ゲイムギョウ界に来てしまった!?〔改稿中〕 作:ULTRA-7
「この辺りだと思うんだけど…」
ノワールの部屋が盗撮されているとわかり、ネプギアはそれを逆探知気を使って場所を調べそこにみんなと向かっていた。
ユニは大層ご立腹だ、親愛なる姉が盗撮されていたのだから無理もない。
「もう! むかつく!! お姉ちゃんを盗み撮りする様な馬鹿はアタシがメッタメタにしてやるわ!!」
「う…何だか私に言われてる様な気が…」
『何か思う事があるのか、ネプギア?』
「い、いえ!? 別に…」
ドラゴニック・ハートの言葉に苦笑いを浮かべて否定するネプギア、心の中では真司に止められてよかったと思うのであった。
「それで! どの建物なの!! ネプギア!!」
「あ、はぃい!? えっと…この電波逆探知気だと大体の位置しか…」
「そう! ならしらみつぶしにするわ!!」
再び怒りながら歩き出すユニ、だがそこでふと疑問に思ったことを口にした。
「それにしても、よくそんな機械持ってたわね? それもたまたま?」
「これはいつも持ってるよ、モバイル用充電器と電波逆探知気は女子の必須アイテムでしょ?」
「どこの異世界の女子よ…」
『充電器はともかく逆探知気はさすがに…』
乾いた笑いを浮かべる二人、本当にどこの異世界の人物かと疑いたくなる…
「どらどら~!! ぴぃおなかすいた~!!」
『うぉ!? ピーシェ!?』
そんな時ピーシェがドラゴニック・ハートに思いっきり抱き着いてきた、お腹が空いたと駄々をこねているようだ。
『お腹が…うむ、まいったな…』
「どうしよう…」
「おなかすいたすいたすいた~!!」
「ピーシェってば子供ね!」
すると駄々をこねるピーシェに誰かが話しかけた、ロムとラムだ。
「私はもうお姉さんだから、お腹が空いたって我慢できるわよ?」
「私も、お姉さん…♪」
「………むぅ、ぴぃもおねえさん!」
ピーシェはむすっとした表情になり意地を張る、二人には負けたくないと言わんばかりの顔だ。
「じゃあ我慢する?」
「…がまんする」
「なでなで…♪」
『二人とも、もう立派なお姉さんだな。私のことも気遣ってくれると尚の事嬉しいんだが…』
現在進行形でドラゴニック・ハートはピーシェにに抱き着かれたままだ、その横では連れてきたらしいクラたんがジッと見つめていた。
「あはは…あれ? お姉ちゃん達じゃない?」
「え? 本当だ、どうして…」
ネプギアとユニは空を見上げる、するとそこにはネプテューヌたち四女神と真司の姿が目に移ったのだった。
―――――――――
「ハッキングねぇ…そりゃノワールがあんなに血相変えるわけだ」
俺はノワールに抱えられてハッキングの犯人が潜伏しているであろう場所に向かっていた。
その間にもノワールは無茶苦茶イラついていたけど…
「でもさ、わざわざ俺達が向かわなくても警備兵に任せても良かったんじゃないのか?」
「それじゃつまらないじゃない、私をこんなに恥をかかせた犯人はこの手でグッチョングッチョンにしないとね!!」
「あー…そう」
これは相当頭にきてるな、背筋から何か悪寒を感じてしまうほどに。
こうなったノワールは誰にも止められんよ…
「今日のノワールはいつにもまして過激ね」
「私は嫌いじゃないぜ…っと!」
そこでみんなが急停止、見たところ使われていなさそうな廃工場だ。
「ここがツイーゲちゃんが突き止めた敵のアジトね!」
「みたいですわね」
俺達は降下して地面に降り立つ、四人はそこで女神化を解いた。
「よぉ~っし!! それじゃあ犯人を見つけるよ!!」
「静かにしなさいよ!! 犯人に逃げられちゃうでしょ!!」
「ノワール、お前の声が一番デカい…」
言ってる本人がそんなんじゃ元も子もないだろうに、ブランとベル姉も苦笑いを浮かべていた。
だが俺達は気づかなかった、俺達を監視してる存在に…
時を同じくして――
「ここに入って行ったわよね?」
「うん、もしかしてお姉ちゃんたちも盗撮犯を追っているのかな?」
『いや、盗撮犯ではなくハッk「あ~!! にげた~!!」ピーシェ!?』
ネプテューヌ達が降り立った廃工場にネプギア達も来てしまっていたのだ。
しかも結構最悪な状況、ピーシェがその工場に逃げ出したクラたんを追って入っ
て行ってしまった。
『まずい! 私達も追いかけよう!!』
「は、はい!!」
「ピーシェ!! 待ちなさい!!」
ネプギア達もピーシェを追って中へと入って行った。
* * *
工場の中へ潜入し、俺達はとうとう犯人がいるらしき部屋へと辿り着いた。
ノワールがドアの隙間から中を覗くと…
「…っ!」
どうやらいたみたいだ、中には辺り一面パソコンの画面で覆い尽くされている、その中にポツンと何者かが座ってるのが見えた。
俺達はそれぞれ武器をコールして構える、そしてノワールが勢いよくドアを開いて叫んだ。
「動かないで!! 手を上げて、ゆっくりこっちを向きなさい!!」
ノワールの声に従ったのか座っていた何者かがゆっくりと手を上げて俺達の方へ向いた、何か機械じみた人らしきもの? ものすごく怪しい感じだ。
「貴方ね? ハッキングした犯人は!!」
「…………」
「さっさと答えなさい!!」
黙秘する犯人に一喝するノワール、そして犯人はゆっくりと腰を上げ立ち上がった。 すると…
「あはぁん♡ そんな他人行儀の様な喋り方しないでぇ♡」
「「「「「…は?」」」」」
「私の事はアノネデスちゃんって呼んで♡」
「ねぷぅ!? お、オカマさん!? その見た目で!?」
俺達は目が点になりネプテューヌは思いっきりズッコケた、俺もそうなりそうになったがなんとか踏み止まったよ。
だってそうだろ? まさかあんな機械じみた格好をしていてまさかオカマだなんて思う訳ないだろ!? 犯人がオカマっておい!?
