『ウォォォォォ!!』
『キェェェェェ!!』
『ガルルルルゥ!!』
アルトマーレの上空では相変わらずディアルガたちが激闘を繰り広げていた。
「とにかく、その大聖堂に向かって装置を止めることができれば終わるはずだぜ!!」
『ピカピカ!!』
「サトシ、でも、見えない壁で守られてるんでしょ？」
『スバル、んなもん俺らの力でぶち壊そうぜ!!』
「そうだよ、スバル君」
「……そうだね、行こう!!」
「ラティアス、ラティオス、大聖堂へ向かってくれ!!」
『クゥクゥ!!』
『『シャォォ!!』』
「ハイドォォ!!」
イエティ・ブリザードはハデスとともにいるファントム・ブラックへと向かっていったのだ。
「しつこいぞ、五里」
「邪魔だ」
イエティ・ブリザードはハデスの攻撃で吹っ飛ばされてしまったのである。
『スネークレギオン』
『ヘビーウェイト!!』
『トツゲキランス!!』
『タイダルウェーブ!!』
FM星人たちもハデスに攻撃をした。
しかし、
「パルキア!!」
『ウォォォォォ!!』
色違いパルキアにより全て弾かれたのだ。
「あくうせつだん……」
『ウォォォォォ!!』
そして、色違いパルキアはFM星人たちにあくうせつだんを放とうとしたのである
その時
『ウォォォォォ!!』
向こうの方からディアルガがときのほうこうを放ちパルキアを攻撃した。
『ウォォォォォ……』
しかし、ディアルガはパルキアにときのほうこうを使用したため動けなくなりやみのディアルガのときのほうこうを受けてしまったのだ。
「オリジナルはときのほうこうやあくうせつだんを使用すれば反動で一時的に動けなくなるがこちらは何度使用しようとすぐに動ける」
「素晴らしい、ハデス様、実に素晴らしい!!」
「パルキア、とどめをさせ」
『ウォォォォォ!!』
その時
パルキアが乱入し色違いパルキアを攻撃したのである。
オックスとウルフは大勢のジャミンガーに囲まれていた。
『おう犬、この数倒せるか？』
『いや、無理だな、多すぎるぜ』
『心配するな、俺がお前より多く倒してやる!!』
『なんだカルビ、お前もやるのか？』
『ふん……オックスタックル!!』
『ワイドクロー!!』
オックスとウルフで大勢のジャミンガーを物凄い勢いで倒していったのだ。
『やっぱ数が多いな、犬』
『!!やべぇ、来るぞ』
ギラティナとオリジンフォルムギラティナの流れ弾がオックスたちの方へ飛んできたのである。
『危ねぇ……』
『お前もう少しで本当にカルビになるとこだったな……』
『ジャミングバスター!!』
『なっ……ファイヤブレス!!』
『ハウリングウルフ!!』
しかし、倒しきれずにオックスとウルフにジャミンガーが押し寄せてきた。
『まずい、逃げるぞカルビ!!』
『逃げ切れねぇよ!!』
その時
突然、大勢のジャミンガーが一気に倒されたのだ。
『助かった……のか……』
『おい、犬……どうやらあいつがやったみたいだな』
セレナとカノンはダークロックマンとともに大聖堂へ向かっていたのである。
「2人とも下がって」
途中、ジャミンガーが現れダークロックマンはセレナたちを守りながらジャミンガーと戦った。
『テナァ!!』
「うん、テールナー、かえんほうしゃ、ゲコガシラとヒノヤコマもお願い!!」
『ゲッコゥ!!』
『ヒノ!!』
だが、次第にジャミンガーの数が増えてきて囲まれてしまったのだ。
「しまった!!」
「大聖堂までもう少しなのに」
「どうしよう……」
『テナ……』
「ジャミングバ……」
その時
「セレナァァ、カノォォン!!」
『ピカカァァ、ピカァァァ!!』
『クゥクゥ!!』
ラティアスに乗ったサトシがラティアスと共にジャミンガーたちに突撃しサトシはジャミンガーたちを蹴散らしその直後にロックマンとハープノートもやって来てジャミンガーを全て倒したのである。
「大丈夫か、セレナ、カノン」
『ピカピカ』
「うん、ありがとうサトシ」
「すごい、かっこいいよ、サトシ君!!」
…カノン、それ私が言いたかったな…
「どうした？セレナ」
『ピカカ？』
「ううん、何でもない」
