黙示録への転生者   作:空手KING

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処女作ですが、頑張って書きました。


プロローグ

それはある日の朝だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーそう、俺は死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜、これはひどいw

グチャグチャだよ、グチャグチ!w」

 

俺は今、何も無い真っ白な空間で‘‘神”を名乗る超絶イケメン野郎と対面していた。

自称‘‘神”のイケメン野郎が言うには俺は死んだらしい。

死因は俺が朝高校に行くために大好きなバイクで通学していて、

反対車線を走っていた大型トラックの運転手が居眠り運転をしていたらしく、真っ直ぐ俺に向かって突っ込んできたらしい。

俺もかなりのスピードを出していて、それはもうグチャグチャだったらしい。

実を言うと俺はまったく事故について覚えていない。

脳が事故のことを拒絶しているからだと思う。

では何故死んだはずの俺がここにいるのか?

答えは簡単だ…超絶イケメン野郎が俺をここに呼んだからだ。

そして俺を呼んだ本人はというと…

 

「ねぇねぇ、グチャグチャな自分見たい?w

あ!、僕のオススメなのは……えーっと…あったあった、これだよこれ!

突っ込まれる寸前の顔、ぷっ、クククッ、アッハッハッハ〜w

死を受け入れたのか知らないけど仏みたいな顔してるんだよw

この時の君、神である僕より神々しいよw

せっかくのイケメンが台無しだよw

そうだ!待受にしよーっとww」

 

俺の死んだ時についてツボっていた。

俺の死ぬ寸前の顔を携帯の画面に出して爆笑している…携帯持ってたんだな。

 

「おい、神!

何故俺をここに呼んだ⁇」

 

俺は神に俺を呼んだ理由を問う。

 

「あっ、これもオスス「聞けよ⁉︎」メ…」

 

神は俺の問いを華麗にスルーしてきた。

俺は普段ボケる方なのについ大声を出してツッコミを入れてしまった。

俺のツッコミに神は「ハァー…」と溜息をついた後、今までに見せたことのない真面目な顔で口を開いた。

おっ、ついに話す気になったか⁇

 

「これなんかも良いと「また無視⁉︎」思うんだ…」

 

神はまたも華麗にスルーしてきた。

またツッコまれたからか今度は「チッ…」と舌打ちをしてきやがった。

舌打ちしたいのはこっちだよ!

俺の怒りはふつふつと溜まっていく。

 

「あぁもう、分かったよ!

君を呼んだ理由だっけ⁇

理由は転生して欲しいから、はい以上!w」

 

神は今度こそ、俺を呼んだ理由を話した。

その内容に俺は歓喜の混じった声で神にさらに問う。

 

「転生⁈

転生って、あの転生⁈

じゃあ俺はもう一度人生をやり直せるのか?

ん?おい神!

神様ってぇーのは人間が死ぬ度に転生させているのか⁇」

 

「そうそう、あの転生だよw

ただし、小説とかの異世界転生ってやつだよ?w

それで構わないなら転生さしてあげるw

あと転生させてあげるのは僕の気まぐれかなw

退屈しのぎにもなるしね。

ちなみに転生してみたい世界ってある?」

 

異世界転生だろうが何だろうが、もう一度人生をやり直せるならなんでもいい!

それに行ってみたい異世界にまで行かせてくれるのか⁉︎

なんだよ神、お前良い奴じゃねぇかよ。

俺は内心で神を称えつつ、行ってみたい世界について考えた。

やっぱり平和でファンタジーな世界がいいよな、Love and Peace‼︎

 

「全然異世界でも構わないぞ!

転生したい世界は平和でファンタジーな世界だな‼︎」

 

「平和でファンタジーな世界かぁ、なるほど…

行けるといいねww」

 

ブチッ

 

あ、何かが切れた。

いや切れたじゃなくて、キレたの方が正しいのか?

