サトシ、セレナ、ウォーロックは電波ウイルスと電波ウイルスポケモンに囲まれてしまった。
ウォーロックはスバルがいないので電波変換することもできずに危険な状況となっていたのだ。
…まずいな俺だけじゃ対抗できないかもな、だが、戦うしかないのか……スバル!!どこにいやがる…
「サトシ、どうするの?」
「どうするもなにも戦うしかないよ!!」
『その通りだ、とりあえず電波変換はぶったおしちまえば解けるはずだ!!』
「よし、待ってろよピカチュウ!!」
サトシは電波ウイルスピカチュウに向かってそのまま走り出したのである。
…ピカチュウ!!元に戻れ、どんなことがあっても俺が助けてやる…
『おい、待てよ!!』
「サトシ!!」
しかし、
「うっ!!」
サトシは電波ウイルスピカチュウの10万ボルトと電波ウイルスフォッコのひのこを食らいふっ飛ばされてしまったが致命的なダメージは受けていないようだった。
『この野郎!!』
ふっ飛ばされるサトシを見てウォーロックも攻撃を開始しウォーロックは爪を振り回し電波ウイルスを数体デリートした。
「ウォーロック、危ない!!」
「よけてっ!!」
しかし、ウォーロックは電波ウイルスポケモンたちの攻撃を一斉に食らい地面に這いつくばってしまったのだ。
やはり、ウォーロックも単体では沢山の電波ウイルスを相手にするのはキツいようである。
『ぐっ』
そして、ウォーロックは電波ウイルスと電波ウイルスポケモンに囲まれてしまい絶体絶命となってしまった。
『ちくしょう……』
その時
「ウォーロック!!」
1人の少年が倒れかけているウォーロックの元へと走ってこうようとしていたのだ。
『スバル!?』
そう、その少年はウォーロックのパートナー、星河 スバルだった。
『スバル!!テメェー今までどこに……』
「そんなこといいから電波変換、電波変換」
スバルは電波ウイルスの横をうまく抜けてウォーロックに駆け寄ったのである。
そして、
「電波変換、星河 スバル、オン・エア!!」
スバルはウォーロックと電波変換しロックマンとなったのだった。
『見たか、サトシ、セレナ、これが本当の電波変換だ!!』
「左手が喋ったわ」
「ああ」
サトシとセレナはロックマンの左手と化したウォーロックに驚いていると左手のウォーロックは少々怒った顔になった。
『左手とか言うな!!』
「ウォーロック、落ち着いて、いくよ、バトルカード、ソード!!」
ロックマンはソードで電波ウイルスを一気にデリートし電波ウイルスポケモンを倒し徐々に形成を逆転していったのだ。
その時
「た、助けてく……」
電波ウイルスポケモンが一般の人々を襲い始め電波ウイルスポケモンが襲撃した人に近寄ると電波ウイルスポケモンと人は一緒に光に包まれひとつになったのだった。
「えっ!?」
『電波変換に電波変換!?』
電波ウイルスポケモンが人とさらに電波変換しさらに電波変換された人はこれまでとは全く違う電波体となりロックマンに攻撃をしてきたのである。
「オレサマハ、クロスヘンカンニンゲン、ジャミンガーダ」
「クロス変換!?」
『ジャミンガー?』
その時
「サトシ、どうしよう」
セレナは不安になりサトシの顔を見るもサトシは満面の笑みでセレナを落ち着かせようとしていた。
「大丈夫だ!!セレナ、安心しろ!!」
「う、うん!!」
サトシの励ましにセレナは頬が赤くなってしまったのだ。
…サトシ、いつも元気くれるよね、サマーキャンプの時だって…
だが、サトシとセレナに電波ウイルスピカチュウ、電波ウイルスフォッコが追い詰め2匹は主人のことも理解できずに今にも攻撃を加えようとしていたのである。
「ピカチュウ、フォッコ」
そして、2匹の攻撃がサトシを直撃しサトシは膝をついてしまった。
「サトシ!!」
しかし、今度は電波ウイルスフォッコのひのこがセレナに飛んできたのだ。
「きゃぁぁぁぁぁ!!」
「セレナ!!」
