ポケットでモンスターな世界にて   作:生姜

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1996/冬 つまり、王道を行けと

 

 

 

 Θ―― タマムシ大学敷地内/屋外バトルスペース

 

 

 

 

「やったなシュン、オイ!!」

 

「何とかって感じだったけどな。でも……祝ってくれるのは良いけどさ、痛いぞユウキ」

 

「だっておい、あのアンズちゃんに勝ったんだぜ? 思っきし喜んだっていいだろーがよ!」

 

 

 背中を叩いてくる友人の手荒い祝福を受けながら、オレはアンズさんとの試合会場を後にしていた。ユウキは出入り口の横にて待ち受けていたのだ。用意周到この上ない。嬉しいけど。

 ……そしてさっきの放送にもあった通り、どうやらオレの試合が予選の最終試合となっていたらしい。と、いう事はだ。

 

 

「ユウキ、そっちは?」

 

「残念ながら、おれは無理だったな。でもよ、ゴウとナツホは突破したぜ?」

 

「おーぉ。マジでか」

 

「おうよ! カトレアお嬢様やミカンちゃんに至っちゃ、ジムリクラスの奴らがいたのに1位抜けだってよ。かーっ、スゲぇよな!」

 

 

 流石はゴウ……って言いたいところではあるものの、ナツホも勝ち抜けたんだな。何よりだ。

 一応これで、ユウキ以外、大会に参加したオレの友人らが勝ち抜けた形だ。因みにショウに近しい人たちはというと、カトレアお嬢様とミカンはユウキの言う通り。リョウは勝ち抜けたものの、運悪く同グループにあたったヒョウタは突破できなかったらしい。その辺りは組み合わせが大きいと思うけど……詳しくは知らない、とはユウキによる情報なので仕方が無いか。

 それにしても……うーん。まぁ、負けた当人であるユウキがこの調子でいるなら、オレが突っ込むのも野暮という物だな。

 

 

「あの後の試合は勝てたんだろ? 2連勝だとか」

 

「まぁな。でもこの予選は1位しか抜けらんねえからなー……惜しくも、の2位って奴だ。おれのイーブイ(ぶいも)だって、折角シャワーズになったってのによ」

 

「でも2勝だからな。勝率は6割6分。オレは流石だと思うぜ、ポケモンドクター」

 

「……んー、そりゃあ、進学試験に受かれば、それも卵だけどな」

 

 

 オレらにとってのいつものやり取り、に留めておく事にしておこう。

 そのまま話題を軽口に移行して、暫くの時間を移動に費やす。

 

 

「そんで、あれか? ショウんとこの試合を観に行くんだろ?」

 

「まぁ、そのために歩いてる。……お、ナツホとかは先に会場についたみたいだ」

 

 

 手元のトレーナーツールでナツホからの連絡を返し、会場の見取り図を頭に浮べながら……そう。

 本日はショウが参加しているという、マルチバトルの大会初日が行われているのである。

 とはいえマルチバトルとなるとフィールドも広いものが必要だ。生徒が沢山参加している大会予選の最中では中々に会場が取れず、日程自体は平行するものの、試合は予選を早めに終了させて行われる事になっていた、らしい。

 だからこそこうして、観戦も出来るというものなのだが……

 

 

「ふーんんぅ。それって参加者はどうなってんだ?」

 

「参加者はそんなに多くないみたいだな。一応シングルトーナメントと掛け持ちも出来るみたいだけど、注目度は段違いだし。16組32名。だから予選は無くていきなり本戦。全部トーナメント制の1日1試合の合計4日。間日を挟んで、オレらの方のシングルトーナメントの間も試合が行われる。順調に進めば、丁度シングル準決勝の日にマルチトーナメント決勝が行われる……んだってさ」

 

「ほーぉほーぉ」

 

 

 とか何とか説明を加えながら、見えてきた階段を上って行く。

 ホーホーホーホー言うユウキにポッポポッポと適当に返しながら、観客席の入口から顔を出すと。

 

