっくり飲みたいものだ。あれ? これって死亡フラグ?

 

 

 

 

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

 

 

 

「眠気が来るまでのつもりだったけど……気が付けばけっこう歩いたな~」

 

木陰が差す草原に座りながら僕は呟き、晴れ晴れとした青空をボンヤリと見上げる。木々の間から差す日差しが適度な暖かさを感じさせ、そよ風で髪が揺れる。

 

うん。絶好の昼寝日和だね~。こうしてるだけでも自然と眠くなってくる。

 

(このまま、寝ちゃおっかな……)

 

徐々に強くなってきた睡魔に身を委ねようと草原に仰向けで寝込む。そして、すぐに重くなってきた瞼を閉じながら体の力を抜く。

 

だが……

 

(……ん?)

 

意識が完全に眠りに付く寸前、レオの気配感知の範囲内に知らない気配が入り込んできた。

 

どうにか眠気を堪え、体を起こさず首だけを動かして気配を感じる方向を見る。

 

「…………(じ~)」

 

そこに見えたのは、木々の間から興味深そうに僕を見詰める3人のエルフの子供達だった。

 

尾行されていた気配は無かったので、多分向こうが偶然僕を見つけたのだろう。

 

このまま気付かないフリをして眠っても良かったけど、もうバッチリと目が合ってしまったので、そうもいかなくなった。

 

それに、このまま何もしないとあの子達ずっとあそこにいるよね……仕方ない。

 

(えっと……何か使えそうな物あったかな……あれ?)

 

左手でポケットを漁ってみると、見付かったのは綺麗に纏められたトランプだった。僕、何でこんなのコートに入れてるの?

 

まぁいいか、と考えるのを諦め、せっかくなので子供達にトランプを使った手品を見せてみよう。

 

さあ、まず左手で取り出しますわスペードの(エース)。いきなり僕がトランプを取り出したことで、子供達もちょっと驚いてる。

 

僕は左手のトランプをヒラヒラと動かして子供達の視線を集め、スナップを利かせて左手を外側に振るいます。

 

すると、左手にあったトランプはあら不思議、見えない穴に吸い込まれたように姿を消しました。

 

その光景に、子供達は驚きのあまりに立ち上がり、木々の中から飛び出してきた。

 

思わず噴き出しそうになるけど、観客の皆様、驚くのはまだ早いのです。

 

先程振るった左手を、今度は逆に内側へと振るいます。すると、またまた不思議……先程姿を消したトランプが再び手の中に。

 

「「「えぇっ!?」」」

 

もはや隠れていることも忘れたようで、子供達は驚きの声を上げながら僕の方に走り寄ってきた。

 

つい短い笑いが零れたが、子供達は僕の左手にあるスペードの(エース)をキラキラした瞳で見詰めている。どうやら、好奇心を大いに刺激出来たようだ。

 

「……教えてあげようか? ちなみにコレ、魔法じゃないよ?」

 

そう言うと、子供達はしばらく考えこんでしまうが、どうやら心の中から沸き起こる好奇心には勝てなかったようで……

 

「「「うん!!」」」

 

……嬉しそうな笑顔を浮かべて、元気な返事を返してくれた。

 

その後、僕は子供達にトランプを使った手品を幾つか教えてあげた。けど、やっぱりエルフにはトランプそのものが手に馴染まないらしく、覚えられたのは男の子1人だけだった。まあ、これは仕方ない。僕だって一朝一夕で手品を覚えられたわけじゃないし。

 

「うぇ~ん……上手く出来ないよ~」

 

「ほらほら泣かない。他にも出来る遊び教えてあげるから」

 

う~む、この状況で涙が来るとは、エルフの子供も侮れないな。

 

あ、トランプの手品が出来なかった2人にはあやとりを教えてあげたよ。こっちは問題無く出来たようで、形の作り方以外にも指ぬき、腕抜き、他色々を覚えられた。ただ、教える方の僕が片腕しか使えない状態なので、教えるのはちょっと苦労した。