「あら、失礼ね。心は誰よりも乙女よ」
「本当にわかりやすくオカマね…」
うん、オカマです完全に、すっごくわかりやすい口調をどうもありがとう。
苦笑いを浮かべながら心の中でそう思う、たぶん全員が同じ事を考えている筈だ。 だって今のみんなの顔、俺と同じだし。
「しかもちょっと毒舌だったりするんですわよね…きっと」
「あったり~! 胸だけデカい馬鹿女神だと思ったら違うのね」
「なっ!?」
確かに毒舌だ、ベル姉を思いっきり批判してる。
よくテレビで見かける様な人を見定めては辛口評価をする批評家の様、俺こう言うやつ苦手なんだ、人の気も知らないでどんどん評価して言ってるんだもん。
だけどさぁ…
「人の姉を馬鹿呼ばわりするなんていい度胸してるじゃん、でも俺はそれで大人しくするほど利口じゃないぞ?」
「真ちゃん…」
俺は龍神剣をアノネデスに向けて言い放つ。
最愛の姉が馬鹿呼ばわりされたんだ、我慢する方がどうかしてる。
そして沈黙が続く、だが目の前の人? アノネデスはプルプルと身体を震わせていた。
一体何が? そう思った時アノネデスがビシッと俺に人差し指を突きつけてきた。
「貴方…加賀美真司ね?アンタには…アンタには恨みごとがたぁぁぁぁぁぁあっくさんあるんだからぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」
「………は?」
アノネデスが逆上して叫んできた、俺は今ちんぷんかんぷん、俺こいつと面識なんてない筈だぞ? ましてや恨みを買われる理由なんてないはずだ。
「真司に何怨み持ってるかは知らないけど、犯行を認めるの? 認めないの!!」
しびれを切らしたノワールはアノネデスに吠え掛かる、ノワールの声を聞いたアノネデスは俺の方からすぐにノワールの方へと向き直った。
「ふふふ…」
「な、何よ…」
「生で見るノワールちゃん、やっぱり可愛いわ。想像以上に…」
不敵な笑いをしたと思ったら頬を赤く染め、ノワールのことが可愛いと褒め称える。 それを聞いたノワールは恥ずかしかったのか、慌てながら頬を赤くした。
「へ…? なっ!? そ、そんな事言って気を逸らそうったって…」
「ヤダ、本気よ? ほ・ん・き」
するとアノネデスは指を鳴らす、周りには何やら画像が…ってこれは!?
「こ~んな写真撮っちゃってごめんなさ~い♪」
「ふぇ? あぁぁぁぁぁあっ!?」
「うわぁ!? あっちもノワール! こっちもノワール! 全部ノワールだ!?」
そう、全てのワールの画像。
しかも私生活の、普段なら絶対見せないであろうものが写し出されていたのだ!
「私ノワールちゃんの大ファンなの! ノワールちゃんの事なんでも知りたくてつい出来心で♪」
そう言って自分の頭をポカポカ叩くアノネデス、全然可愛くねぇ…
「写真なんてどうでもいいのよ! 私が知りたいのはハッキングの事…」
「あ~ら、どうでもいいの? じゃあこれも?」
「え?」
再び指が鳴る、画像が切り替わり別の画像が出現した。
…ってぇ!?
