流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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ブライ・ボルグ

『スバル、いつまでそんな顔してるんだよ』

「だってさ…」

「そうだよ、仕方ないよ」

『そうよ、ウォーロック、あんたこそ何で平気な顔してるのよ!!』

『ハープ、平気なわけねぇだろ!!』

『何よ!!』

「まぁまぁハープももうやめようよ」

 

 

その時

 

 

サトシが慌てて部屋に入ってきた。

 

 

「スバル、ミソラさん、大変だ、トクサネ宇宙センターがハデスたちに占拠された!!」

 

 

 

 

ホウエン地方、トクサネシティにあるトクサネ宇宙センターは突如、ハデスたちによって占拠されたのである。

 

 

「目的はなんだ!!」

「貴様らが所有している人工衛星の通信回線を開け」

「なんのために……しかも、そのポケモンは…」

 

 

ハデスの背後にはDNAポケモン、デオキシスがいたのだ。

 

 

「それは……ラルースシティのロンド博士が研究していたデオキシスというポケモン…」

「その通りだ…」

 

 

その時

 

 

「ハデス様、どうやら奴等が侵入したようです」

「ファントム・ブラック、貴様が相手をしろ」

「かしこまりました」

 

 

 

トクサネ宇宙センターにロックマンたちはFM星人たちと共に侵入した。

 

 

その時

 

 

「来たか、ロックマン」

「ファントム・ブラック!!」

『ここを占拠してどうするつもりだ!!』

「なるほど、こいつがロックマンか?」

 

 

そこへ、サングラスをかけた男が現れたのだ。

 

 

「誰だ?」

『ピカピカ!!』

「申し遅れた、俺の名はボルグ、元ロケット団の科学者だ」

「ロケット団」

『へっ、グビにでもなったのか』

「俺の意思だ、ハデス様についていけば更なる研究が行える」

「さて、始めようか、ボルグ」

「了解した」

 

 

そして、ボルグはとある端末を出したのである。

 

 

それはブライやハイドも持っている古代のスターキャリアーだった。

 

 

「それは…」

『なんでムーのスターキャリアーを…』

「電波変換、ボルグ、オン・エア」

 

 

ボルグは電波変化しブライのような姿へとなった。

 

 

「ブライ…」

『ブライの野郎と同じだ…』

「その通り、古代ムー人の電波体の力を使わず電波変化する能力を研究しブライという電波人間の残留電波から再現したのだ、この名はブライ・ボルグだ」

 

 

ボルグの背後から触手が現れたのである。

 

 

「なんだ」

『ニョロニョロしてやがる!?』

 

 

そして、デオキシスが現れたのだ。

 

 

「デオキシス!?」

『ピカピカ!?』

「ポケモンなの…サトシ…」

「ああ、セレナ、宇宙から来たポケモン、デオキシスだ」

「宇宙から!?」

「ああ」

「さすがというか殆どの伝説のポケモンに遭遇しているな、さて、このデオキシスはなラルースシティでの騒動で現れたデオキシスとは別なのだ」

「……」

「まぁ聞けよ、以前、この星に隕石が衝突しかけた騒動を知っているかな?」

「………ああ」

『ピカ…』

 

 

…ラルースシティでの事件のあとニュースになってたやつか…

 

 

「このデオキシスはその際にその隕石と融合していた、そして、隕石が破壊された後に胸のコアを俺が回収し実験に使っていた…しかし、俺はロケット団をやめハデス様の下部となった、ならば、このデオキシスもハデス様のために使おう、そう思ったのだ」

 

 

そして

 

 

「クロス変換…」

 

 

ボルグはデオキシスとクロス変換しブライ・ボルグクロスデオキシスになった。

 

 

その容姿はクロス変換前のブライの面影はなく殆どがデオキシスでありボルグの顔があるような状態だった。

 

 

「不完全な電波変化からのクロス変換…デオキシスの力が俺の身体に流れ込んでくる……」

『やめろ、てめぇの身が持たねぇぞ!!』

 

 

 

「いつまで抵抗するつもりだ?」

「………衛生で何をするつもりか知らないが誰がお前の言うとおりなどに…」

「………仕方がない、消えろ…」

「やめっ…」

 

 

その時

 

 

『オックスタックル!!』

『アッパークロー!!』

『ヘビーウェイト!!』

『フォールサンダー!!』

『タイダルウェーブ!!』

『ゴルゴンアイ!!』

 

 

ハデスは全ての攻撃を回避すると素早くFM星人にダメージを与えたのだ。

 

 

「貴様らごときが私に敵うものか…」

 

 

 

「さて、デオキシスの力…試してみよう…」

 

 

