ポケットでモンスターな世界にて   作:生姜

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■17.ブラックシティにて ― 次元とはなんぞや

 

 ■17.

 

 

 と言うわけで、WCSへの対策込みで。あたしことメイはショウさんの元へ向かいます。

 決勝がカントーということで対策も何も、映像記録が沢山残っている方々ばかりが相手。これは策の練りようがあるぞう、と意気込んでいたのも束の間。

 

 

「―― あー、なるほどな。どうやらあっちも、動き始めたみたいだぞー」

 

 

 準決勝の翌日。

 実はあれからずっと借りていたホワイトフォレストのコテージ。すっかり対策のための資料で一杯になった部屋の中。

 あたしとふたりきりでカントー勢のスコア研究をしていましたショウさんが、立ち上がって首を鳴らします。

 

 

「動き始めた、と言いますと?」

 

「復唱ならびに確認をありがとうな、メイ。……今ハンサムさんとトウヤから連絡が来てな。観察対象が見つかった、というか……足跡を見せたみたいだ」

 

「おー、ゲーチスさんでしょうか!」

 

「そうな。……さーて、と」

 

 

 資料の山を(片付けるわけでは無く)奥に押しやりながら、ショウさんはポケモンボックス管理のためのパソコンの前へ。

 ふぃーんと心地よい起動音。スクリーンにOS名が浮かび上がって、立ち上がるまでの間……こちらを振り向きまして。

 

 

「メイも来るか?」

 

 

 などと、当たり前のことをお尋ねに。

 ……いや何を言ってるんですか。当然でしょう。

 

 

「ゆきますよ! そりゃあまぁ、あたしではショウさんの相棒としては心許ないかも知れませんけれども。あのお方ことゲーチスさんとの決着は、あたし自身、他の方だけに任せておきたくはありませんから!」

 

 

 拳をぐっとやる気をアピール! あたしの笑顔と合わせてアピールコンボで審査員(ショウさん)にハートが8つ!! 調子に乗りましたごめんなさいっっ!!!

 などと。先にこちらの理由と思惑も突きつけておきまして。ショウさんは呆れたように肩を竦め……でも、笑って下さいました。

 

 

「愚問だったか。まぁそりゃあ因縁の相手ではあるからな、ゲーチスさん」

 

「はい! ……それはまぁ、あたしのWCSの調整を気遣ってくださるのは、ありがたいというか嬉しいですけれどね?」

 

 

 先手の先手(ゆうせんど+2)をうって、ショウさんの考えていたであろうことを牽制。

 ふふん、どうです? これだけお付き合いしていれば(ぼっちではない)あたしでも、思考原理くらいは判っちゃうんですからねーと……胸を張っておいて。

 

 

「そこまで判ってるならお願いするかー。戦力は普通にありがたい。でも2日なんだろ? 調整期間」

 

「そうみたいですねー」

 

「決勝まで間を空けないのは大会としちゃあ普通だけど、カントー組だって大会費用で宿泊させてる。なんともまぁ、宣伝に力を入れてるなぁと」

 

 

 そうなんです。わざわざ決勝戦まで日程を空けた理由が、宣伝のため……だったりするんですよこれが。

 宣伝というとあれですが、要は移動のための期間。最終試合を別の……ライモンシティのスタジアムで行うことになっているのです。この地方、広いですからねぇ。国だともっと広いですし。

 しかもしかも、全チームに取材班をつけやがったらしいんですよねWCS運営さん。そのために日程を増やしたりだとか、わざわざ宿泊滞在費まで付けるという回し様。

 ……あれなんですかね。興行の方に力を入れているというか。もっと直接的に言えば、カロス地方やガラル地方と張り合っているというか。

 

 

「今更だけどな。そもそも主流のリーグの形式がイッシュは違うんだからーってのは思うが……あっちの客を引き込むことは可能か。ガラルなんかは特に、別基軸の競技シーンを宣伝するにはうってつけでもあるし」

 

「やっぱりそうなんですねぇ……。うう。こっちのリーグ運営さんはやることなすこと、規模が大きくて……」

 

 

 そのせいで大会の日程を今までの通例とは違う変な感じにしているので、選手側としては微妙な気持ちではあります! はい!

