せっかく転生したのなら楽しまなきゃ損でしょ   作:黒ウサギ

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月詠可愛いよね、後半になってくると可愛さに磨きがかかってほんとやばいよね!ね!


十七話 修学旅行三日目でしょ

 

 

 

刹那Side

 

 

 

 

 

「今日こそそこのお嬢様を借金のカタに貰い受けに来ましたえ~」

 

なるほど、劇に見せかけ衆人観衆の中堂々とお嬢様を連れ去ろうというわけか

現在私達はシネマ村に逃げ込んでいる

ここならば一般人も多く手を出してこないと思ったがまさかこのようにして接触してくるとは・・・・・・

 

「30分後に、場所はシネマ村正門横『日本橋』にて」

 

そう言い残すと月詠は去っていった

しかしマズイな、逃げ出すことができない状況まで作られている

どうしたものかと悩んでいるよ背後が騒がしい、はて?

 

「ちょっと桜咲さんどーゆーことーよー」

 

見ればクラスメイトの方々が多数・・・・・・今の見られてましたか?

話を聞く限りどういうことか私とお嬢様が付き合っていることになっていて、月詠にいたっては元カノ扱い。どういうことなの・・・・・・

しかも誤解を解こうとしたが暴走するクラスメイトは耳も貸さない

 

「二人の恋を全力で応援するよー!!」

 

もうどうにでもなーれ

 

 

 

 

 

 

 

そして30分後約束の場所に私達はいた。当然のようについてきた雪広さんたちが今だけ憎たらしい

日本橋には既に月詠がおり・・・・・・どこか落ち着きがない

 

「あの~センパイ?ちなみにですけど一昨日の御仁は~」

 

なるほど、神楽先生を気にしている訳か。そういえばなんだかんだで一昨日は助けてくれたな・・・・・・お礼を言わないと

まぁ月詠が気にするのも仕方ないだろう、あれだけ一方的にやられ剰え泣き顔まで晒すことになったのだ

 

「大丈夫だ、彼はここにはいない・・・・・・はず」

 

いないと自信を持って言い切れないのがなんとも・・・・・・、彼の能力なら恐らくどこへでも現れることが可能だろう。それを考えると多分ここにいきなり来る事も・・・・・・

そう告げると月詠は安堵とも落胆とも取れる表情で溜息をこぼした

 

「まぁしょうがないですね~、今はセンパイで満足しょましょ」

 

そう言うと月詠は懐から一枚の御札を取り出し

 

「ひゃっきやこ~」

 

御札から『百鬼夜行月詠組』と書かれた旗を持ったデフォルメされた妖怪たちが現れた

その妖怪たちは私ではなく私に加勢しようとしていた雪広さん達に向かっていく、害はなさそうなので放っておいても良さそうだ

道中合流したネギ先生の式神を等身大に変化させ木乃香お嬢様をお願いする

 

「にとーれんげきざんてつけーん」

 

間延びした声とは裏腹に放たれる技を重く、鋭い

何度か切り合っていくうちに視界にある人物が、いて欲しかったようないて欲しくなかったような人物がいた

 

 

 

 

 

 

 

 

悠斗Side

 

 

 

 

くっそ見えない、なんだよこの鉄壁・・・・・・

せっちゃんと月詠が何度も斬り合いをしている間俺は月詠の背後にいた

答えは簡単、見えそうで見えない絶対領域を突破しようとしていたからだ、だが

 

「ネギ君が動けば簡単に見れるのに俺には見えないってどういうことなの!」

 

この理不尽をどこにぶつけたらいいのか・・・・・・

月詠の絶対領域を突破しようと視線を下げひたすら動きについて行ったのだが、見えない

こりゃ無理かなと諦めて立ち上がったとことせっちゃんと目が合った

 

「お邪魔しました」

 

「いやいやいやいや先生何食わぬ顔で帰ろうとしないでください!」

 

その叫び声で月詠もこちらを振り向き停止する

まぁいいだろう、月詠の相手は俺がしよう

 

「せっちゃんはネギ君の所行ってもいいよん。ここは俺が引き受ける」

 

「・・・・・・お願いできますか?」

 