「サトシ、大聖堂へ急ごう!!」
「うん、カノン、一番近いルートお願い!!」
『ピカピカ』
「わかったわ、こっちよ」
カノンの案内で一同は大聖堂へ向かった。
「見えてきた、あの中にある装置を止めればディアルガたちも消えるはずだ!!」
『ピカピカ』
「大聖堂にはバリアみたいなのがあるんでしょ？」
『ぶっ壊すぜ!!スバル』
大聖堂の前に着くとみんなで見えない壁に一斉攻撃をしたのだ。
『やったか!!』
「……!!何か来るよ」
ロックマンの言葉通り壁から今の一斉攻撃と同じものが跳ね返ってきたのである。
『スバル!!』
「トリプルゴッドブレイザー!!」
跳ね返ってきた攻撃をロックマンのトリプルゴッドブレイザーでどうにかふせいだ。
『何しても跳ね返ってきやがる』
「どうすれば……」
「諦めるな、跳ね返せないぐらいの攻撃をして勝つんだ!!」
『ピカピカ』
『そうよ、サトシ君の言うとおりよ!!』
「うん、やろう、クロスノート!!」
それからは壁に攻撃してはよけて、よけきれない場合はみんなの攻撃でふせいでの繰り返しだった。
『くっそ、きりがねぇ……あの戦ってるポケモンたちに加戦してもらったほうがいいんじゃねぇか？』
「そうしたいところだけど偽物がいるから厳しいんじゃないかな？」
その時
ディアルガがやみのディアルガの攻撃を受けてサトシたちのいた所の直ぐそばの壁に激突したのである。
「ディアルガ……」
『ピカピカ……』
「サトシ!!パルキアが……」
セレナの指す方には色違いパルキアのあくうせつだんを受けてアルトマーレの海へと落下してゆくパルキアの姿があった。
「パルキアまで……」
『ピカァァ……』
そして、やみのディアルガと色違いパルキアがサトシたちの前までやってきたのだ。
『ガルルルルゥ!!』
『ウォォォォォ!!』
恐らくまだ動けるディアルガとここにいる者たちを一斉に始末しようとしているのである。
『いいこと思い付いたぜ、スバル、やつらの攻撃がきたら何としてでもよけるんだ、そしたら、壁に跳ね返ってその攻撃をやつらにお見舞いできるぜ』
「名案だよウォーロック、やってみる価値はあるね」
今の作戦はみんなに伝わり決行されることになった。
そして、やみのディアルガと色違いパルキアはそれぞれときのほうこう、あくうせつだんをかまえたのだ。
『よし、お前ら一斉によけるぞ』
その時
突如、サトシたちの周囲に渦が発生し逃げ道が無くなったのである。
「!?この渦は……!!ギラティナ」
ギラティナを相手にしながらオリジンフォルムギラティナは渦を発生させた。
「どうしよう、ウォーロック」
『やべぇ……』
そして、ときのほうこうとあくうせつだんが一同へと放たれたのだ。
その時
突如空間に穴が開きその中から何者が現れ全てを弾き返したのである。
『!?なんだ』
「どうして急に……」
「………アルセウス」
『ピカピカ』
サトシの目はやみのディアルガたちの攻撃を弾いた者の姿を捉えていた。
『サトシ』
「アルセウス、どうして……」
『本当は手を貸すつもりはなかった、しかし、あのように神々の紛い物をにより神を侮辱されることは我慢がならない、そして、サトシ、私はミチーナでお前に救われた、そのサトシを救うのは当然のことである、創造主として当然の義務だ、これ以上お前らの好きにはさせない』
「アルセウス……」
『ピカピカ』
「ハデス様、アルセウスが……」
「おのれ、力を溜めるために動かないと思っていたが……お前たちアルセウスを仕留めろ!!」
『ガルルルルゥ!!』
『ウォォォォォ!!』
『キェェェェェ!!』
やみのディアルガたちが一斉にアルセウスに攻撃をしたのだ。
『嘗めるなぁ!!』
アルセウスはやみのディアルガたちの攻撃を全て弾いたのである。
『ガルルルルゥ!!』
やみのディアルガはすぐたてなおしアルセウスへ接近しドラゴンクローで攻撃をしようとしアルセウスは龍のプレートを使用した。
『なにっ!?』
しかし、プレートは効果がなくアルセウスはダメージを受けたのだ。
『何故だ……なぜ、プレートが効かない』
