流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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リブラ・アンバランス!?

『んで、元、お前らロケット団が俺の家来になりたい理由はわかった』

『ちょっと待つニャ!!』

「家来にじゃなくてロケット団を元に戻すまで協力するってことよ!!」

「そうだそうだ!!」

『あん!!』

 

 

ウォーロックはロケット団にガンを飛ばした。

 

 

「ひぃぃ!!」

『ちょっと前までロケット団だったやつを味方にするなら家来以外ねぇだろ!!』

 

 

…ウォーロック、完全に脅迫してるよ、全く………

 

 

「まぁまぁウォーロック、味方になってくれるって言ってくれてるだからいいじゃない」

『そうよ、ウォーロック、スバル君の言う通りよ』

『ちっ』

「これからよろしくお願いします。僕は星河 スバルです」

「ムサシよ」

「コジロウだ」

『ニャーはニャースだニャ』

「それじゃ、オーキド博士の所に戻ろうか」

『ピカピカ』

「そうね、サトシ」

『フォッコ』

 

 

しかし、

 

 

「それは危険よ」

 

 

ポケモンセンターのジョーイがこちらにきたのだ。

 

 

「ジョーイさん、どうしてですか?」

『ピカピカ?』

「おかしくなったポケモンが大量発生していて、とてもじゃないけど別の町になんて行けないわ」

『へっ、俺様の力があれば楽勝だぜ』

 

 

ウォーロックはジョーイの目の前で爪を振り回し自分の強さをアピールしたのである。

 

 

「そうね、あなたは喋れるし、とても強そうだけど、でも、念のために街から出ちゃダメよ」

『証明してやるぜ!!そこのタマゴみたいの持ったの相手にな』

「えっ!!」

『ラッキー!!』

「ウォーロック、スターキャリアーの中に入ってて……」

 

 

このままだとウォーロックがセンターのラッキーを倒してしまいそうだったので無理やりハープに頼んでスターキャリアーの中に押し込んでもらった。

 

 

『全く世話がやけるわね』

「スバル君、これからどうするの?」

「ミソラちゃん、わからない……それより具合はどう?」

「うん、もう平気だよ」

『とにかくバタバタしてもしょうがないから進展あるまでこの町でゆっくりしてましょう、疲れたから私もスターキャリアーの中で休むわ』

 

 

そう言ってハープはミソラのスターキャリアーの中に入ったのだった。

 

 

「せめて周辺付近の様子だけでも確認できたらな」

「セレナ、そうだよな……!!そうだ、ロケット団の気球は?」

「ジャリボーイ、クロス人間ってのに壊されちゃったわ」

「そうだったのか」

『ピカピカ』

 

 

そこへ、ジョーイが戻ってきたのだ。

 

 

「それだったらシルフカンパニーに行けばいいわ」

「シルフカンパニー?」

「あそこは今は住民の避難所として開放しているの、でね、その最上階には展望台があるのよ」

「ジョーイさんありがとうございます」

『ピカピカ』

「どういたしまて……でも、街も100%安全じゃないから気をつけてね」

「はい、ありがとうございます」

『ピカピカ』

「ねぇ、スバル君、その展望台に一緒に行かない?」

「ミソラちゃん……全然いいけど……」

「ね、サトシ君とさセレナちゃんも行こうよ」

「オッケー!!いいぜ」

「うん、喜んで(やった、サトシと一緒だ)」

「ウォーロックたちはどうしようか?」

『なんだスバル、俺ら抜きで楽しみたいのか~』

「ウォーロック!!」

 

 

スバルはスターキャリアーを振り回したのである。

 

 

『ウォーロックの言う通りよ、もし、敵が襲撃してきたりしたら……』

「そうだよね、ハープ」

『ってことだ、サトシもクロスストーンとピカチュウも連れてけよ』

「うん」

『ピカピカ』

 

 

…全くウォーロック人をからかうなよ…

 

 

こうして、一同でシルフカンパニーへ向かうのであった。

 

 

 

 

 

丁度その頃、シルフカンパニー近くの路地に1匹の野生のパッチールがいたのだ。

 

 

その様子を見ていたのはFM星人のリブラだったのである。

 

 

『なんだ、そのいい加減なバランスは!!』

『パッチ~ル?』

『私がバランスを教えてやる!!電波変換、リブラ、オン・エア!!」

 