 

「あっ、来たわね。……こっちー、こっちっっ!!」

 

 

 お目当ての集団はすぐに見つけることが出来た。ゴウ、ノゾミ、ヒトミと並んだその隣から、ナツホがポニーテールを揺らして(大)声を出してくれていたからだ。

 オレらシングルバトルとは境遇が違い、マルチバトルの会場が闘技場となったのは、先述のフィールドの広さの問題からだそうだ。注目の違いもあって、しかも予選とあれば、観客数は多いとはいえないが……それでも大声は迷惑だと思うぞ、我が幼馴染?

 

 

「こぉっt……んむぐっ!?」

 

「これは駄目。ナツホ」

 

「あっはは! まぁ、そこまで気にするような場所でもないから大丈夫だろうねえ。マナーはともかくさ」

 

「フォローをありがとな、ヒトミ。ノゾミもありがとう」

 

 

 オレも通路を抜けて、お礼を言いながら席に座る。

 ヒトミが「慣れてるよ」、ノゾミが「うん」とだけ返して。

 

 

「……あによ」

 

 

 残るは隣。声を遮られたせいでジト目の、困った幼馴染である。

 今回のはナツホの自業自得なんだろうけど……というかナツホの場合はこういう時、大概が自業自得だ。先に伝えるべき事もあるし、まぁ、今はそっちを優先しよう。

 

 

「場所を教えてくれてありがとう、ナツホ。それと本戦出場おめでとう。一緒に頑張ろうな」

 

「ん、にゅん」

 

「いやにゅんて何だ、にゅんて。ショウの前に立った時のミカンかよ。……というかナツホ、こういう場所で大声を出すのは流石にどうかと思うぞ?」

 

「わ、分かってるわよっっ!! にゅんは冠詞よ多分!! 今度からはっ、んむぐ!?」

 

「だーかーら、声が大きいんだって……」

 

 

 意味不明なことを大声で話し出したので、その口元は咄嗟に覆っておくことに。というかもう、試合も始まるみたいだしな。

 ナツホも、オレに口元を抑えられ「んーっ、んーっ!」と顔を赤くしているものの興奮した感じで振りほどこうとはしない。いやさ、そこは早めに静かになってくれないとオレも手を離せないんだけど……まぁ、このままで良いか。良いのか。抱きしめてる感じの格好になってて耳とか紅潮してるけど……多分良いんだろな。オレとしては役得なので断る道理はない。

 

 

「さて、ショウの試合は……っておい」

 

 

 体勢そのまま、オレが口を開いて早々に突っ込みを入れたのには理由がある。

 視線を向けてすぐ、闘技場の中心、手前のトレーナーズスクエア。

 

 ショウの隣に並んでいる人物……というか。

 オーラというか。

 

 

「―― はぁ。私、目立つ場所は。嫌いなのだけれど」

 

「まぁだからこそマルチバトルに誘ったんだけどな。観客も相手も、良い感じに少ないだろ? ついでに言うと、エリカの手伝いもしておきたかったしなー」

 

 

 ゴスロリというか、な!

 兎も角。ショウが以前言っていた相棒とやらは、どうやらミィであったらしい。

 あの2人が揃って並ぶとかさ。……ショウの外見自体は一般人の範囲を出ていない(ミィは飛び出している)けど、これは色々と凄まじい絵面だな。向かいに並ぶ相手エリトレ2名(クラスでは有名なラブラブカップルのシン君とカヨさん)も、心なしか気圧されている様な気がしないでもない。

 そんな空気を感じているのかいないのか……いや。あの2人に限って、察していないということはないんだろうけど……終始和やかな雰囲気でショウとミィは会話を続ける。ただその間にも手を止めず、トレーナーツールを高速で動かしているのだから、相手にしてみれば堪ったもんじゃない。

 

 