「何構わんよ、別に倒してしまってもいいのだろう?」

 

これは死亡フラグではない断じてない

そう言うとせっちゃんはお城の方に駆け出して行った、残っているのは俺と月詠。あとギャラリー

月詠の方を見ると恍惚とした表情をしているではないか。たまにビクンビクンいってるのが地味に怖い

 

「どうもー月詠いいますー。あの時はお世話になりましたー」

 

ぺこりとお辞儀をされてはこちらも返すしかあるまい

この前といえば初日にボッコボコにした挙句泣かせてしまい怪我を治してあげた時のことだろう

 

「お名前お聞きしてもよろしいでしょかー、先程も言いましたが私は月詠言いますー」

 

「神楽悠斗言います。一応そこの子達の副担任やってます」

 

後ろにいる委員長達を指差す、見れば妖怪相手に大活躍を繰り広げているご様子

 

「悠斗はん言うんかー良い名前ですなー」

 

名前を褒められたのはこちらに来て始めてかもしれない。なんとも恥ずかしい

 

「実はですな、この前のアレの御陰でウチ悠斗はん無しでは生きられない体になってしまいましてー」

 

ピシリと世界が凍った

 

「あの時のことを思い出すとお腹のここら辺が熱く疼くんですよ」

 

そう言いながら頬を赤らめ手で抑える場所は子宮、生徒の目が物凄く痛いです

いやいや落ち着きなさい君たち、俺は何にもやましいとなぞしておらんよ?

 

「悠斗はん、責任取ってくれますね?」

 

やめろっつってんだろ!生徒の目がもう冷気纏ってんだよ!寒いんだよ!

これはあれか、俺をまず精神的にダメにしようという策略か、落ち着けこれは孔明の罠だ

孔明なら仕方がない、この策略も見事打ち破ってみせまっしょい

月読が楽しそうに斬りかかって来たので取り敢えずグレイズしておく事に

貸衣装がミリ単位で削れるがミリならバレないだろう。何度か避けていくうちにすぐ横で何か強烈な光が見えた

光源の正体は木乃香ちゃん・・・・・・あれ?もうせっちゃん弓に射たれたの?

城の頂上を見ると眼鏡さんとフェイトが木乃香ちゃんを見ている、いやフェイトこっち見てるな

この前無視したことを根に持っているのか・・・・・・なんと心が狭いやつよ!

そんなことを思っていると月詠から返事はいかがでしょ?と聞かれたので取り敢えずお友達でと答えておく

答えた瞬間しょんぼりしていたが・・・・・・まぁ生徒と同じ年代の子だしね。背徳感でいっぱいだけどな!

というかさっきの責任云々が告白だとは思ってもいなかったぜ、しかもこんな場所でとか。まずフラグなんて立てた記憶もないんですけど・・・・・・

まぁ過ぎてしまったことは置いておこう。眼鏡さん達も撤退していったのでこちらはもう安全と言ってもいいだろう

後は後ろに控えている生徒達を説得力底上げしまくって誤魔化さねば・・・・・・

 

 

 

 

説得という名の洗脳も無事に終わりシネマ村で解散することに。解散と言ってもまた自由行動に移るだけなのですけど

余談だがネギ君達も襲撃されたらしい、しかし襲撃相手の頭上に大きなタンコブがあったとかなんとか

「あの兄ちゃんはどこや!ぶん殴らな気がすまん!」と言っていたらしい、あの兄ちゃんってのは多分俺のことだが俺何したよ・・・・・・

ネギ君はそのまま親書を届けにいくとのことなので俺はどうするかなと茶屋によって団子を食べる

のんびりと三本ワンセットを食べ終えてお会計を済ませまた歩き出す。悪い子はいねーがー

結局悪い子を見つける事ができず、のんびりと過ごしていたらあっという間に時間は過ぎていき自由時間終了のお時間です

旅館に戻ると五班と朝倉以外がちゃんと集まっていた、まぁ五班と朝倉いるにはいるけどどう見ても式神です本当にry

 

