せっかく転生したのなら楽しまなきゃ損でしょ   作:黒ウサギ

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正直暴走しすぎた感じが否めない
反省はしている、後悔はしていない


十九話 ただい麻帆良、またちょっとした番外編でしょ

修学旅行最終日、つまり今日なのだが午前中に麻帆良に帰る日程だった

午後になり駅で解散ということで修学旅行も無事に終了。寮に着くまでが修学旅行とかさっき言ったがアレは嘘だ

駅で解散ということだったので早く部屋に戻り眠りたい一心でスキマを開く

そういえばこの前ゆかりんに聞いたのだが、出口を明確に考えずにスキマを開くとどうなるのかと、答えはこうだった

 

「出口を指定しない場合どこに出るかは完全ランダム」

 

とのこと、つまり最悪の可能性で宇宙空間につながる可能性もあるのだ。まぁ直ぐにスキマ開いて戻ればいい話なのだけど

――閑話休題

前回のSAOプチ旅行のように何処か適当に出かけるのもありかも知れないなと思いつつスキマをくぐり部屋に戻る

無事に部屋にたどり着けた事を安堵しベッドに飛び込む、スプリングが跳ねボフンと軽くバウンドする

横になると直ぐに眠気が襲ってきた、なんだかんだで京都ではまともに寝っていなかった気がする

ならば邪魔が入る前に眠ってしまおうと睡魔に身を委ねて意識を手放した

 

 

窓から差し込む日の光で目が覚めた。まさか一日眠っていたのかと飛び起きるが日の光の正体は夕日。念の為時計を確認してみるが・・・・・・良かった4時間程度眠っただけか

眠ったことにより疲れも幾分か取れた、背筋を伸ばすと体のあちらこちらから骨がパキパキと鳴る音が聞こえる

しかしなんとも微妙な時間に起きたものだ。時刻は4時半、夕食には当然早すぎるし何処か出掛け用にも時間がない・・・・・・

いや待てよと思い手帳を確認する、やっぱりだ。そういえば月曜日に休みをもらったのだならば旅に出るのもありだなと思い準備する

適当に作っておいた薬と念の為お金を何時もより多めに服などはスキマに置いておけばいいので実質持っていくのは腰に巻いたポーチと財布と携帯だけ

ゆかりんの言った通りに出口を考えずにスキマを開く。さて今度は何処に行くのかね・・・・・・

 

 

 

適当に開いたスキマを潜り抜け地面に降りる、周囲には人の気配がない

これは失敗かなと思いスキマを繋げて帰ろうと思ったが人がいないならチャンスではないかと思い杖を取り出す

学園長曰く能力を使用した状態で俺が魔法を使うと世界が麻帆良がやばくなる可能性があるらしい

ならばこの無人・・・恐らく無人。この世界でなら魔法の練習が出来るのではないか?そう思い杖を取り出したのだ

まずはと能力を使用しない状態で初級呪文を唱えてみる

 

「火よ灯れ」

 

難なく成功、前回一度成功したのでコツは掴んであるのだ

次に能力を使用した状態で唱える

 

「火よ灯れ」

 

以前と同じように視界が光で埋め尽くされるが今回はちゃんと考えがある。魔法を継続させたまま自身の魔力を徐々に徐々に下げていく

もう少し・・・・・・多分ここら辺・・・・・・っ

減らして減らして・・・・・・ここだというところで魔力の変動を止める、すると火が先程と違い安定している

魔法が暴走する原因は至って簡単、魔力を流しすぎたのだ。ならば魔力を減らしていくとどうなるかと思い実践してみた結果がこれだ

初級魔法が安定しただけでも軽くにやけてしまう

しかし初級だけで満足しないのが俺である、原作で超が使った魔法である『燃える天空』試してみようじゃないの

 

「え~と確か・・・・・・ プラ・クテ・ビギナル 契約に従い 我に従え 炎の覇王来れ 浄化の炎 燃え盛る大剣 ほとばしれよ ソドムを 焼きし 火と硫黄 罪ありし者を 死の塵に 燃える天空」

 

無事に成功。視界に収まる空間が超高温の炎に包まれる。『主に魔法を使う程度の能力』便利すぎる、魔法なら何でも使えそうじゃねこれ?