「少ないと、言っても。それは予選の間だけで勝ち抜けば別でしょう。決勝トーナメントと平行するのだもの」

 

「……あー、言われてみれば。でも4月に入ってレッド達が出発したら俺達も旅に出るだろ? こうして肩を並べて、勝つことだけを考えてバトルするのも、まぁ悪くないんじゃあないかと思うんだよ。学生やれるのは今の内だからな。それに色々と事情のある原作前組はともかく、今のスクールメンバーはそのまま旅に連れ出せるんだし」

 

「……、……。……それも、そうかしら。何もかも無駄にはならないものね。……はぁ。貴方も、やるからには。勝つつもりなのでしょうし」

 

「おー、ありがとなミィ。んでもって勿論、バトルはバトルだ。勝ちに行く。端っから負けるつもりで行くわけがない。だろ?」

 

「えぇ。それなら、私も。必要以上に本気を出しましょう」

 

 

 そう言って視線を交わし、モンスターボールを握る。

 ショウとミィは一転、微笑とはつらつな笑み。オーラをデュオでまとっておいて、正面を向いた。

 途端に空気が一変する。密度を増したみたいな感覚だ。……うわあ。やばいぞこれは。

 

 

「ってかよ。あの2人が並んでると勝ち目が無い気がするのって、おれだけなんかな」

 

「いや。オレもユウキに同意しとくよ」

 

「……厳しいだろうな」

 

「初めからラスボスみたいな感じだものねえ」

 

「うん。圧倒的」

 

「……っぷは。え、何この感じ!?」

 

 

 空気に鈍感なナツホも流石に大人しくなったので解放しておいて、だ。

 うーん。こうして傍目に見ていても判るくらい、ショウとミィは合わさった時の相乗効果が半端ないんだよな。約束された勝利、勝利すべき。勝ちフラグしかないって感じが適当か。

 

 

「学内で、この2人が相手で勝負になる……最低限マルチバトルに慣れてるっていう条件に当て嵌まるとかは、あの双子くらいか?」

 

 

 この大会にはコトミ&コトノの双子も参加をしていると言っていた。あいつ等もある意味では、ショウの教え子と言っても過言ではあるまい。毎日の様に手合わせしてるものな。時には男子寮の部屋にまで突撃しにきてまでさ。……それでショウがバトルスペース確保の為に連絡を取ろうと部屋を離れた隙に、人目をはばからずベッドにダイブした双子姉妹を、オレは忘れていない。それを『ドラゴンダイブ』の練習だと言い切った図太さも、同時に。

 オレは手元でマルチトーナメントの組み合わせ表を開き、そんな残念な所ばかりが息の合う双子の位置を確認する。

 すると予想の通り、エントリーはしていたけど……やぐらの反対だよ。当たるとすれば決勝だなこれ。

 

 

「だとすると、……うーん」

 

 

 やはり……と考えるオレらの目の前で、マルチバトル大会の初戦がやや遅れて開始される。

 早速とショウ&ミィがバトルを繰り広げていく。まさに圧巻。阿吽の呼吸で目配せすら必要ない。

 

 

「―― 鳴らすわ、ビリリダマ」

「ビリリリリィ」

 

「重ねて『りんしょう』だ、イーブイ!」

「ブー、イーィッ!!」

 

 

 《ズギュゥゥゥンッ!》

 

 ――《ブゥイィイィッ♪》

 

 

 向かい合う4匹の中で最も素早いビリリダマのエレキギター+アンプ的な『りんしょう』に、ブイブイ言うイーブイの『りんしょう』が追随する。

 相手のラブラブカップルは目を見開いてびっくりしているものの……いやさ、オレは知ってる。今はまだ「ポケモンの技のダブルバトルにおける効果などは殆ど研究が進んでいない」から知らないのも仕方がないけど。

 

 

「僕には何が起こっているのか判らないんだが……シュンは判るのか?」

 

