流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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クロスストーン争奪戦!!

ロックマンたちは氷の島の迷宮をさ迷っていた。

 

 

氷の島の迷宮は頭も使いさらに温度も低く心身ともに疲労する場所だった。

 

 

『スバル~いつになったら着くんだよ…』

「しょうがないでしょ…我慢して」

『チッ…』

『でも、寒いニャ…猫はコタツで丸くなりたいニャ…』

「ニャース…少しは我慢しなさい…」

「そうだ、寒いのは俺も一緒なんだぞ」

『そんニャ……』

 

 

似た者同士……

 

 

そして、進んで行くうちにようやくクロスストーンの部屋にたどり着いたのだ。

 

 

「ついた…」

 

 

その時

 

 

ムゲンはとあることを思い出したのである。

 

 

「そう言えば…火の島の光の柱はクロスストーンというのを取ったあとには消えていたよな…」

『てことは、クロスストーンが何とか海流を抑えるこの島の動力源ってことか…』

「恐らくはそうだろう…まぁ、けど、その伝説のポケモンが近くにいればある程度は制御できるじゃないのか?」

「ムゲンさん…そうかもしれませんね…とにかく…この青いクロスストーンも持っていきましょう…まだ、ロケット団もいないみたいですし…」

 

 

ロックマンが青い水晶のようなクロスストーンを手に取った、

 

 

その時

 

 

「!!」

 

 

何かがロックマンの手から青いクロスストーンを物凄いスピードで奪い取ると上空の天上の方へと消えたのだ。

 

 

「!!あれは…」

『ん…どっかで…』

「あいつはたしかイッシュ地方のポケモンのウォーグルだ」

 

 

ムゲンは何かの端末を取りだしウォーグルの情報を表示させたのである。

 

 

「ウォーグル…思い出した!!コンドル・ジオグラフの」

『とにかく…クロスストーンを取り返すんだ!!』

「うん」

「任せろ!!タテトプス!!」

 

 

ムゲンはモンスターボールからタテトプスを繰り出し、

 

 

「いけっ!!マーイーカ!!」

 

 

そして、コジロウもマーイーカを繰り出した。

 

 

「タテトプス!!ラスターカノン!!」

「マーイーカ!!サイケ光線!!」

 

 

ラスターカノンとサイケ光線がウォーグルへと放たれるが相手は飛行タイプなので簡単に避けられてしまったのだ。

 

 

『来るぞ!!』

 

 

ウォーグルはタテトプスとマーイーカに突撃しようとブレイブバードを使ったのである。

 

 

しかし…

 

 

『ソーナンス!!』

 

 

ムサシのモンスターボールからソーナンスが現れて特攻してくるウォーグルにカウンターを使ったのだ。

 

 

『なっ…』

 

 

ウォーグルとソーナンスはぶつかり合い、その場に物凄いエネルギーが起こりカウンターによりウォーグルは弾かれウォーグルはクロスストーンを落としてしまったのである。

 

 

…凄いエネルギーだ………!!クロスストーンが落ちてくる!!…

 

 

『スバル!!』

「うん!!」

 

 

ロックマンは上から落ちてくるクロスストーンを飛び出し左手でキャッチした。

 

 

「こいつも…ダークボールで捕獲されてたやつだっけ…」

『その通りだ!!』

 

 

ロックマンの言葉の後に上空からコンドル・ジオグラフの電波変換する前の姿であるコンドルが現れたのだ。

 

 

「お前は…」

『ロックマン!!クロスストーンは渡して貰おう!!電波変換!!』

 

 

そして、コンドルはそのままウォーグルと電波変換しコンドル・ジオグラフとなったのである。

 

 

『ウィングレーザー!!』

 

 

コンドル・ジオグラフはウィングレーザーを放ちロックマンを攻撃しようとするも、

 

 

「くっ…ロックバスター!!」

 

 

ロックマンはレーザーを何とかよけるとロックバスターで反撃した。

 

 

『効かぬ!!ミサイルバード!!』

「ロックバスター!!」

 

 

ロックマンは迫ってくるミサイルバードをロックバスターで破壊しながら攻撃を回避したのである。

 

 

「バトルカード、キャノン!!」

 

 

ロックマンはキャノンでコンドル・ジオグラフを攻撃するも、

 

 

「フライングインパクト!!」

 

 

