流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

49 / 55
フィオネの正体

フィオネはアクーシャへ向かうために海を泳いでいた。

 

 

「………………」

『テーナ』

「セレナ、フィオネは大丈夫だぜ」

『ピカカ』

「……うん」

『テーナ』

 

 

そこへ、

 

 

「まぁ、フィオネが危なくなっても皆で助けてやるからさ」

「あっ、ククイ博士!!」

『ピカピカ』

「アローラ、ハデスに俺のいるポケモンスクールが破壊された、俺は絶対に助けるぜ」

「ありがとうございます!!」

『ピカピカ』

「でも、フィオネ、大丈夫かな」

『テーナ』

 

 

そこへ、

 

 

「大丈夫よ、きっとアクーシャまでフィオネは連れてってくれるわよ」

「そうそう、私も昔マナフィを連れてアクーシャ行ったし」

「今度アクーシャ行けばマナフィいるんじゃないか?」

 

 

ヒロミ、ハルカ、ジャッキーがやって来たのだ。

 

 

「そういえばハルカ、マナフィとはまた会ったことないの?」

『ピカピカ』

「うん、アクーシャがどこに出てるか分からないしね…」

「…ポケモンレンジャーの本部でもあの時の後アクーシャを何度も調べたけど見つけられなかったし最もアクーシャは皆既月食じゃなきゃれば分からないけどな」

 

 

ジャッキーの肩にペラップが乗ったのである。

 

 

『ワカラナイワカラナイッ!!』

「おっ、久しぶりだな、ペラップ」

『ピカピカ』

『ヒサシブリヒサシブリ』

 

 

その時

 

 

「おーい、マラサダあるからこっちで食べようよ」

『ほら、急げっ』

「マラサダだってさ食べよう!!」

『私、マラサダって食べたことあるのよ』

『ロエッタ』

 

 

外からスバルとミソラがやって来た。

 

 

 

「へぇ、これがマラサダか」

『ピカピカ』

「おいしいわね」

『テーナ』

「僕らの世界でもマラサダあるの知ってるけどこっちの世界にあるなんて」

『なにっ、マラサダってどこで売ってるんだ!!』

「ハワイだよ、ね、ハープ」

『そうそう、昔、ミソラがテレビに出てた時マネージャーの金田が持ってきたのよ』

『ロエッタ』

「さてと出来たっと……」

 

 

ヒロミはミルクを作り船に戻ってきたフィオネに与えたのだ。

 

 

『ピィオネェ』

 

 

フィオネはそのミルクを飲み始めたのである。

 

 

「ありがとう、ヒロミさん」

『テーナ』

「いいえっ!!」

「それにしても………アクーシャはどこなの……かしら」

 

 

ハルカはマラサダを食べながら喋った。

 

 

「それにしても…」

「どうしたんだ、ククイ博士」

『ククイハカセッ』

「ジャッキーさん……いや、なんかこの船の方角はアローラまで向かってるなって思って…」

「………たしかに…」

『タシカニ…』

『ピィオネッ』

 

 

フィオネはミルクを飲み終わり遊んで回っていたのだ。

 

 

「フィオネ、疲れちゃうからそんなに遊んじゃだめよ」

『テーナ』

『ピィオネェ』

 

 

その時

 

 

船の後ろに突如アクーシャが姿を現すと同時に浮き上がってきたのである。

 

 

「えっ……」

『ピカ………』

 

 

そして、アクーシャが浮き上がったせいで大きな波となり船は海に飲まれた。

 

 

「うわぁぁぁぁぁ」

『ピィカァァァ!!』

『ピィオネェェ』

「フィオネ!!」

『テーナ』

「うわっ」

『スバル、何とか陸に上がるぞ』

「スバル君、あのアクーシャしかないよ」

『急いでっ…』

『ロエッタ!!』

 

 

その時

 

 

『フィー』

 

 

目の前にマナフィが現れたのだ。

 

 

「マナフィ!!」

 

 

そして、マナフィを追いかけ船は飲まれ沈んだが何とかみんなアクーシャに入れたのである。

 

 

「フィオネ、大丈夫!?」

『テーナ』

『ピィオネピィオネェッ!!』

 

 

フィオネは泣いていたのだった。

 

 

「マナフィ………」

『ハルカ……』

「助けてくれたのね」

『フィー』

「けど、ジャッキーさんやククイ博士、ヒロミさん、それに船を操縦してたハンサムさんや五陽田警部はどこかに…」

『ピカチュ……』

 

 

その時

 

 

「やれやれやっと君たちは来たか……」

 

 

ハデスとファントム・ブラックが現れた。

 

 

「ハデス!!」

『ピカチュ!!』

「フィオネ、下がって……」

『テーナ』

『ピィオネ…』

「先にアクーシャにいたなんて…」

『ここの神殿を制圧し他の場所を攻撃するようだがそうはいかないぜ』

「フィオネを奪われる前にあいつらを倒そう」

『そうね、ロエッタ』

『ロエッタ!!』

「…………哀れな者だな……なぁ、ハデス様」

「そうだな、ファントム・ブラック…」

「それは……」

『どうゆうこだっ!!』

「………アクーシャを制圧するなんて嘘だ…」

「嘘だって!?」

『ピカピカ!?』

「ここは無理やり制御し動かした…入った物は出る事はできずアクーシャは壊れ、お前たちは死ぬだけだ」

「なんてことを…」

『とにかく逃げなきゃ』

『ロエッタ』

「……無理だ、私はアクーシャをここまで動かしお前たちをここまで混ぜた…誰も逃げられない…さて、そのフィオネはな実はただのフィオネだ、生まれて帰巣本能でアローラへ戻る…その場所にこいつを動かしたのだ」

