ポケットでモンスターな世界にて   作:生姜

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□16.WCSにて ― VS シンオウ、ホウエン、ジョウト

 

 □16.

 

 

 ワールドチャンピオンシップス2日目が開催の日を迎えます。

 休憩(という名のファンサ期間)が挟まれましたが、ステージイベントやらをこなして。夜にはチーム全員でショウさんから対策を伝授してもらえたため、よい塩梅であると言えるでしょう!

 

 何分、本日のお相手は全てショウさんが在籍するお国の地方。歴史も強さもそれなり以上のものを持っている筈なのです。

 油断はせず。準備は万端に。そういう気概でもって、挑むべきお相手方々でありましょう。

 

 

「それでは試合、よろしくお願いしますね!」

 

「はい。こちらこそよろしくお願いします ―― シロナさん!」

 

 

 先鋒。あたしことメイに相対したりますは、シンオウ地方で最も長くチャンピオン位を保持している……シロナさん!

 シンオウはカントーの北方に位置する、リーグとしての歴史も長めな地方。チャンピオン位は複数人おりますが、国際大会での成績では眼前のシロナさん、あとはコウキさんという青年が好成績を収めています。

 今回はネームバリュー……というか、コウキさんの側はワールドリーグにはあまり積極的ではないため、この配員となったのでしょう。彼と仲の良いジュンさんという方が新たなバトルフロンティアの創設に動いているとのことで、そちらに力を割いているようですし。

 ちなみにジュンさんも、数年前にジョウトとホウエンで開かれたバトルフロンティアにてかなりの好成績を収めたことで有名だったりしますね。バトルタワーでの親子対決は、動画サイトですっごい再生回数だったりしますもの。

 

 

「ふふっ、そうね。コウキ君たちなら、きっと新しいバトルフロンティアも盛り上げてくれると思うわ」

 

「ですねー。……あっ、でも、シロナさんがその分ワールドリーグで暴れていますもんね! 今年は!」

 

 

 そう。今年のシロナさんのワールドリーグにおける戦績は実に華々しいもの。

 他リーグのとの競り合いに勝ち越し、上位に食い込む……だけでなく。暫定トップを争っていたりするんです!

 

 

「知ってくれているのね。ありがたいことだわ。メイちゃんは……苦労しているみたいね?」

 

「あたしはどうにもこうにも、海外のポケモン達に苦労してきたところですからねー……。年始の5期には追い込みで参加権を得ることはできましたけど……」

 

「ふふふ。そこは経験あるのみよ。今回の大会を見る限り、対策も進めているみたいだし……ね」

 

「わかっちゃいますか。ご慧眼で」

 

 

 この少なめな試合数だけでそこを見破られるとは、恐るべし。

 まぁ、初戦のプールでの動きも変えていましたからね。そんなこんなで、シロナさんとも初対面や初対決という訳でもないですし。

 

 

「それじゃあ始めましょうか。……良い試合を」

 

「はい! あらためて、よろしくお願いしますっ!」

 

 

 互いに握手。離れて、トレーナーボックスに入場。

 道具投擲ツールの確認。データーチェッカーの起動。バトルステージ変化は……荒れ野。

 観客の歓声。カウントダウン。モンスターボール(費用対効果統一)を構えて。

 

 ……バトル、開始ですっ!

 

 

 

 

 

 ――

 ――――

 

 

 えー、それでは。

 WCS2日目の結果を、振り返り形式で発表させていただきます(粛々)。

 

 初戦、我らイッシュVSシンオウ。

 

 

 メイ勝利 ― シロナ敗北

 

 メイ敗北 ― ヒカリ勝利

 

 カトレア勝利 ― ヒカリ敗北

 

 カトレア勝利 ― ゴヨウ敗北

 

 

 はい。

 3勝1敗。アイリスさんを出さずしての勝利と相成りました!

 

 そうなんですよね。コウキさんジュンさんは居なくても、彼らと同世代の強トレーナーは沢山いらっしゃいまして。

 あたしがシロナさんに久しぶりに勝ったぜやったー!している内にあっさり敗北してしまった、ヒカリさん。彼女もまたお強いトレーナーなのですよね……!