「は…はぁぁぁぁあっ!?」
「ノワールがお裁縫してる!?」
そう、ノワールがせっせと裁縫をしている写真が映し出されたのだ。
そして今のノワールの絶叫っぷり、俺はすぐに察しがついた。
これはあれだ、ノワールの趣味のあれを作っている最中の様子だ。
何故か冷や汗を掻く俺、この事はノワールと二人だけの秘密だったからだ。
「そういう事する人だったかしら…?」
「け、結構こんな事してたよな!? な? ノワール!?」
「そ、そうなの!! 私、案外家庭的なタイプでねぇ!?」
不思議がるベル姉に俺は挙動不審になりながらもフォローを入れる、ノワールもそれに弁上して慌てふためきながらも必死になって弁解していた。
その様子を見ているネプテューヌ達は不思議そうな目で見つめる、正直かなり苦しい…
「あの服、見た事ある様な…」
「「気のせい!! 100%気のせいだから!?」」
これあれじゃん!? 思いっきりノワールの趣味のあれじゃん!? 完全に俺の考えが当たってたよ、俺も必死でフォローしてるけど追いつかねぇよ!? そんな事よりこいつ! ノワールを盗撮してやがったんだな!?
「ちょっと!! それじゃないって言ってるでしょ!!」
「そんな事よりも人の大事な恋人をよくも盗撮しやがったな!!」
「ふぇ!? い、いきなりそんな事言わないでよ! !…恥ずかしいじゃない…」
ノワールのデレごちそうさん!! でもこれだけははっきり言っておかないと! みんなはジト目で見ていたけどな!!
「そこ! いちいちノワールちゃんを口説くんじゃないわよ!! こほん…それじゃないのなら、これの事?」
指が鳴り替わる画像、そこに映し出されていたのは…ノワールのコスプレ写真だった。 嗚呼…これはもう、フォローできない。
「あぁぁぁぁぁあっ!?」
「おお! これは!!」
「明らかにコスプレ写真ね…」
「あの服、四女神オンラインのコスプレだったんですのね」
「見ないでぇぇぇぇえっ!?」
「あ、あはは…」
ノワールずっと秘密にしてきたもんなぁ…ばれればそりゃそうなると思う。
こいつのせいだけどな!!
「あぁん♡ 取り乱すノワールちゃんも可愛いぃ♡」
そう言うとポラロイドカメラで一つ、アノデネスはノワールの写真を写す。
そして俺の隣には震えながら歯ぎしりをして、どう考えても怒り心頭になっているノワールがキッとアノネデスを睨みつけた。
「こ、この…! いいわ!! とりあえず盗撮の罪で牢屋に放り込んでやる!!」
「あぁら、私がここから離れるとこの写真ぜ~んぶ公開される手筈になってるんだけどそれでもいいのかしら?」
「ふぇ!?」
こいつなんつう事を言いやがる!? 個人情報の漏えい、それに加えてプライバシーの侵害の何者でもないぞ!? 完全に犯罪じゃねぇか!
「最初は独り占めって思ってたけど、世界中をノワールちゃんで埋め尽くすのも楽しそうじゃない?」
「くっ…くぅ~!」
「悩みどころですわね、こんな写真が公開されたら…」
「恥ずかしくて表を歩けないわ…」
「大丈夫じゃないかなー、このノワールチョー可愛いしー」
「棒読みだぞネプテューヌ…ってかお前! そんな事させると思うか? そうなる前にそのデータを全部ぶっ壊してやるぜ?」
さすがにここまでされたら黙ってる訳にはいかない。
確かにノワールが可愛いのはものすごく同意する、だが無断で盗撮、しかも本人が知られたくない事を公にしたんだ、それなりの謝罪ってものをさせてやるよ!
「ふん! ここにあるものがすべてのデータじゃないわ、仮にここのデータを全て破壊したとしてもバックアップはちゃ~んととってあるんだから。そんな事もわからないの? アンタ死ぬの?」
「何気にひどい事言うな、おい!? …だったらお前を捕まえる、ノワールが言ってた通りに牢屋にブチ込んでやればいいだけだ! それに俺の大切な人の秘密を勝手に盗み撮りしたんだ、お前にはそれ相応の覚悟をしてもらうぜ?」
「真司ぃ…」
鋭い視線をアノネデスに向け、龍神剣を構えた。
対するアノデネスは何故かプルプルと震えている、俺は力を入れて身構えた。
するとアノデネスは…
「…ょ」
「は? 何言って…」
「ノワールちゃんの彼氏面するんじゃないわよぉぉぉぉおっ!!