サトシが起き上がりセレナの前にたちひのこを全て受け止めたのである。
「サトシ!!」
そして、サトシはとうとう身体へのダメージが限界に達してその場に倒れてしまったのだった。
「サトシ、しっかりして!!」
そして、電波ウイルスピカチュウがこっちにやってきた。
「ピ…ピカチュウ……」
サトシは最後の力を振り絞り起き上がりピカチュウを受け止め強く抱き締めたのだ。
「ピカチュウ!!」
…ピカチュウ!!頼む、思い出してくれ…
しかし、サトシの思いは届かず電波ウイルスピカチュウの電撃を食らって完全に気を失ってしまい、そして、サトシに電波ウイルスピカチュウがクロス変換し黄色いジャミンガーにクロス変換してしまったのである。
どうやらジャミンガーは元のポケモンのタイプによって色が変わるようだ。
「セレナ、コロシテヤルゼ」
シャミンガーとなったサトシはセレナに対して銃口のような物を向けた。
もはやジャミンガーは元の人間の思考など関係ないのであろう。
その時
「ロックバスター!!」
ロックマンがサトシジャミンガーにロックバスターを放ち直撃したのだ。
「クソッ」
その時
「きゃぁぁぁぁ!?」
なんと今度はセレナが電波ウイルスフォッコにクロス変換されて赤いジャミンガーになってしまったのだった。
「スベテハカイスルワ」
『しょうがねぇ、スバル、やるぞ!!』
「うん……ロックバスター!!」
「クッ!!ジャミングバスター」
「ジャミングバスター!!」
ロックバスターに対してサトシシャミンガーとセレナシャミンガーはそれぞれサンダージャミングバスターとファイヤージャミングバスターを放ったのである。
「くっ、バトルカード、ヘビーキャノン!!」
ヘビーキャノンがセレナジャミンガーに直撃しセレナはフォッコと分離し元に戻った。
「クソォォォ!!」
「バトルカード、モエリング!!」
モエリングがサトシジャミンガーに直撃しサトシシャミンガーは怯まず反撃したのだ。
「クラエ!!」
「バトルカード!!バリア!!」
ロックマンはバリアで攻撃を防いだのである。
「バトルカード!!ガトリング」
そして、ガトリングでようやくサトシジャミンガーも倒し、周囲の敵をロックマンは倒した。
ロックマンは電波変換を解除され倒れているサトシとセレナの介抱をするのであった。
『サトシのやつ、セレナを庇って』
…なんて無茶しやがるんだ、サトシ…
その後、サトシより先にセレナが意識が取り戻したがセレナはまだ何が起きたのか理解出来ていなかったのだ。
「……ここは」
『セレナ!!』
「ウォーロック……!!そうだ、サトシ、フォッコは?」
『サトシのやつはボロボロだ』
「……そうか、私を庇って……サトシ……」
「ところでウォーロック」
『どうした?』
「元に戻った人から何かひし形の石みたいのが出てきたんだけど」
スバルの手にはひし形の石が握られていてこの石はジャミンガーから元に戻った人から出てきた物である。
『サトシとセレナからも出てきてるな』
「うん……僕は星河 スバル、よろしくね」
「私はセレナ、それで、この倒れているのはサトシ」
「うん、よろしくね、僕のことはスバルでいいよ」
「うん」
そこへ、
「サトシ、サトシじゃないか!!」
1人のスケッチブックを持った少年がやって来た。
「貴方は?」
「僕はケンジ、昔、サトシと少しだけ一緒に旅をしていたものです」
ケンジは昔、サトシがオレンジ諸島を旅したときに仲間になったポケモンウォッチャーの少年で今はオーキド博士の助手をしているのだ。
「そうなんですね、私はセレナです」
「とりあえずオーキド研究所に運ぼう!!」
「はい!!」
セレナとロックマンはケンジと共にサトシをオーキド研究所に運ぶのであった。
本当に久しぶりの投稿です、本当に忙しくてすいませんでした!!これから頑張って投稿していくつもりです宜しくお願いいたします!!