流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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戦慄のコピーポケモン!!

「ガブリアス!!ギガインパクト!!」

『ガブリアス!!』

 

 

シロナのガブリアスがディアルガにギガインパクトを放った。

 

 

しかし…

 

 

「身の程知らずが…シンオウチャンピオンならディアルガたちの恐ろしさは良く知ってるはずだろう…」

 

 

ハデスはシロナを指差しながら言ったのだ。

 

 

「こんな……」

 

 

シロナは唇を噛み締めたのである。

 

 

「……こんな…偽物は…シンオウ時空伝説のポケモンじゃないわ!!」

「……この世界は強き者こそが神だ…ケフェウス・ドラゴン様こそが神…さぁ…消えるがいい!!ディアルガ、ときのほうこう!!」

『グォォォォ!!』

 

 

ディアルガがときのほうこうをシロナに放った。

 

 

「シロナさん!!逃げて」

 

 

サトシがシロナに逃げるように促したがシロナは硬直してしまっていたのだ。

 

 

「シロナさん!!」

『私に任せろ!!』

 

 

間一髪の所でミュウツーがサイコキネシスでシロナを助けたのである。

 

 

「ミュウツー…どうやって戦うんだよ…」

『サトシ…真っ向から戦ったら返り討ちだ』

「じゃ…」

『私に考えがある』

「えっ…」

『コピーポケモンは元のポケモンの遺伝子情報からバイオ液で培養されて誕生するのだ』

「???」

「バイオ液は海水に弱い…あいつらはさっきまでバイオ液の中にいた…ならば…」

「よくわからないけど…海水を浴びせるんだね」

『それだけではダメだ』

「えっ…」

『凍らせろ』

「凍らせる…OK、了解!!」

『本当にわかったのか?』

「もちろん!!で、どうやって凍らせるんだ?」

『……………………私が海水を操って海水にあいつらを閉じ込める…閉じ込めるまでの援護と閉じ込めたらその間に凍らせてくれ』

「OK!!皆に伝えてくる」

 

 

サトシはミュウツーの作戦を皆に伝えたのだった。

 

 

そして、

 

 

『オッシャァァァ!!暴れるぜぇぇ!!』

「ちょっと、ウォーロック…どうしたの…」

『あん!!最近見せ所ないしよ!!』

 

 

そこへ、ハープノートクロスメロエッタもやって来た。

 

 

『あら…ウォーロック…運動会じゃないのよ…』

『ロエッタ…』

「そうだよ…ハープの言う通りだよ…全く…」

『あっ…楽しく行こうぜ!!』

「全く…ウォーロック…少しは控えてよ…」

『あっ!!スバル!!てめぇ、女の味方しやがって……!!そうか、お前、ミソラが好きなんだな!!』

「はっ!!そんなわけないじゃん!?それに戦場でそんなこと言うことじゃないでしょ!!君こそハープといつもイチャイチャしてるじゃない!!」

『吊し上げるぞ!!』

「スバル君…そんなわけないんだ…」

『誰がイチャイチャですって…』

「ミソラちゃんそんなことないよ!!ハープ…許してください………あれ?ミソラちゃん…ハープノートって空飛べたの?」

「……どっちよ…そ、メロエッタとクロス変換すると飛べるの!!すごいでしょ!!(話逸らされた…)」

「うん!!(ふぅ、なんとか誤魔化せた)」

『無駄話はそこまでだ…来るぞ!!』

『いや…元はと言えばあんたのせいでしょ…』

「サンダークロスブレイザー!!」

「クロスノート!!」

 

 

そして、

 

 

「バトルカード、レーダーミサイル!!」

 

 

サトシはワタルのカイリューに乗りながらレーダーミサイルを放ったのだ。

 

 

「ワタルさん…ありがとうございます!!」

 

 

サトシの後ろに乗っていたワタルは首を横に振ったのである。

 

 

「ポケモンGメンとして当然のことだ…よし、そろそろ3体が近づいてきたかな?」

「はい、バトルカード!!プラズマガン!!」

 

 

そして、

 

 

「マシンガンストリング!!」

 

 

ハープノートが3体をまとめて拘束しロックマンとサトシがプラズマガンを使い続けて動きを封じたのだ。

 

 

『こいつらケフェウス・ドラゴンより強いじゃねぇか…』

「それは…僕も薄々感じていた…」

 

 

そこへ、

 

 

「愚か者め…ケフェウス・ドラゴン様はさらに強くなる、お前たちに破れた状態は不完全だったのだ、なにせケフェウス・ドラゴン様はラ・ムーまでも吸収されているのだぞ」

「ハデス様の仰る通りだ、貴様らなどにケフェウス・ドラゴン様の邪魔はさせん!!ファントムクロー」

 

 

ハデスとファントム・ブラックが現れてファントム・ブラックがロックマンに攻撃しようとした、

 

 

その時

 

 

「タイダルウェーブ!!」

 

 

タイダルウェーブがファントム・ブラックを飲み込んだのである。

 

 

『キャンサー・バブル、オン・エア!!』

『あっ…お前いたの…』

『そうブクよ!!こっそりついてきたら変なポケモンに襲われるわ…もう…散々ブクよ…』

 

 

その時

 

 

