流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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ロケット団

ロックマンとクロス人間の戦闘が続いていた。

 

 

「クロスバスター!!」

「ロックバスター!!」

 

 

クロスバスターとロックバスターが互いにぶつかり合い爆発したのだ。

 

 

「いったい、ロケット団って何なんだ!!」

『すげぇ面倒そうな奴らだな』

「面倒だと、ふざけるな」

「我々、ロケット団は我らの偉大なボス、サカキ様、そして、最高幹部、ハイド様とシト……」

 

 

その時

 

 

「私をお呼びかな?」

「あ!?」

『てめぇは……』

 

 

ステッキを持ちマントを被ったあの男が姿を現したのである。

 

 

以前オーパーツをめぐってロックマンと対峙していた男、ハイドとムーの電波体『ゴースト』が電波変換した電波人間、ファントム・ブラックだった。

 

 

「ファントム・ブラック!!」

「久しぶりだな、ロックマン……ムー大陸事件以来だな」

『ファントム・ブラック……てめぇがそのロケット団に?』

「そうだよ、ウォーロック君、私はケフェウス・ドラゴン様に選ばれて一緒にこの世界に来たのだ」

「えっ、ロケット団とケフェウス・ドラゴンが手を組んでる!?」

 

 

そこへ、

 

 

「もちろんだよ、我々はケフェウス・ドラゴン様にクロスストーンの秘密を教えて頂いたのだ、最も僕はもうケフェウス・ドラゴン様の一部だけどね」

 

 

そこにはカロス地方消滅の際に妹のユリーカと共に消滅したはずのシトロンがいた。

 

 

『誰だ、てめぇは?』

「ガサツな電波体だね、僕はシトロン、いつしかケフェウス・ドラゴン様とこの世界と君たちの世界を征服する男さ」

「何だって!?」

 

 

そこへ、セレナがオーキド研究所から出てきたのだ。

 

 

「シトロン………だよね?」

「セレナ、知り合い?」

「うん、知り合って長くないけど……」

『その知り合いはロケット団みたいだぜ!!』

「ウォーロック、そんなはずないよ」

『そんなはずがあるんですよお嬢さん……』

 

 

シトロンの後ろから白鳥が現れたのである。

 

 

その白鳥はスバルたちと同じくケフェウス・ドラゴンに飛ばされたFM星人のキグナスだった。

 

 

『キグナス!!』

『ウォーロック……デリートしてやりたいが連れて来いとの命令だよ』

「どうして、ウォーロックを連れて行こうと……」

『さぁな……てめぇらになんか連れて行かれねぇよ』

「さてと……」

 

 

そして、シトロンは怪しげな黒いモンスターボールを2つ取り出した。

 

 

「シトロン、なにそれ、その黒いモンスターボール……」

 

 

セレナの言葉にシトロンは悪魔のような笑みを浮かべたのだ。

 

 

「これはダークボール、ダークポケモン計画を基盤にロケット団の最高化学力を終結させたモンスターボールだよ、以前、クビになった最高幹部がこれで幻のポケモンセレビィを捕獲したこともある」

 

 

そして、シトロンはダークボールからスワンナとホルビーを繰り出したのである。

 

 

「そのホルビーはまさか……」

「そうだよ、セレナ、このホルビーは僕のホルビーだよ」

『そしてこのスワンナは僕の周波数にそっくりなんだよ』

 

 

キグナスはスワンナに近づいたのである。

 

 

そして、

 

 

『電波変換……キグナス、オン・エア』

 

 

キグナスはスワンナと電波変換しキグナス・ウィングとなった。

 

 

『見るがいい……ダークボールで極限まで高められたこの闘力……』

『ホ…ル…ビー……』

「クロス変換!!」

 

 

シトロンはクロスキャリアーを持ちホルビーはクロス変換したのだ。

 

 

「クロスバスター!!」

 

 

そして、シトロンはクロスバスターを放ちロックマンに直撃させたのである。

 

 

