あのあと無事に泳いで帰還したところを裕奈ちゃん達に捕まった。何故だ
見ればこの島に来ているほとんどが集まっているではないか。これは何事かと聞いて見ると最近の男性について話していたとのこと。
そこで何故俺が捕まる?と聞くと唯一の男性の意見を聞きたいとのこと。ネギ君も呼べやオラァ!
「ゆーてもネギ君10歳やし・・・・・・」
子供じゃもんね・・・・・・。よろしいここは男として質問に答えてせんぜよう
ドンと来いやぁ!
「それじゃあまずは私から!この中に先生のタイプの娘っ子はいますか!」
桜子ちゃんの質問に口に含んだジュースを吹き出してしまった。仕方ないね
しかしある意味爆弾投下された気分だ・・・・・・。いないと言ってしまうのは簡単だがそれでは彼女達に魅力が無いと言っているようなものだし、かといって誰か名指ししてしまえば教師として、人として今後が危うい・・・・・・名前言わなければいいだけですねハイ
「いる!けど流石に名前は言わないぞ?」
「えーつまんなーい」
「つまんなーいじゃありません。ここで名前言っちゃうと今後気まずくなる可能性が大だしな」
それならしょうがないねーと素直に諦めてくれたので惨劇回避成功である
「次は私の番ね!ズバリ鵺ちゃんとの関係は!」
これは腐の質問。書類上は親戚関係なので無難に家族と答えるとブーブーと不満を言われた
「私達が聞きたいのはそんな在り来たりな答えじゃーないんだよ先生!鵺ちゃんの事をどう思っているかが重要なのさ!年頃の娘と二人きりの同居生活だよ!?こう・・・・・・なんかこない!?」
実のところ正直やばい、身体年齢を中学生のソレに変更した鵺なのだがどうも羞恥心とやらが少し欠けているご様子。同居初日に風呂上りに全裸で出てきたときは思わずスキマに逃げ込んだくらいだ。しかしここで馬鹿正直にムラムラしますとか言っちゃうとお巡りさんこちらです状態になるのでここも誤魔化す
さぁ次は誰だ、土岐か裸王か!・・・・・・なんだ柿崎か
「なんだとはなんですか!まぁいいや、私の質問はこれだぁ!先生の女性経験の有無についてぇえええええええ!」
頭を掴んで海に放り投げた。危ない危ないその質問はタブーだよ柿崎君
「お前らもあぁなりたくなければ二度と聞いてくるなよ?」
と指を指した方向には土左衛門と化した柿崎の姿。皆黙って頷いてくれて先生は嬉しいよ。
ここは敢えて「どどどどどど童貞ちゃうわ!」と返すべきだったかな?と思っていると夕食の準備ができましたと使用人さんから声を掛けられる
「そいじゃあ質問コーナーはこれで終わり。ほら飯食いにいくぞー」
「「「「「「はーい」」」」」」
夕食も終わり指定された水上コテージで休むことに。ちょっとだけ食べ過ぎたんじゃよ・・・・・・
部屋に戻りのんびりとベッドでくつろいでいると満腹になったことで睡魔が襲ってきた
「睡魔もいいけど夢魔もおいで・・・・・・」
と呟きながら目を閉じ眠ることに
女性特有の甘い香りで目が覚めた時は心臓が止まるかと思った。割と本気で
嗅いだことのある匂いがするなーと目を開けてみると鵺がベッドにいた。
え、もしかして犯っちゃった?と焦ったが落ち着け。賢者状態で襲うはずがない
寝言で「既成事実・・・・・・」と言っていたので起きたらどこでそんな言葉を覚えたか問いたださねば俺の未来が危険でマッハ
外を見ると日が出始めた頃、夕食後からかなり眠っていたご様子
誰もいない時間帯に海を独り占めでもしようかなと海に飛び込もうとしたところ先客がいた
アスナちゃんである。はてどこに?と思うと隣のネギ君のコテージに上がっていった、もしやこれが夜這いというやつであろうか・・・・・・昨今の女子中学生進んでるなおい・・・・・・
冗談も程々にしておこう、これは仲直りイベントだったはず。邪魔するのは流石に野暮ってもんよ。泳ぐのを諦め鵺を自分の部屋に戻し部屋からネギ君たちを監視することにする
あ、抱きしめた・・・・・・。え、ちゃんとしたパートナーとして見てってソレ告白みたいじゃ・・・・・・
委員長に伝えるべきか凄く悩むが・・・・・・、そっとしておこう
ネギ君が顔を真っ赤にし慌てているのよ写メしておいてっと、後で委員長に送っておこう
プチ海外?旅行も終わりInThe麻帆良
麻帆良に戻りいつもの日常に戻るわけなのですが
「朝倉何か言い残すことはあるか・・・・・・?」
「待って先生落ち着いて話し合えばきっとわかるから!」
安心しろ俺は分かりたくない。現在学業が終わりさぁ部活ださぁ遊びに行くぞと浮かれている生徒達を尻目に、鵺に「既成事実」を教えた犯人を現在簀巻きにして吊るしている
朝倉の扱いに関してだが魔法を知っているので一般人にはできないような事をしようそうしよう
まずは靴下だけをキュッとする。晒された生足に向かって手を伸ばす
「まさか先生・・・・・・っまたぁぁぁぁぁたたたたたたたた」
指圧再び。痛がる朝倉ひたすら無視しツボを押し続ける。上半身を捩りながらなんとか逃れようと必死に動いているがそうはさせん、そうはさせぬぞぉ!