私のノワールちゃんを穢した全身精液男がぁぁぁぁあっ!!」
「はぁ!?」
ノワールを汚した? 彼氏面するな? 行ってる意味が全然分からん。
それよりも俺はノワールの彼氏でもあり恋人だ、こいつに否定されたくない。
…正確に言えばみんなのだけど。
「何でそんな事をお前に言われなきゃならんのだ?」
「だまらっしゃい!! アンタはノワールちゃんと言う一輪の花にたかるゴミ虫! 害虫よ!! こんなに可憐なノワールちゃんを傷物にしやがってぇぇぇえっ!!」
「ねぷぅ!? もしかしてあれが素なの!? 何か無茶苦茶黒いオーラが出まくりなんですけど!?」
アノネデスのあまりの豹変っぷりにその場にいた誰もが引いた。
さっきまでのおねぇ口調もなんのその、俺は顔を引きつりながらアノネデスを見ていた。
「私はノワールちゃんを一目見た時から心打たれたわ、美しい黒髪、宝石の様な瞳、形も大きさも素晴らしい美乳、ぷっくらとして思わず食べちゃいたいくらいの柔らかな桜色の唇…その全てにね!」
「ってぇ!? いきなり変なこと言わないでよ!? アンタ完全にストーカーじゃない!?」
確かに完全なるストーカーの発言、その発言で俺を含むみんながドン引きする。
ノワールに至っては両腕で抱きしめる様になりながら身震いしていた。
自分がここまで観察されているとなると怖がらずにはいられないいくら女神でもだ。
「否定はしないわ、でもね…それほどまでに私にとってはノワールちゃんの存在が心にきたのよ!! それこそ私の人生そのものを変えたといっても過言じゃないわ!! ノワールちゃんは天使よ! 神よ!! 世界、いいえ! 宇宙そのものよ!!」
えらく気にいられてるな、ノワール…ここまで熱狂的だと逆に尊敬してしまう。
でもその行為は肯定できない、これだけは確実だ。
「純粋で穢れのない素敵で最高のノワールちゃん…見ているだけでも至福だったわ…だけどそんな時よ、アンタが現れたのよぉぉぉおっ!! 加賀美真司ぃぃぃいっ!!」
「そこで何で俺が出てくるんだよ!?」
「これよ!!」
指をパチンとアノネデスが鳴らす、すると再び画像が切り替わった。
そこに映し出されていたのは…俺とノワール!? しかも体験入国の時のだ!!
「真司がノワールのコスプレを見物してるところ? って事は、真司はノワールの趣味の事知ってたんだ!」
「うっ!? ま、まあ…」
「二人で秘密を共有してたと、羨ましい限りじゃない…」
「べ、別にそう言うわけじゃ…ないわよ…」
「モジモジしながら言っても説得力無いですわよー」
ジト目で見て来るノワール以外の三女神、確かに隠し事してたっちゃあしてたけどさ、でもノワールが知られたくない事をおいそれと言う訳にもいかなかったし…
「アンタは私のノワールちゃんにべたべたと引っ付いて!! 何様のつもりよ!! しかもノワールちゃんのあんなに可愛い姿を生で独り占めしやがってぇぇぇえっ!!」
「俺悪くないだろ!? しかもお前のそれ思いっきり私情じゃねぇか!?」
どれだけノワールが好きなんだよ!? ノワールが可愛いって言うのは激しく同意するけどさ!! にしても限度があるだろうが!!
こう思っている間にもアノネデスの行動は止まらない、寧ろヒートアップしてる…
「そして…ついにアンタは…ノワールちゃんの純潔を穢したのよぉぉぉおっ!!」
叫び声と共に画像が切り替わった、その画像を見た俺は思わず目を見開いてしまった。
それはネプテューヌ達も同じだった、何故なら…
俺とノワールが恋人同士の営みをしてるところだったからだ…
「なっ…ななななっ!?」
「ふ、ふぇぇぇぇえっ!?」
「の、ノワールってば大胆!? あれじゃあケイに見つかっちゃうよ!?」
「やり方が些かマニアックじゃない…人の事言えないと思うけど…」
「あ、あんなに二人とも情熱的に…わ、私はまだシてないと言うのに…」
顔を真っ赤にして叫ぶネプテューヌ、頬を赤くして何かを思い出しているブラン、よよよとわざとらしく泣き崩れるベル姉。
だがいちいち反応できなかった。目の前の画像の事で頭が一杯になっていたからだ…
「純粋で美しかったノワールちゃん! それをアンタがあの汚いものでドロドロのグチャグチャにしたのよ!! しかもこともあろうにアンタのそれを銜え込ませた挙句に…いやぁぁぁぁあっ!?」
アノネデスは絶叫する、頭を抱えて激しく振りながら、それはもう引くぐらいにものすごく…
その間、真司とノワールは固まっていた。そしてアノネデスは人差し指を真司に向けて言い放つ!