コンドル・ジオグラフはまるで全ての攻撃が効かないかのようにロックマンにフライングインパクトを使い突撃してきたのだ。

 

 

「わっ!!」

 

 

そして、ロックマンはギリギリの所で避けるもその反動で吹き飛ばされてしまった。

 

 

「いてて…」

『スバル、平気か?』

「うん」

 

 

しかし、コンドル・ジオグラフは再び背後から突撃してきて今度はロックマンは反応が遅れ攻撃を食らってしまったのである。

 

 

「くっ…強い…」

『フハハ!!私はケフェウス・ドラゴン様につかえる神なのだ!!』

『何が神だ!!いいように使われてるだけだろっ!!』

『おのれ…貴様…ウィングレーザー!!』

「なんども同じ手は通用しない!!バトルカード、ヘビーキャノン!!」

 

 

ロックマンはヘビーキャノンを右の翼のレーザーを発射する部分を撃ち破壊した。

 

 

『おのれ…』

「バトルカード、スイゲツザン!!」

 

 

ロックマンはスイゲツザンを出してはコンドル・ジオグラフを数回に渡り攻撃したのだ。

 

 

『ぐぉぉぉ…』

「バトルカード、リュウエンザン!!」

 

 

そして、ロックマンはコンドル・ジオグラフの弱点である炎属性のリュウエンザンでコンドル・ジオグラフの身体を上から下まで一直線に斬りつけたのである。

 

 

『ぬ…ぬうぉぉぉ…』

 

 

そして、コンドル・ジオグラフはダメージにより上空でのコントロールを失いそのまま地面に落ちた。

 

 

『ぐぐ…まだ終わらぬ…』

『無理をするな…お前はもう電波変換を維持する力すらねぇハズだ…』

 

 

しかし、コンドル・ジオグラフは火花を飛ばしながらも電波変換維持の限界に耐えたのだ。

 

 

これには流石のウォーロックも驚いたのである。

 

 

『なんて野郎だ…とっくに限界は越えてるハズなのに…』

『ぐうぅぅぅ!!フライングインパクト!!』

 

 

コンドル・ジオグラフは最後の力で不完全な体のまはまフライングインパクトをロックマンへと使ったのだった。

 

 

「バトルカード、ジェットアタック!!」

 

 

ロックマンはジェットアタックでフライングインパクトを使ってくるコンドル・ジオグラフを迎え撃ち、そして、これがコンドル・ジオグラフにとって致命傷となったのだ。

 

 

『ぐっ…申し訳ありません!!ケフェウス・ドラゴン様……』

 

 

コンドル・ジオグラフはそのまま力尽き電波の粒となって消滅してしまいその残骸からはブラキオ・ウェーブと同じ光の輪っかが残っていた。

 

 

「コンドル・ジオグラフも操られてたのか…」

『気にすることはねぇ…奴はブラキオと違って元々悪人だからな…』

「う…うん…」

 

 

…でも…そんなこと言ったって…

 

 

そして、ロックマンたちは何とか迷宮を抜け出しそのまま次の島の雷の島へと向かうのであった。

 

 

 

 

その頃、ヤマブキシティでは未だに両者互角の戦いが繰り広げていて唯一違うことと言えば強化版ジャミンガーを倒すことに成功しその場にはカスミが横たわっていたのである。

 

 

「パルスソング!!」

「フン…」

 

 

パルスソングはダークロックマンの左手のコピーウォーロックで弾かれ、そして

 

 

「ロックバスター」

 

 

ダークロックマンのロックバスターがハープノートに被弾したのだ。

 

 

「ハァ…ハァ…マシンガン……」

「見事だ…」

「えっ…」

「クロス変換と電波変換…この2つが同調している…」

「……」

「電波体と人間…さらに、メロエッタ…いい組み合わせだ…電波変換のクロス変換は同調しないと差ほどの力が出ないことだってある…」

「そう…でも、そんなことはどうでもいいわ…何としてでもスバル君のお父さんは私が倒して助ける…」

「……スバルは俺がいなくなり立ち直れるかと心配したが心配する必要はないようだな…君たちのおかげだよ…ありがとう…」

「いいえ…それじゃ…改めて…クロスノート!!」

「ああ…ロックバスター」

 

 

…スバル君のためにも…

 

 

そして、クロスノートとロックバスターが弾けてその場に煙が舞った。

 

 

そして……

 

 

「いにしえのうた!!」

 

