流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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ウルトラビーストの反応

「何てことを……」

『丸ごと崩しやがった』

「ここはこの町の大事な場所なのに」

『ピカピカ』

『……ユルサン』

『ゲッコゥ』

「どうやら、ノーネーム、奴らに手こずっているようだ、やはり、使えない人形だ」

「人形だって、許さない!!」

『ピカピカ』

『ゲッコゥ』

 

 

そこへ、

 

 

「ハデス様、あとは瓦礫から入り口を探すだけですね」

 

 

ファントム・ブラックがやって来た。

 

 

「そうだ、こいつら消し去ってから瓦礫をどかす、お前は先に瓦礫を処理しろ」

「了解」

 

 

その時

 

 

「ユキダマフォール」

 

 

イエティ・ブリザードがファントム・ブラックを攻撃したのだ。

 

 

「くっ、五里」

「ハイド、てめぇとの決着はまだだからな」

「イエティ・ブリザード」

『何だてめぇも来てたのか』

「よう、ロックマン」

 

 

そこへ、

 

 

「ロックマン!!」

『何があったのかしら?』

『ロエッタ』

「サトシ、大丈夫?」

『テーナ』

「ハープノート、時空の塔が崩れたんだ」

「セレナ、僕らは大丈夫だ、でも、ハデスのやつが細工してて崩れちゃったんだ」

『ピカピカ』

「何て酷いことを……」

『テーナ』

『今度こそやっつけるブク』

『このクラウン・サンダーが倒してやるわ』

「みんな来てくれてたんだね」

『へっ、助かれるぜ』

「致し方ない、ファントム・ブラック、やつらを消すか」

「了解」

『とっととやっちまえ、五里』

「おお、イエティ、ナダレダイコ」

 

 

イエティ・ブリザードがナダレダイコで雪なだれを放つがハデスとファントム・ブラックはよけたのである。

 

 

『逃がさんぞ、トツゲキランス』

 

 

クラウン・サンダーがトツゲキランスで攻撃するもノーネームが全て弾いた。

 

 

『ブーメランカッター』

 

 

キャンサー・バブルはブーメランカッターを投げるが届かなかったのだ。

 

 

『ブクゥゥ』

「ファントムスラッシュ」

 

 

ファントム・ブラックやノーネームの攻撃とこちらの攻撃がぶつかり合ったのである。

 

 

「さぁ、今度こそお前たちをこの世界から消し去ってやろう」

 

 

ハデスは大量の電波を放ち攻撃してきた。

 

 

「ロックバスター」

「クロスノート」

「クロスバスター、ゲッコウガ、みずしゅりけん」

『ゲッコゥ』

「テールナー、かえんほうしゃ」

『テーナ』

 

 

そして、激突の末、瓦礫が崩れノーネームは瓦礫の下敷きになったのだった。

 

 

 

 

 

その頃、アローラ地方、エーテルパラダイス。

 

 

「ハンサムさん、ククイ博士、お待ちしておりました」

「ルザミーネ代表、国際警察にご協力いただきありがとうございます」

「それよりウルトラビーストの話、本当ですか?」

「ええ、ククイ博士、今、アラモスタウンにウルトラビーストの反応が確認されてます」

「その反応はサトシたちの戦ってるハデスたちなのでは?」

 

 

ククイ博士の言葉にルザミーネは首を横にふったのだ。

 

 

「恐らくですがこの反応はそのハデスではありません」

「……そうですか」

「代表、そもそも間違いなくこの世界の存在ではない電波生命体はそのウルトラビーストではないのですか?」

「ええ、可能性はゼロではないですがウルトラホールを通ってやって来た訳ではないのでウルトラビーストとは定義できないと思います、そして、先日、メレメレ島にウルトラホールの反応がありウルトラビーストが出現した記録もあります、それと同じ反応をしたものが今、アラモスタウンに」

 

 

 

 

 

『フォールサンダー』

『ユキダマフォール』

 

 