 彼女と友人のマイさんは、最近ワールドリーグにもちょくちょく参戦を始めたトレーナー。研究職らしいですが、その実践の場として(よりにもよって)ワールドリーグを選んだらしいのですよね。なんだその選択。おっそろしい。

 

 カトレアさんがヒカリさん、および同エスパー対決となったゴヨウさんとのバトルに連勝してくださいましたので、事なきを得ましたが……ううん。

 ゴヨウさんとアイリスさんとのバトルの性格指標的な相性は、とても悪かったように思います。真っ直ぐですからね、アイリスさん達のポケモンバトル。そのスピード感に圧倒、翻弄されない相手では、どうにも不穏な空気が漂いますから。

 ここは先日夜のコーチングでやる気マシマシに、そのままの勢いで対決を制してくださったカトレアさんに感謝をささげておくことにしましょう。かくあれかし。

 

 

 次戦。イッシュVSホウエン。

 

 メイ勝利 ― ダイゴ敗北。

 

 メイ勝利 ― ハルカ敗北。

 

 メイ勝利 ― ミクリ敗北。

 

 

 やった……! やってやりましたぜ……!

 破竹の3連勝。汚名は挽回せず(すす)ぐ所存なのです!

 

 とはいえ、ダイゴさんとミクリさんは対戦経験あり。勝率も元々悪くはありませんでした。

 初戦プールの相手とは違って、殊更に特別な……ダイマックスやZ技などの要素がない地方からのご出演。メガシンカはできないのでご割愛。なので、ホウエン固有の種を多く扱ってくる地方最高位チャンピオンのハルカさんへの対策が最も重要視される組み合わせなので。

 そのハルカさんですが。プール終了後に会話をした、させて頂きましたところ。

 

 

『あっちゃー……やられちゃったなぁ。やっぱりデジタルリーグでの調整だと、勘が鈍っちゃう感じがするなぁ』

 

 

 とのこと。

 どうやらWCS前の調整にデジタルリーグ……通信バトルリーグを利用なさっていたようで。その感触にあまり良いものを持っていないようでした。

 あたしは実戦派なので、トレインを選んだところ。気持ちはわからないでもないですが……そんなに違うものなんです?

 

 

『個人的にはねー。ラグもあるとこはあるし、空間調整されてるゾーンは、やっぱりこう……肌触りが違うというか? そんな感じがするんだよね』

 

 

 なんとも感覚派なご意見をいただきました。

 あたしとしては他地方のポケモンとのバトルが出来るという部分に着目しているので、そこまで気にはならないのですけれども。ハルカさんからしてみれば、そういう感じなご様子。

 確かにハルカさんは野生の感と言うか、そういうポケモンとの親和性の高い(としか言いようのない)バトルがお得意だとは聞いていますね。

 

 

『メイちゃんと一緒に、わたしも年始のリーグには参加できるし、それまではユウキ君と実践中心のトレーニングにしよっかなぁ』

 

 

 ユウキ君。

 ……御彼氏でしょうか(戒め。

 

 

『えへへー。そだよ! 博士の助手をしてるんだけどねー、ポケモンバトルも最近強くなってくれててねー……』

 

 

 以下、惚気(のろけ)のため省略! お熱いようで頼もしい限りでございます。はいはい。

 ……にしても、研究職の方にトレーナーのサブに入ってもらうのが昨今の流行なのでしょうか。確かに知識面から入るのは理にかなっていたりしますし。シロナさんに至っては別ルートではありますがご本人が研究者ですからね。

 あたしも例外ではないので、深くは突っ込まず。セコンドのショウさんの知識と保有ポケモンの幅広さには大変にお世話になっております。ご挨拶。

 

 それでは大会結果の続き。

 ここで勝つことが出来れば、プール勝ち抜けを決定させられる闘いとなりました。

 

 

 3戦目。イッシュVSジョウト。

 

 アイリス敗北 ― クリス勝利

 

 カトレア勝利 ― クリス敗北

 

 カトレア敗北 ― ミカン勝利

 

 メイ勝利   ― ミカン敗北

 

 メイ勝利   ― ワタル敗北

 

 

 ……っぷはぁ! 大将戦の重圧がすんごかったですっっっ!!

