『これが伝説のポケモン…ファイヤー…フリーザー…サンダー…』
『こいつらが…』
そして
『ファァァァ!!』
『フリャャャャ!!』
『ホォォォォ!!』
ファイヤーのかえんほうしゃが放たれその強力な炎がキグナスに直撃した。
『なっ…』
そして、フリーザーのれいとうビームもキグナスに直撃し、さらに、凍りついたキグナスにサンダーの雷が直撃し氷が砕けキグナスは膝をついた。
『おのれ…』
「そこまでだ」
『キグナス、もう諦めろ!!』
『おのれ…ルギアを捕獲するまでは諦めん!!』
その時
島に地響きが起きて島全体が揺れ始めたのだ。
「なんだ…」
『諦めん!!キグナスフェ……』
その時
キグナスの足下の地面が砕け水の竜巻のようなものが現れキグナスはその水の竜巻に弾かれ壁に叩きつけられ電波変換が解けてスワンナとキグナスに分かれてしまったのである。
そして、水の竜巻の中から1匹の銀の翼を持った大きなポケモンが現れたのだった。
『私の名はルギア…海の守り神だ』
「ルギア…」
『海の守り神……』
キグナスは今にも倒れそうなぐらいにふらつきながら近づいてきた。
「あっ…キグナスの首にも光の輪っかがある」
『やはり…操られていたか…』
その時
この場所に1体のシトロイドが入ってきたのだ。
『おお…シトロンのロボットか…クロスストーンを奪うんだ…』
『……』
そして、シトロイドはシトロニック・ソードを取り出し、
『それは…シトロンの作成した武器……』
その時
「あっ!!」
『なっ…』
シトロイドはシトロニック・ソードをキグナスに突き刺したのだった。
『なっ…何を……』
『オマエハシッパイシタ、ロケットダンニハフヨウダ、ショブンシロトノコトダ!!』
『そんな…おのれ……』
「ロックバスター!!」
ロックマンはキグナスを突き刺しているシトロイドにロックバスターを放ったのである。
そして、その衝撃でシトロイドのシトロニック・ソードがずれてキグナスの光の輪っかを破壊したのだった。
『!!……なっ…』
キグナスはケフェウス・ドラゴンのコントロールから解放され正気に戻った。
『…………………!!思い出した…この世界にきてから…ライコウと言う生物に入り込んだジェミニに捕まり…こんなことに…』
『キグナス…』
『おのれ…おのれ、ジェミニィィィ…』
そして、キグナスは力尽き粒子となって消滅したのだった。
「終わったね」
『キグナス…哀れな奴だ…あいつはただ…母星のために働いただけに過ぎない…』
その時
『シバクソウチサドウ…シバクソウチサドウ…サンジュウビョウゴニジバクシマス…』
『なに!?』
シトロイドの動きが停止し目が赤く点滅し始めたのだ。
『脱出だ!!』
一瞬、皆の思考が停止するがルギアの声により我にかえりルギアはエアロブラストを繰り出して島の天井に穴を開けたのである。
『乗れ!!』
「うん!!」
ロックマンとムゲン、ムサシ、コジロウ、ニャースはルギアの背中に乗り込みルギアはファイヤー、フリーザー、サンダーとともに島を脱出しその直後に爆発が起きアーシア島とその回りの島が爆発とともに電波になって消滅したのだった。
『恐らく、あの爆発であの場所は電波にされてケフェウス・ドラゴンに食われるんだろうな…』
『このまま、カントー地方に向かう』
「うん、頼むね、ルギア」
「所でルギア…アーシア島のあの島の秘密はいったいなんなんだい…」
ルギアはムゲンの問に答えるのを一瞬迷うが、
『そうだな…よかろう、アーシア島について話をしよう…まず、私はこの世界の創造主から直接生み出されたのだ…』
「創造主?ディアルガ?パルキア?」
『いや、時の神でも、空間の神でもない、私ともう1匹…この世界には今は存在しないポケモンが生み出された…そいつは4つのタイプを保有するポケモンでひこう、炎、氷、雷を持って世界のバランスを保っていた、しかし、ある時そいつが古代の人間に捕まったのだ』
「捕まった?」
『そうだ…古代の人間はそいつを使えば世界の天候バランスを操れると思ったのだろう…』
「それで…どうなったの?」
『そのまま世界の天候バランスが崩れた、そこで、私は古代の人間からそいつを助けだし暴走した天候を抑えるべくアーシア島の周辺に巨大な島を造り出した、しかし、それでもその島を狙って古代の人間が攻めてきた、なので、私は創造主に助けを求めその島を封印することにした、だが、その反動でそいつはファイヤー、フリーザー、サンダーと分かれてしまったのだ…』
「えっ、ファイヤー、フリーザー、サンダーは元々1つだったの!?」
