せっかく転生したのなら楽しまなきゃ損でしょ   作:黒ウサギ

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感想ありがとうございます
確かに自分で駄文なんて書いていたら意味がないですよねと反省しました・・・・・・
これからは自身の作品に自信をもって投降していきたいと思います。観覧してくださったかた応援よろしくお願いします!


三話 BBAといえばゆか・・・・・・エヴァでしょ

「落ち着けゆかりん、まだ慌てる時間じゃない」

 

「確かに慌てる時間ではないわね、慌てる状況ではあるけど!」

 

そういいながらこちらに対して一切隙を見せない彼女八雲 紫

おい誰だよBBAとか言ったの、BBAでも可愛いじゃねぇか!ふざけるな!

 

「飛行中ネスト」

 

彼女が一枚のカードを出すとともに大量の、色鮮やかな光弾が迫り来る

 

「あ・・・ぶ・・・にゃい!」

 

グレイズグレイズグレイズグレイズ

回避力と判断力を限界まで上げ紙一重で躱す

 

「いきなり危ないじゃないか、俺じゃなきゃピチュってたぞ」

 

「・・・・・・あなた一体何物なのかしら、私のスキマにイキナリ入ってきたと思ったらスペカも難なく避けるし」

 

疑惑の視線を投げかけられる、まぁしゃーなし

 

「大丈夫大丈夫」

 

再び俺の横にスキマが現れる

 

「すぐ帰るから」

 

「ちょっと待ちなさい、あなたは何をしたかったの?」

 

「スキマを使いたかっただけである」

 

「幻想郷をどうこうする気はないのね?」

 

「入っては見たいけどそれはまた今度で」

 

「あなたどうして私のスキマを「アリーヴェデルチ!」待ちなさいまだ話は!」

 

言い終わる前に閉じる、あれはまだまだ質問攻めにされていたに違いない

こんなスキマにいられるか!俺は帰らせてもらう!

 

スキマを出ればあら不思議・・・・・・

 

「世界樹まじでっけぇ・・・・・・」

 

見上げるだけで首が痛い、登ってみたい好奇心に襲われるが我慢我慢・・・・・・

我慢したところで考える、これからどうするか

ネギが森の中、木に杖が引っかかっていたことを考えるとまだエヴァとの対決は終わっていないはず

となると原作三巻あたりだろう。うむ、原作ブレイクするつもりはないがしかしだ、トンファー流を使ってみたい欲求がこうムラムラと

落ち着け落ち着け、まずは寝床を確保しないことには話は進まない。野宿でもいいが麻帆良で野宿なんてしてみろ、確実に通報される

こうなれば他のオリ主の如く学園長に頼むしかないではないか

 

「そうときまれば―――」

 

 

 

 

 

 

 

「―――お邪魔しま・・・・・・」

 

スキマを開き、また絡んできたゆかりんとスルーし、学園長室に来たのはいいが

タカミチにエヴァちゃん、学園長が勢ぞろい。皆にすごい警戒されてるでござる

普通に考えればそりゃ誰でも警戒するよね、いきなり空間が割れたと思ったらそこから見知らぬ男が出てくれば

うん、俺も怖い、急に出てきたらちびりそう。ちなみに今の状況もちびりそう

 

「君は一体何者じゃ・・・・・・?」

 

その質問だけで今日三回目です、はい

 

「ただの堕落した一般人ですはい」

 

「一般人は転移魔法なんて使わないと思うんだけどね」

 

タカミチうるさい、揚げ足取るな!

ヒュッと、首に何かが巻きつけられる。恐らくエヴァちゃんの糸だろう

 

「巫山戯るなよ貴様、曲がりなりにもここは最上級の結界が貼られている場所だ、そこに苦もなく入ってきた貴様が一般人なわけg」

 

エヴァちゃんの言葉が途中で止まる

『時間を操る程度の能力』

咲夜さんの能力マジ便利マジチート

糸で首を絞められる前に糸を外そうそうしよう

『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』

手のひらに髑髏が形作られる

きゅっとして――

 

「――ドッカーン」

 

時が動き出すと同時に糸も壊れる

それにしても糸操るの便利そうね、俺も覚えてみようかな

 