夕食は各自自由時間の間で済ませるように伝えてあったので旅館で食べることはなく、中途半端な時間に団子を食べてしまった俺は夕食を食べていない

必然的に団子だけでお腹が膨れる訳もなく今の時間帯でお腹が空いてきた。俺も本山行ってご馳走になればよかったよと軽く後悔

瀬流彦先生と今日はどこに行った何をしたと、学生気分で会話をしていると電話が鳴った

表示された名前は学園長、なるほどサムライマスター(笑)が固まったか

電話に出るとやはりと言うか救援のお願い、しかしなんというかめんどくさい。木乃香ちゃん助けるのはいいけどフェイトに顔を覚えられるのがめんどくさい

悩んでいると学園長から臨時の手当を出すと言われたので直ぐに承諾、七桁程もらえるとなれば話は別よ

スキマを開き本山に、そこには石化した人達がわらわらと。見れば俺の生徒も石像にされているではないか

 

「これはいかんよフェイト君」

 

ここに居るのは魔法とは無関係・・・・・・無関係なのハルナちゃんしかいねぇ・・・・・・

ま、まぁいい。俺の生徒に手を出した罪その身で味わうが良い・・・・・・

 

 

空を飛びスクナが封印されている場所に向かう、しかし道中竜巻に巻き込まれてしまった

竜巻の中心にはネギ君とアスナちゃんせっちゃんがいる、なるほどこれはあれだ。竜巻による障壁だ

『風を操る程度の能力』で竜巻を難なく移動してネギ君達に近づく

 

「ようネギ君苦労してるね!」

 

「悠斗さん!?どうしてここに!?」

 

学園長に頼まれたことを説明すると自信の力不足を痛感したのか唇を噛み締めていた

しかし直ぐに切り替えるとここからの作戦を説明してくれる、聞けばここはせっちゃんとアスナちゃんの二人で対処するそうだ

原作通り進んでいるので俺は何も言うことはないので取り敢えず頷いておく

障壁が切れるらしい、切れる前にカモが仮契約しちゃいなよと緊急事態だからさっさとしろとキレる、これがキレる十代・・・・・・

魔法陣の中で二人の唇が重なる、光が一層強くなりカードが出現し唇を離す。アスナちゃんそんな複雑そうな目で見なくてもいいんじゃないかな

障壁が切れると同時にネギ君が『雷の暴風』で20体程鬼を吹き飛ばし杖に乗り飛び出す。俺も追う形で空を飛ぶ

空を飛んでいると何故魔法媒体も無しに飛べるのかと聞かれたので取り敢えず気合でと答えておいた

「気合・・・・・・いや悠斗さんなら・・・・・・」悩め少年、今のうちに理不尽と戦っておくのだ

そうこうしているうちに見えてきた、視力を上げて見ると木乃香ちゃんが祭壇に寝かされそこから魔力の柱が上がっている

急ぎましょう!とネギ君が更に加速しようとしたところ横から黒い何かがぶつかってきた

咄嗟に風の楯を張ったようだが防ぎきれず俺に・・・・・・え?俺に?

衝撃を殺せず勢いそのまま俺にぶつかってきたネギ君を支えることに失敗、地面に落下していくがまだ慌てるような状況じゃない

原作のネギ君と同様風を操り地面に降りる、慌ててネギ君の方を見るとネギ君も同じように風を操り無事なご様子

 

「へへっ嬉しいでネギ、こんなに早く再戦の機会が巡ってくるったぁな」

 

足音のする方を見ると小太郎がそこにはいた。なるほどさっきの黒い何かは狗神か

 

「ここから先は通行止めやネギ!」

 

そう言いながら立ち塞がるように俺たちの前を陣取る小太郎

 

「ネギ君は通行止めとして俺は?」

 

俺の存在に気づいた小太郎がスッゴイ怒ってる。何故だ・・・・・・

 

「兄ちゃんが投げた木刀俺の頭に当たってでっかいたんこぶ出来てもうたやんか!」

 

すごい納得した、初日で木刀を投げてしまおうとした時に聞こえた悲鳴は小太郎のだったか

 

「その・・・・・・なんだ?すまんかった・・・・・・」

 

「まぁええわ、もう気にしとらへんし。それよりも兄ちゃんについては何も言われたないで、好きにしたらええ」

 