 

というか、こうして見るとこの子達スゴイ器用だな。よし、何処かの骨折した腕にグーパン叩き込む王女にもやらせてみよう。

 

それからしばらくして、気が付けば子供達の顔に浮かんでいた警戒心は、綺麗さっぱり消え去っていた。

 

 

 

 

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

 

 

 

 「ねぇ、ここからどうやるの?」

 

「えっとね、そこまでやったら小指を離して、右手を開けたまま左手をしぼめていくんだよ。すると完成、東京タワー」

 

「すご~い! ……でもお兄ちゃん、とーきょーたわーって何?」

 

「エルデにある有名な建物でね、フォンティーナの霊樹よりもずっと大きいんだよ~」

 

すごいな~この子達、トランプの手品覚えた子も含めて、あやとりを始めてから数時間で東京タワー作れちゃったよ。

 

「おい、大変だ! 森から帰ってきた奴が闇に汚染されてたって!」

 

「……なんだ?」

 

エルフの子供達の器用さに内心戦慄を覚えていると、何やら騒がしい声が聞こえてきた。基本的に静かなこの里の中では、かなり珍しい。

 

一瞬無視しようかとも思ったが、騒ぎの場所に集っていくエルフ達の顔がただ事ではないようだったので、向かうことにした。

 

「お兄ちゃん、どうかしたの?」

 

「ちょっと用事が出来ちゃったんだ。そのトランプと紐は上げるから、興味を持った友達がいたら教えて上げて」

 

立ち上がった僕を見上げながら首を傾げた子供の頭を撫でて、エルフ達が集る方へと走り出す。と言っても、右腕を痛めないように小走りだけどね。

 

幸い、騒動の場所はそんなに遠くなかったようで、少し走っただけで辿り着いた。

 

だけど、高台のような場所から見下ろした光景に、僕は驚きと戸惑いを同時に感じて動きが止まった。

 

「これ……なんだ?」

 

集っているエルフ達全員が少しの距離を置いて、苦しみを堪えるように悶えている1人のエルフを囲んでいる。

 

だけど、パッと見てそのエルフには外傷が一切見当たらない。

 

それに、囲んでいるエルフ達の表情も変だ。アレは心配しているというより、まるで何かを怖がっているように見える。そうだ、あの顔はまるで……

 

(僕を怖がってた生徒達と同じだ……)

 

異物や化け物を見る目。

 

だが、何故一族間での団結力が人一倍強いエルフ族が同族にあんな目を向けてるんだろう。

 

「あの……皆に囲まれてるあのエルフ、一体どうしたんですか?」

 

このまま自分で考えても埒が明かないと思い、近くにいたエルフの1人に尋ねる。

 

訊かれたエルフはどうしようかと数秒考えるが、躊躇いを残しながらでも答えてくれた。

 

「彼は、数時間前に銀の森へ狩りに入った。だが、恐らく精霊力が極端に弱い場所に入ったのだろう。闇の力に汚染されたのだ」

 

「汚染、ですか?」

 

「人間や獣人とは違い、精霊と隣り合わせで暮らす我らエルフは良くも悪くも精霊力の変化の影響をかなり受けやすいのだ。故に、魂まで闇の力に汚染されたエルフは……」

 

「ァア…………ガアァァァァァ!!!!」

 

突如聞こえてきた咆哮に、その場全ての視線が集った。

 

見ると、苦しみ悶えていたエルフが覚束ない足取りで立ち上がり、焦点が定まっていない虚ろな瞳で周りを見渡している。

 

身に纏う雰囲気が明らかに普通のエルフと違う。それに気配も変わった。

 

ハッキリ言って、危険だ。

 

「……ご覧の通り、モンスターと言われても相違無い姿へと成り果てる」

 

そこまで聞いて、僕は真っ先に駆け出した。

 