ボルグはデオキシスの力を使い分身であるデオキシス・シャドーを作り出したのである。

 

 

「!!こいつらは…」

『ピカピカ!!』

「シャドー…敵を蹴散らせ…」

「ピカチュウ、クロス変換!!」

『ピカッ!!』

 

 

サトシはピカチュウとクロス変換しデオキシス・シャドーにクロスバスターを放った。

 

 

「よし、ウォーロック」

『おう!!』

 

 

ロックマンはサンダークロスストーンをプレデーションしロックマンクロスサンダーにクロス変換したのだ。

 

 

「メロエッタ、クロス変換!!」

『ロエッタ』

 

 

ハープノートはメロエッタとクロス変換しハープノートクロスメロエッタとなったのである。

 

 

そして、全員でデオキシス・シャドーを倒していった。

 

 

「いくら倒してもシャドーをいくらでも出せるのだよ」

 

 

ボルグはデオキシス・シャドーを大量に生み出しトクサネシティは瞬く間にデオキシス・シャドーで溢れかえったのだ。

 

 

 

『ハウリングウルフ』

『オックスタックル!!』

 

 

宇宙センター内部にもデオキシス・シャドーが溢れFM星人もデオキシス・シャドーと戦闘していた。

 

 

そして、ハデスは人質に宇宙センターの職員を数名連れ去ってしまったのである。

 

 

 

デオキシス・シャドーは脆くトクサネシティのトレーナーも協力してデオキシス・シャドーを倒して行き次第に数は減っていったのだった。

 

 

 

「マシンガンストリング!!」

 

 

ハープノートはマシンガンストリングでデオキシス・シャドーを何体か拘束し消滅させた。

 

 

「「バトルカード、ワイドソード!!」」

 

 

ロックマンとサトシはそれぞれワイドソードを出してデオキシス・シャドーを倒していったのである。

 

 

「テールナー、かえんほうしゃ!!」

『テーナ!!』

 

 

しかし、倒しそびれたデオキシス・シャドーがテールナーに襲いかかったのだ。

 

 

「テールナー!!」

『テーナ!?』

 

 

その時

 

 

『ゲコッ!!』

 

 

ゲコガシラがテールナーに襲いかかっていたデオキシス・シャドーを倒しテールナーを助けた。

 

 

「ありがとう、ゲコガシラ」

『テーナ!!』

『ゲコゥッ!!』

 

 

その時

 

 

「ぐっ!!」

『早い…』

 

 

ボルグがスピードフォルムで現れロックマンを襲ったのだ。

 

 

「月へ行き、実験を…」

「月?」

『どうやって月へいくつもりだ!!』

「お前に教える必要ない…何故なら貴様はここで死ぬからだ!!」

 

 

ボルグはアタックフォルムに変化してロックマンに襲いかかったのである。

 

 

「ロックバスター!!」

 

 

ロックマンはロックバスターを放つもボルグに弾かれロックマンは触手の攻撃を食らった。

 

 

「ぐわっ…」

『なんて力だ…』

「スバル、デオキシスの急所は真ん中の水晶だぜ、クロスバスター!!」

「フン…御名答…」

 

 

ボルグはディフェンスフォルムになり身を守ったのだ。

 

 

「くっ、フォルムチェンジ…何とかしなくちゃ…」

 

 

その時

 

 

「お…おごぉぉぉ…」

 

 

ボルグの唯一人間の部分だった顔がデオキシスの顔に変化し完全にボルグはデオキシスの姿へとなったのである。

 

 

 

「お前が責任者だな…いい加減、回線を開け」

「…………」

「………………未知の力を秘めるデオキシス…あの未完成な電波変換で融合したらボルグの精神が狂うな…まぁいい、あいつは使い捨てだ…」

 

 

「実験し……結果を見届ける、そのためなら俺は……この星を破壊しても構わない…クロスブースト!!」

 

 

ボルグはアタックフォルムになるとクロスブーストを放ったのだ。

 

 

「バトルカード、バリア!!」

 

 

しかし

 

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

 

バリアは破られロックマンはダメージ負った。

 

 

「ハァ…ハァ…」

『なんて力だ…』

「あ…実験…実験させろぉぉ…」

 

 

ボルグは再びクロスブーストを放ったのである。

 

 

「サンダーゴッドブレイザー!!」

 

 

サンダーゴッドブレイザーとクロスブーストが激突し爆発したのだ。

 

 

「スバル、コアを攻撃してなんとかあいつをとめようぜ!!」

「うん!!」

『おう、やってやるぜ!!』

 

 

ロックマンとサトシは共にボルグに銃口を向けるのだった。




なんか今回書きにくい。

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