「だから私はノワールちゃんをアンタから解放すると決めたのよ!! この画像、私が合図を出せばすぐにでも全世界に配信される手筈になってるわ。ノワールちゃんは安心してね? 貴女の声もあの汚物の相手の画像も別物に置き換えてあるから♡ 加賀美真司! アンタは社会的に抹消されるのよ!!」
「「「はぁ!?」」」
この言葉を聞いたネプテューヌ達は思わず声を上げた。
そして各々武器を構えてアノネデスを睨み付ける、さすがに三人もこればっかりは黙っていられなかった様だ。
「真司を社会的に抹消って…そんな事させないよ!」
「そうされる前にてめぇをぶちのめす!!」
「大切な弟の沽券にかかわる様な事、見逃す訳にはまいりませんわ!」
「…
「…
真司とノワールは何やら小声でぶつぶつと呟いている、そんな事とは裏腹にアノネデスは勝ち誇った笑いをネプテューヌ達に向けた。
「アーッハッハッ!! そんな強がりを言ってもダ・メ♪ この指を鳴らせばすぐにでも配信を…」
アノネデスが指を天に上げ鳴らそうとした、その時だ…部屋一帯に爆発音が鳴り響き、地響きがする。
何故そうなったのか? それはすぐに明らかとなった。
「「「「…は?」」」」
突然周りの画像を含めた機械機器が破壊されたからだ、アノネデスを含むネプテューヌ達四人の目が点になる。
そして四人の眼はとある二人の場所へと注目する、その人物とは…真司とノワールだ。
「そうか…見たのか…俺達がシてるところを…」
「し、真司?」
「私にとっての最高の思い出をアンタは盗み見していたと、そう言う事」
「ノワール…ちゃん?」
「「見たんだな?」」
ゆらりと顔を上げる真司とノワール、顔は笑っているが目が全く持って笑っていない。
そして二人の背後から放たれているオーラ、尋常じゃない怒りを帯びていた。
「ひぃ!? る、ルウィーの時の真司再来!?」
「真司が本気で怒ってるの久しぶりに見たわ…」
「しかもノワールまで…無理もないですが…」
ネプテューヌは怯え、ブランは冷や汗を掻き、ベールはノワールに同情していた
。アノネデスも肩を震わせて冷や汗を掻いていた、だがそれでも強気な姿勢を崩
そうとはしない。
「そ、そんな怒りを私に向けたところで何て事ないわよ!? それにここのデータを破壊したところでバックアップが…」
「それなら先にぃ…!」
「アンタをぉ…!」
「「殺ってやるわぁぁぁぁあっ!!」」
「ヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!?」
真司は龍神剣を構え、ノワールは女神化して大剣を振りかぶった! そのあまりの気迫に怯え逃げ出すアノネデス、それを真司とノワールが見逃さなかった。
「待てやごおるぁあああああああああああああ!!」
「アンタの命はないわぁああああああああああ!!」
「ヒィ!? ノワールちゃんにならいいけどアンタは勘弁よ!!」
すると画像がモンスターへと変化し襲い掛かってきた! モンスターの大軍は真司とノワールに襲い掛かってくるが、二人は剣を振るい次々とモンスターを撃破していった。
「これ、私達いらなくね?」
「出番なし、かしら…?」
「真ちゃんとノワール無双、と言うか入る隙がありませんわ…」
ネプテューヌ達も武器を構えていたが、無双する真司とノワールを見てただ茫然とする他なかった。
「だったら見てないであのカマ野郎をとっ捕まえろやぁっ!!」
「ボーッとしてんじゃないわよぉっ!!」
「「「ひぅ!? サー!?イ エッサー!?」」」
そんなネプテューヌ達を真司とノワールが恐ろしい形相で睨み付けて一喝、よほど怒りが頂点に達してると言える。
二人の怒りのボルテージは上がって行く一方だ、そんな中アノネデスは着々と荷物を纏めて逃げる準備を始めて行った。
「あ! 待ちなさい!!」
「待てと言われて待つ馬鹿はいないわよ! ノワールちゃん、安心してね? 貴女のあの素晴らしい写真や画像は公開なんてしないから安心してね♪ 加賀美真司! アンタは覚悟しときなさいよ!!」
「「KO☆RO☆SU☆」」
「し、真司とノワールがこわれたぁぁぁぁあっ!?」
ネプテューヌが絶叫する中、アノネデスはそそくさと逃げて行った…
* * *
「生ノワールちゃんに会えたんですもの、アジトの一つくらいどり~むかむとぅる~♪」
ノワールちゃんに、しかも本物の生で会えた私はルンルン気分で逃走していた。
もう本当にい最高だったわ~♡ あの男さえいなければもっとハッピーな気分になれたのに…
「まあいいわ。どの道アイツは社会的抹殺は確定、ノワールちゃんを弄んだ罪は重いのよ! この後にすぐにでも…」
あの男、加賀美真司はノワールちゃんを本当の意味で穢したのよ! 純粋で可憐なノワールちゃんを!! どうしてくれようかしら本当に…
そう思いながら通路の角を曲がり出口のドアを開けた瞬間、何か変なものが私の身体を這っ登って来た。
な、何よこれぇ!?
