せっかく転生したのなら楽しまなきゃ損でしょ   作:黒ウサギ

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違うんです、投稿が遅れたのはゴルゴムの仕業なんです。
決してボーダーブ○イクとかやっててA2に落ちて砂に逃げてたとかそんな不埒な理由じゃないんです!


そろそろタイトルが思いつかなくなってきた二十六話目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鵺の様子がおかしい

どうおかしいかと言うと熱でもあるのか頬を赤らめ何処かボーと虚空を眺めてたり

エヴァちゃんとネギ君の修行を見ては羨ましそうに眺めてたり

何かあったのだろうか?ここは一家族として相談に乗るべきだろう

そう思い話しかけようとしたところ向こうからこちらに話しかけてきた

 

「悠斗・・・・・・もう我慢の限界じゃ・・・・・・」

 

「どゆこと?」

 

「言わせるでない、わかっておるのだろう?」

 

モジモジと裾を掴みながらこちらを上目遣いで見つめてくる

なるほど、大体わかった

 

「溜まってるって・・・・・・やつなのかな?」

 

「う、うむ・・・・・・恥ずかしながら・・・・・・」

 

「しょうがないにゃぁ・・・・・・いいよ」

 

そういい鵺の肩に手をかけ開けた場所に連れて行こうと

 

「子供に何をするつもりだ貴様はぁああああああ!」

 

エヴァちゃんにシャイニングウィザードされた

首が90度ほど傾いた状態で睨みつける

 

「何をするだ!」

 

「何をするか!はこちらのセリフだ!貴様人の別荘で一体ナニをしようとしてたんだ!?」

 

ウガーと叫びながらこちらに詰め寄ってくるエヴァちゃん

何って鵺が溜まってるっていうから発散しに・・・・・・

 

「ナニを発散するつもりだ貴様等は!!!」

 

地団駄を踏み続けるエヴァちゃん。首をゴキリと元の位置に戻し説明する

 

「何って・・・・・・鵺の中に溜まっている魔力を発散するつもりなんだけど・・・・・・」

 

「全く貴様というやつはこんな幼気な少女に・・・・・・なんだと?」

 

「だから魔力を発散・・・・・・」

 

「最初からそう言わんかぁ!!!」

 

今度は鳩尾に拳を突き立てられた。むせるぅ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「つまりなんだ、麻帆良の世界樹のせいで鵺の体に魔力が何時もより溜まっている

状態ということか」

 

「Yes」

 

何故正座なのか疑問に思いながらエヴァちゃん言葉に答える

 

「全くそれなら最初からそう言えばいいものを・・・・・・」

 

「勝手に勘違いしたのエヴァちゃんじゃないですかー」

 

「煩い」

 

「グェ・・・・・・」

 

糸で首を絞められてはぐぅの音も出ない。物理的な意味で

取り敢えず誤解?も解けたので鵺の体内に溜まっている魔力を発散することに

太転依に魔力あんの?と最初不思議でしょうがなかったが鵺がそういうんなら

きっとあるんだろう。今度ファングさんに確認しに行ってみようかな・・・・・・

いやでも混線喰らいそうで怖いな・・・・・・

 

「ほれ悠斗何をぼーと突っ立っておる。準備が出来ておるのならはじめるぞ」

 

そう言うと鵺がこちらに向かって飛びかかってきた。おい待てまだ準備は

 

「ぐっふぉ!」

 

腹に頭突きを喰らい肺の中の酸素が吐き出される

準備終わってないって言わせてくださいお願いします

しかし鵺はそんなことお構いなしと言わんばかりに最初から全力全開らしい

幻術が得意な鵺らしい戦法、幻術を駆使し鵺が増える増える。一人いたら30人

いると思え・・・・・・ハーレムかこちらも負けじと「炎髪灼眼」。改良して更に凶

悪になったかんな!空気中の酸素を燃やし分身体を作る。大量に作ってしまう

とそれこそ酸素不足に陥るので注意が必要

 

そこからはもう地獄だった。鵺は途中から幻術を使うのをやめ雷化してくるし、俺

は俺で炎でイフリート作り出してパスカルよろしく殴りかかっていくし・・・・・・

最終的に何故か俺だけエヴァちゃんに氷漬けにされる形で試合は終わった。何故?

