ゆりかごを無事に壊し、どこか諦めたというか悟りを開いたかのような表情をしていた狸達とアースラに戻ることに
道中レジアスのおっさんと遭遇し「是非地上本部に!」と息を切らせながら言われたが無視しておくことに。というか生きてたのなおっさん・・・・・・
アースラに戻ると事情聴取というなの質問攻めにあったがそこは割愛
魔王と露出狂の人に頭を撫でられたのが地味にショックだ。中身男でお前らよりも年上なんだぞ!
ロリっ子にお姉さんぶられたのがカチンと来たので焦がしておいた
質問攻めも無事に終わり、解放されることに
まだ麻帆良に帰るのは早いなと思いせっかくなのでこちらの世界を見て回ることに
見て回ることにしたのはいいのだが何故かエリオとキャロも着いてくることになった、お前ら事件の後なのに元気ね・・・・・・
どうやら親近感を持たれたご様子。身長か、身長が近いからなのか!
ミッドの首都クラナガンとかいう場所についた。日本でいう東京みたいなものだろうか、人が多い
こちらは事件が起きたことなど気にした様子もなく何時も通りの平常運転のようだ
屋台でクレープを買いながら三人と一匹で街を練り歩く
途中エリオが転びキャロを押し倒し胸を揉むという事件があったので、俺の中で『エロオ・揉んで犯る』という名前に改名しておく
適度にぶらつき適度に時間を潰したのでアースラに戻ってから自由に使えと一室を充てがわれたので、そこに買ってきた荷物を置きスキマを開く
行き先は翠屋である。原作でも評判のシュークリームを食べずにリリカルな世界に来たと言えるか!
翠屋に入ると恐らくだが桃子さんらしき人がいた、まじ年齢不明すぎる。蓬莱の薬飲んでますと言われても驚かないぞ俺は
シュークリームとコーヒーを頼み店内を軽く見渡すと士郎さんだろうか?物凄くこっちを見てくる正直怖い
視線に気づいていないフリをして頼んだものが届くまで手持ち無沙汰だったので昔を思い出してみる
前世では喫茶店店主だったわけだが正直なところそれほど繁盛していたわけではない、祖父に譲り受けたそこは高校卒業と同時に就職を探していた俺には何にも変えられない場所だった
決まった時間にコーヒーだけを頼み本を読む青年や、パソコンを持ち込みこちらもコーヒーだけでひたすらタイピングの音を響き渡らせる女性
稀に小中高の同級生が顔を出してくれる。それだけでも楽しかった。しかし翠屋見たく目玉となる商品が無かったことが繁盛しない原因だったのかもしれない・・・・・・
「お待たせしました」
コトンと商品を置かれ思考の海に浸かっていた頭を引き戻す
コーヒーもきっといい豆を使っているのだろう、俺の喫茶店とは・・・・・・ネガティブモードはもうやめよう
軽く頭を振り気持ちを切り替えシュークリームに手を伸ばす
一口齧ると中に入っていたクリームが自己を主張するかのように口に広がる
甘い、それでいてくどくない。なるほどこれは評判が広がるわけだ・・・・・・
あっという間に食べ終わりコーヒーを飲みながら軽く一息、お土産で日持ちのするクッキーでも買って行こうかな
確認を取ったところこちらの世界でも紙幣は一緒だったので少し多めに買うことに。ちなみにクラナガンでの買い物は向こうの紙幣に換金してから行った
シュークリームを20個ほどとクッキーを5袋購入しアースラの部屋に戻ることに
士郎さんが終始こちらを見てきたのが怖かった、何もしないのが尚更・・・・・・
アースラに戻り買ってきたシュークリームを取り敢えず目に付いた人に渡していくことに。シュークリームテロという可愛いらしい単語が浮かんできたが忘れよう
エリオとキャロに私たときは笑顔で喜ばれた、しかしエリオよ一口で食べるなよ・・・・・・
ティアナとスバルに渡したときはスバルは喜んでティアナは疑いながらも受け取ってくれた、そしてスバルお前も一口か!