「え? ちょっ!? 何!? ヤダヤダヤダ!? どっか行って~!?!?」
何よこの小動物!? 私この手のものは苦手なのよ!? 早く何処へにでも行きなさいよ!?
「あ~! いた~!! クラたぁぁぁぁあん!!」
その時、前方から子供が走ってくる姿が見えた。
何故こんなところにこんな子供が? 頭に疑問が浮かぶが、その疑問は次の瞬間吹き飛ぶ事になる。
「ぐほぉおおおおおお!? げふぅ!?!?」
い、一体何なのよこの子供は…いきなりタックルを仕掛けてくるなんて…しかもみぞおちのクリーンヒット、この子…できる!!
ガクッ…それに持ってきた荷物がぶちまけられてしまったわ。
「あ~! ピーシェとクラたん!!」
『ピーシェ!? この人にぶつかってしまったのか!?』
「わぁあああああ!? ダメでしょ! ピーシェちゃん!! ご、ごめんなさい!!」
「ごめんなさい!!」
私に謝ってきた二人、たぶんぶつかってきたこの子の連れか何かかしら? まったく…どんな躾してるのよ…ん? ピーシェ? 私はむくりと起き上がりぶつかってきた女の子に聞いた。
「アンタの名前、ピーシェ?」
「うん! ぴぃだよ!!」
この子が…まさかこんなところで出会うなんて、世間って意外に狭いのね…
「ん? これ…」
ピーシェの連れの女の子ってこの子ノワールちゃんの妹じゃない!? しかも周りの子達は全員女神の妹!? その一人のユニって言ったかしら? ぶつかった時に散らばった写真の一枚を掴み目を通す。しまった! それは!?
「お姉ちゃん? …はっ! アンタが盗撮犯ね!!」
「え!?」
『何?』
「うっぷす!? お気に入りをプリントしたのが仇に!?」
するとユニちゃんが光出す、しまった!? 女神化をするつもりだわ!? 逃げようとしてもここは一方通行、後ろからはノワールちゃん達も来るはず! 八方塞じゃない!? そうしてる間にもユニちゃんの女神化が完了するし!?
「許さない…!」
「うっ…」
まずいまずいまずい!? このままじゃ本当にマズイ!? なんとかして逃げる算段を…そう思った時、後ろのドアが爆発した! まさかもう追いついたというの! ドアの先から出てきたのは紛れもなくノワールちゃん! そして、憎き相手加賀美真司!!
「このオカマぁ!! 逃がさないわよ!!」
「今ここで判決を言い渡してやる…死だ…って、ユニちゃん? それにみんなも」
「あ、お姉ちゃん? お兄ちゃん?」
今ここには女神四人にその妹たちが勢ぞろい、完全に詰んだわね。
逃げ道もないし諦める他ないわ、ただ…アイツは、加賀美真司の事だけは許さないわ! せめてこいつの社会的抹殺の実行だけでも! そう思った瞬間…
「っ!? 天井が!?」
「みんな離れて!!」
『ピーシェ!! ロム、ラム! こっちだ!!』
「ひゃぁぁぁあっ!?」
さっきの爆発で天井が崩れ落ちてきた!? この工場は老朽化してたから攻撃のショックに耐えられなかったみたい。
しかもその天井の崩れた先は…
「っ!? あのオカマが!!」
「まずい!?」
そう、私に直撃コース。
今ノワールちゃん達が駆け出そうとしてるけど間に合わないわね、年貢の納め時ってやつかしら? 私ってこんな時でも冷静でいられるのね。
もしくは諦めが早いとか? まあノワールちゃんに会えたから良しとしましょうか、あの男に一矢報えなかったのが心残りだけど…ね。
「ぐっばい、ノワールちゃ…」
「ふっ!!」
その時だったわ、誰かが倒れていた私を抱えてきたの。その人物は…
「か、加賀美真司!?」
「こんなところでくたばるなんて許さなねぇぞ? お前は絶対に牢獄にぶちこむって決めてるんだからなっ!!」
『Explosion! now…』
「はあっ!!」
加賀美真司は炎の大火球を天井の破片に向けて放つ、破片は炎によって爆散し私は直撃を免れた。
その破片は辺りに飛散ったが…
『Defend! now…』
ノワールちゃん達に当たらない様に防御壁を張り破片を防ぐ、私をしっかりと抱えたまま。
アイツの右手にあるのは…龍の腕? いや、そんな事よりも!
「何で私を助けたの! あのまま私がつぶれればアンタは社会的抹殺を免れて万々歳じゃない!!」
正直こいつに助けられたって言うのが癪に障るわ!! 私は思いっきりこいつに罵倒するけど…
「それだと意味ないだろうが。お前には罪をちゃんと償ってもらわないと、あのまま死なれたら俺もノワールも後味が悪いっての」
「くっ…!」
「それに…命の危機にさらされてるなら助けなきゃだろ? それがどんなにどんなに悪党でも。だから助けたんだ。それじゃあ不服か?」
「え…」
それだけ…たったそれだけの事で私を…?
