ゲイムギョウ界に来てしまった!?〔改稿中〕   作:ULTRA-7

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ついに来ましたルウィーへ!そしてマベちゃんの仲間の一人であるあの子との出会い!

詳細はみてからのお楽しみ!


第十七話 雪国のルウィーへ、そして出会い(改稿中)

「到着!…寒いいいいいいい!!」

 

 

俺はラステイションでノワールたちに別れを告げた後次の国、ルウィー

に到着した、それにしても寒い!!雪国とはまさにこのこと、俺は用意

していた防寒具を着用した。

 

 

「確かフィナンシェさんだっけ?その人が案内してくれるって言ってた

けど…」

 

 

前来た時は全然会わなかったから顔知らないや…向こうは俺のことは知

ってるのだろうか?これは会うのに時間がかかりそう…

 

 

「とりあえずどこかで待つか?目立つ場所にいればどうにか…わっ!?」

 

 

俺が周りをきょろきょろとしていると誰かにぶつかってしまった、しま

った…余所見をしてたから全然気づかなかった。

 

 

「む?おお…これはすまない、余所見をしていたせいでぶつかってしま

った」

 

「俺の方こそすいません、こっちも余所見しちゃってて…」

 

「なに、気にするな。お互い様と言うものだよ」

 

 

ぶつかってしまった人は女性だった、その人は青い髪のストレートで何

故か魔女帽子と杖を携帯している、変わった人だな…

 

 

「ところで青年、君は何か探し物をしていたように見えたのだが?」

 

「え、ええ…人と待ち合わせをしているんです、それとなぜに青年?」

 

「名前がわからないのだからそう言うのは必然だろう?」

 

 

あ、それもそうだ。これは納得せざるを得ない、一本取られたな。

 

 

「ふむ、ここであったのも何かの縁、お互いに自己紹介といこうじゃな

いか。私の名前はMAGES.と言うものだ」

 

「え~と、MAGESさん?」

 

「違う違う、それでは.が抜けてるじゃないか、ちゃんと最後まで呼ん

でくれたまえよ」

 

「発音的に関係ないような…それじゃあ、MAGES.さん、これでいい?」

 

「うむ、それとさんは要らない、敬語で話をされると調子が狂ってしま

うからな」

 

「わかったよ、俺の名前は加賀美真司、よろしく」

 

 

互いに自己紹介をする俺とMAGES.、だが俺の名前を聞いたMAGES.は眼

を見開き驚いていた、俺が何かしたのだろうか?

 

 

「そうか、お前がマーベラスが話していた加賀美真司と言うものか」

 

「え?マーベラスを知ってるのか?」

 

「ああ、彼女は私の仲間だよ」

 

「それじゃあマーベラスが言ってた自分と同じ子の一人が…」

 

「私のことだな、まさかマーベラスが話していた君とこんなところで会

うことになるとはな、何故この国に?」

 

 

MAGES.は俺にこの国に来た理由を聞かれる、俺はそれぞれの国への体

験入国の話をMAGES.にした。

 

 

「なるほど…真司は勉強熱心だな」

 

「まだ全ての国のことを把握してないからこっちはいい経験させてもら

ってるよ」

 

「ふふ…若いとはいいものだ」

 

「いやMAGES.も十分若いだろ…」

 

 

MAGES.の言動はなぜか不思議な気持ちにさせるよな、雰囲気もミステ

リアスな感じがするし…悪い人じゃないからいいが。

 

 

「おっと、もうこんな時間か。すまないな、私も今待ち合わせをしてい

るんだ、そろそろ行かないといろいろとどやされてしまう」

 

「そうか、それじゃあまたなMAGES.、マーベラスにもよろしく伝えと

いてくれ」

 

「承ったよ、それと私はこの国にしばらく滞在するつもりだ、もし会え

たらその時はまたよろしく」

 

「おう!それじゃあまたな!」

 

 

俺はMAGES.に別れを告げその場を後にした。

 

 

「さて…私も行かねばな、サイバーコネクトツーはともかくファルコム

はどう言うかわからないしな」

 

 

MAGES.もその場を後にし中の場所へと向かった。

 

 

―――――

 

 

「ここら辺で大丈夫かな?結構目立つ場所だし」

 

 

外では雪が降り注ぐ、その幻想的な光景に思わず見惚れてしまう、ラス

テイションもよかったけどルウィーもいい国だ。

 

 

「あの…加賀美真司さんですよね?」

 

「はい、そうですけど…貴女は?」

 

「よかった!見つかって!私の名前はフィナンシェと申します、ブラン

様に言付けをいただき真司さんを迎えに上がりました」

 

「貴女がフィナンシェさんですか、俺もよかったです、見つかって」

 