 最初から決まっていたこととは言え、ですね。

 

 

「とはいえ今回はそれも、ありがたく利用させて貰いましょう! そもそも決勝戦に後顧の憂いを持ち込む必要がなくなるのは、あたしにとってはメリットでもあります!」

 

「あー、なるほど。ぐだぐだ考えながらバトルすんのは確かに面倒だ。……それじゃあイッシュチャンピオンのご協力も頂きまして。いよいよ腰を上げるか、ゲーチスさんとのご対面に向けて」

 

 

 やる気満々なあたしを見たショウさんが笑って、手元で再度の連絡。

 あたしのCギアにもハンサムさんから、正式な指令として連絡が届きまして。確認。

 

 

「追い込み猟みたいな形になるな。まずはブラックシティ。こっちの姿をわざと見せて、ゲーチスさん達が移動をしたのを確認して、追い立てる。周辺はかなり包囲網はってるから、その先で策に嵌まってくれればいよいよだ」

 

「なるほど。……でもゲーチスさんが罠とかにかかってくれるんでしょうか。すっごい用意周到なイメージが、あたし勝手にあるんですけど」

 

「捜査範囲とか国際警察のやる気、ゲーチスさん側の手札の少なさ的に、もう罠というか。そもそも現状況からして、壁とか行き止まりに追い詰めてるようなものだからなー。……つーか、そうなるように仕掛けるだけの時間はもらったんで。ブラックシティに逗留してくれたおかげで、こっちからも色々と細工が出来たんだよ」

 

 

 あぁ。ちょっと悪い顔してますね、ショウさん!

 お金さえあれば何でも出来るって言ってましたものねー。タイムイズマネー!!

 

 ……。

 ……ううん。

 あたしの脳裏によぎります、一抹の不安。

 

 

「……うまくいきますかね?」

 

「さあ? 俺としてもゲーチスさんがどうやって何をしようとしてるかに、あんまに想像がつかないもんで」

 

「やっぱりそうですよね」

 

 

 えぇ。現状、ゲーチスさんが不利過ぎる(・・・・・)んですよね。

 あのゲーチスさんがこうも容易く追い詰められてくれるものでしょうか……というか。でもでも、あたしが追い詰めた時のゲーチスさんは結構、焦ったりなんだりしていたしあるっちゃあるのかなぁ……というか。

 

 

「いずれにせよ、準備が終わったらすぐに発つ予定だな。メイも来るんなら、準備しといてくれるとありがたいぞーっと」

 

「はい! 了解しましたー!」

 

 

 あたしはショウさんに向けてびしっと敬礼とかをかましておいて(別に上司とかではないんですけれども)。自室に戻ると、手持ちのポケモン達をバッグの中とか(・・)にささっと整列。道具を登録してあるマイセットの「全のせ」に合わせて自動整理。

 靴だけ外向けの頑丈なヤツに履き替えまして……ヨシ!

 

 

「お待たせしました! それじゃあ向かいましょう!」

 

「おっけ。ハンサムさんはもう現地に居るから、合流してそのまま突入だな。んでは目的地 ―― 黒の摩天楼!!」

 

 

 

 

 ΘΘΘΘΘΘ

 

 

 

 

 黒の摩天楼。

 ブラックシティの実質的な中心部に建てられている、「バトル施設として活用されている何某(なにがし)か」です。

 

 ええ……面倒ですよねっ! あたしもそう思いますっっ!!

 ですがこの施設をバトル施設と素直に呼ぶことははばかられるんですよね、個人的には。

 

 ……そんなことを言いながらも、あたしはウィンディでもってフルアタック!!

 

 

「ウィンディ、奥行き……『インファイト』!!」

 

「う゛るる、ォォーフッ!」

 

「ヒョォオッ……!!」

 

「早いっ……!?」

 

 

 ワラキアさんの持つ高レベルのフリーザーに向けて、詰めていた距離を活かしてインファイトの『インファイト』。

 ウィンディであればわざわざ構え直して炎を吐くよりも、こっちのが早いのでっ!!

 

 

「フリィ……」

 

「……戻りなさい、フリーザー。こちらの敗北。良い勝負だった、久し振りにね」

 

 

 どこまでも高貴というか高潔に、ワラキアさん。

 ボールへフリーザーを戻して、外側をつるりと撫でて、こちらへ歩み寄ってくださいます。

 

 

「流石はチャンピオン、といったところかしら」

 

「いえいえ、こちらこそです! ……ワラキアさんもワタリさんも、ご高名は存じ上げていますのでっ」

 

 

 白の樹洞で最奥トレーナーをお務めされているワタリさん……そしてこのワラキアさんは、かつてのリーグでご活躍なさったハイレベルトレーナーなのですね。

 あたしはスコアや映像で見知っていましたが、えぇ。特段エリートトレーナーとして活動をなさっている訳でも無し。四天王などを務めた訳でも無し。世間における知名度というのは、低いのも知っては居るのですが。

 

 

「えーと、そんなにびっくりされなくても」

 

「ふふふ。いえ、あの男……ワタリもですし。わたくしも、身を隠してこの財団(・・)に籍を置いている立場ですもの。それを知っているというのは、嬉しいと言うよりも、少しばかり危機感を覚えるくらいです」

 

 

 なるほど。財団と。

 というかそれって隠したりしていないんですね?