他にもMobであろう人にも渡したので残りは10個程、案外人と出会わないものなのね
狸はどこかなーと探し歩いているとリンディさんに捕まった、お前も蓬莱の薬飲んでるんだよなそうだよな!?
そのまま連れられ艦長室に、そこには狸を始め豪華原作メンバー大集合と言った感じで皆集まっていた
翠屋のシュークリームを手渡し何故ここに連れてこられたのか聞いてみる
「申し訳ないけど部屋を監視させてもらっていたわけだが、この空間に現れた歪はなんだ?」
この中で唯一の男の外見のクロノが質問してくる、現状体は乙女の部屋を覗くとかお前訴えるぞ・・・・・・
しかしスキマを見られてたのか面倒な、説得力を上げあれはレアスキルだと説明しておくことに
皆レアスキルなら仕方ないと言わんばかりに納得していた、神様ありがとうございます。この能力の御陰で今日も平和です
話はこれだけだったようですぐに解放された。むむむ、ゆりかごも堪能したしあとやることと言えば・・・・・・スカさんに会ってないな
善は急げとスキマを開き独房に繋げる、突如現れた俺にスカさんは戸惑っていたが暫くすると何か勝手に納得していた、さすがマッド頭の作りが違います
「君がゆりかごで色々と暴れまわっていたのは見ていたよ、中々興味深い力だ」
俺としてはクアットロのISをどのような目的で作ったのか、そちらのほうが興味深いのだが・・・・・・ステルス迷彩とか男の浪曼じゃん!何に使うかは言わないけど!
俺もアレ欲しいと言うとISは先天固有技能らしいので俺には使えないとのこと、ガッデム!まぁ俺には光を屈折させるという能力があるからいいけど・・・・・・やっぱ迷彩は浪曼なんよ・・・・・
その旨をスカさんに伝えると浪曼をわかってくれた、やはりスカさんも男だな
適当に会話をして時間をつぶし部屋に戻ることに、アースラの部屋に戻ると魔王がいたので逃げ出そうとしたが回り込まれてしまった
聞けば模擬戦を行いたいとのこと、物理的に精神的に俺の死亡フラグが立ってしまったようです
アニメで見た六課の新人訓練に使われていたように何もない場所で魔王がモニターをいじると殺風景だったそこにビル群が現れた
こっちの技術どうなってんねんと軽く戦慄したがすぐ気を取り戻す、何せこれから六課メンバーと戦うのだ、一瞬の油断がトラウマに繋がる
ちなみに最初は魔王一人と模擬戦の予定だったのだがニート侍も殺りたい、露出狂の人も殺りたい、ロリっ子も殺りたいと続々と希望者が現れた。
さすがに連戦するのは面倒だと伝えると狸が何をトチ狂ったか
「ほんなら六課メンバーVS君でえぇんとちゃう?」
と言い出した、それにはさすがに死が付き纏うので却下したのだが
「あんだけ力あるのに自信ないとか自分小さいな~」
フッと鼻で笑うおまけまでもらってしまってはこちらも引き下がるわけにもいかず気がつけば受けてしまっていた、おのれ孔明・・・・・・
「準備は出来ましたかー?」
訓練室外でシャーリーがアナウンスで呼びかける。こちらはデバイスなどの準備の必要がないので手を挙げて答える。狸陣営も準備が出来たご様子
「それではこれより六課VS謎の人物により模擬戦を開始します。カウント――3、2、1」
スタートですと声が聞こえたと同時にフェイトがこちらに斬りかかってくる、はえーよ!