 

ハープノートは煙の中から飛び出しいにしえのうたをダークロックマンに使いダークロックマンを吹っ飛ばしたのだ。

 

 

「やった…」

 

 

しかし

 

 

「ロックバスター」

 

 

ロックバスターが飛んできてハープノートも吹っ飛んだのである。

 

 

さらに、

 

 

「テクノバスター!!」

『イカクボーガン!!』

『リブラスイング!!』

『クイックサーペント!!』

『赤いやつが早いのぅ…』

『なんて奴等だ…』

『お前たちに選択肢をやろう…A降参、 B降伏』

「Cテクノバスター!!」

 

 

ゲノセクトのクロス人間の強さ赤いゲノセクトのクロス人間のスピードにFM星人たちは苦戦を強いられ、そして、ウルフたちも、

 

 

『アッパークロー!!』

『ブーメランカッター!!』

『アンガーパンチ!!』

『バスターショット!!』

 

 

ゼロの異常な戦闘力と連続のバスターショットで全く歯が立たない用だった。

 

 

『あの…ダークロックマンのコピーウォーロックは残留電波を再構成し強化した物だ…今回電波の強化に成功している…今後、捕獲した電波体にこの強化を施したら…どうなるかな…』

『恐ろしいブク…』

『うろたえるな…』

『そうゆうお前が1番うろたえてるんだろ…犬!!』

『なんだとカルビ!!』

『犬!!』

『カルビ!!』

『犬!!』

『カルビ!!』

『バスターショット!!』

『ぬっ…ファイアブレス!!』

『ハウリングウルフ!!』

 

 

しかし、ファイアブレスはよけられハウリングウルフはセイバーで弾かれ、そして

 

 

『ウルフ…』

 

 

ウルフがゼロのセイバーで斬られそうになってしまったのである。

 

 

その時

 

 

「クロスノート!!」

 

 

それに気がついたハープノートがゼロに向けてクロスノートを放った。

 

 

『くっ…しまっ…』

 

 

ゼロは対応できずクロスノートの音符の直撃を受けてしまい近くの建物にそのまま突っ込んでしまったのだ。

 

 

『今だ!!』

『建物を崩せ!!』

『ブク!!』

『オックスタックル!!』

 

 

オックスはその建物にオックスタックルをし続け、

 

 

『ワイドクロー!!』

 

 

ウルフもワイドクローで建物を段々崩したのである。

 

 

『タイダルウェーブ!!』

 

 

そして、キャンサーのタイダルウェーブで建物は崩れ落ちたのだった。

 

 

『よし!!』

 

 

そして、上半身が瓦礫の下敷きになったゼロは瓦礫から手を1度ゆっくりと上げたがそのまま動かなくなった。

 

 

この衝撃で恐らくゼロの機能の一部がショートしたのだろう。

 

 

「殺られたか…」

「次は貴方です…」

 

 

 

 

その頃、ロックマンたちは雷の島に到着したのだ。

 

 

「伝説のポケモンが3匹ならクロスストーンもこれで最後かな…」

 

 

そして、今回はすぐにクロスストーンがあるであろう場所に着くことができたのである。

 

 

しかし、そこには先客がいた。

 

 

…まさか…

 

 

『待ちくたびれたよ…星河 スバル君…ウォーロック……いや…ロックマン!!』

『キグナス!!』

 

 

そこにはいたのはあのキグナス・ウィングだった。

 

 

『探し物はこれかな…』

 

 

キグナスの手には黄色い水晶のようなクロスストーンが握られていたのだ。

 

 

「それは…」

『これを手に入れるのは簡単だったがなにせ私の任務は3つとも持ち帰ることだから…ここで、君たちが残りを持って来るのを待っていたのだ』

『へっ!!そういえやなんでお前まだ宇田海の声使ってんだ…まぁ、キャンサーとかも自分の声じゃなくて人間の声使ってるけどな』

『ポケモンとの電波変換は電波変換装置のように過去の人間の記録が使用されるようだ…だが、そんなことはどうでもいい…クロスストーンは頂く!!キグナス・フェザー!!』

『スバル!!来るぞ!!』

「うん!!」




さぁ、雷の島に待ち構えていたキグナス!!さぁ、クロスストーンを手にするのは一体!?次回もお楽しみに…それと、悪人とは言え操られたあげく消滅したコンドル・ジオグラフさん同情します……

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