 

 

「そうね。観測されることには無頓着で、観測することに命を懸けている連中だもの。だからこそ居場所として選んだ、という理由もあるわ」

 

「ほえぇー」

 

 

 納得。

 ……納得しているあたしの目の前で、ワラキアさんは半歩横へ身を引き。優雅に手を広げ。

 

 

「先へどうぞ。あなたが戦闘を受け持ったおかげで先にゆけたあの青年が、待っていることでしょう」

 

「あっ、それもそうですね。お手合わせ、ありがとうございました!」

 

「えぇ。こちらこそ。……あの青年に、わたくしやワタリの様な存在はあなたに感謝をしていますよ……と。伝えて置いてください」

 

 

 ほぉん?

 ワラキアさんが最後にくれたその言葉に疑問は浮かびましたが、振り返ってみればもう居ません。

 ならば進むしか無いので、黒の摩天楼その最奥 ―― 最上階へのエレベーターへと乗り込むことに。

 

 ウィンディに回復アイテムを(備えは万全にしたい)与えつつ昇ってゆきます。エレベーターの奥側は強化ガラス張りで、ブラックシティの夜景が良く見えました。

 おぉ~。これはこれで綺麗ですよね、人工物で埋まっている夜景も。あたし的にはヒウンなんかの人混みも苦手では無いので、これはこれで。

 そういうことをやっているうちにエレベーターは最上階に着きました。

 

 

「メイ、現場到着しました~! ショウさんは居ますでしょうかー!」

 

「おー、こっちこっち」

 

 

 展望台みたいな場所で、声を出しても良さそうだったので呼んだところの即反応。

 ショウさんは端っこの、モニタが集積されている場所に何やら端末を差し込んでいました。

 

 

「悪いことでしょうか」

 

「これもだし、あっち(・・・)もだな。情報はもう少しで抜き終わるんでまだ待っていてくれると助かる」

 

「了解です! あと、ワラキアさんから伝言がありましたね。ショウさんには感謝をしてるとのことでした!」

 

「おー。まぁ、だからこそ俺もこうやって活動再開してるんだしな。ありがたいこって」

 

 

 何やら思い当たることはありそうですね。旧知ではなさそうでしたけれども、ショウさんそれ自体はバトル施設には詳しいご様子。別段、不可思議という訳ではありません。ワタリさんとも知り合いでしたしね。

 それにしても。

 

「ショウさんがこうやって警戒なしで居ると言うことは、やっぱりゲーチスさんは逃走済みでしたかー。予定通りとはいえ、流石に最短解決とはいきませんねー」

 

「まぁな。でも、これらを消し去ることは幾らゲーチスさんでも出来ないだろ、って読みも大正解だった。向こうとしてもこの場所は、最終手段だったんだろーな」

 

 

 ショウさんが指さす先に、複数枚の電子モニタが浮かんでいます。

 そう。ここは黒の摩天楼にある「ポケモンに関する全ての情報を集積したスーパーコンピュータ」の中身を閲覧できる、唯一の場所なのです。

 

 黒の摩天楼。その目的はここでバトルをこなす人々とポケモンのデータを集め、「何か」を産み出すこと。

 そのためにとある「財団」が資金を出して作られた、というのです。一見すれば都市伝説のようにしか聞こえないアレですが、本当らしいので(伝聞系)。ショウさんが言ってました……し、ハンサムさんも言ってましたし!

 

 

「ゲーチスさんの足跡くっきりだ。ここを発ったのは結構前っぽいけど、何を見てたかも判るし、何を目論んでいたかも予想はつく」

 

「……えっと、その目論みなのですが。今の待ち時間を利用して、あたしも内容を把握しておいても?」

 

「それがいいか。っと、これこれ」

 

 

 ショウさんは自前のモニタを立ち上げると、そこに1匹のポケモンを映し出します。

 大柄で、黒くて。手の沢山ある、見たことのないポケモンでした。

 

 

「このポケモンのお名前はなんでしょう」

 

「フーパ。このリングを介して別の次元(・・・・)に手を突っ込んで、繋げられる能力を持つポケモンだ」

 

 

 わーあ!? すっごいポケモンだっ!

 取り乱しました。いえ。取り乱すのも無理はないと思うのですがっ!?