 

パッチールはそのまま光に包まれたのだった。

 

 

 

 

 

その後、サトシたちは街の中央にあるシルフカンパニーに到着しその巨大なビルを眺めた。

 

 

「うわぁ、おっきいねぇ」

 

 

セレナはシルフカンパニーの本社を見てはしゃぎ始めたのだ。

 

 

「カントー最大の会社らしいぜ」

『ピカピカ』

「ねぇ、みんな早く入りましょうよ」

「うん」

『ピカピカ』

 

 

サトシたちは中に入り無駄に綺麗な内装に戸惑いながらもシルフカンパニーに興奮していたのである。

 

 

『ムダにキレイなつくりね』

「ここでは主にこの地方のモンスターボールや道具が作られているんだぜ」

『ピカピカ』

『って、ことはあのダークボールってのもここで作られてるのか』

「ウォーロック、ダークボールはロケット団が作ってるんだからここは関係ないよ」

『んなことはわかんねぇだろ、スバル、よくあるだろ、表ではいいもん作ってて裏では兵器を作ってる会社とか』

「でも……」

『案外あるかも知れないわね』

「ハープ、なんかドラマみたいね」

 

 

その時

 

 

「ていあーん!!」

 

 

セレナが何かを思いつき声をあげた。

 

 

『うおっ!?どうしたんだ、いきなり……』

「2つに分かれて内部調査しましょうよ、それで異常がなければ展望台に集合ってことで」

「おう、セレナ、そうしようぜ」

『ピカピカ』

 

 

こうしてスバルとミソラ、サトシとセレナで別行動になったのだ。

 

 

 

 

サトシ、セレナ組。

 

 

「ウォーロックも考えすぎなんだよな、なっ、セレナ、ピカチュウ」

『ピカピカ』

「そうよね(ドキドキ…)」

 

 

その時

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

2人が歩いていると何処かの部屋から悲鳴がきこえてきたのである。

 

 

「なんだ!?」

『ピカピ!!』

「サトシあれ見て」

 

 

人がジャミンガーに襲われていた。

 

 

…あれはジャミンガー…

 

 

「ピカチュウ!!」

『ピカピ!!』

 

 

サトシはポケモン図鑑をクロスキャリアーに変えたのだ。

 

 

「クロス変換!!」

 

 

そして、サトシはクロス変換したのである。

 

 

その時

 

 

「御用だ御用だ!!」

 

 

頭の上にパトカーのサイレンのような物を取り付けた男がやけに長い銃のような物を持って走ってきた。

 

 

…誰だ、あの人……警察ぽっいけど…

 

 

「五陽田警部…… 」

「宇田海さん、退いてください!!」

 

 

五陽田警部と呼ばれたその男は銃をジャミンガーに向けると発砲したのだ。

 

 

銃からは恐らく電波の砲弾のようなものが発射されジャミンガーに直撃したのである。

 

 

「オノレェェ、ジャミングバスター!!」

「うわっ!?」

 

 

五陽田警部は間一髪でよけたが銃は破壊されてしまった。

 

 

五陽田警部はもう戦えないのでサトシはジャミンガーにクロスバスターの銃口を向けたのだ。

 

 

「クロスバスター!!」

『ピカピカ』

 

 

サトシはクロスバスターをジャミンガーに放ったのである。

 

 

「ダレダ!!」

『ピカピ!!』

「ああ、クロスバスター!!」

 

 

サトシは構わず攻撃を続けた。

 

 

「オノレ……ジャミングバスター!!」

「でんこうせっか」

『ピカピカピッカ!!』

 

 

サトシはでんこうせっかでジャミンガーに攻撃したのだ。

 

 

さらに、

 

 

「エレキボール!!」

『ピカピカ!!』

 

 

エレキボールでジャミンガーを攻撃しジャミンガーを倒したのだった。

 

 

そして、

 

 

「天池さん、大丈夫ですか!!」

 

 

宇田海と呼ばれた人はジャミンガーから解放された人の介抱を始めたのである。

 

 

