流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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反転世界からの襲撃

「大丈夫か、ラティオス、エンテイ、ギラティナ」

『ピカピカ』

「大丈夫?ゼロ」

『へっ、ハデスとやり合ってその程度で生きて戻ってくるなんてすげぇじゃねぇか』

 

 

サトシとスバルは反転世界から戻ってきたゼロたちを助けに向かっていた。

 

 

『……』

「ゼロ、ハデスはどうしたんだ?」

『ピカピカ』

『……やつはあの世界の中だ……しかし、どうにかして出るつもりだ』

「でも、反転世界はギラティナしか出入りできないのよね?」

「ああ、セレナ、自由に出たりできるのはギラティナだけだぜ」

『ピカピカ』

「ギラティナがこっちにいたら誰も入れないしそもそも出れないハデスはどうやって出るつもりなのかしら?」

「!!シェイミ……」

『ピカピ……』

「え?」

『なんだそりゃ、サトシ』

「ポケモンだぜ、そのポケモンの力を使えば反転世界からの出口を作れるんだ」

『ピカピカ』

「サトシ、それならそのシェイミってポケモンを利用すればハデスが出てきちゃうかも知れないってこと?」

「いや、セレナ、シェイミは反転世界からじゃないと開けないんだ、だから……」

「!!もしかして、ハデスの手下たちがそのポケモンを狙うってこと?」

『けど、スバル、狙ったとしてどうやって使う、捕まえたとしてもその反転世界に連れてかなきゃ開けないだろ』

 

 

その時

 

 

「うわぁぁぁ!!」

「サトシっ!!」

『ピカピ!!』

 

 

突然、サトシが弾かれたのだ。

 

 

『なんだ!?』

「うわぁぁぁ!!」

『スバル!!』

 

 

そして、今度はスバルが弾かれたのである。

 

 

「……ハデスだ」

『ピカピカ』

「どういうこと?」

『あいつが攻撃してるのか?』

「ああ、反転世界を攻撃すれば現実世界も影響するんだ」

 

 

ハデスが反転世界の泡を破裂させたり周囲を攻撃し破壊しているため現実世界にも衝撃波が発生したり物質が破壊されたりとしていた。

 

 

そして、とある場所に集中的に被害がありその場所にジャミンガーが集まっているという連絡があったのだ。

 

 

「この場所って……」

『ピカピカ!!』

 

 

サトシたちに伝えられた情報であるその場所はグラシデアの花がある山だった。

 

 

「グラシデアの花……やっぱりシェイミ」

『ピカピカ』

 

 

その時

 

 

「大変よ!!サトシ、ギラティナが……」

「ギラティナ!!」

『ピカピカ!!』

 

 

ギラティナはハデスを止めるため反転世界へと戻っていったのである。

 

 

「大丈夫かな?」

『しょうがねぇだろ、スバル、俺たちはそのシェイミとか言うのを狙うやつらを止めるぞ』

 

 

 

 

 

その頃、グラシデアの花のある山ではジャミンガーたちがその場にいるシェイミたちを捕獲していた。

 

 

『『『シェイミィ!?』』』

「ほら、お前らを集めろって指示なんだよ」

「こっちへこい」

 

 

ジャミンガーたちはシェイミたちを追いかけ捕まえていたのだ。

 

 

その時

 

 

『やめるでしゅ』

 

 

シェイミがジャミンガーにエナジーボールを放ったのである。

 

 

「ちっ、なんだあのシェイミ』」

「どうする?」

「ボコボコにしようぜ」

「「「「「「「ジャミングバスター!!」」」」」」」

 

 

ジャミンガーたちがシェイミにジャミングバスターを放った。

 

 

『ミィィ!?やめるでしゅ』

 

 

シェイミは何とかよけるがグラシデアの花が散ったのだ。

 

 

『!!みんな吸うでしゅ』

『『『シェイミィ!!』』』

 

 

シェイミたちは散ったグラシデアの花の花粉を吸いスカイフォルムにフォルムチェンジしたのである。

 

 

「「なにっ!?」

「こいつら姿が……」

『ミィも!!』

 

 

シェイミもグラシデアの花の花粉を吸いスカイフォルムにフォルムチェンジした。

 

 

『覚悟するですっ!!』

 

 

シェイミたちはジャミンガーに攻撃を始めたのだった。

 

 

 

 

しかし、

 

 

『……うぅ』

 

 

いくらスカイフォルムとはいえ大勢のジャミンガーには敵わずシェイミたちは追いやられていたのだ。

 

 

「しかし、こいつらどうすれば……」

「凍らせろ、そうすれば元の姿に戻る」

「なら氷タイプのジャミングバスターを撃て」

 

 

その時

 

 

「クロスバスター!!」

『ピカピカ!!』

「ロックバスター」

「クロスノート!!」

「テールナー、かえんほうしゃ」

『テーナ』

 

 

ジラーチの力でサトシ、ロックマンたち、ゼロやラティオスたちがやって来てジャミンガーたちを蹴散らしたのである。

 

 

「シェイミ!!」

『ピカピカ!!』

『……サトシ……なんですか?』

「サトシ!!」

『おらっ、戦うぞっ!!』

『ピカピッ!!』

「ああ、シェイミ、力をかしてくれ」

『……はいです!!』

「クロス変換!!」

『ピカピカッ!!』

 

 

サトシはサトシクロスピカチュウ・シェイミ(スカイフォルム)にクロス変換した。

 

 

 

 

 

一方、反転世界ではギラティナとハデスが対峙していたのだ。

 

 

「……ギラティナ、また、お前はここに現れるとわかっていた」

 

 

ギラティナの攻撃とハデスの電波がぶつかり合うのだった。


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