じゃあこいつはただ助けたいって思いだけで私をあの危機から救ったと!? あんなに罵倒して憎しみをぶちまけた私を!? こいつは…
ドクン…
何? この気持ちは、この胸の奥から湧き上がってくる熱い気持ち…これはまさかノワールちゃんに感じた気持ちと同じ!? いえ、それ以上!?
再び加賀美真司の顔に目が行く、何で彼がこんなにかっこよく見えるの? こんなにも美しく見えるの? ああ…加賀美真司、いえ…麗しの龍の君と言った方がいいのかしら、私は貴方に…
恋をしてしまった…
―――――――――
「ふぃ…間一髪」
どうにかしてアノネデスを助ける事ができた、あのままつぶれてたら目覚めが悪いったらありゃしない。
これでどうにか解決…
「ん?」
「……」
何かが俺の手を掴む、その正体は…アノネデス?
「な、何だよ?」
「ありがとう、おかげで助かったわ…」
「あ、ああ…それはよかった」
いきなりお礼を言われた。
びっくりしたぜ、だってさっきまで俺を思いっきり嫌って憎んでいただろ? それが何故?
「加賀美真司、いえ…真司様!!」
「………は?」
「え? え? いきなり豹変してない? どー言う事?」
ネプテューヌが混乱してる、それは俺もそうだ。
だって俺の事を呼び捨てしてたくせにいきなり様付け!? そして俺の手を掴む手の力が更に強く!?
「この胸の熱い感じ、貴方を見ると更に熱くなって動悸が止まらないの…そうよ! これはまさしく恋だわ!!」
「………はぁっ!?」
「ね、ねぷぅ!?」
「嘘…まさか…!?」
「このお方、真ちゃんに!?」
「恋をしたっていうの!?」
ネプテューヌ達が驚いてるけど俺の方が無茶苦茶驚いてるよ!? 俺がいつフラグを立てたというんだよ!? わけわかんねぇよ!?
「あの時身を挺して私を助けてくれた、あれだけ憎まれ口をたたいた私なんかを…その時感じたのよ! 燃える様に熱いパトスを!!」
(あの時かぁぁぁぁぁあっ!?)
あの時こいつを助けた時か!? まさかそれだけで惚れられるなんて思ってもみなかったぞ!? しかもみんなジト目で見てるし!?
「真司…はぁ…」
「ついにこんな奴にまで…」
「まさかとは思ったけど…ねぇ…」
「フラグ建築し過ぎにもほどがありますわ…」
「俺だって好きで立ててるわけじゃねぇえよ!?」
みんな呆れてるけど俺だって好きでやってるわけじゃねぇからな!? 俺だって想定外だよコンチクショウ!!
「真司様!! 私の愛を受け取って!!あい~らぶ~ゆぅぅぅぅうっ!!」
「ぎゃぁぁぁぁあっ!?」
アノネデスが俺に全力の抱擁を仕掛けてきた!? 俺は思わず…
「げぼふぅっ!? し、真司様の愛が…ガクッ…」
「はぁ…はぁ…」
全力の拳をみぞおちにぶつけた。
アノネデスはそのままバタンとぶっ倒れて気絶、俺は息を荒げてアノネデスを睨んでいた。
今すごく怖気を感じる…
「ノワールぅ!! こいつ確保!! 絶対に確保ぉぉぉおっ!!」
「ふぇ!? え、ええ…」
「よっぽど嫌だったのね…」
「まさかオカマさんにまでフラグを立たせるなんて思わなかったもんね」
「それ以上は言うなぁぁぁぁぁあっ!!」
この日俺は史上稀に見る怖気を感じながら叫んだ、何でこうなる!?