 先鋒うきうきで出て行ったアイリスさんが半泣き。次鋒カトレアさんが粘りの1勝。

 あたしにおきましては、ただでさえ重厚だったミカンさんとの対戦の後、竜の里(フスベ)に帰属したドラゴンポケモントレーナーの先駆者、ワタルさんとの一進一退の攻防を繰り広げる羽目になってしまして御覧のあり様。

 いえ。勝てたのですけれどね。なんというか、満足感が有り余ると言いますか。

 とはいえワタルさんについては今更でもある大御所。特筆すべきは、クリスさんとミカンさんでありましょう。

 

 クリスさん。現在のジョウト地方チャンピオン位の中では最年少。彼女がチャンピオンとなった当時、ロケット団というお騒がせ集団の「ラジオ塔占拠事件」を解決していたという事で、一躍有名となったお人です。

 ワールドリーグのご活躍は、現在は中堅どころ。彼女自身は「自然保護区」に入るために各種資格を揃えたという、探検家、捕獲家、ブリーダーとしても実績のあるお方でして。どうしてもバトルの側よりもそちらに比重を割いてしまう……と、以前にご本人から聞いたことがあります。

 

 

『うん。今回はウツギ博士からの推薦で参加させてもらったんだよ。いろんなポケモンバトルを直に見てみたくってね』

 

 

 そういう目的なのであれば、プール総当たりと言う今回の大会の形式はとても当て嵌まるものでしょう。

 あたしがそう返すと、彼女は水色のおさげをぴょこぴょこと揺らして。

 

 

『そうそう! だから、とっても刺激になったなぁって思うよ。こっちは年始のワールドリーグにはポイント足りなかったから、メイちゃんのことは応援してるね!』

 

 

 ああ、光のポケモントレーナーだぁ(目を逸らす。

 とまぁ。クリスさんについてはWCSを満喫されているようでした。

 ではミカンさんはというと。

 

 

『……ふぅ。負けちゃいました』

 

 

 バトル終了直後。深ぁく溜息を吐いて、彼女は空を見上げます。

 彼女が着るとようく似合う白のワンピースの裾を揺らして、こちらに寄ってきて握手。

 

 

『……最近、また座学に力を入れているんですが。メイちゃんにはかないませんでしたね』

 

 

 そう。ミカンさんもまた、ワールドリーグに参戦しているお方。

 ジムリーダー出身。四天王経験あり。そういう経歴を引っ提げて来た彼女とは、あたしも何度も対面させていただいた覚えがあります。

 

 

『エリートトレーナーの資格も最近(・・)取らせていただいたので、もうちょっと知識をつけたいなぁ……』

 

 

 ただでさえ硬い固い堅い立ち回りが売りの彼女。ジョウト、カントーにおいて、知識は特に生かせる部分となるでしょう。

 ……というか、そちらの地方におけるエリートトレーナーは結構メジャーな職業なので。その資格を後から取ったとなると、彼女のますますのご活躍に期待するというかなんというか!

 

 

 さてさて、これに2日目の試合が全終了。

 あたしたちイッシュガールズ代表(チーム)は文句なしの全勝で、決勝リーグに進むことと相成りました!

 やったぜ。どんどんパフパフ。そういう擬音が、頭の中で鳴り響くくらいには、嬉しい限り!

 

 というわけで、ガールズチームも解散解散!

 帰り道。決勝リーグまではやや日時が空くので、あたしも調整とかを挟もうかなーと、手元で連絡を取っていましたところ。

 

 

「やったねメイちゃん! 決勝進出おめでとう!!」

 

 

 サンバイザー。同年代。トレインフレンズ。

 ライモンシティで別れたあの日ぶりの、キョウヘイ君のご登場でありました。

 

 

「おお、見てくれていたんですねー」

 

「そりゃあね。ポケモンバトルに関する一大イベントなんだし。せっかくイッシュで開催されているんだからさ、見たいと思うよ」

 

 

 開幕バトルジャンキー……とまではいえないまでも片鱗程度は見せてくれる台詞を吐きまして。キョウヘイ君と笑い合います。

 そして。ついでに。

 

 

「で……そちらが例の彼女さんでしょうか?」

 

「そうだね。紹介するよ……ルリちゃん」

 

「はい。その……初めまして」

 

 

 キョウヘイ君の後ろから出て来まして、ペコリ。

 可愛らしい桃色の髪を揺らしてお辞儀をしてくれますは、彼の彼女。どうやらルリと言う名前……というのは、ライモンシティでも聞いたところなので存じ上げておりましたが!