手のひらから放出を続ける燃える天空をじーっと眺め・・・・・・閃いた

放出を続ける魔法の範囲を段々と狭めていき圧縮させる、圧縮圧縮空気を圧縮・・・・・・

手のひらサイズに固まったソレを握りつぶし、取り込む

取り込む際に体に衝撃が鈍痛が走ったが気にしない

 

「まさかここまでできるとは・・・・・・さすが神様の特典万能チート・・・・・・」

 

将来のネギ君の『雷天大壮』やエヴァちゃんの『氷の女王』ように、今の俺は炎である

やばいめっちゃテンション上がる、炎の妖精の松○修造さん並にテンション上がる

仮に今のこの状態を『炎帝』と名付けるとしよう、性能はエヴァちゃんの女王様モードによく似てる

上位炎系統魔法の無詠唱発動が可能になってる、試しに魔法の矢を100矢程射ってみたけど弾幕はパワーだわこれ・・・・・・

そして何より驚いたのが酸素が存在する空間、且つ現状で視界に収まっている空間になら何処にでも転移が可能。闇の魔法マジチート

要するに空気中の酸素を燃やしてそこに移動するわけだが使いかってが良すぎる、相手の背後に回って魔法ぶっぱで大抵勝てるんじゃねこれ・・・・・・

闇の魔法を取得したことによって調子に乗り魔法の矢をバンバン放っていたら周囲の地形が最初の頃とだいぶ変わっていた、これにはさすがに焦った

いやでも無人世界だし大丈夫・・・・・・だよね?と更に焦りを加速させていると上空に影差す。生き物いるじゃん・・・・・・

おい誰だ無人世界とか言ってたやつ出てこいぶん殴る。私です、それに無人とは言ったが生物がいないとはいっていない

 

「時空管理局機動六課所属高町なのはです、そこの人投降をお願いします」

 

人間つーか魔王が来た

落ち着け俺考えろ俺、一歩間違えたらあの桜色の光の本流に包まれることになるぞっ!

慌てるな、慌てたら死ぬと思え。まず何故ここに魔王がいるのか考えろ・・・・・・どう考えても原因は俺だ。多分次元震起きちゃったんだろうね、スキマ開いた時か闇の魔法使った時に

そして魔王はこう言った「機動六課所属」つまり時代はSTSか、スカさんと会ってみたいな。違う今考えるのはそんなことじゃない

逃げるか?嫌ダメだサーチャー飛ばされてバレたら砲撃に呑まれる

戦う?もっとダメだ、腹黒狸とかプチ露出狂の閃光とか出てきたらもっとヤバイ。具体的に闇の書の防衛プログラムの最後レベルでヤバイ

魔王の言ったように投降?生き延びるとしたらこれが一番かも・・・・・・

ちなみに先程からスキマを開こうとしているのだが一向に反応してくれない、多分だがゆかりんが干渉しているに違いない、後で覚えてろよBBAお前の楽しみにしてた酒を飲み干してやる

もう素直に白旗上げておこうそうしよう、そう思い素直に魔王に投降することにした

 

 

 

 

 

 

なのはSide

 

 

ヴィヴィオが連れ去られ、地上本部のアイアンヘルが戦闘機人により壊滅。更に古代ベルカの王「聖王」が所持していた超大型質量兵器『聖王のゆりかご』まで出現

この後すぐ作戦開始というこの段階で次元震が起きた、なんとも間の悪い・・・・・・

次元震が起きた場所は第87管理世界、確かあそこには生物が存在しなかったはずだが何故そこで?