「あの、あなたは?」

『ピカピカ』

「あ、ああ……天池さんを助けてくれてありがとう、僕は宇田海 深祐です」

「で、本官はサテラポリスの五陽田 ヘイジだ」

「五陽田警部、サテラポリスはこの世界にありませんから」

「そうだったそうだった!!」

「この世界!?もしかして……」

『ピカピカ』

「サトシ、この人たちスバル君の知り合いかな?」

「えっ!?スバル君を知っているんですか」

 

 

 

 

丁度その頃。

 

 

スバル、ミソラ組。

 

 

「ねぇ、スバル君」

「どうしたの?ミソラちゃん」

「なんかワクワクするね」

「そうだね」

「ほら、あの部屋なんて怪しくない!!」

「えっ?」

 

 

ミソラは近くの部屋の中を見た。

 

 

「!!」

 

 

部屋の中では黒い玉、ダークボールが製造されていたのだ。

 

 

…えっ!?えぇぇぇぇ!!…

 

 

『やっぱり睨んだ通りだぜ!!』

 

 

ウォーロックはスターキャリアーから飛び出し部屋の中に飛び込んだのである。

 

 

「!!お前は……」

『テメェ、シトロンじゃねぇか』

「ウォーロック!!」

『おお!!』

「電波変換!!星河 スバル!!オン・エア」

 

 

その時

 

 

壁を突き破りリブラ・バランスが部屋に乱入してきた。

 

 

「リブラ・バランス!!」

『なんでオメェがここにいるんだ!!』

『パッチールとかいうアンバランスなやつと電波変換したがために私までアンバランスになってしまったのだ!!』

 

 

リブラはあっちへ行ったりこっちへ行ったりとフラフラしていたのだ。

 

 

「電波変換、響 ミソラ、オン・エア」

『フレイムウェイト!!』

「バトルカード!!バリア」

「マシンガンストリング!!」

 

 

リブラ・バランスは自分で声を出すのもコントロールできなくなりフレイムウェイトを放ってくるもハープノートはマシンガンストリングでリブラの動きを止めたのである。

 

 

『今のうちに電波変換解……』

 

 

しかし、

 

 

『アクアウェイト!!あっ……』

 

 

どうやらリブラは本格的に制御出来なくなっているようだった。

 

 

『ヘビーウェイト!!』

 

 

そして、そのヘビーウェイトがダークボールの製造装置を破壊してしまった。

 

 

「おのれ……」

 

 

シトロンはそれを見て撤退したのだ。

 

 

 

 

その頃、サトシとセレナは宇田海と五陽田警部と一緒にいた。

 

 

「そうですか、この建物にスバル君がいるんですか」

「はい」

『ピカピカ』

「先程は助けてくれてどうもありがとうございました」

 

 

目覚めた天池と言う人がサトシにお礼を言ったのだ。

 

 

「どういたしまして」

『ピカピカ』

「ところで天池さんはここで何をしていたんですか?」

「僕はここでケフェウス・ドラゴンに抵抗する電波兵器の開発をこっちの警察許可のもとおこなっていたんだよ」

「!!ケフェウス・ドラゴンに抵抗する……兵器」

『ピカピカ……』

 

 

その時

 

 

壁を突き破りリブラ・バランスが現れたのである。

 

 

「天地さん、あれはたしか、FM星人の……」

「ああ、たしかリブラだったかな」

 

 

その時

 

 

『ロックバスター!!』

『ショックノート!!』

 

 

ロックバスターとショックノートがリブラに直撃した。

 

 

「「スバル君!!」」

「ロックマン!!」

「天池さんに五陽田警部!!それに、宇田海さんも……」

「マシンガンストリング……ロックマン、今は戦いに集中して!!」

「うん、バトルカード、ヒートボール!!」

 

 

ロックマンはヒートボールを投げリブラにダメージを与えたのだ。

 

 

『よし、もうひとおしだ、スバル!!』

「ああ、バトルカード、ブレイクサーベル!!」

 

 

そして、ロックマンはブレイクサーベルでリブラ・バランスの電波変換を解除したのである。

 

 

『面倒なやつだ、これじゃまるでリブラ・バランスじゃなくてリブラ・アンバランスだな、スバル』

「ハハ……そうだね、ウォーロック」

 

 

その後、天池らとスバルたちは展望台へ向かうことになったのだった。




もうすぐ中間点に着くと思います。他に書くこともないので失礼します。次回もお楽しみに!!

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