 ……ううん。それにしても、ルリさん。

 

 

「あの、あたしとどこかでお会いしました? いえナンパとかではないんですけど」

 

「うーん……まぁ、メイちゃんになら伝えてもいいんじゃないかな。ね、ルリちゃん?」

 

「そう……かな。あの、メイさん……こうです。こう」

 

 

 ルリさんは帽子を外し、髪をまとめて後頭部よりのワンテールに括ってみせる。

 前髪を掌であげて、少しだけ表情を快活気味に。……おお、もしや。

 

 

「ああっ、ルッコちゃんだー!?」

 

「声が大きいよメイちゃん!?」

 

「あはは……。ま、周りは誰もいないので平気だよキョウヘイ君。……その、ご無沙汰です。テレビで共演して以来でしょうか」

 

 

 ルッコちゃん! イッシュでタレント寄りのアイドル活動をしている女の子で、あたしとも何度か共演したことがあります。

 あたしはまぁ、アイドルではなくリーグとしての広告塔の役割なのですけれどね。その割にはバラエティ寄りの仕事ばっかり振られるのはなんともかんとも。国際警察といい、あたしにばっかりこういう役割を振ってくるのはどうなのでしょう。報酬がとても良いので割にはあっているのですけれども!!

 

 

「アイドルを彼女にするとか……やりますね、キョウヘイ君」

 

「それほどでも」

 

「じ、自慢されるのは嬉しい……かな。だけどばれると困るので秘密にしてくださいね、メイさん」

 

「はい! それは勿論!」

 

 

 満面の笑みでそう返しておきます。

 ……彼女さんのご尊顔も拝見させていただいたことですし、トレインにキョウヘイ君を誘いやすくなったなーみたいなことは全然考えていませんよ、ええ!

 

 

「決勝も観客席に応援しに来るから、頑張ってね、メイちゃん」

 

「ひとをデートのダシに使うな~?」

 

「あはは……。ですが、メイさんのバトルを見るのは此方から誘ったんですよ」

 

 

 あら意外。

 とはいえまぁ、このふたりの馴れ初めを実際時間で横から眺めていたあたしとしましては、彼女の積極性も知っています。告白もアタックもルリさんの側からなんですよね、なんと。

 

 

「バトル、お好きなんですか? ……そういえば番組の方でそういう話題を耳にしたような気も、無きにしも非ず」

 

「うん。大好きです」

 

 

 彼女はそういうと、思い出すように胸元で掌を、指を組んで。

 

 

「おんなじ名前のチャンピオンさんが居たんです。わたしが小さなころに」

 

「僕も知っているよ。カントーの旧チャンピオン筆頭だよね? 最年少の……」

 

「うん、そうだよ」

 

 

 キョウヘイ君に向けてわざわざ振り向いて、顔を合わせ。ほほ笑む姿がとても可愛らしいですね、ルリさん。

 ……とはいえ、名前を聞いて考えることはどうやら同じなご様子でした。

 

 ルリ。

 今尚最年少のリーグチャンピオン記録を保持している。

 しかし、今は籍をどこにも置いていない……姿も続報もないポケモントレーナーの名前です。

 

 各国各地方でのリーグの仕組みが異なるため、一概には比べることは出来ないのですが。みんな大好きポケモントレーナー最強議論となると、必ずと言っていいほど名前の挙がるトレーナーのひとりです。

 彼女がチャンピオン位を取ったのは、あたしらが生まれて少しの頃のお話。これは覆すことがほとんど適わないだろうと言われている記録でもあります。何故なら彼女がリーグに参戦したのが9才という、ポケモントレーナーの資格を取ることが出来ない時期の出来事だからです。

 

 

「かなーり特例での参戦だったんですよね。いちおう動画として残っているバトルの記録はありますが……任期中の挑戦者もいなかったせいで、招待制の世界戦でトップを1回取ったのが最長の動画記録でしたっけ」

 

「そうだね。ミュウっていう珍しいポケモンを使っていて、今のリーグには参戦出来ないんだったかな。そうでなくてもチャンピオン筆頭から降板した後は、メディア露出もリーグ参戦もしていないからどうなったのか判らないんだけど」

 

「……でも、すっごい強かった」

 

 

 あたしとキョウヘイ君の、最強議論している側の立場っぽい会話を置いといて。

 ルリさんが、ほうと思い出しては息を吐く。

 

 