「ここから叫び声が聞こえてきたはず・・・・・・悠斗先生一体何を!?」
新田先生が朝倉の悲鳴を聞きつけ教室に入ってきたが
「教育です」
「これが教育なわけないでしょう!立派な体罰では!?」
「教育です」
「だからこれは体罰・・・・・・
「教育です」
「・・・・・・」
「教育です」
「教育なら仕方がないですね・・・・・・」
「新田先生諦めないで!」
余り騒がないでくださいよと言い残し新田先生は去っていった。俺の教育理念を理解してくれたかありがたい。朝倉はというと新田先生すら退けた俺の無表情っぷりにガタガタと震えている
「朝倉、安心しろ。峰打ちだ」
「わけがわからないいいいいいいいいいいいいい」
今日も麻帆良は平和です
ビクンビクンと痙攣を繰り返す朝倉放置し職員室に戻ることに。職員室に行くと新田先生から
「神楽先生、辛いことがあるなら誰かに相談した方がいいですよ・・・・・・」
と慈愛に満ちた目で諭されてしまった。違うんですアレは朝倉が鵺に教育上宜しくない言葉をですね・・・・・・
「そうだ!今日は皆で飲みに行きましょう!辛いことなんて飲んで忘れるのが一番です!」
新田先生の良心に俺の心はボロボロです。「本っ当に大丈夫ですからっ」と告げて職員室から無事離脱。新田先生の優しさに色んな意味で泣きそうになった
「ネギ先生が病気ー?」
「はい、授業中もフラフラと何処か具合が悪そうに見えまして・・・・・・」
と委員長から相談された。フラフラして具合が悪い・・・・・・となると原因はエヴァちゃんの吸血による貧血だろう。かといって素直にばらしてしまう訳にはいかない
「んー、本人が大丈夫って言ってたのなら大丈夫なんじゃない?」
「で、ですが・・・・・・」
まぁ簡単に納得してくれるわけないよね、そんな貴女にこの言葉
「黙って見守るのもいい女の証拠だぞ委員長」
その言葉を受けてその時委員長に電流が奔る!な感じで衝撃を受けていた
「ふふふ、そうですわね。ネギ先生を信じないなんて私どうかしてましたわ・・・・・・。神楽先生ありがとうございます。御陰で目が覚めました」
どいたまー。「ネギ先生は私の物ですわー!」と叫びながら走っていったがそっとしておこう。人の趣味嗜好に口出すべきではない。まぁエヴァちゃんには吸血の量を減らすように言っておかないとね
エヴァちゃんの家に着いたのはいいが誰もいない。これは別荘に居るのかな?と地下に入り俺も別荘にINすることに
すると既に先客がいた、夕映ちゃんに話を聞いて見るとネギ先生の不調の原因を調べるためにここに来たとのこと。朝倉が復活しててびびったのは内緒
取り敢えずエヴァちゃんを探すことにして別荘内部を探索開始。それなりに来てるけどまだ完全に把握してないのよねここ
「む、どうやら向こうの方にいるようじゃの」
と鵺が言う。鵺は鵺で朝倉に連れてこられたという。後でまたO☆HA☆NA☆SIしないといけないな・・・・・・。ちなみに何故鵺が二人の場所がわかったかと言うと鵺は節足の虫たちや甲殻類を統べる太転依である。つまりそのなんだ・・・・・・Gとかを操って二人の場所を探したというわけなのですはい
鵺にその能力の使用を控えるように告げて二人がいる場所に向かう
「も、もう限界ですよ・・・・・・師匠・・・・・・っ」
「なぁに、若いんだからすぐ回復するだろう?」
この言葉を聞いた潜入組が頬を赤らめて聞き耳を立てている。この耳年増が!
確実に勘違いしたままアスナちゃんがハリセン片手に飛び出すが
「・・・・・・何をしているんだ貴様ら」
そこでは決してR-18的な行為は行われておらず精々R-15位の吸血行動をしているエヴァちゃんと吸われて干からびそうになっているネギ君がいた。アスナちゃん何考えてたんだろうねイヤラシイ!ちなみに鵺の耳を塞いでいたので先程のネギ君とエヴァちゃんの言葉は聞こえていません。
君にはまだ早すぎるんじゃ・・・・・・お前の方が年齢上だったね鵺・・・・・・