 

目的の人物に会えてホッと一息、フィナンシェさんも俺に会えて安心し

たのか笑みをこぼす、何気に可愛い人だ。

 

 

「それじゃあ行きましょうか、教会でブラン様たちがお待ちしてます」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

 

俺とフィナンシェさんはブランたちが待つ教会へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

                 ◇

 

 

 

 

やってきましたルウィーの教会!俺はフィナンシェさんの後について行

き教会の扉を潜った。

 

 

「あ!お兄ちゃん!!」

 

「お兄ちゃん…!」

 

「ロムちゃん、ラムちゃん、久しぶり」

 

 

ロムちゃんとラムちゃんが俺を出迎えてきてくれた、二人ははしゃぎな

がら俺に飛びついてくる、おっと危ない。

 

 

「二人とも!真司さんが困ってるでしょ!」

 

「え~、いいじゃんミナ」

 

「いけません!真司さんはここに来るまで疲れてるはずですよ?」

 

「あの、貴女は?」

 

 

ロムちゃんとラムちゃんを叱る眼鏡をかけた女性、俺には見覚えがない

のだが…一体誰なんだろう?

 

 

「すいません、ここでは初対面でしたよね?私の名前は西沢ミナと申し

ます、このルウィーの教会で教祖をさせていただいているものです」

 

「貴女がルウィーの教祖さん…」

 

「はい、この度はロムとラムを助けていただき本当にありがとうござい

ました、感謝してもしきれません」

 

「いや、あの時は無我夢中だったし…」

 

 

ミナさんに頭を下げられ戸惑ってしまう、あの時は本当に無我夢中だっ

たから、でも二人が無事で本当によかったと思う。

 

 

「ミナさん、とりあえずブランのところに案内していただいてもよろし

いでしょうか?五日間お世話になるための挨拶をしておきたいんです」

 

「わかりました、ロム、ラム、ちゃんと静かに待っているのですよ?」

 

「はい…」

 

「は~い」

 

 

俺はミナさんに連れられてブランが待つ場所へと案内された。

 

 

―――――

 

コンコン

 

「どなたかしら?」

 

「ブランさん、ミナです。真司さんをお連れしました」

 

「わかったわ…通してちょうだい」

 

 

部屋を開けるとそこには雑務をこなしているブランの姿が、ブランは一

旦立ち上がり俺の方へと歩み寄ってくる。

 

 

「真司、よく来てくれたわね。歓迎するわ」

 

「ああ、五日間よろしく頼むよ、この国のこといろいろと学ばせてもら

うな?」

 

「ええ、ルウィーのいいところいっぱい見せてあげるわ」

 

 

ブランが微笑む、その後ブランはミナさんに声をかけた。

 

 

「ミナ、今から彼を部屋に案内するわ…、ロムとラムのことお願いね」

 

「わかりました、真司さん、また後程」

 

 

ミナさんは部屋を出ていく、俺はブランに五日間お世話になる部屋に案

内されることとなった。

 

 

 

 

      

               ◇

 

 

 

 

 

「真司、また会えて嬉しいわ、ロムもラムも貴方が来るのを楽しみにし

ていたから…」

 

「いやあ、そこまで言われるとなんかくすぐったい」

 

 

部屋に行くまでの間俺はブランとの雑談を楽しんだ、心なしかブランの

話し声を聞くとすごく楽しそうに聞こえる、もっとも俺もブランとはそ

こまで話をしたことがなかったからこうやって話をするのは楽しい。

 

 

「それにしてもルウィーはすごいな、こんなに雪が積もるの俺初めて見

たし」

 

「ルウィーは雪国だから…、ここならではで楽しめることもたくさんあ

るわ」

 

「そうだよな、暖炉でマシュマロ焼いたりとか雪合戦とかさ、俺がいた

世界の雪国って言ったら北海道くらいしか想像できないし」

 

「真司がいたところは振らないの…?」

 

「振ったとしえも少しくらいかな、それにすぐ溶けるし泥にまみれて汚

くなっちゃうし…ルウィーみたいにここまで綺麗には積もらないよ、だ

からこの国に来て一番の感想は雪景色が綺麗だったことかな」

 

 

ネプテューヌと一緒に来た時は本当に感動したもんな、太陽の光が反射

してキラキラしてて…あれは感動ものだと胸を張って言える。

 

 

「私の国を気に入ってくれてなによりよ…、他にもたくさんいいところ

があるから楽しみにしていてね」

 

「おう!」

 

 

この国ならではの楽しみがどんなものか今から考えただけでもワクワク

する、そして今日からの五日間いろんなことを学ばせてもらおう、そう

思った今日この頃だった。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は温かいお話にしようと思います。

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