疑問に思いながらも現場に向かうとそこには人影があった、なんというかその・・・・・・

 

「凄く炎髪灼眼です・・・・・・」

 

何、小学校の頃に魔法に出会ってからそれなりに不思議な出来事は体験してきたけど今度はアニメや漫画の世界からキャラが出てくる?何それ怖い

でももし本当にシャナちゃんだったら良いなとかそんなふざけた幻想を抱きながら近寄り

 

「時空管理局機動六課所属高町なのはです、そこの人投降をお願いします」

 

いけない仕事をしなければと投降を申し出る。いきなり投降をお願いするのもどうかと思ったけど何しろ相手は炎髪灼眼、下手な行動をすれば斬られるかもしれない

彼女は・・・・・・いや彼?どっちだろう・・・・・・。髪は長いし見た目も完璧にシャナちゃんなんだけどその・・・・・・

 

 

 

 

―――絶壁すぎる

 

 

 

 

これで女の子だったら凄く申し訳ないけど余りにも凹凸がなさすぎて判断が出来そうにない

取り敢えずその人は少しだけ考える素振りを見せると素直に投降してきてくれた。近くで見ても凹凸ないよ・・・・・・

六課本部が先日の襲撃により壊滅状態なのでアースラに戻りはやてちゃんに事情を説明・・・・・・したのはいいのだけれど

 

「害意はなさそうやし放っておいてもいいんとちゃうの?」

 

それでいいのか六課隊長・・・・・・

まぁ私としてもこの後作戦決行だというのに今別の問題が増えるのは好ましくない。取り敢えず私も賛同することにし解放することになった

 

 

 

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

魔王に連れ去られ、いや連れてこられアースラにやってきた。狸の予想外の対応に軽く戸惑いながら結果として放置されることになった俺はせっかくなので内部を探検することに

歩きながら考える、現在魔王達がアースラにいるということはスカさんは既に六課と地上本部を襲撃したのだろう。レジアスのおっさんの胃に穴がストレスでマッハ・・・・・・

考えながら歩いていたので前方不注意、誰かにぶつかってしまった。ぶつかったのはいいがなんだこの感触

ふと頭上を見るとオパーイが見えた。おおおおおお落ち着け、セクハラではない不慮の事故だ

内心でナイアガラの滝もビックリなほど汗をかきつつ謝ろうとしたが、ぶつかられた方は気にした様子はない。何故?

 

「君迷子かな?私フェイトって言うの。よろしくね?」

 

露出狂の人か、しかしこのオパーイはけしからん。しかし何故俺はこんな子供扱いをされているのだろうか。フェイトさんに頼み姿見がある場所まで案内してもらう

さすがに自室には連れて行ってもらえずに風呂場に連れてこられたのだが姿見を見て戦慄する

 

「誰やねんこれ・・・・・・」

 

鏡の前に立つそれはどうみても炎髪灼眼でした本当にry

落ち着け、さっきから落ち着けが口癖になるほどつぶやいている気がするが落ち着け・・・・・・

原因はなんだ?スキマか?いや待て・・・・・・闇の魔法か?エヴァちゃんもびっくりだよ!

TSとか誰が得するんだよ・・・・・・自分の体で欲情するほど俺変態じゃねぇよ・・・・・・

姿見の前で絶望している俺を見かねてフェイトさんが「よくわかんないけど頑張ってね」と言ってくれたが、わからないのに頑張ってねも何もないと思うんだ

これ性別元に戻るのかなぁと心配したが魔法解除すれば大丈夫じゃねと思い解くことに

さすがにこの場で解くと色々誤解を生みそうなので露出狂さんにお礼を言いつつ人気のない場所に行くことに

人気のない場所を探して歩くうちに倉庫に着いた、確かにここなら滅多に人が来ないだろうけどさぁ・・・・・・

まぁ色々気にしたところでしょうがない、さっさと元に戻ろうと魔法を解除した・・・・・・が

 

「戻りませんなぜでしょう。なぜでしょう・・・・・・」

 

髪の色目の色も黒に戻ったのだが俺の相棒が戻っていない、凹凸の無い体のままである

もしかしてこのまま麻帆良で授業受けないといけないのかと場違いな事を考えていたらスキマが開きゆかりんが出てきた

曰く、面白そうだからそのままにしておいた。とのこと。ふざけるなBBA死活問題だぞ!