「なんだろう。あの頃のポケモンバトルに、トレーナーの強さっていう側面を見せてくれた……っていうのが当て嵌まる……かな。だから、わたしが大好きなトレーナーなんです。それは、今でも」

 

 

 確かに。あの頃の ―― 「技名のサイン指示」や「指示の先出し」といった、今の公式リーグでは仕様統一のために禁止されている(・・・・・・・)、トレーナーとしての技術が際立っていた感はあります。

 だからこそ個人としての印象が、人々の中に強く残っていて。彼女と言うポケモントレーナーを好んでいる方が多いのでしょう。

 彼女監修のネームドランニングシューズが販売されたということもありましたね。それだけ民衆に浸透していた名前、ということなのでしょう。当のランニングシューズ「メタモルペインタ」は、メモリの自由度が高すぎてカスタマイズの知識が必要なのに、お値段も高すぎたというオチがあったりするのですけれども。

 

 

「彼女に、わたし、とっても勇気をもらったんです。だからポケモンバトルも、今でも好きなんですよ。……。キョウヘイ君と違って、見る方専門なんですけど」

 

「そういう訳だからさ。素直にメイちゃんの活躍を楽しみにさせてよ」

 

 

 むう。そうまで言われてしまっては、素直に応援させてあげましょう。

 ……なんだかあたしが捻くれているみたいに聞こえますけれども……!

 

 

「それじゃあね、メイちゃん」

 

「応援しています……!」

 

 

 なんともお似合いなごカップルは、最後にそう言って手を振りながら退場していったのでした。

 実際、応援されているというのは悪い気分ではありませんからね。ありがたいことです。それはそれとして、友人からの応援はそれはそれで緊張の種ではありますけれども。

 こちらも手を振り返して。振って、振って。その姿が見えなくなって。

 

 

「……はー」

 

 

 あたしの定位置、会場の隅。息を吐きながら、手元で同日に繰り広げられていた相手側のトーナメント表を見返します。

 競り上がってきたのはご想像の通り、カントー地方。

 あたしたちと同様の、全勝での決勝進出でした。

 

 対策は練りたく思います。

 ただ、前述した通りにやや空いた日付もありますし……どうやら決勝戦の演出と広告に使われる日程のようなのですが、そこは運営側に任せておいて。

 

 合流することにしましょうかね、ショウさんと。

 どうやらあちらの調査の進捗もあったようですし。

 

 

「んー……頑張りますかぁ!」

 

 

 大会は大会で楽しみなので。その楽しさに、後顧の憂いを残さないで挑むために。

 国際警察としても、頑張っておきますか!!

 とか。気合を入れて、まずはショウさんとの合流に向かうのでした。

 

 







 お久しぶりの更新。あんまり見直してないけどここで更新しないとなという心持ちで投稿しておきます。
 ちなみに今話か前のノイズあたりから、ちょっとずつ、このBW編がどういう意図で書かれているのかが判る方もいるのではないかなーと思います。



・シンオウ地方

 人選はちょっと変則的。ただしシロナさん以外。
 ヒカリさんは作中解説の通り。主人公はコウキ君。つまり……?

 ちなみに私設定の中では、アルミアはここの片隅に置かれている設定となっています。


・ホウエン地方

 人選はちょっと意図的。ふたり同時に出しているあたり。
 私はポケモンの公式二次とかからの影響をちょっとずつ取り込むきらいがありまして。ハルカさんが主人公に選ばれたのは、ポケスペとかのバトルよりの印象からだったりします。特に他の意図はありませんという。
 ポケスペは次項のクリスさんにもちょっと影響していますね。多大だぁ。


・ジョウト地方

 人選はかなり作為的。
 主人公がクリスさん。ミカンさんはエリトレ資格を取ったばかり。
 そういうことです。


・ルリちゃん

 この名前で出したのは私のが先なんですよ(何度目かの言い訳。
 まぁ被ってしまったからには利用させてもらいましょうと言う次第。日本名で花弁の青い植物を表すときにようく使われる色名です。瑠璃。
 こちら自体はBW2、男主人公のライブキャスター落とし物連続イベントより。あの一瞬の為だけにルッコさんのバストアップが造られたのかと思うと凄まじい気合だなあと言う感想がまろびでる。
 こういうアイドル像はルチアさんに引き継がれたような気がしないでもない。

 テンマ君は……?(出さない。

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