俺は血が出るほどに手を握り締めると、プロボクサー顔負けのスピードで右ストレートを神の顔面目掛けて放つが…

 

「なっ…⁈」

 

「もぅ危ないなぁ〜w

神に手を挙げるとは何事か‼︎…なんちゃって、テヘペロww

まぁ落ち着こうよw」

 

神は右手の小指一本で俺の本気の右ストレートを受け止めると、またふざけた様子で俺の怒りを宥めてきた。

 

「すまん、ついカッとなってしまった。」

 

いくら簡単に受け止められたからといっても、先に手を挙げた俺に被があるので素直に謝った。

 

「いいよ、気にしてないから!w

行く世界は実は決まってるんだw

どんな世界かはまだ言えないけどね…ゴメンねw

じゃあ特典だけど…」

 

「特典⁇」

 

俺は世界が決まっていることに落胆しつつ、特典という気になるワードについて神に問う。

 

「そう、特典だよw

君が異世界で安全に楽しく暮らせるようにするためのものだよw」

 

「そうか…そんなものまで用意してもらって悪いな。」

 

「気にしなくていいよw

じゃあ特典1つ目はあらゆる武器を創造できる能力だ「ちょっと待てぇぇえええ」よ…もぅ、次は何⁇」

 

神は呆れた様子を見せてきた。

 

「何故そんな危険な能力なんだ⁉︎」

 

俺は平和がいいんだよ!

別に世界征服がしたい訳じゃない‼︎

 

「念のためだよw

身を守るために少し過剰な能力を与えるだけだよw

使わないのに越したことはないけど…w」

 

「むっ…」

 

少し過剰ってレベルじゃないが確かに身を守るためなら仕方がない、か?

本当に危険なら使う、それでいこう!

 

「じゃあ続けるよんw

2つ目はあらゆる乗り物を乗りこなせる能力w

3つ目はあらゆる格闘技や拳法、銃の使い方、剣術、槍術etc.etc.を達人級の様に使える能力w

2つ目と3つ目に関しては体と脳に経験した事として染み込ませておくからねw

そして1つ目だけにはデメリットがあるんだよ。

それはさすがに兵器級までのものは創造できないことと、マンガとかに出てくる魔剣とか聖剣とかレーザー銃なんかの空想上のものは創造できません、以上w」

 

「じゃあ俺がレーザー銃なんか発明できたりしたら、レーザー銃は創造できるのか?

それとあらゆる乗り物っていうのには動物は含まれるのか⁇」

 

「今の最初の疑問に疑問で返すけど…君にレーザー銃が発明できると⁇

もちろん君が発明したらいくらでも創造できちゃうよ☆

でもね未だ現在たくさんの科学者が知恵を振り絞っても発明できない物を君は1人でできると⁇…いーや、できないねw

君の前世の成績からでも良くわかるw

乗り物はもちろん動物もいけるよ…馬、象、闘牛などなど何でもこいだよw

乗れるならハムスターでもいけるよw

でも勘違いしないでね、乗りこなせるだけで乗り物自体の耐久値、速さは変わらないからね。

ちなみに人はダメだよw

何でダメかというと…何となく(爆笑)」

 

 

 

神は俺の疑問に疑問で返してきた後に、かなりバカにされた。

まさか死んでから成績について言われるなんて…言い返せない自分が憎い。

来世では勉強頑張ろう‼︎

神は俺をバカにした後にもう一つの疑問にも答えると、やりきった感を半端じゃないほど醸し出し、汗も出ていないのに汗を拭うふりをして爽やかな笑みを浮かべている。

そして俺は今更だがとてつもなく聞きたいことがあったので口を開いた。

 

「ありがとう…。

最後にもう一つ聞いていいか⁇」

 

「ん⁇なんだい?」

 

俺は大きく一息吸い、

 

「俺をどこの戦場に生かせる気だ、あ''ぁ⁈

絶対今から行く世界平和じゃないよな⁉︎

何?魔王と戦え的なあれか⁉︎」

 

俺は激しく取り乱しながら神の返事を待つ。

 

「Zzz…」

 

しかし俺の疑問は虚しくも空回りでおわった。

 

「寝てんじゃねぇよ‼︎」

 

「ん…ふぁああ。

あれ?まだいたの⁇

もぅ早く行きなよ‼︎w

んじゃ逝ってらっしゃい。ww」

 

神が指を上から下へと垂直に振るうと、俺が立っている場所に大きな穴があいた。

 

「え⁇ちょっ、まて‼︎

か、漢字が違うような気がする〜〜

ああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー」

 

俺の叫びはだんだんと小さくなっていった。

 

 

 

 

 

 

 




使用して欲しい銃、乗り物等のリクエスト、ご指摘、感想受け付けます。
そして原作が休載中のため内容をゆっくり濃く書いていきます。
それでも休載で原作に追いつくならば、そこからオリジナルストーリーになります。

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