せっかく転生したのなら楽しまなきゃ損でしょ   作:黒ウサギ

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一話 転生といえばチートでしょ

「今北産業」

 

「お主死んだ

儂神様

お主転生」

 

「おk把握」

 

死んでしまったらしい

らしいと言うのはどうもそこらへんの記憶が俺にはないのだ

目の前の神様が死んだと言うなら実際死んだのだろう

 

「それにしてもお主随分と落ち着いておるの」

 

「元喫茶店店主だからな」

 

「この上なく関係ないがの」

 

なんだと、俺のナポリタンがお気に召さぬと申すか・・・・・・

 

「ナポリタンよりカルボナーラの方が儂は好きなのでな。まぁこんな話をしてる場合じゃないの」

 

ゴホンと一つ咳払いとし、少しだけ神様は真面目な顔になる

 

「これからお主には『ネギま!』の世界に転生してもらう」

 

キタ――(゚∀゚)――!!

 

「テンション上がりすぎまじビビる。転生の特典じゃが・・・・・・希望はあるかの?」

 

ネギまといえば魔法なわけだが・・・・・・

 

「俺はせっかくだからこの『トンファー流』を選ぶぜ!」

 

「・・・・・・考え直さぬか?」

 

トンファー流の何が不服なのだろうか・・・・・・

 

「まぁお主がそれで良いなら何も言わぬが・・・・・・。不安じゃ、もう一つサービスしてやろう」

 

よ、神様のビール腹!

 

「最近飲み会多かったから仕方がないんじゃ!」

 

神様にも飲み会とかあるのか・・・・・・

 

「ほれ、はよ選ばぬか。残り時間も少ないぞ」

 

「・・・・・・『主に力を扱う程度の能力』とかってできる?」

 

「ふむ、詳しくは分からぬが出来ないことはないのでな。それはどのようなモノじゃ?」

 

「簡単に表現するなら幻想郷はここにありってとこかな」

 

「簡単に表現できてないがの、儂幻想郷とか言われてもわからぬし。まぁいいじゃろ、その二つの能力で決まりじゃな」

 

ぐふふ、トンファー流だけではなく完全オリジナル能力まで手に入るとは、俺の未来はバラ色だ

 

「さてと、戸籍とかはこちらでは準備することができぬ。なので向こうでなんとかしてくれ」

 

「なんとかしようじゃないか。ぬらりひょんに頼もう」

 

「それではお主の行く末に幸あらんことを」

 

神様がそう言うとこれまたテンプレ通りに俺の足元に穴があき

 

「AaaaaaLaLaLaLaaaaaaaaaaiiiii!!」

 

どこかの某征服王の叫び声の如く、奇声を上げながら俺は落ちていった


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