抗議の声を荒げるがどこ吹く風、適当に相槌をうたれてスキマは閉じられた

これどうすんのよと、最近絶望に打ちひしがれること多いなと、考えているとサイレンの音が鳴り響く

 

『これより作戦を開始します、各員指定の場所に移動してください』

 

え、もう作戦開始なの?と驚きつつコソーリと俺もついていくことに

『正体を判らなくする程度の能力』を使い誰にも疑われることなくゆりかご付近に転送される

転送されたそこは激戦区でした、既に到着していた魔導師部隊によりガジェットがいくらか撃破されているが数が減っていく様子はない

AMFによって苦戦しているのだろう、航空戦力の人たちが顔を歪めている

せっかくなので日頃の鬱憤をここで晴らそうと閃いた俺は再び『炎髪灼眼』になることに

ふぅ・・・・・・さて、暴力の始まりだ

 

空を飛びまずは狸に近寄る、近寄ると何故ここにと叫ばれたので暇つぶしと答えたら怒られた。「遊びに来る場所じゃない!」ご尤も

まぁまぁ落ち着きなさいどーどーと宥めると同時に周囲のガジェットを魔法の矢で吹き飛ばす。AMFが発動しているがそんなもの俺には関係ない

唖然とこちらを見ている狸を放置しつつゆりかごに近づく、穴があいていないところを見ると魔王とロリっ子はまだ突入していないようだ

いっそのこと一番槍といこうかなと考えていると魔王とロリっ子が近づいてきた

魔王は何故ここに?と驚きロリっ子は警戒している

 

「暇つぶし、ストレス発散」

 

狸と同じく二人からも怒られた、別にいいじゃないか・・・・・・

聞けば二人はこれから内部に突入するとの事なので俺もついていくことに、そう言うと二人共苦い顔をしたが無視する

ゆりかごに穴を開けて突入すると言っていたので穴を開ける役目は俺がすることに

天国と地獄で開けようと思い前口上を喋ろうとしたが地味に長いのでカットし、とりあえずぶん殴る

殴ると無事に大穴が開いたので侵入しようと後ろの魔王を見ると空いた口が塞がっていない、なんともはしたない

「え、これも魔法なの?」とヴィータと相談しながら進んでいく魔王を尻目に俺はひたすらガジェットを粉砕玉砕していく

マ○オがスターを取ったとき、きっとこんな状況なのだろう。触れれば溶け、魔法を放てば爆発する。超、エキサイティン!!

途中ロリっ子と魔王が二手に分かれたので俺はどうするかなと悩み・・・・・・

 

「ロリっ子!君に決めた!」

 

「お前戻ったらアイゼンの頑固なシミにしてやるからな!」

 

ロリっ子についていくことに

ロリっ子は駆動炉に向かうらしく二人して道中邪魔をするガジェットを1UPする勢いで片付けながら進んでく

イィィイイヤッフゥウウウウウウウ!と叫びそうになるのを堪えながら進むと目の前のロリっ子が刺された

驚く間もなく俺にも刃が深く突き刺さる。がしかし、『炎髪灼眼』の状態を嘗めるでない、炎化し回避し虚空に向かって魔法の矢を放ち、爆散する

ロリっ子を見ると腹部を貫かれながらもソレを破壊していた、しかし出血が多いのか顔色が悪い

周囲から先ほどを同系統のガジェットが大量に現れたが取り敢えずと大量に魔法の矢を放ち始末する

ロリっ子の傷を治そうとスキマから薬を取り出し・・・・・・スキマ開くじゃねぇか!最初っからスキマで向かったほうが早かったわ!

今更文句を言っても仕方がないので取り敢えずロリっ子に薬を塗ることに

 

「さぁ服を脱げ!」

 

「嫌だ!」

 

当然のように抵抗されるが俺はそれぐらいじゃ諦めない、糸を操り動きを止め無理矢理服を捲り上げる。うわぁ・・・・・・罪悪感

傷口は思ったよりも深くすぐに治療したほうがいいのではないかというほどなのだが、俺を誰だと思ってやがる!