 なんてったって別次元。素敵な別次元。そんな力があったなら……って、夢は誰しもが想像したことがあるはずです。

 だから勿論、悪用だって可能でしょう。

 

 

「だろーな。別の地方で観測されたポケモンだし、こっちは()だから、このポケモンが出現するのは俺にとっても予想外ではあった。でもまぁよくよく考えれば、イッシュ地方にも要因はたっぷりあるんだもんなぁ。ホワイトフォレストとブラックシティの行き来。ハイリンク。俺がこの地方にポケシフターを建設したのと同じ理由だ。……次元移動をしやすいからこそ、この場所からフーパの移動を観測できると読んでたんだな。ゲーチスさんとダークトリニティは」

 

「うーん……えーと、つまりは……ゲーチスさんはこの場所、ブラックシティでフーパの観測をしていた。おそらくは捕獲なりなんなりでその力を扱うために。で、ここに居ないということは、力の確保それ自体は既に済んでいるとみまして……」

 

 

 情報をまとめながら。あたしとショウさんはかなり電撃的に黒の摩天楼を突破したので、少なくとも逃げる姿の観測は可能なはずですね。外などにはきちんと国際警察の援軍を、結構前から混ぜこんである筈ですし。

 なのに見つかってはいない。ならばゲーチスさんの目的は果たされた。きちんと計画の上での逃走を決行した。

 ……その次。

 

 

「フーパを移送する意味は、なんでしょう?」

 

「次元移動には場所も結構関係するんだ」

 

 

 あたしが抱いた疑問に対して、ショウさんがちょっと理屈を説明してくれます。

 

 

「俺のグループのポケシフターは土地代金ばっかり考えたせいであんな場所に出来たけど、普通は移動したい、させたい、力を引っ張りたい場所に近ければ近いほど、やりやすくなるはずだ」

 

「ほうほう」

 

「次元にも遠い近いはあって、当然遠い方が大きな(エネルギー)が必要になる。メガ進化とかではキーストーンを軸にして、隣の次元からエネルギーを借りるから、姿も変わる。直接的に移動できるやつだと、アローラ地方の伝説ポケモンなんかでも光年(・・)単位での位相移動が必要になるな」

 

「光年は時間じゃない……距離だ!」

 

「お決まりの台詞をありがとう、メイ。……でもって、ゲーチスさんの目的の推察に戻るけど……重ねたい場所。フーパであれば、フープを通したい場所だな。そこに移動したんだと思う。その方が総じて、引っ張れるエネルギーは大きな物になる」

 

 

 つまり引っ張りたい「対象」は、サイズでは無くエネルギーとして、相応に大きなもの……ということにもなりますね。

 移動先や対象を、推論で絞ることなんかは、出来るんでしょうか?

 

 

「そこで以前に調べたゴーストタイプポケモンの移動データを活用できる。……サザナミから西へ逃げた。ヤマジの南側では既に離散。つまりはサザナミよりも東側で大きなエネルギーを発したってことで、多分海底遺跡だな。セイガイハは異常なかったことが確認されてる」

 

「あぁ~……何も無い海上よりは遺跡のほうが、色々とありそうですものね」

 

「そうそ。俺は事前調査やったんで、あそこに何があった(・・・)のかも知ってるからな。そこから時間が経ってもゴーストポケモンの再移動は無く、風化しつつある。持続的断続的にかかわらず、エネルギーの発露がなくなったってことだ。でもゲーチスさんは動いてる。……こっからはハンサムさんとも相談したんだが」

 

 

 ショウさんの持つモンスターボールがカタカタと揺れます。

 あたしのジャローダが入ったボールも、挨拶を返すように揺れて。

 

 

「やる気だしてんなー。……まぁ、予測は上部の方にも太鼓判もらったよ。ちょっと今日の夜にカナワタウンで援軍付けてから、そのまま現場へ直行する予定になった」

 

 

 おおー。素早い判断と素早い行動。急いても事をし損じなければ、メイちゃん的にはオールオッケー。

 つまりは、いよいよですね!

 

 

「おう。決まり。ゲーチスさんおよびダークトリニティの潜伏地点はヤマジタウン周辺、リバースマウンテンその麓。ワンダーブリッジの東 ―― ストレンジャーハウス、だな!」

 

 

 どがしゃーん。ショウさんの宣言に合わせて落ちました、雷の音。

 今日もしっとり雨が降っています。えぇ。夏ですし。

 

 ……実に、ホラー日和ですねぇ(ヤケクソ)!

 

 






 単発です(悲壮感


・ワラキア
 黒の摩天楼のラスボスとなる、ベテラントレーナー女性。対のW。ブラックシティなのでずっと夜。ワラキアのカットカット。
 彼女は高レベル準伝説まで使ってきますが、まぁレベルがフラットではないので何とでもなる。
 とはいえこのダンジョンそれ自体が全てのポケットモンスターシリーズの中でも最高レベルのポケモンを相手取ることになるので、要所ではある。


・財団
 ポケモンゲーム内で原作として描写がされているのは、エーテル財団。リーリエ父さんやアクロマさんがアローラに集まっている当たり、あの辺の大口の出資元なのでしょうと思ってはいます。
 私が認識できているのはそれくらい……? 資金周りなら、新旧ともにニューキンセツとかは誰かが関係したのかなと考えつつ、個人的な印象からデボン周りでもひとつあることとしています。二次創作設定。流石にあれは国側かなぁ。どうなんだろう。

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