「くっ、ロックバスター!!」

「やめて!!シトロン、どうしちゃったの」

 

 

セレナは様子のおかしいシトロンの前に立ち止めようとした。

 

 

「やめてよ、シトロン」

「セレナ……………………………………消えてもらいましょう、クロスバスター!!」

 

 

シトロンがセレナに対してクロスバスターを放ったのだ。

 

 

「えっ………!!きやぁぁぁぁ……」

「セレナ!!」

『ピカカ!!』

 

 

セレナがいた場所が爆風で何も見えなくなり煙だけがまっていたのだった。

 

 

「散々になってしまったか」

 

 

シトロンはセレナを消したことを確認するため煙が晴れたその場所を見つめていたのである。

 

 

その時

 

 

「クロスバスター!!」

『ピカピカ』

 

 

何処からかサンダークロスバスターが飛んできてシトロンに直撃するもシトロンはホルビーとのクロス変換なので殆どダメージはなかった。

 

 

「なに!?」

 

 

シトロンはそのクロスバスターを放ったクロス人間を見たのだ。

 

 

「おや、君でしたか?」

「サ、サトシ……」

 

 

サトシがピカチュウとクロス変換して間一髪でセレナを抱えて助けていたのである。

 

 

「大丈夫?セレナ」

『ピカピカ』

「う、うん……」

 

 

サトシを見てセレナの顔はこれまで以上に真っ赤になっていた。

 

 

 

 

数分前、オーキド研究所内にて、

 

 

「サトシ、何か大変なことになってるわ」

「ああ、そうだな」

『ピカピカ』

「……って、あれ?シトロン!!」

「えっ!?」

『ピカ!?』

 

 

セレナは外にいるのがシトロンであることに気がついたのだ。

 

 

その時

 

 

「うっ……」

『ピカピ!!』

「サトシ!?」

 

 

サトシは先程のダメージが体にまわってきて膝をついてしまったのである。

 

 

「サトシ、大丈夫?」

『ピカピカ……』

「ああ、セレナ、ピカチュウ……」

「取り敢えず私シトロンのところ行ってくる!!」

 

 

そして、セレナは研究所から出てシトロンところへ走っていったのだった。

 

 

「ピカチュウ、何か情けないな」

『ピカピ……』

 

 

…みんな戦ってるのにこんな所で膝ついてるなんて…

 

 

サトシは机の上のクロスストーンを見た。

 

 

「この石を使えば俺も戦えるのか」

『ピカピカ』

 

 

サトシは机の上のクロスストーンを手に取りポケモン図鑑を取り出したのだ。

 

 

「ポケモン図鑑でも使えるかな」

 

 

サトシはポケモン図鑑にクロスストーンを近づけたのである。

 

 

すると、ポケモン図鑑はクロスキャリアーに変化した。

 

 

「確か……あいつらクロス変換って言ってなぜ、そうだよな、ピカチュウ」

『ピカピカ!!』

「ああ、行くぜ、ピカチュウ!!」

『ビッカァ!!』

「クロス変換!!」

『ピカピカ!!』

 

 

サトシはピカチュウは光に包まれ1つになりクロス変換したのだった。

 

 

「これがクロス変換……」

『ピカピカ』

 

 

その時

 

 

「セレナ……………………………………消えてもらいましょう、クロスバスター!!」

 

 

シトロンがセレナに攻撃しようとしていたのだ。

 

 

「セレナ!!」

『ピカカ!!』

「えっ………!!きやぁぁぁぁ……」

 

 

サトシは駆け寄り間一髪でセレナを抱えたのである。

 

 

そして、

 

 

「クロスバスター!!」

 

 

サトシは見よう見まねでクロスバスターを放ってシトロンのクロスバスターを爆発させた。

 

 

「散々になってしまったか」

「クロスバスター!!」

『ピカピカ』

 

 

サトシはもう一度クロスバスターを放ってシトロンに直撃させたのだ。

 

 