「貴様本当に何者だ?私の糸を動作も無しに破壊するなぞ尚更一般人にできることじゃないぞ」

 

ぐぬぬ、ちょっと能力が使えるだけのトンファー流を使えるだけの一般人というのに・・・・・・

 

「まぁいいや、学園長さんや。私に職をくださいな」

 

「ふぉ!?いきなり何を言い出すんじゃ君は!?」

 

「ニートになる気はないんですけど、いかんせん仕事先が見つからないわけなのですよ」

 

「いやだからの、なぜ儂が君を助けること前提で話をされているのかと・・・・・・」

 

「もーやだなー、この前夜のお店で約束してたじゃないですかー」

 

タカミチからは僕が仕事してるというのにあなたはそんな場所に行ってるんですか?という視線

えヴぁちゃんからは凍えるような侮蔑の視線、ゾクゾクするね!

 

「落ち着くのじゃ高畑くん、エヴァ!儂は断じてそんなお店には行っておらぬ!」

 

「ジジィの趣味はこの際どうでもいい。いい加減答えろ、貴様は何者だ」

 

もっと!そのゴミを見るような目線をもっと!

落ち着け俺、そんな性癖は持ち合わせていなかったはずだ

 

「あるときは自宅警備員、あるときは野宿を楽しむ放浪者、あるときは世界を渡るトラベラー!」

 

「前半二つの意味がわからないよ」

 

タカミチくんそこはスルーだよ

 

「その正体は・・・・・・・・・・・・俺にもわからない!」

 

エヴァちゃんの視線の温度が更に下がった気がした

 

「いやいや、俺にも実際よくわからんのですよ。なぜこの世界に来たのかとかその他もろもろ」

 

嘘は言っていない、多分きっとめいびー

 

「ふむ・・・・・・恐らくじゃが君は次元漂流者というやつではないかの?」

 

「あぁきっとそれですたぶん恐らく」

 

なのは的な単語が聞こえたけど気のせいだろう

 

「随分と適当じゃの・・・・・・、まぁよいわい。君が何か危害を加えるような人には見えぬしの」

 

「いいんですか学園長、彼のことを調べずに信じても」

 

「奴のいうことが本当なら調べたところでどうにもならんさタカミチ」

 

タカミチがぐぬぬ顔してる!写メ撮っとこ

 

「学園長仕事仕事!早く仕事くれないと世界樹登っちゃうぞ!」

 

「少しは落ち着かぬか・・・・・・そうじゃのう・・・・・・」

 

「今空いている職というと・・・・・・寮監くらいしかありませんよ?」

 

「ぬー、夜間警備はもちろんとして昼間の仕事が何もないのは嫌ですよ私」

 

「ちょっと待てジジィ、こんな奴に女子寮を任せるというのか?お前の大事な孫娘がどうなっても知らんぞ?」

 

その言い方だと俺がまるで手を出すみたいじゃないか、据え膳は食うけど!

 

「さすがに彼も手は出さぬじゃろう。・・・・・・出さぬよな?」

 

そこまで不安か、いくら俺でも傷つくぞ

 

 

 

 

 

 

その後少しだけ話し合いをし無事に女子寮監として働くことになったわけでありまして

学園長からも給料を前借りし、いざ買い出しに

 

「すいませんトンファーください!」

 

「うるせぇ大声出すな!」

 

(トンファーください!)

 

(!こいつ頭に直接!?)

 

などと些細なこともあり無事コンビニでトンファー入手、コンビニでトンファー売ってるとかさすが麻帆良としか言えない

しかしこれでトンファー流をまともに扱えるようになるはず、トンファー流の出番があるのかは別として

『主に力を扱う程度の能力』が万能すぎてトンファー流実はいらないんじゃないかなとか思い始めてきたもん

 

そして現在、俺はエヴァちゃんの家にいる

 

「茶々丸さんお茶のおかわりくださいな」

 

「わかりました、少々お待ちください」

 

「なぜ素直にいうことを聞くんだ茶々丸・・・・・・」

 

エヴァちゃんが眉間に皺を寄せている

そんな姿が可愛いね!俺Sじゃないけどいじめたくなる、Sじゃないけど!

 

「さて貴様、ここはジジィにも聞かれることはない。白状してもらおうか」

 


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