流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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悲劇

「このデオキシスの力…お前たちに倒せるかな」

「ロックバスター」

「クロスバスター!!」

「クロスブースト」

 

 

 

「仕方がない」

 

 

ハデスはエンテイバスターを取りだし職員のひとりにエンテイバスターを放った。

 

 

「何てことを…」

「回線を開かなければお前の部下は次々と死んで行く」

 

 

 

「トリブルゴッドブレイザー!!」

 

 

ロックマンはボルグにトリブルゴッドブレイザーを放つもディフェンスフォルムになられ防がれボルグはすぐにスピードフォルムにフォルムチェンジしロックマンたちの背後に回りアタックフォルムになりクロスブーストを放ったのだ。

 

 

「ぐわぁ」

「ぐ…」

『ヤロー、姿をちょこちょこ変えやがって…』

「ふははは、お前たちには敵わまい、ここで電波のチリになるがいい…」

 

 

そして、ロックマンたちに大量のデオキシス・シャドーが押し寄せてきたのである。

 

 

「あ、また」

『こんなの反則だぜ』

 

 

向こうでは別のシャドーの対処をハープノートとセレナたちがやっていたのでこちらに加勢する余裕は無さそうだった。

 

 

『スバル、サトシ、とりあえずシャドーをぶっ飛ばすぞ!!』

「うん」

「オーケイ!!まかせて、10万ボルト!!」

 

 

サトシは10万ボルトで付近にいたデオキシス・シャドーを消滅させたのだ。

 

 

「さすが」

『やるじゃねぇか』

「それほどでもないぜ」

「よし、バトルカード、ガトリング!!」

 

 

ロックマンもガトリングで付近に残っていたデオキシス・シャドーを消滅させた。

 

 

『スバル!!』

「バトルカード、リュウエンザン!!」

「クロスブースト!!」

「エレキボール!!」

 

 

クロスブーストはエレキボールがぶつかり合い爆発しロックマンはリュウエンザンでボルグの触手を切断したのである。

 

 

 

『オックスタックル!!』

『ワイドクロー』

『ゴルゴンアイ』

『トツゲキランス』

『ヘビーウェイト!!』

 

 

FM星人たちは迫り来るデオキシス・シャドーと戦闘していた。

 

 

「準備はいいか、オチビちゃん?」

『ブク~、オイラはチビじゃないブクよ!!』

「いくぞ!!」

『ブク!!』

「ナダレダイコ!!」

『タイダルウェーブ!!』

 

 

イエティ・ブリザードとキャンサーの同時攻撃により多くのデオキシス・シャドーを消滅させたのだ。

 

 

『やるじゃねぇか、キャンサー』

『ウルフ、いやぁ、それほどでもあるブクよ~』

「おいおい…そこは謙遜する所じゃねぇのかよ…」

『しないブク、誉められて謙遜するなんてアホらしいブク』

「おお…そうか…」

『ホネホネ~、まだまだくるぞ、フォールサンダー!!』

『おう犬、この数倒せるか?』

『いや、無理だな、多すぎるぜ』

『心配するな、俺がお前より多く倒してやる!!』

『なんだカルビ、お前もやるのか?』

『オックスタックル!!』

『ワイドクロー!!』

『なぁ犬、こんなやり取り前にもしたような気がするぜ』

『ああ、同感だ、カルビ』

 

 

オックスとウルフは近くにいたデオキシス・シャドーを片っ端から蹴散らしたのである。

 

 

 

『ゲコ!!』

『テーナ!!』

 

 

ゲコガシラとテールナーはセレナの指示でデオキシス・シャドーと戦闘していた。

 

 

「大丈夫、テールナー、ゲコガシラ」

『テーナ』

『ゲコッ!!』

「そうだよね、サトシも頑張ってるんだから私たちも頑張らないと!!」

『テーナ!!』

『ゲコ!!』

 

 

その時

 

 

セレナがデオキシス・シャドーに囲まれ攻撃を受けてしまったのだ。

 

 

「きゃっ!!」

『テーナ!!』

『ゲコ!!』

 

 

ゲコガシラとテールナーが攻撃を繰り返しセレナを救出した。

 

 

その時

 

 

デオキシス・シャドーが数体セレナたちに接近してきたのである。

 

 

「クロスノート!!」

「ミソラさん!!」

 

 

ハープノートが接近していたデオキシス・シャドーを一掃しセレナたちを助けたのだった。

 

 

「さ、頑張ろう!!」

『ゲコッ!!』

『テーナ!!』

 

 

その時

 

 

「ファントムクロー!!」

「きゃぁぁぁ!!」

『ミソラ!?』

 

 

ファントム・ブラックがファントムクローを放ちハープノートを攻撃したのだ。

 

 

「おやおや、シャドー相手に手こずっているようで…とまぁ止めを刺して差し上げましょう、ファントムスラッ……」

「ユギダマフオール!!」

「なにっ!?」

 

 

ファントム・ブラックはイエティ・ブリザードのユキダマフォールを受けた。

 

 

「続いてナダレダイコ!!」

 

 

そして、ファントム・ブラックは近くにいたデオキシス・シャドーごとナダレダイコに飲み込まれたのであった。

 

 

「ありがとう」

『助かったわ』

『ロエッタ』

「ありがとうございます」

『ゲコッ!!』

『テーナ』

「いいってもんよ、困ったときは互さまだ」

 

 

 

「さて、パスワードを入力してもらおうか」

「…………」

 

 

トクサネ宇宙センターの責任者はハデスに脅されとうとう衛星回線を開こうとしていたのである。

 

 