こちらは未だ詠唱すらしていないので炎髪灼眼にはなれない、ひたすら避け続けているとオレンジ色の弾丸が頬を掠めていった
色的にティアナかと思いそちらを見ると彼女の周りに先ほどと同じであろう弾丸が大量に浮いている
「ファイア!」
とティアナの叫び声とともに周囲に展開していた弾丸が一斉に襲いかかる
同時にフェイトもその場を離れて回避する、直前まで俺に斬りかかっていたので俺には避ける余裕もなく被弾してしまう
「やった!?」
手応えありと声を荒げるティアナだが、アカンてそれフラグや
煙に包まれて見えない視界を晴らすために『風を操る程度の能力』で煙を晴らす
そのまま風に乗り背後を取り意識を刈り取ろうと首筋に向けて手刀を放つがスバルに阻まれる
「ハァアアアアアアア!」
スバルとの一瞬の拮抗の後、俺の体は吹き飛ばされ体制を崩す。その隙を逃すまいとエリオが突っ込んでくるが風を使い自分を空高く飛ばす
さてどうするかと考えさせる時間すら与えてもらえない
シグナムが伸ばした連結刃がこちらに向かって放たれる
しかし鞭のようにしなる連結刃ならば対処は簡単だ、旋風を巻き起こし軌道を変える
上空から見回してみるがスバルとザフィーラは主に後衛組の防衛に回る様子、キャロとシャマルは回復とブーストをかける役
フェイトとシグナム、それにエリオは前衛組だろう。こちらの様子を伺い隙あらばと見ている
はやてとなのはは魔力を貯めているように見える。大きいので終わらせようとしている?
しかし仕掛けてこないのなら都合がいい、詠唱を開始し・・・・・・術式固定――掌握!
炎髪灼眼の状態になり、攻めに転ずる。放置しておくと厄介な後衛から潰しておくことに
なのはの背後の空気を燃やし魔法を放つ・・・・・・その前に斬りかかられた
フェイトだ、その姿はもうスクール水着である。エリオが顔を真っ赤に染め視線をそらすのが見えた
真・ソニックフォームだったか?防御を捨てて速さを追求した姿らしい
厄介な、そう思い後衛は諦め回復役と支援役を潰すことし転移するが再び防がれる
「厄介だなお前はぁ!」
空間を燃やし転移するのは万能ではない、事前に空間を燃やすのだ。自分が何処に転移するのかバラしているようなものである
本来はこのように集団戦でこそ転移が栄えるものなのだがいかんせん向こうにフェイトがいるのが辛い、あの速度では何処に転移しても追いつかれるだろう
転移するたびについてくるフェイトに驚嘆しつつ軽めの爆発を起こし距離を取る、こうなったら量で押しつぶそう
炎の矢を1001矢放ち数を減らそうとする・・・・・・が
「がぁああああああああ!」「クラールヴィント、防いで!」
狼が吠え銀の鎖が地中から飛び出る、シャマルが叫び緑色の盾が広がる
防がれたのである、さすがにこちらも驚きを隠せない
その隙を突かれ桜色とオレンジ色の弾幕が迫り来る、どんな量の誘導弾だよこれ・・・・・・
先程自分で放った矢の量を棚に上げ誘導弾を避ける、避けるがしつこいなコレ!避けても避けてもこちらに迫り来る
「来よ、白銀の風、天よりそそぐ矢羽となれ!」
ぎょっとし声が聞こえたそちらを見るとはやての眼前に巨大な魔法陣が展開されており、その中に小型の魔法陣が四つ展開されている
やばい!と思い逃げようとするが二つのシューターが更に加速に逃げ場がない、あれこれ死んだ?
「フレースヴェルグ!」
杖を振り下ろし魔法陣から複数の弾が一気に放出される、俺の矢より多いんじゃないですかね!?
焦りが動きを鈍くしシューターに被弾し、更に動きが鈍くなり
――光に飲まれた
戦闘描写ですがこんなものでどうでしょうかね?自分で書いているとテンションによりおかしいと思えなくなっているのが辛い・・・・・・
オリジナル魔法の『炎髪灼眼』ですがまんまアレを思い描いてください、次回で番外編も終わり日常に戻ります
『炎髪灼眼』の『炎化』ですが物理は避けれますが純粋な魔法による攻撃は無理です、ネギの『雷天大壮』と一緒です