クラウン・サンダーとイエティ・ブリザードの攻撃をハデスは防ぎ電波を放出させ反撃し電波変換を解除させたのである。

 

 

「バトルカード、プラズマガン」

 

 

サトシはプラズマガンでハデスを麻痺させた。

 

 

「マシンガンストリング」

 

 

そして、ハープノートはマシンガンストリングでハデスを拘束したのだ。

 

 

「バトルカード、ブレイクサーベル!!」

『今度は拘束じゃなくてデリートしてやるよ』

 

 

ロックマンはブレイクサーベルでハデスを刺そうとしたのである。

 

 

その時

 

 

「え」

『なにっ!?』

 

 

時空の塔の瓦礫が一気に弾かれた宙に舞った。

 

 

瓦礫がなくなりその場所にはノーネームがいたのだ。

 

 

「ハデス様、あれは」

「ああ、ファントム・ブラック、反転世界への入り口だ、ようやく反転世界に向かえる」

 

 

そこへ、

 

 

「うぅ……」

 

 

ハデスの近くにセレナが転がっていたのである。

 

 

「丁度いい、消えてなくなれ」

 

 

ハデスは電波でセレナに攻撃しようとしていた。

 

 

「セレナっ」

『ピカカッ』

 

 

サトシはハデスとセレナの横に入り電波の攻撃を受けたのだ。

 

 

「うわぁぁぁ!!」

『ピカァァァ!!』

「ジェミニ・スパークの時のように消されたいのか?」

「サトシっ!!」

『テーナ!!』

 

 

その時

 

 

何かが現れハデスに攻撃しようとしたのである。

 

 

「!!」

 

 

ハデスはその攻撃をよけそれと同時にサトシはクロス変換が解除された。

 

 

「……お前は」

 

 

ハデスの前に現れたのは最強のシトロイドとして作られたゼロだった。

 

 

「何故お前が」

『お前を倒すためだ』

 

 

ゼロはゼットセイバーを振り回しハデスを責めていったのだ。

 

 

そして、ゼロはバスターを放ちながらハデスを反転世界の入り口に落とすと背後から押さえ込んだのである。

 

 

『このまま俺はおまえと鏡の中に入る』

「なんだと」

『お前は何か勘違いしている』

「なに?」

『知っているか、この鏡は異世界の物は一度入るとギラティナの穴からは抜けられない……ロックマン、技を放て、俺たちを鏡の中に押し込んで鏡を破壊しろ』

「……」

『スバル!!』

 

 

その時

 

 

『なにっ!?』

 

 

ノーネームがゼロをハデスから引き剥がそうとした。

 

 

『……はやくしろっ』

『おい、スバル!!』

「うん!!」

 

 

ロックマンは他のクロスストーンをプレデーションさせたのだ。

 

 

「ファイヤーゴッドブレイザー!!」

 

 

ファイヤーゴッドブレイザーがハデスたちに直撃しそのまま鏡の中に消え、そして、鏡は粉々になったのだった。

 

 

 

 

 

反転世界では動かなくなったノーネームとノーネームから分離したラティオスとエンテイがいたのである。

 

 

「鏡が砕けた以上、別の方法を使わなければ私は出られないということか」

『別の方法?まぁ、どっちにしろ俺がお前をここで倒す』

「お前は自分の世界に戻っても生きてはいけるか?長い間眠っているお前は記憶を失うかもしれない」

『それでも俺は元の世界で生きていく』

「ならばお前を破壊しアルセウスの銅像を私の手に」

『そんなものはここにはない』

「なに」

『色々調べた、あのダークルカリオだったか、あいつに俺は聞いた、ダークルカリオがお前に教えた情報は歴史が変わる前の話だ』

「歴史、ミチーナ……ダークルカリオめ、だが、お前を破壊することには変わりはない」

『もう一度言う俺がここでお前を倒す』

 

 

そして、ゼロはセイバーを構えたのだった。




久々のゼロの登場です。

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