「なぜ…うちの衛星を…」

「………トクサネ宇宙センターの回線は人工衛星に向けて幾度となく送受信を繰り返している、そのため強力な電波(電波生命体)を月へ送信するのに一番適していると考えたからだ」

「その強力な電波とは?」

「…………回線はどうなった…」

「………開けた…これでいいか?」

「強力な電波とは……」

「!!」

「我々電波体のことだ、そして、これを」

 

 

ハデスは何か試験管のような物を取り出した。

 

 

「それは… 」

「とある宇宙ウイルスだ」

「宇宙ウイルス!?」

「そうだ、そして、これはとあるポケモンの原始の姿でもある、もうわかるだろ?」

「まさか、そのウイルスはデオキシス…」

「そうだ…さて、送信装置まで案内してもらおうか」

 

 

 

「ぐははは……はっははは…なんとゆう力だ、俺は俺は最強の力を手に入れたのだ!!」

『とうとう頭イカれちまっか…』

「でも、あいつすごく強い…」

「負けるもんか!!クロスバスター!!」

「そうだね、ロックバスター!!」

「クロスブースト!!………からの」

 

 

ボルグはスピードフォルムにフォルムチェンジしたのだ。

 

 

「早い…」

『来るぞ、スバル!!』

「クロスブー……」

「エレキボール!!」

 

 

サトシはクロスブーストが放たれる前にエレキボール放った。

 

 

「やるな、そのピカチュウ、実験に選んだ俺の目は狂ってなかった」

「実験……ピカチュウのことを知ってるのか!?」

「ああ、そのピカチュウをオーレで実験に使ったことがある……実に強い精神のピカチュウだよ」

「実験だって!?もう許さない!!」

「ロックバスター!!」

「クロスバスター!!」

「だがなこのブライ・ボルグクロスデオキシスの前ではお前らは太刀打ちできまい」

 

 

ボルグはディフェンスフォルムで身を守るとスピードフォルムにチェンジしサトシたちに接近するとアタックフォルムに変化した。

 

 

「くらえ、クロスブースト!!」

 

 

サトシたちはクロスブーストを近距離で受けてしまいだいぶ後方へと飛ばされたのだった。

 

 

「さて、止めを指してやろう、クロス……」

 

 

その時

 

 

「テールナー、かえんほうしゃ!!」

『テーナ!!』

 

 

テールナーのかえんほうしゃがボルグの攻撃を妨害したのである。

 

 

「邪魔だ…」

 

 

ボルグはサイコブーストを放ちテールナーを吹き飛ばしたのだ。

 

 

「テールナー!!」

 

 

そして、ボルグはセレナへと接近した。

 

 

「なぜ、敵わないとわかっていて攻撃する…」

「大切な人を守りたいからよ…」

「ふん、オーレでも似たようなことを言った銀髪頭がいたな…面白い……」

 

 

「いてぇ!!スバル、ウォーロック、大丈夫?」

「うん」

『あのやろう、あんな場所で放ちやがって…』

「行こう!!」

 

 

サトシたちがボルグの所へと戻ってくると、そこには……

 

 

「えっ……」

「あがっ………」

 

 

ボルグがアタックフォルムの触手でセレナの首を締め上げていたのだ。

 

 

「がっ……」

「………セレナ…」

「サドジィ…………………あがっ…」

「ボルグゥゥゥゥ!!」

 

 

サトシは飛び出しボルグに向かったのである。

 

 

「クロスバスタァァァァ!!」

 

 

サトシの放ったクロスバスターはボルグの胸のコアに直撃した。

 

 

「なにっ!?」

 

 

そして、ボルグはセレナを離しその場に倒れそれと同時にデオキシス・シャドーも消滅したのであった。

 

 

「セレナッ!!」

 

 

サトシはセレナに駆け寄るもセレナは息をしていなかったのである。

 

 

「セレナ、おい、セレナ!!」

 

 

そこへ、国際警察が駆けつけ天地が発明した機械によりボルグを拘束し連行したのだ。

 

 

そして、セレナは共に駆けつけてきた救急隊によって搬送されたのだった。

 

 

 

「これが送信装置か……」

 

 

ハデスは送信装置にケフェウス・ドラゴンの電波を送り込んだ。

 

 

「なにを……」

「よし、これでこの回線は貰った」

 

 

そして、ハデスは送信装置を破壊したのだ。

 

 

「ボルグ…敗れたか…まぁいい…」

「ハデス様」

「ファントム・ブラック、用は済んだ、暫く動けまい、休息としよう」

「は!!」

 

 

ハデスはファントム・ブラックとともに特殊な電波を使いこの場から消えたのである。

 

 

 

 

「セレナッ!!」

 

 

サトシは病院に着くとセレナのいる病室に向かった。

 

 

「セレナ……」

『ピカカ!!』

 

 

セレナは人工呼吸器をつけられベッドに横たわっていたのだ。

 

 

「!!先生、セレナは……」

「君は?」

「セレナの……友達です…」

「…………」

 

 

医者は深刻そうな表情をしていた。

 

 

「先生!!」

『ピカァ!!』

「……………とても危険な状態です、応急処置により一命はとりとめましたが………いつ、何が起こってもおかしくない状態です……」

「!!………先生…セレナを……セレナを助けてください…お願いします…」

「もちろん、最善は尽くします………おっと、いかなくては…」

「セレナ……セレナァァ……」

「サトシ……」

『大丈夫か…』

『ピカピカ…』

「俺は…セレナに…守るって言っちゃったのに……これじゃ、おれ……嘘つきだ……セレナァァ…」

 

 

もうこれ以上誰もサトシに話しかけることはできなかった。




ボルグのセリフは今後のポケモンコロシアムXDを見て頂ければわかると思います。

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