『そうだ…そして、ルギアは他にもいるが私はルギアの中でも特別な能力を有しており、テレパシーで他の生命体とも意思の疎通が可能でそいつも他の地方に同じポケモンがいたがアーシア島のそいつは私と同じように意思の疎通が可能だった、しかし、分離した際にその能力は失われたがな…そして、創造主は私にはカントーとオレンジ諸島を守る神秘の力を…そいつにはアーシア島で一部の悪のエネルギーを妨害する力を与えた』
「だから、ダークボールが使えないんだね」
『そうだ… 私の力はカントーかオレンジ諸島にいれば発動するがファイヤー、フリーザー、サンダーの力はアーシア島に3匹がいなければ発動しないのだ…』
『それで、ケフェウス・ドラゴンが入ってこれなかったんだな』
『そいつがファイヤー、フリーザー、サンダーに分かれる反動で他の地方…カントー、オーレ、オブリビア地方などのそのポケモンもファイヤー、フリーザー、サンダーに分かれたらしい…さぁ、そろそろカントーに着くぞ!!』
その時
「あっ!!」
『あれは!!』
大量のヘリコプターが待ち構えていてその中にはクロス人間がたくさん入って構えていた。
そう…まるで、獲物を待ち構えるかのように…
『待ち伏せか…』
『おい…スバル』
「どうしたの?ウォーロック…」
『あれ…ブライじゃないか…』
「えっ!?」
ヘリコプターの1つになんとブライが乗っていたのだ。
「でも、なんか前と姿が違うような…」
『ブライの野郎、クロス変換してやがる…しかも、操られてるぜ』
「何だって!?」
そして、ヘリコプターの中から1人のクロス人間が大声で喋り始めたのである。
「ブライクロスミュウツーの力を見るがいい!!」
ブライはブライナックルをルギアに直撃させた。
『ぬっ…』
そして、ブライはヘリコプターから飛び出しルギアに急接近し、そのブライの手には赤いダークボールが握られていたのだった。
…あのボール…まさか!!…
『しまった…』
そして、次の瞬間
ルギアはその赤いダークボールに吸い込まれてしまったのだ。
「うわぁぁぁ」
『まずい…』
ロックマンたちはルギアが消えて海に落ちそうになったがロックマンをサンダー、ムゲンたちをフリーザーが助けたのである。
「ありがとう…サンダー」
『ホォォォォ!!』
『ルギアのやつが…』
そして、次の瞬間
スバルたちの真横をドラゴンが通過した。
そう、ケフェウス・ドラゴンだ。
「あっ!!」
『ケフェウス・ドラゴンめ…』
そして、ブライは赤いダークボールからルギアを出現させる。
しかし、そのルギアは色が全体的に紫で目は赤く染まった全く姿の異なる化け物だった。
「ルギア…」
『なんて姿に…』
その姿をクロス人間が嬉しそうに見つめながらロックマンたちに話したのだ。
「ハハハ!!こいつは特殊なダークボールで捕獲されたルギア…ダークルギアだ!!」
「ダークルギア…」
そして、ブライはダークルギアの上に乗ったのである。
ダークルギアは黒いエアロブラストを放つ……その黒いエアロブラスト…ダークブラストは全てのヘリコプターを破壊し周辺の地域にとてつもない被害をもたらしたのだった。
そして、ブライを乗せたダークルギアはそのままヤマブキシティの方角へ飛び去って行った。
「とにかく僕らもヤマブキシティに行こう…」
『おう!!』
その時
ファイヤーたちが何かを訴え始めたのだ。
「なんだ…」
『ニャーが通訳するニャ…えっと、あのクロスストーンは色に応じてファイヤーたちを呼び出せるニャ、さらにはクロスストーンを体内に取り込めば体内にファイヤーたちを呼び出しさらなる力が得られるらしいニャ』
「さらなる力…」
『なんだろうな…』
そして、ロックマンたちはヤマブキシティの近くに降りてファイヤーたちは何処かへ飛び去っていったのだった。
「さぁ、行こう…」
遂にケフェウス・ドラゴンがカントー地方内に侵入しました。そして、ルギアも特殊なダークボールに捕獲されてダークルギアに変貌してしまった…これから、ケフェウス・ドラゴンとロックマンたちの戦いが行われます。因みにアーシア島のあの設定はもちろんオリジナルです。解説するとポケモンの世界の創造主は天候が安定しないこの世界を見かねて特殊な力を持たせた、ルギアと巨大な鳥ポケモンを生み出した。因みにルギアとそのポケモンも通常の個体は世界各地に数匹生息してました。そして、ルギアとそのポケモンで世界の天候バランスを整えていたが古代の人間(本当に大昔の)が天候を自由にしようとそのポケモンに攻撃を仕掛けた、そのため天候が崩れ、世界が危機に陥ったのでルギアとそのポケモンはアーシア島の回りに巨大な島を3つ造り出した。しかし、それでも、今度は島が狙われるのでルギアは創造主と相談して3つの島を海中に封印し新たにその上に島を3つ造り出して現在のアーシア島になっりその反動でそのポケモンと世界各地の同じポケモンはファイヤー、フリーザー、サンダーに分離したのだった。という設定です。分かりにくくてすいません。