とのこと、それじゃあ俺眼鏡さん倒して帰るからとシュタッと片手を上げネギ君にここを任せることに

空を飛び再び祭壇に近づいていく、なんかヒュンヒュン聞こえる。よーく見ると祭壇横に立っていたフェイトがルビカンテを召喚しており弓を射ってきていた

なるほど先程から掠めていたのはアイツの矢か。しかし当たらなければどうということはない。ひたすら交わしながら接近していく

ルビカンテが矢で攻撃するのを諦めてこちらに突撃してきた

『水難事故を起こす程度の能力』を使う。するとルビカンテが湖に引きずる込まれた、比喩ではない

自分で使っておいてなんだがスッゴイ怖かった、いきなり水が動いたと思ったらルビカンテにまとわりついて引きずり込むその様は例えるなら触手に絡め取られたゲフンゲフン

ルビカンテをスルーして今度はフェイトが立ち塞がる

 

「君は一体何者だい?魔法使いでもなければ人でもなさそうだ、かといって僕たちのような存在でもない・・・・・・」

 

魔法使いでもない人間でもないと軽く傷つく・・・・・・。魔法使いはともかく人間否定されるとか・・・・・・ワロス・・・・・・

現実に打ちひしがれていると祭壇の光が一層強くなった気がした

 

「どうやら封印が解けたようだね」

 

mjsk、スクナ来ちゃう?

wktkしながらスクナの登場を待ってみる、フェイトはそんな俺を見て呆れていた

 

「儀式は終わり、二面四手の巨躯の大鬼『リョウメンスクナノカミ』の復活や!」

 

オーッホッホッホと高らかに笑う眼鏡さんがこのあとの展開を思うと不憫でならない

あの巨体相手するの面倒だなと思っていると背後からネギ君が物凄いスピードで突っ込んできた

 

「そんな!間に合わなかったなんて・・・・・・!」

 

声ではそう言っているが目が諦めていない

 

「ラス・テル・ラ・スキルマギステル!来れ雷精 風の精 雷を纏いて 吹きすさべ 南洋の嵐 雷の暴風!!」

 

自身に残された魔力はもう僅かしかないはずなのに今放てる最大の呪文を討つ

しかしスクナに当たるが完全に弾かれてしまう、魔力を使いすぎたのだろう、その場で膝を付いてしまう

ちなみにこうして語っている俺だけど現在フェイトにすっごい警戒されて動けない

フェイトもこちらに集中して俺を動かさないようにしている・・・・・・だがしかし甘い、蜂蜜よりも甘い

スキマを開くとフェイトがそれに反応し『石の息吹』を放つが、『空気を操る程度の能力』を用いて俺とネギ君には届かないように調整

その間にスキマからエヴァちゃんを引きずり出す

 

「き・さ・ま・は!真祖たる吸血鬼の私をこのように扱いおって何様のつもりだ!」

 

「何様のつもりだと?俺はお前のご主人様だ!」

 

ヒューと冷たい風が吹いた気がした

 

「大丈夫か、茶々丸に診断してもらうか?頭を?」

 

凄く失礼なことを言われた気がする。さて皆さん覚えているだろうか、別荘で彼女と交わした約束を

 

「エヴァちゃん自分で言った約束忘れちゃうんだ、真祖の吸血鬼なのに約束も守れないんだ・・・・・・」

 

「約束?なんだ言ってみろ」

 

「俺に負けたら奴隷になるって約束」

 

エヴァちゃんがやってしまったという表情になる。そう、別荘での戦いでもしも俺が勝った場合は俺の奴隷になると豪語していたのだ

 

「約束の一つも守れないとか真祖の吸血鬼(笑)だねエヴァちゃん」

 

「やめろ!そんな不名誉な呼び方をするな!」

 

頭を抱えながら転がる彼女を周りの皆はこんな時どんな顔をすればいいのかわからないご様子

鼻で笑えば良いよと言おうとしたが実行すると多分エヴァちゃん泣き出しそうだからやめておこう

 

「さて真祖(笑)は約束を守るよね?だったら俺の言うこと聞いてくれるよね?」

 

「ぐぬぬ・・・・・・仕方あるまい、しかし奴隷はやはりやめにしないか?代わりのことならなんでもするから!」

 

ん?今なんでもするって言ったよね?