「ハデス様、うまくいきましたね」
「こちらの神の攻撃はアルセウスのプレートの能力の影響を受けない、うまくいけば一番の障害であるアルセウスを消せるかもしれないな」
アルセウスはやみのディアルガたちから総攻撃を受けていたのである。
『ぬっ……』
そして、色違いパルキアがはどうだんを放とうとした。
その時
「ブライナックル!!」
『ウォォォォォ!!』
突如、ブライが現れ色違いパルキアの攻撃を妨害したのだ。
『お前はその身体でこの国を守れるのか？』
「例えこの身が滅びようとも迫害されようとも私は全てをこの国に捧げる」
『わかった、お前に力を授けよう……』
『
「ブライ……」
『これでお前も戦えるな』
「この恩は一生忘れない……」
『さぁ、ゆくのだ!!ソロ』
「ああ、アルセウス様」
『お前は……』
「アルセウス様……」
再びやみのディアルガたちはアルセウスへ攻撃をしてきたのである。
『ぬっ……』
アルセウスはやみのディアルガたちの攻撃を交わすと反撃をした。
「ねぇ、アルセウスとブライは知り合いみたいだよ」
『どうゆうことだ？俺たちの世界のやつとこっちの創造主が知り合いなんだ、それに様って……』
「そんなことより今はあいつらを止めよう!!」
『ピカピカ』
「そうだね、サトシ!!」
『おう!!もちろんだ』
そして、
『私が一気に大聖堂の装置を停止させる、それまでやつらを引き留めておいてくれ』
『任せろ!!……スバル』
「うん、ファイヤーゴッドブレイザー!!」
ロックマンはパルキアと協力して色違いパルキアと激突していたのだ。
『来るぞ!!』
色違いパルキアはこちらへあくうせつだんを放ってきたのである。
そして、ロックマンは他のクロスストーンをウォーロックにプレデーションさせた。
「トリプルゴッドブレイザー!!」
トリプルゴッドブレイザーがあくうせつだんとぶつかり合い爆発したのだ。
「パルキア!!」
『今だ!!ぶちかませ』
パルキアは色違いパルキアへあくうせつだんを放ち色違いパルキアはあくうせつだんを先程放ったため肩のパールを前方に向けておりパルキアのあくうせつだんは色違いパルキアの右肩のパールに直撃したのである。
『スバル!!』
「うん!!バトルカード、ブレイクサーベル」
ロックマンはブレイクサーベルを使用し色違いパルキアのもう片方の肩のパールを突き刺した。
『ウォォォォォ……』
「クロスノート!!」
ハープノートはディアルガと協力してやみのディアルガと激闘を繰り広げていたのだ。
『ガルルルル!!』
やみのディアルガはときのほうこうを放とうとしたのである。
しかし、ブライが割り込みやみのディアルガを妨害しときのほうこうは不発に終わった。
「ありがとう、ブライ」
「……勘違いするな、俺はアルセウス様に恩を返すだけだ」
「ブライとアルセウスは知り合いだったの？」
「………」
『ミソラ、今はいいじゃない!!』
「そうだね、マシンガンストリング!!」
「バトルカード、ガトリング!!」
『ピカピカ』
サトシはオリジンフォルムギラティナに攻撃をしたのだ。
『キェェェェェ!!』
サトシへオリジンフォルムギラティナが攻撃するもラティアスに助けられサトシは上空へ向かいギラティナと協力してオリジンフォルムギラティナと激突したのである。
『キェェェェェ!!』
オリジンフォルムギラティナはりゅうのはどうを放ちギラティナのりゅうのはどうとぶつかり合い爆発した。
『キェェェ』
オリジンフォルムギラティナはエネルギー溜めているアルセウスの方へりゅうのはどうを放とうとするもギラティナに先にりゅうのはどうを放たれた直撃したのだ。
『キェェェ……』
そして、
「りゅうのはどう!!」
『クゥゥゥ!!』
『『シャォォォ!!』』
サトシの指示でラティアス、初代ラティオスと2代目ラティオスがりゅうのはどうを放ちオリジンフォルムギラティナに直撃させたのである。
「どうなら押されているな」
「そのようですね」
『ゴンゴンアイ!!』
『ヘビーウェイト!!』
『ブーメランカッター』
『ウォールサンダー!!』
「雪玉フォール」