「受け売りだけど一応は。……ポケモンの技の中には、多数と多数のバトルで真価を発揮する技も存在するんだ」

 

「む。それは……」

 

「まぁ、ポケモンだって野生の生物だ。群れで戦うこともある。普通に考えておかしな話ではないだろ? ……ってのはショウの言い分だけどさ。『りんしょう』は呼吸を合わせて使用する事によって、直前に出した『りんしょう』の直後に(・・・)重ねることが出来る特殊な技なんだとさ。しかも威力もアップする」

 

「重ねるの」

 

「ああ。つまりダブルバトルにおける『りんしょう』は、『同時に使うと素早さを引っ張り上げることが出来る』んだ。今の場合だと、ミィのビリリダマの素早さを活かしてイーブイと2匹で『りんしょう』。1体に素早く集中攻撃を加えた、って感じだな」

 

 

 オレの説明に、質問をした姫&従者……ノゾミとゴウがふむと頷く。そうして速攻で1匹が倒されると、もう1匹が不利になるのは数の原理。このメンバーにはあえて説明するまでもないだろう。

 そして今の場合、呼吸を合わせるその主体は、技のタイミングを指示するトレーナー同士である。つまりショウとミィの技術の高さを表していたりもするんだよな。

 

「(……やっぱりショウもミィも、大概だよな?)」

 

 トレーナーとしての錬度がさ。

 とはいえ、トレーナーとしての錬度という言葉に凝縮してしまえば短いが、それは本来もっと多くの意味を含んでいる。

 ショウは多分。きっとミィも。「それら」を求道するトレーナーの一員なのだ。

 目の前でマルチバトルを繰り広げる2人は、どうにも様になっている。ポケモンバトルの新しい形を、2人とそのポケモン達によって指し示しながら描いている。2人の目には、自分達がバトルに求めるものが(例え遠くとも)はっきりと捉えられているのだろう。

 

「(……指示系統が2つ。ポケモンも2匹。ここに来るまでは考えつきもしなかったけど、こういうバトルだってあるんだよなぁ)」

 

 目指すものという単語を聞いて、オレは思わず思い返す。

 

 

 あの日……冬合宿の初日。

 二兎を追うことを提案したショウはあの後、こうも言っていた。

 

 

 ―― まぁ、トーナメントに勝ちながらポケモンを育てるなんて、普通は計算じゃあ出来ないだろうな。エリトレでも無理難題。最終的に決めるのはお前だけど、でもシュン、お前なら勝算は有ると思ってる。そうじゃなきゃあ紹介しない。

 シュンの場合は自身で身につけたものもあるけど、他にも俺やルリからポケモンの、それに『技に関しての知識』を山ほど叩き込まれてる。実はこれがかなりでかくってな。相手のポケモンの『覚える技』と『覚え得る技』、それに『注意すべき技』が判断できる。 これはつまり『先読みの技術』に他ならないんだ。

 

 

 オレの脳裏に、夏の大会でイッキの言っていた「その先」という言葉が思い浮かぶ。

 

 

 ―― お前達や俺達がそうだった様に、自分のポケモンを知る事は、一緒にいれば誰にでも出来る。上手くバトルをするなんて、練習を重ねれば誰にでも出来る。

 が、しかしだ。その先。『自分ら以外のポケモンとトレーナーを知る事』だけは、トレーナーが1人で、進んで学ばないと出来ない項目なんだ。しかもポケモンバトルっていう特異な枠組み(レギュレーション)の中だとこれが殊更重要だしな。

 ……んでもって、ここで利点を幾つか上げとこう。『トレーナー戦』はただ野生ポケモンと戦うのとは訳が違う。シュンも歴史上、ポケモントレーナーが旅に出だした理由は知ってるよな。

 

 

 何度も聞いたし、知ってるぞ。

 トレーナーの多くが旅に出るのは、野生ポケモンよりもレベルの高いトレーナーやそのポケモン達とバトルをして「より上質な経験」を得るためだ。

 