 

「だったらアレ始末してきてよ」

 

そう言いながら指差すのはスクナ、奴隷になるよりアレを始末する方がマシだと言っていたのでお願いすることに

さて、俺はフェイトを相手しようか。原作ならネギ君がアスナちゃんと協力して勝負するんだけどネギ君アスナちゃんとせっちゃん呼んだら完全に魔力尽きちゃったみたいでアスナちゃんに支えられている状態なのである。お疲れ様でした

せっちゃんはというと隠していた翼を曝け出して自分の正体をバラした

 

バッシーン!

 

と盛大に何かを叩く音が聞こえたが恐らくアスナちゃんだろう、そちらはアスナちゃんに任せて俺はフェイトに向き直る

フェイトはというとこちらを警戒して動いてこない、ならばこちらから仕掛けようじゃないか

右手に魔力左手に気を集め、両の手で挟み込むように霊力を混ぜる。魔力と気だけなら咸卦法、そこに霊力を混ぜると?

今の気分は天国と地獄、某勇者王の気分だ!

右手と左手を重ね合わせ唱える

 

「ゲル・ギル・ガン・ゴー・グフォ・・・・・・はぁああああああああ!」

 

重ね合わせた両手をフェイトに向かって突き出す、霊力魔力気が混ざったソレがフェイトに放たれ動きを拘束する

 

「うぉおおおおおおおお!」

 

渦となり周囲と隔離されたその中を走りフェイトに肉薄し、拳を突き刺す

 

「ぐっ!」

 

腹に強烈な衝撃を与えられくぐもった声を上げるフェイト

突き刺した拳を引き出すと同時に渦も消え、フェイト崩れ落ちる

 

「これが・・・・・・勇気ある者の・・・・・・絶対勝利の力だっ!」

 

言ってみたかったんだよねこの台詞!神様チートをありがとう!

見ればネギ君は10歳少年の憧れの眼差しでこちらを見、上半身と下半身がお別れしたフェイトは「わけがわからないよ」と呟きながら消えていった

消えたといっても水になった所を見ると水で作った幻像の様子、天国と地獄じゃなくても倒せたかもね

本当はゴルディオンでハンマーしたかったけどアレを使うとここら一帯が光になっちゃいそうだったので諦めた

エヴァちゃんはどうかなと見ればあちらももう終わるところ、木乃香ちゃん巻き込んでないよねとハラハラして見てみたが無事にせっちゃんが救出したご様子

 

「〝おわるせかい〝フッ・・・・・・砕けろ」

 

パチンと指を鳴らすと氷漬けになったスクナが砕け散る。さすがは闇の福音(笑)火力が違いますよ

スクナも倒し、木乃香ちゃんも無事に救出完了。これにて一件落着・・・・・・とはいかないのが世の常で

解決したと気を抜いていたネギ君達の背後にフェイトが現れ『石の息吹』を撒き散らす、俺とエヴァちゃんはまだ離れたいた場所にいたために防ぐことができない

せっちゃんが咄嗟に羽を広げ風を起こすが完全に吹き飛ばすことができなかった様子、アスナちゃんは服だけが石になり崩れ、ネギ君は右手から石化が進行し始めている

境界をいじり石化の進行を遅らせているが時間の問題だろう、エヴァちゃんは治癒系統の魔法は苦手だし俺は薬を作ろうにもここには材料がない

どうするかなと考えていたところ木乃香ちゃんから提案があった。「仮契約してもいいか」と

カモ曰く仮契約は対象の潜在力を引き出す効果もあるとのこと、確かにせっちゃんの傷を一瞬で回復したあの力なら可能だろう。だがしかし裏山けしからん・・・・・・っ

辺りを眩い光が包み込み仮契約が終わる、ネギ君の石化も解け今度こそ一件落着となった

 

「なるほど、こうして原作から大して逸れることなく進んでいくのか・・・・・・」

 

ポツリと呟いたこの言葉は誰に聞かれることもなく霧散していった


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