 

「お前は空気中の酸素を凍らせればなんとかなるが・・・・・・雷なんてどう固定しろと?」

 

成程、だから俺だけ氷漬けなのか・・・・・・解せぬ。今度氷漬けにされたら意地でも溶か

してやろうそうしようと心に深く誓っておく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつけば別荘内で一日経過していたらしくネギ君達は既に撤退しているご様子

 

「お邪魔しましたー」

 

「邪魔したのじゃー」

 

「本当に邪魔しただけだなお前らは!」

 

と怒っているエヴァちゃんだがなんだかんだで別荘に入ることを禁止しないあたり

優しいね!

外に出ると雨が降っていたのでスキマを開いて帰ることに。あいもかわらず険悪な二人の様子をニヤニヤと堪能し部屋に戻る。戻ったのはいいが何処か麻帆良の雰囲気が違う事に気がつく。何がどう違うかと言うと犬耳ショタっ子が委員長と喧嘩してたり風呂場でスライムがR指定に突入しそうになったりと少し危ない。成程ヘルマン来訪イベントかと理解し放置することに。俺が毎回介入すると思った?残念でした!

 

と、思っていた時期が私にもありました。どうやら木乃香ちゃんまで連れ去られたご様子。孫馬鹿爺さんの電話で依頼を受け世界樹に向かう事に。何故か鵺もついて来たが気にしない。そこらの悪魔には負けませんよ鵺は

 

世界樹に着くと裸のJCがいた。何を言っているかわからねーと思うがそんなことよりも俺の煩悩がマッハでやばい。お前らせめて隠せ

 

「魔法の射手 戒めの風矢!」

 

と、ヘルマンに向かって魔法が放たれる。その魔法は直撃する前に消えてしまったが

ネギ君の魔法だろう。見ればネギ君の犬耳がおっと間違えた、ネギ君と犬耳が箒に相乗りして登場してきた

 

ちなみに俺と鵺は世界樹の枝に腰掛けのんびりと観戦している。エヴァちゃんももう少ししたら見に行くと言っていたので気長に待つことに

眼下ではネギ君と犬耳がスライム(人型)とバトってるところ。落胆の表情が伺えるのはスライムが想像してたのと違うからだろう。あんな中華まんみたいな形したやつが戦力になるとでも思ってんのか!はぐれメタル連れてこい!

 

犬耳にスライムを任せネギ君がヘルマンに魔法を放つが霧散する。アスナちゃんの能力チートっすなー。まぁ俺も人の事言えないけど・・・・・・

 

「中々に厄介な能力じゃのう・・・・・・。悠斗の能力も効かんのではないか?」

 

「んだねー。多分アスナちゃんとは肉体で語るしか無いと思うけど俺にはトンファーがあるからね。無問題」

 

「あぁ・・・・・・トンファーね・・・・・・」

 

鵺が遠い目をし始めた。一度エヴァちゃんとの模擬戦映像を見せたことがあるのだが鵺曰く「吸血鬼が不憫」とのこと。安心しろ峰打ちだから

 

意識をネギ君の方に戻すといつの間にか魔力暴走状態に陥っている。まじぱねぇ、余波がココまでビンビン届いてくる。でも魔力のゴリ押しだけで勝てるほど世の中甘くない。ヘルマンが本来の姿に戻り口からビームを放つ。オワタと思ったが犬耳が無事に救出し

 

「あ」

 

隣の鵺が声を漏らした。救出したのはいいけど着地が悲惨な事になってる。犬耳の頭から血が流れ出している。そのまま倒れられても困るので境界をいじって止血。突然流れが止まった事に驚いているが細かい事は気にするな

 

 

 

一転攻勢

 

 

 

だと思った?俺もそう思った。原作だとネギ君が雷の斧でヘルマン再起不能にするんだけど現実は非常である。雷の斧直撃したにはしたんだけどまだ元気がありそう

 

「悪魔パンチ!」

 

おーっとネギ君吹っ飛んだー!