「ロックマン…もう保たないかも…」

 

 

マシンガンストリングの玄がもう限界でありメシメシと今にも切れようと音をたてていた。

 

 

「ミュウツー!!まだかよ!!」

「あっ!!」

 

 

そして、マシンガンストリングは引き千切られてしまったのだった。

 

 

「ミュウツー!!」

『待たせたな!!サトシ!!』

 

 

大波がミュウツーのサイコキネシスで操られてディアルガたちを飲み込んだのだ。

 

 

その様子を眺めながらハデスは首を傾げていたのである。

 

 

「何のマネだ?」

 

 

そして、ロックマンはフリーザークロスストーンをプレデーションしてロックマンクロスフリーザーにクロス変換した。

 

 

「フリーザークロスブレイザー!!」

 

 

さらに、相手を凍らせる技を持つポケモンのトレーナーのポケモンやその技を保有する海の野生のポケモンもその技を使い続けたのだ。

 

 

そして、

 

 

「凍った…」

 

 

3体を飲み込んだ海水は見事に凍りついたのだった。

 

 

「ミュウツー…遅かったじゃん…」

『すまない…』

『最強のコピーポケモンミュウツーよ!!こんなので倒したつもりか…笑わせるな…ディアルガ、ときのほうこう…パルキア、あくうせつだん…ギラティナ、シャドータイブ!!』

 

 

氷の塊がガタガタと動き始めたのである。

 

 

その様子を見ていたミュウツーは微笑んだ。

 

 

『かかったな』

「なにっ!?」

 

 

そして、3体の氷の中からの攻撃で氷が砕けたのだ。

 

 

「!!」

 

 

なんと氷と共に中にいた3体まで砕け散ったのである。

 

 

「おのれ……」

 

 

ハデスはこんごうだまとしらたまを回収するとファントム・ブラックをたたき起こした。

 

 

「いつまでへばってるいのだ…あのチビガニの攻撃で…」

「申し訳ありません…ハデス様…」

『オイラはチビでもカニでもないブク!!』

『いや…見たまんまだろ…』

「ウォーロック…言い過ぎ…」

『ブクゥゥゥ…』

 

 

その時

 

 

「いったぁ~い!!」

 

 

どうやらセレナに氷が当たったようだった。

 

 

サトシはカイリューの上からセレナに声をかけたのだ。

 

 

「セレナ、大丈夫?」

「サトシ~倒したのね!!」

「ああ!!」

「それじゃ、サトシ君そろそろ下に戻ろうか…あのギャラドス(赤いギャラドス)も会いたがってるよ…」

「はい…ワタルさ……」

 

 

その時

 

 

突如、サトシとワタルの目の前に体の一部を失ったギラティナが姿を現して攻撃したのである。

 

 

「!!」

 

 

サトシは地面に叩きつけられワタルはカイリューと共に海に落ちたのだった。

 

 

「サトシ!!」

「セレナ…」

『そうか…シャドータイブで消えたままだったか…』

「サトシ…サトシ!!」

 

 

サトシは気を失いピカチュウと分離した。

 

 

『ピカピ…』

 

 

そして、ピカチュウも気絶したのだ。

 

 

「いかん!!早くヘリコプターの中で手当てしよう」

 

 

サトシとピカチュウは五陽田警部にヘリコプター運ばれたのである。

 

 

「サトシ…(だから心配だったのよ…)」

『スバル!!』

「うん!!」

「トリプルゴッドブレイザー!!」

 

 

ロックマンは全てのクロスストーンをプレデーションしてトリプルゴッドブレイザーをギラティナに放った。

 

 

「!!」

 

 

そして、ギラティナを粉々に砕いたのだった。

 

 

「やった…」

『見たか!!コピー野郎!!』

「これまでか…退却だ…ファントム・ブラック!!」

「はっ!!」

 

 

ファントム・ブラックはファントムクローでギラティナから砕けた一部を回収したのだ。

 

 

『なんだそりゃ?』

「恐らくはっきんだまだろう」

『あっ…テメェはハンサム…今までどこに…』

「失礼な…これでも仕事はしていた」

『そう…か…』

 

 

そして、

 

 

「こんごうだま、しらたま、はっきんだまにはまだ重大な利用価値がある…また、会うことになるだろう……行くぞ!!」

「はっ!!」

「御用だ!!御用だ!!盗んだものを返さんか!!」

 

 

サトシとピカチュウを運び終えた五陽田警部がハデスたちを追いかけるもハデスとファントム・ブラックはハデスの特殊な電波によりその場から消えたのである。

 

 

『あの電波便利そうだな』

「とにかく、負傷者の治療もある、帰還しよう…」

「そうですね、ハンサムさん」

『とっとと帰ろうぜ~なぁ、スバル~』

「ウォーロック、静かに空気読んで…」

 

 

それぞれがヘリコプターに乗るとヘリコプターは離陸しニューアイランド島から離れるのであった。




これで、とりあえずコピーポケモンはおしまいです。次は再びアーシア島です。ハデスの正体についてはご察し下さい…ちなみにハデス自体は『ポケモン・ザ・ムービースペシャル』にも登場します。ケフェウス・ドラゴンの力を得ていないハデスと生身のハデスの行動の違いをお楽しみ下さい。

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