折れた右腕が少なからず痛みを訴えてくるけど、今はそれどころじゃない。一刻も早くあのエルフを止めないと。

 

普通の道には集ったエルフ達がたくさんいるので使えない。だから、木々の枝や岩を足場に走って跳躍し、忍者のように移動して汚染されたエルフの前に立つ。

 

「ガアァァァァァ!!!!」

 

目の前に突然現れた僕に反応し、汚染されたエルフが叫びながら襲い掛かってくる。

 

だけど、ゾンビのように突っ込んできただけだ。生憎と僕には脅威と映らない。

 

僕を捕まえようと伸びてくる腕の軌道と接触のタイミングを見極め、腕が振るわれた瞬間に後方へ短くバックステップ。

 

エルフの腕は僕を捕まえられずに空を切り、体勢が大きく崩れる。

 

すかさず踏み込み、振り上げた左手の縦拳をエルフの胸部に打ち込む。だけどただの拳じゃない、『徹』を込めた拳だ。衝撃は内面の肺へと響く。

 

「ふっ……!」

 

そこから右足で地面を蹴り、『徹』を込めた膝蹴りを胸部に打ち込む。再び衝撃は浸透し、今度は横隔膜を直撃する。

 

「ガァッ……ァアァ……!」

 

呼吸の際に大きな役割を担う2箇所に衝撃を打ち込まれ、強制的に呼吸を止められたエルフは短い悶え声を上げて気を失った。

 

本当なら首筋に一撃叩き込めば終わらせられるのだが、もしかしたら痛覚が機能していない可能性があったので、確実な方法を取った。

 

念の為7番鋼糸で両手足を縛り、心を鬼にして間接を外しておく。完全に動かないのを確認したところで息を吐く。

 

(止めることは出来たけど……このエルフどうしたもんかな)

 

このまま放置して帰るつもりはないが、僕だけでこのエルフを助けられるわけはない。

 

いや、そもそも助けられるのかどうかすら僕はまだ知らないんだ。

 

「皆さん、これは何の騒ぎですか?」

 

その時、音量は決して高くないが、耳に良く通る声が聞こえてきた。

 

振り向くと、エルフ達が自然と道を譲るように縦に割れていた。その奥からやって来たのは、戸惑い顔で剛龍鬼を引き連れた竜那さんだった。

 

竜那さんと剛龍鬼は僕の姿を見付け、すぐに駆け寄ってきた。

 

「レオさん、これは一体……」

 

「ごめんなさい。でもちょうど良かった。竜那さん、ちょっと力を貸してください」

 

手短に、かつ重要な点を省かずに伝えると、竜那さんは力強く頷いてくれた。

 

すると、竜那さんの持つカドケゥスの杖から普段使っている治癒術とは違った光が放たれ、汚染されたエルフに降り注ぐ。

 

光を浴びたエルフは気絶しているというのに、体が激しい痙攣を起こして暴れ回る。

 

「大丈夫だ、レオ。油断は禁物だが、この程度の汚染ならばまだ竜那の浄化魔法で救える」

 

暴れ回るエルフの体を押さえつけながら、剛龍鬼がそう言ってくれた。

 

安心しながら息を吐くと、僕達に近付いてくる気配があった。見てみると、数人のエルフを引き連れた議長が弓を片手に立っていた。

 

「レオ殿、巫女殿、竜人殿、同族の者が手間を掛けさせたようで申し訳無い」

 

「いえ、問題無く取り押さえられましたし、竜那さんの浄化魔法のおかげで魂の汚染も何とかなりそうです」

 

「いや、その必要は無い。その男は……私がこの場にて処断する」

 

そう言った議長の手つきは、流れるように無駄が無かった。

 

右手で腰に差した矢袋から1本の矢を抜き放ち、弓の弦を引く動作と照準を同時に行う。その矢が狙う先には……汚染されたエルフがいた。

 