「なに!?……おや、君でしたか?」

「サ、サトシ……」

「大丈夫、セレナ?」

『ピカピカ』

「う、うん……」

「サトシ、その姿は……」

『クロス変換しやがったのか』

「ああ、これでスバルと一緒に戦えるぜ」

『ピカピカ』

「ありがとう!!サトシ」

『あんのよ、サトシ、セレナが顔真っ赤になってるけど熱でもあるじゃねぇのか?』

 

 

ウォーロックがセレナが真っ赤になっているのに気がつきサトシにそのことを言ってしまったのである。

 

 

「セレナ、本当に熱でもあるのか!?」

『ピカピカ!?』

「何でもない何でもない平気平気」

 

 

…もう、鈍感何だから、いい加減ちょっとは気づいてよ!!…

 

 

サトシはセレナを降ろすとシトロンの方を見た。

 

 

「……シトロン、無事だったんだな」

『ピカピカ』

「サトシ、これが無事にみえるのかい?」

「シトロン、話はそこまでだ……お前たちやってしまえ!!」

 

 

ファントム・ブラックの命令でクロス人間たちはこちらに攻撃を開始したのだ。

 

 

「行くよサトシ!!」

『戦い方は戦いながら覚えろ』

「うん!!クロスバスター」

『ピカピカ』

「「クロスバスター!!」」

 

 

サトシのクロスバスターに対してクロス人間が同じくクロスバスターを放ったのである。

 

 

「バトルカード、バリア!!」

 

 

ロックマンはバリアでクロスバスターを防いだ。

 

 

そして、

 

 

「バトルカード、ヒールボール」

「クロスバスター!!」

 

 

ヒールボールとサトシのクロスバスターが直撃しフライゴンのクロス人間をフライゴンと人間を分離させたのだった。

 

 

「いくぜ」

『ピカピカ』

「ほざけ、ドラゴンテール!!」

 

 

クロス人間はボーマンダーの技を使用して攻撃をしてくるもサトシは直ぐ様ドラゴンテールを交わしたのだ。

 

 

「……ポケモンの技を使えるのか、よし、エレキボール!!」

『ピカァァ』

 

 

サトシはエレキボールを繰り出してクロス人間を攻撃したのである。

 

 

「バトルカード、ヘビーキャノン!!」

 

 

さらに、ロックマンがヘビーキャノンを使用してクロス人間に直撃させた。

 

 

「ぐわぁぁぁぁ!!」

 

 

そして、ボーマンダーのクロス人間も分離させたのだった。

 

 

「……やりますね」

「シトロン!!目を覚ませ」

『ピカピカ』

 

 

シトロンの嫌みに対してサトシは必死で正気に戻るように訴えたのだ。

 

 

しかし、

 

 

「サトシ、これが僕の本当の姿さ」

『へっ、嘘だなぁ、てめぇからケフェウス・ドラゴンの電波がプンプンなんだよ』

「ウォーロックだったか?……そうだよ、僕の体内にはケフェウス・ドラゴン様の電波があるんだよ」

 

 

そう言いながらシトロンは数枚のカードを取り出したのである。

 

 

サトシに向けて恐ろしい笑みを浮かべカードの絵柄を見せた。

 

 

「このカードには君の大切な仲間が封じられているよ、よく、見てごらん……」

「えっ」

『ピカピカ』

 

 

サトシはシトロンの持っているそのカードを見たのだ。

 

 

「!?」

 

 

…みんな…

 

 

そのカードにはカスミ、タケシ、ハルカ、マサト、ヒカリ、アイリス、デント、ユリーカ、これまでサトシと一緒に旅をしてきた仲間たちが描かれていたのだった。




え~と…今回はちょっとサトセレ要素をやり過ぎてしまいましたね…それに、シトロンも復活!!(悪役ですけど…)ダークシトロンはマッドサイエンティストです(多分…)まぁ、この小説はロックマンよりなのでポケモンバトルよりもロックマンバトルの方が多いです

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