* * *
事件はどうにか解決、結局アノネデスがハッキングをしたかしなかったかわからなかったけど。
でもまあアイツを牢獄送りできただけよかった、完全に俺の私情だが…
その後も大変だった。
ノワールが盗撮されていることが何故かユニちゃん達が知ってたし、コスプレの写真がユニちゃん達にもばれてしまった。
その時のノワールの慌てっぷりときたらもう、気持ちはわからんでもないがでも俺と
ノワールの行為の写真が公開されなかっただけでも良しとしよう、あれが妹達にも見られたらシャレにならん…
そして何故かアノネデスがバックアップのデータを渡してきた、自分にはもう必要じゃないからと、渡してきてくれたのはよかったけど…
『またいずれ会いましょうね~麗しの龍の君~♡』
『誰が会うかぁぁぁぁあっ!!』
この始末である、もう二度と関わり合いになりたくねぇ…
まあ、何にせよ終わった、それよりも今はノワールとユニちゃんの事だ。
「ねえ、ユニ…コスプレやってる私って、嫌よね…」
コスプレの事が明るみに出て落ち込んでいたノワール。
無理もないか、ずっと隠していた事だったしそれが大切な妹に知られちゃったんだから。
でもそこまで悲観的にならなくてもいい気がする、コスプレの趣味だってノワールの一部なんだ、それなら俺だって特撮オタクだしさ。
「もしユニが嫌なら、私止めても…」
「ノワール、そこまで思わなくても…」
「でも…」
だがノワールは、ユニちゃんに脱コスプレを宣言しようとした。
妹に嫌われたくない、嫌われるくらいならいっその事止めよう、そんな気持ちが滲み出ている。
だけどそれを止めた人がいた。他ならぬユニちゃんだ。
「お姉ちゃん、止めないで」
「え?」
ユニちゃんが微笑みながらノワールに止めないでと言ってくれた。
それを聞いたノワールは目を丸くしてユニちゃんを見つめる、ユニちゃんはそのまま話を続けた。
「そういう事が出来るのって、お仕事に余裕があるからでしょ?」
「そうね…最近時間ができたから…」
「それって、アタシもちょっとは役に立てるようになったからかな…なんて思って」
「ユニちゃん…」
…そうだよな、ユニちゃんも頑張ってるからこそノワールにもこういった時間が持てる様になったというのは間違いじゃない。
ユニちゃんが頑張っているのはノワールだって知ってる事だ、なにせ自慢してくるくらいだもんな。
それにユニちゃんはノワールにその趣味があったとしても絶対に嫌がったりしない、ユニちゃんはとても優しくて姉思いな子なんだから。
「んー…それはどうかしら?」
「ふぇ?」
「おいおい、ノワール。悪戯してやるなよ? この前だってベタ誉めしてたじゃないか、Aランクのクエストもこなせるようになったって」
「ちょっ!? いきなりそんな事言わないでよ!?」
「お姉ちゃん…」
俺の言葉に顔を真っ赤にしてぷんぷんと怒るノワール、ユニちゃんはそれを少し笑いながら見つめていた。
まったく、素直じゃないからそうなるんだよ。
「ま、これにて一件コンプリート。ラステイションも日本晴れってところだな、な? ノワール、ユニちゃん」
「うう…はぁ、ま、そうね」
「うん!」
その後は三人で笑い合う、この笑顔がずっと続けばいいのにと思いながら――
―――どいてどいてどいてぇぇぇぇえっ!!
「ん? 声? 何処から…」
声がする方へ振り向く。どう考えても上空、だがそこに…
「どいてぇぇぇぇえっ!!」
「のわぁぁぁぁあっ!?」
「女の子!? チッ!!」
何で女の子が上空から!? いや、今はそんなことはどうでもいい!! このままだとノワールに直撃コース! 二人とも大怪我じゃ済まないぞ!?
「うぉらぁぁあっ!!」
「真司!?」
「お兄ちゃん!?」
俺は石台を踏み台にして思いっきりジャンプした。
そして落ちてきた女の子をそのままお姫様抱っこして抱きかかえ、風の魔法も
応用して後方に下がり勢いを殺す。
どうにか着地、ふぅ…間一髪。
「ふぇ~…どうもありがと~」
「無事で何よりだよ、怪我はない?」
「うん、大丈夫だよ~」
すごく柔らかな雰囲気の女の子だ、それにしてもこの子は一体…
「さっきの声何…ねぷぷ!? 真司が見知らぬ女の子にお姫様抱っこしてる!?」
「今日だけでも二人にフラグを立てやがったのか…てめぇはよぉ!!!」
『二人とも落ち着け!!』
するとノワールの悲鳴を聞いてネプテューヌ達が駆けつけてきた、だけど俺が女の子を抱えている姿を見て口々に豪語してくる、…でも酷い言われよう、俺無実ですからね!?
「真ちゃんのフラグ建設力は私達の予想を遥かに超えていると言うの!?」
「お兄ちゃん、節操なしにもほどがあるよ!!」
「だから何でそうなるんだよ!! この子は空から落っこちてきたから助けただけだからな!?」
「本当に~? でも、確かに誰?」
ネプテューヌが女の子に質問した、女の子は柔らかな笑顔を向けて俺達に自己紹介をする。
「あたし~? あたしは~、プルルートっていうの~。プラネテューヌの~、女神だよ~」
「「「「「「へ? うぇぇぇぇえっ!?」」」」」」
「えへへ…」
プラネテューヌの女神!? 一体どう言う事なんだ!?
俺は混乱する、それはみんなも同じ事だった。
どうやら波乱の幕開けの様だ、そんな気が思えてならなかった…
次回はオリジナルでいきます!またこれくらい時間がかかるかもしれませんが…気長に待っていてください。