呑気に実況してる場合じゃないのかもしれない。このままではヘルマンの嗜虐趣味によってネギ君と犬耳があんなことやこんなことに・・・・・・

いかんいかん危ない危ない。そっちの気はないんだと何度いえばわかるのだ・・・・・・

まぁこれ以上ヘルマン放置して生徒に危害加えられたりそれによって学園長から報酬もらえなくなるのは嫌なのでプチっといきますか

 

「悠斗、どっちがいく?」

 

「そんなの俺に決まってるでしょ。鵺は見てな」

 

が、儂も行くと言って譲らない鵺。こうなったら勝負すんべそうすんべ

最初はグー、あ、じゃんけん

 

「俺の勝ちね!行ってくまー!」

 

じゃんけんに勝ちトンファー片手に枝から飛び降りる

 

「そこの地獄男止まりなさい!」

 

「む?君が噂の観察対象かね!」

 

え、俺ってそんなに狙われてるの?阿部さん以外に捧げるつもりは毛頭ないんだが。いや阿部さんにも捧げるつもりは・・・・・・ない・・・・・・

 

「いいだろう、君の実力見せてもらおぶふぉあ!?」

 

これ以上奴の口を開かせると俺のSAN値が直葬されかねないのでトンファータックルで吹き飛ばす。吹き飛ばし体制を崩したところでトンファーを放り投げる

 

「トンファーラッシュ!」

 

うわぁあああああああ!と叫び声を上げながら魔力と気を込めた両手でひたすらヘルマンを殴り続ける

 

「君が!泣くまで!殴るのを!止めない!泣いても止めない!」

 

「鬼や・・・・・・鬼がおる・・・・・・」

 

おい犬耳なんか言ったか!と睨みを聞かせるとカタカタと震えだしたので殴るのを続ける。マウント状態で右左右左。レバーにワンツーワンツー

 

「ま、待ちたまべふぅう!?」

 

「・・・・・・」

 

「少しだけふぅうう!」

 

「・・・・・・」

 

「ごふぅ!?黙っていたのに殴るのかい!?」

 

「・・・・・・」

 

黙れつってんだろ!?黙っても殴るのはやめないからな!

 

 

 

 

 

 

どれくらい殴り続けただろうか。ヘルマンの顔が本来の姿より歪んで見えるのはきっと気のせいだろう。雨降ってるからな。最近は酸性雨とか問題になってるからヘルマンもそれの被害を受けたんだろう、仕方ないね

 

ヘルマン討伐クエストランクBも無事に終わりネギ君と見ると怯えていた。ちくせう・・・・・・。そういえばと枝の方を見るとエヴァちゃんも怯えていた、鵺によしよしと宥められてる姿は新鮮である。あとで茶々丸さんに映像送ってもらうとしよう

 

スライムも本屋ちゃんと夕映ちゃんが無事に封印したご様子なのでこれにて一件落着。学園長に報告して報酬をもらおう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつもニコニコ貴方の真上に這いよる混沌・・・・・・どういうことだおい、こいつ気絶してるじゃねぇか!」

 

学園長室に向かうと気絶した彼がいた。これは密室殺人とやらではないか?いや別に鍵が掛かってても入り込める時点で密室意味ないんだけどさ。一体何故気絶してるのだろうか・・・・・・。やはりいきなり目の前に逆さの状態で首だけ出したのがいけなかったのか・・・・・・?

 

その後目を覚ました学園長に説教され、無事に報酬をもらい鵺がPCを欲しいと強請りだしたので今度買いに行く約束を付けヘルマン事件無事に完!

後日、数名がトンファーを見るたびに体を震わせるという報告があったがきっと俺には関係ないだろう・・・・・・


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