「ファントムスラッシュ!!」
「ファントム・ブラック、ジャミンガーに任せておけ」
「了解!!」
ジャミンガーたちが一斉に襲いかかった。
その時
『オックスタックル!!』
『ワイドクロー!!』
オックスとウルフがジャミンガーを蹴散らしたのだ。
『このカルビとジャミンガー倒してばっかだぜ』
『全くだぜ!!』
『ガルルルルゥ!!』
やみのディアルガがときのほうこうをかまえながらアルセウスへ突っ込もうとしたのである。
「……失せろ」
ブライがアルセウスの前へ現れやみのディアルガの溜めていたときのほうこうへブライバーストをし爆発させた。
『ガルルルル!!』
そして、ブライはブライソードでやみのディアルガの胸のダイヤを斬ったのだ。
『ガ、ガルルルル……』
そして、
『今だ!!ダァァァァァァァ』
アルセウスから凄まじい光が大聖堂へ向けて放たれ光により壁が破壊され光に包まれた大聖堂の装置にあった、こんごうだま、しらたま、はっきんだまは砕けちり、それにより装置は停止したのだった。
『ガルルルル……』
『ウォォォォ……』
『キェェェ……』
そして、やみのディアルガたちは消滅したのである。
「目的は達成している撤退するぞ、ファントム・ブラック」
「了解!!」
ハデスとファントム・ブラックは特殊な電波により姿を消したのだった。
アルトマーレは町の大多数が崩壊してしまっておりカノンとボンゴレが大事にしていた秘密の庭も被害を受けていた。
カノンは崩壊してしまった町を歩いていたのだ。
そこへ、
「いててて……」
『ピカカ……』
「大丈夫、サトシ、ピカチュウ」
サトシはクロス変換を解除しピカチュウと分かれセレナに介抱されながら歩いていたのである。
「カノン」
『ピカピカ』
「サトシ君、私、なんか複雑だな、ラティオスが戻ってきて嬉しいけど、この町の状況……もちろん、ラティオスのことは嬉しいけど」
「そうだよな」
『ピカピカ』
「こんなの酷いわ、ハデス、許せない!!」
「……ううん、セレナ、私、ラティアスやラティオスたち、そして、おじいさんや町の人たちと協力してアルトマーレを元通りにしてみせるわ」
「……カノン」
「そうだぜ、カノン!!」
『ピカピカ!!』
「うん、2人ともありがとう!!……もう行くね」
カノンは去り際にセレナに近づいた。
「サトシ君と仲良くね」
「カノン!?」
「バイバイ!!」
そういってカノンは走りだし姿が見えなくなったのだった。
その時
「ん？」
「地震？」
アルトマーレが突如、揺れ始めたのだ。
「!!サトシ、あれ……」
「え……!!波が……」
『ピカピカ!?』
アルトマーレに大波が押し寄せていたのである。
「!!そうか、こころのしずくがラティオスに戻った影響で……」
その時
『ピカピ!!』
「ギラティナ!!」
ギラティナが雄叫びをあげ反転世界の能力を使い大波を全て崩壊させた。
「パルキア!!」
『ピカピカ』
次はパルキアが空間の能力を使いアルトマーレを特殊な空間で包んだ、これによりこころのしずくがなくともアルトマーレに大波が押し寄せることもなくなったのだ。
そして、
「ディアルガ!!」
『ピカピカ』
ディアルガが時の能力を使い町の時間だけを巻き戻し破壊された町を破壊される前の状態に戻したのである。
「すごいわ……」
「あいつらの力で町が……」
『ピカピカ……』
そして、神々のポケモンとアルセウスはアルトマーレから去っていたったのだった。
そこへ、
「ん？カノン!!」
先程別れたばかりのカノンが戻ってきた。
「どうしたんだ？」
「…………」
そして、少女はサトシの頬にキスをするとそのまま去っていったのだ。
「……ど、どうしてみんなサトシにキスするのぉ……」
…今のはカノンかな……ラティアスかな……体温は……ま、いっか…
『ピカピ』
「……ああ、ピカチュウ、この町って本当に綺麗だよな」
『ピカピカ』
アルトマーレの町に太陽の光が強く差し美しく輝いていたのだった。
ようやく、ラティアス編が終わりましたよ、それと、ブライとアルセウスの関係は現時点では謎です。