だが、運良くすぐに反応出来た僕は矢の射線に自分の体を割り込み、議長と正面から向き合う形となった。

 

「レオさん……!」

 

「大丈夫です。そのまま治療を続けてください」

 

背を向けたまま竜那さんに答え、僕は議長の引く弓から視線を逸らさない。

 

目を見れば分かる。議長は僕がどけば躊躇うことなく矢を放つ。

 

「なんのつもりだ、レオ殿」

 

「申し訳ありませんが、それはこちらの台詞です。何故同族であるエルフを殺そうとしたのですか」

 

「言うまでも無いことだ。その者は闇の力に心を汚染されている」

 

「ですが、まだ救えます。殺す必要は無いはずだ」

 

「だが、一度闇に飲まれたのは事実だ。また闇に堕ちないと保障出来ない以上、ここで殺さねばならぬ。身内の不始末は身内が片付ける」

 

正気ですか? という言葉が出そうになるが、寸前で留める。

 

その反動で、心の中にふつふつと怒りが込み上げてくるのが分かった。堪えなければと数秒留まるが、僕はその先を言葉にした。

 

「その行為に、アナタは何の疑問も持たないんですか? 他の同族や子供の前で彼を殺すことに躊躇いが無いんですか! 伝統や掟以前に、アナタはもっと大事なことが分かってない!」

 

「……何を分かっていないというのだ。私はフォンティーナのエルフを代表する議長として、誰よりも皆の為を思って行動している」

 

「じゃあ、あの人に家族がいたらどう話すつもりですか。彼は闇の力に心を汚染されたので、伝統と掟に基づいて殺しましたと言うんですか! それで納得出来るんですか! あの人の友人や家族は! もしアナタが逆の立場だったら、平気なんですか!?」

 

誰にだって友人や家族がいる。

 

そんな関係の人がある日突然死に、その原因が掟を守る為だと言われて、納得することなど出来るわけがない。

 

僕の問いに、議長の構える弓矢が確かにブレた。視線が地面に倒れるエルフに向けられ、続いて僕の目を見る。

 

すると、議長は一度大きく息を吐いて弓を下ろした。

 

「その男の治療が完了してから1ヶ月様子を見る。その間に再び汚染の兆候が起これば、今度こそ命を絶つ」

 

そう言うと、議長は弓矢を仕舞って身を翻した。

 

周りのエルフ達は目を見開いているが、恐らく掟に反しているわけではないだろう。再び男が暴れたりすれば、議長は必ず男の命を絶つ。

 

 

でも、この決断にはきっと何か大きな意味がある。今までのエルフ達を帰る為の何かが。

 

 

確証は無かったけど、何故か強くそう思えた。

 

一通りの治療を終えたエルフを剛龍鬼に運んでもらい、僕は疲れ気味な竜那さんに肩を貸しながら宿へと戻った。

 

後で事の顛末を話したら戦線の皆に呆れるような溜め息と説教を貰ったけど、最後には心配されて褒められた。何というか、かなり微妙な扱いだと思う。

 

ちなみに、治療したエルフはアルティナとラナさんに案内してもらって家族の元に送り届けた。事情を話した家族からは揃って涙目でお礼を言ってくれた

 

その時の笑顔を見て、助けて良かったと、心からそう思えた。

 

 




ご覧いただきありがとうございます。

今回は休日なのにゆっくり出来ないレオの一日でした。

おかしい……途中までほのぼのって感じだったのに、いつの間にかドシリアスになってる。やっぱり私はギャグが苦手だな。うん。

今回出したのは、ウィンドでも出た設定、闇の力に汚染されたエルフです。

いや、森の周りをオークやドラゴニアのケンタウロスがうろついてる位ですし、起きても不思議ではないかと思いまして。

フォンティーナの決戦まであともう1話挟むか悩んでいますが、挟む場合はレオかレイジの賑やか(笑)な1日でも書きましょうかね。

では、また次回。


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