「今北産業」
「お主死んだ
儂神様
お主転生」
「おk把握」
死んでしまったらしい
らしいと言うのはどうもそこらへんの記憶が俺にはないのだ
目の前の神様が死んだと言うなら実際死んだのだろう
「それにしてもお主随分と落ち着いておるの」
「元喫茶店店主だからな」
「この上なく関係ないがの」
なんだと、俺のナポリタンがお気に召さぬと申すか・・・・・・
「ナポリタンよりカルボナーラの方が儂は好きなのでな。まぁこんな話をしてる場合じゃないの」
ゴホンと一つ咳払いとし、少しだけ神様は真面目な顔になる
「これからお主には『ネギま!』の世界に転生してもらう」
キタ――(゚∀゚)――!!
「テンション上がりすぎまじビビる。転生の特典じゃが・・・・・・希望はあるかの?」
ネギまといえば魔法なわけだが・・・・・・
「俺はせっかくだからこの『トンファー流』を選ぶぜ!」
「・・・・・・考え直さぬか?」
トンファー流の何が不服なのだろうか・・・・・・
「まぁお主がそれで良いなら何も言わぬが・・・・・・。不安じゃ、もう一つサービスしてやろう」
よ、神様のビール腹!
「最近飲み会多かったから仕方がないんじゃ!」
神様にも飲み会とかあるのか・・・・・・
「ほれ、はよ選ばぬか。残り時間も少ないぞ」
「・・・・・・『主に力を扱う程度の能力』とかってできる?」
「ふむ、詳しくは分からぬが出来ないことはないのでな。それはどのようなモノじゃ?」
「簡単に表現するなら幻想郷はここにありってとこかな」
「簡単に表現できてないがの、儂幻想郷とか言われてもわからぬし。まぁいいじゃろ、その二つの能力で決まりじゃな」
ぐふふ、トンファー流だけではなく完全オリジナル能力まで手に入るとは、俺の未来はバラ色だ
「さてと、戸籍とかはこちらでは準備することができぬ。なので向こうでなんとかしてくれ」
「なんとかしようじゃないか。ぬらりひょんに頼もう」
「それではお主の行く末に幸あらんことを」
神様がそう言うとこれまたテンプレ通りに俺の足元に穴があき
「AaaaaaLaLaLaLaaaaaaaaaaiiiii!!」
どこかの某征服王の叫び声の如く、奇声を上げながら俺は落ちていった