 

「ん・・・・・・・・・ひぁっ・・・・・・触るんじゃ・・・・・・ねぇ・・・・・・」

 

月詠に薬を塗った時もそうだったがこれ媚薬だったりしないよね?何でそんな嬌声を上げるの?

薬を塗り終わるとアイゼンで頭を叩かれたが炎化して回避しておく

ロリっ子を見ると傷口を見て驚いた様子だがすぐに目的を思い出して動き出す。お礼の一つくらい言ってくれてもいいじゃない・・・・・・

その後無事に駆動炉につき、ロリっ子がここは一人でやると言い出したので俺は魔王の所に向かう事に

「これ以上こいつに頼ってたらあたしが付いてきた意味が・・・・・・・」と聞こえたけど悲壮感が漂っていたので触れないことに

スキマを開いてもよかったのだがせっかくだから転移していくことに。

 

 

ボッっと燃えてシュッっと登場

 

ボッっと燃えてシュッっと登場

 

ボッっと燃えてシュッっと登場

 

ボッっと燃えてシュッっと登場

 

 

リズムゲーやってる気分だった

あっという間に王座についたが虹色のと桜色の魔力が凄く綺麗だった

暫くその景色に見とれていると魔王が吹き飛ばされた

じゃあ次は俺の番ねと魔王(小)に挑もうとしたら

 

「ヴィヴィオは私が助けなきゃいけないの!」

 

と言われたので渋々引き下がることに

「この子に任せたらヴィヴィオが死んじゃう・・・・・・」と聞こえた。なんと失礼な・・・・・・

暫く壮絶な親子喧嘩を見ていたのだが手持ち無沙汰は症に合わないので外に出て再び1UP作業に戻ることに

狸の所に戻ると大量のガジェットに苦戦していた様子。こちらに来て正解だったのかもしれない

『炎髪灼眼』を解き『霊力を操る程度の能力』でガジェットを駆逐することに

最近気がついたのだが東方の能力を使用する際ご丁寧にスペカまで使えるということが解った。神様特典マジ万能兵器

 

――霊符「夢想封印」

 

四つの霊気で作られた陰陽玉から大量の弾幕が放たれる

弾幕の密度が濃いのでサイズの大きいガジェットは避けることができずに被弾、そしてピチューン

ピチューンピチューンと周囲から絶え間なく音が聞こえるのがなんとも気持ちいい。エクステンドしそう・・・・・・

狸を見ると「大丈夫、うちらはおかしくない。この人がおかしいんや・・・・・・」と自分に言い聞かせてたのが聞こえた。俺がおかしいのはもう否定できない

 

掃討完了。

 

いい仕事したぜ!と額の汗を拭っているとゆりかごから魔王達が出てきた。話を聞けばゆりかごを完全に破壊するらしい

俺の出番?俺の出番?と期待に満ちた目で見つめていると溜め息を吐かれた

狸から「もう好きにしたらええよ」と言質を取ったので好きにすることに

『主に魔法を使う程度の能力』でどんな魔法でも使えるのではないかと思ってからやりたかった魔法がいくつかある。そのうちの一つがこちら

周囲から人が完全にいなくなったのを確認し魔力を練りこむ

四色の高密度の魔力球体をゆりかごの周囲に展開しサイズを拡大させる

 

「万象を為しえる根源たる力・・・・・・太古に刻まれしその記憶・・・・・・我が呼び声に応え、今ここに蘇れ!!エンシェントカタストロフィ!! これがあたしの研究成果よ! 」

 

展開した四つの魔力球体でゆりかごを押しつぶす、球体が触れた傍からゆりかごが削れていき最後には消滅する

やってみたかったんだよね!『エンシェントカタストロフィ』TOVではリタに一目惚れしてからひたすら使っていたのが懐かしい

 

「研究でこんな魔法作られたらたまったもんじゃあらへん・・・・・・」

 

狸がぶつぶつと呟いていたがそっとしておこう


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