「なんてことを…許さないっ…」

『テーナ』

『ピィオネ……』

「何とでも言うがいい、お前たちを動けなくしてそのままアクーシャが壊れて沈んでゆく…さぁ、エンテイ」

 

 

ハデスの横に目が赤いエンテイが現れたのだ。

 

 

「エンテイ!!」

『ピカピカ!?』

「ここは私たちがっ!!」

 

 

ハルカはモンスターボールからバシャーモを出したのである。

 

 

『バシャーモッ!!』

「テールナー!!」

『テーナ』

『スバル!!』

「よし、ウォーロック、電波変換!!星河 スバル、オン・エア」

「ハープ行くよっ!!」

『ええ!!』

「電波変換、響 ミソラ、オン・エア!!」

 

 

そして、ロックマンとハープノートに電波変換した。

 

 

「行くよ、メロエッタ」

『ロエッタ』

 

 

ハープノートはメロエッタとクロス変換したのだ。

 

 

「行くぜ、ピカチュウ」

『ピカピ』

「クロス変換」

 

 

そして、サトシはピカチュウとクロス変換したのである。

 

 

「他の電波体やダークロックマンたちを戦わせるため最近各地にジャミンガーをばら撒いたがこれで君たちは終わりだよ、エンテイ、そっちで倒せ」

『………………』

「ロックバスター!!」

「クロスノート」

「クロスバスター!!」

 

 

ロックマンたちの攻撃が放たれるがハデスとファントム・ブラックによって弾かれた。

 

『……………!!』

 

 

エンテイがかえんほうしゃを放ったのだ。

 

 

「!!テールナー、かえんほうしゃ!!」

『テーナ』

「バシャーモ、スカイアッパー」

『バシャーモ!!』

『フィ!!』

 

 

エンテイのかえんほうしゃを避けテールナーの放ったかえんほうしゃが直撃しバシャーモのスカイアッパーとマナフィの攻撃が直撃するもエンテイは無傷だった。

 

 

そして、アクーシャはハデスたちの細工によりどんどん崩れていたのである。

 

 

「バトルカード、リュウエンザン」

 

 

サトシはリュウエンザンを出してファントム・ブラックを攻撃しようとした。

 

 

「ファントムスラッシュ!!」

 

 

しかし、サトシはファントム・ブラックの攻撃を受けてしまったのだ。

 

 

次にロックマンとハープノート、サトシでハデス、ファントム・ブラックを攻撃するも仕留められなかったのである。

 

 

そして、更にアクーシャを崩れていった。

 

 

「……もう、お前たちはここから抜けられない…死ぬしかないのだ…」

 

 

その時

 

 

ロックマンたちが出られないように閉じ込められていた外の壁が砕けカイオーガが入ってきたのだ。

 

 

「あれってカイオーガ!!」

 

 

サトシが大きく叫ぶとカイオーガの上にはジャッキーとククイ博士がいたのである。

 

 

「よぉ、何とかカイオーガ見つけてキャップチャしたぞ」

『キャップチャキャップチャ』

「みんなカイオーガの上に乗れっ」

「急げっ」

『デケェな…』

「みんな乗ろう」

『ほら、サトシも』

『ロエッタ』

「ああ!!」

「戻ってテールナー」

『テーナ』

「バシャーモも」

『バシャーモ』

 

 

セレナはテールナーをハルカはバシャーモをモンスターボールに戻した。

 

 

「フィオネ」

「マナフィ」

『ピィオネ』

『フィ』

 

 

セレナはフィオネ、ハルカはマナフィを抱っこして皆はカイオーガの上に乗ったのだ。

 

 

 

「………失敗か…戻るぞ…」

「はい、ハデス様…」

 

 

ハデスとファントム・ブラックはエンテイと特殊な電波で消えたのである。

 

 

そして、カイオーガは外へ出ようとするが外の壁が戻ろうとしていた。

 

 

 

『スバル』

「任せてっ!!」

 

 

ロックマンはファイヤー、フリーザー、サンダーのクロスストーンをプレデーシャンさせたのだ。

 

 

「トリプルゴッドブレイザー!!」

 

 

トリプルゴッドブレイザーとカイオーガの攻撃により外の壁は穴を開きカイオーガは外へと出れたのである。

 

 

しかし、崩壊しかけていたアクーシャは崩れ沈んでいった。

 

 

「大丈夫?フィオネ」

『テーナ』

『ピィオネ』

「マナフィは?」

『フィィ!!』

 

 

ハンサムや五陽田警部とヒロミはヘリコプター乗っておりここへやって来たのだ。

 

 

そして、皆はヘリコプターに乗り戻ることが出来たのだった。




このフィオネには実は設定があってポケットモンスターアムールーに出す予定です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。