 

 ―― だな。それを前提にして……さてさて、年末の大会は相手トレーナーのポケモンもレベルが高い。つまり『経験』は他より濃く、レベル上昇やそれ以上の成長(・・・・・・・)を見込めるっていう理屈が通る。しかも相手にしてみれば、大会中のレベルアップを計算に入れるのは難しい。つまり想定外の行動を起こすにばっちりな条件でもある……と。

 1番最初に俺が『両方必要』って言ったのは、こういうことだ。他のトレーナー達もやっているであろう野生ポケモンとのバトルを使ったレベル上げは『当然やって』、ついでにそこへ『成長の計算』を加えるって事。ただし、この作戦には『勝ち進むからこそ可能』だっていう条件がつくけどな。

 勝ち進みながら成長して、その成長こそが相手にとっての不確定要素になる。

 どうかね。……これって、面白そうだと思わないか?

 

 

 ショウの悪ガキの様な……楽しそうなその声に、オレは当然やってやるさ、と返したんだ。

 

 

 そして今、オレはここに居る。

 翌々日には本戦トーナメントに出場するトレーナー、という立場で。

 

「(予選の内は全員、かなり計算どおりに『経験を振れた』な。……それにしても、あいつ等はどこまで先が見えてるんだか。予選でオレがバトルしたヒカルさんじゃないけどさ)」

 

 あの人はまた、極端に過ぎてた。

 勝つという事それ自体は大切じゃあない。負けという事象に重大な意味が付与されている訳でもない。

 ただ、負けるよりは勝つほうが良いには違いない。オレにとっても、オレのポケモン達にとっても。

 自分たちの成長が、努力が。目に見える形として結実した……その実感ができるという意味ではさ。

 

 

「……どっちにしても。オレが目指すべきは一先ず、今のシングルトーナメントでの優勝だな」

 

「おぉっと。そらまた大きくでたじゃねえか、シュン。一先ず優勝ってあたりがでかい」

 

 

 思わず声に出した所で、オレの呟きを耳に挟んだユウキが突っ込みを入れる。

 この友人にしてもそうだ。既にその目にはポケモンドクターという目標が、はっきりと映っているのだろう。勿論、バトルの経験を無駄にするつもりもないに違いない。バトルは怪我の要因第1位なのだ。使われた技や攻撃能力なども、知っているだけでアドバンテージになる。

 

 

「ん、んん゛。……ま、良いんじゃないの?」

 

「わたしもナツホの言う通りだと思うねえ。シュンは今まで引っ込み過ぎてたのさ」

 

「そうだね。……ゴウ?」

 

「ああ。だがシュン、僕とて負けるつもりはないぞ?」

 

 

 ナツホを皮切りに、友人らが次々と声をかけてくれる。

 本戦出場者たるゴウの言葉を聞いて、ナツホも慌ててあたしも負けるつもりはないわよとか付け足して。ツンデレの幼馴染としては、ツンも有り難く頂戴して。

 

「(まぁ、目標は大きくなくちゃな。大きい方が楽しいだろうし)」

 

 予選という大きな壁をまず1枚越えて安堵している自分にも、そう喝を入れておく事にした。

 

 

『―― ドードーおよびヒンバスの勝利。よって勝者、ショウ&ミィ組!』

 

 

 マルチトーナメントの初戦は結局、ショウとミィが手持ち1匹たりとて倒されず、しかも2匹目を出す余裕すらみせつつ、勝利した。

 まぁあの2人からしてみれば、それは余裕じゃあなくて、「次も勝つために出来る限り経験を積ませていた」になるのかも知れないけどさ。

 ハイタッチしようとするショウと(空ぶらせて)さっさと踵を返すミィ(ただし後手に拳を合わせる)の最恐コンビを、視界に映しながら……

 

 ……オレらも、そうだな。

 目の前の目標に向けて、1歩を踏み出しておくべきなんだろうな。

 

 





 本当はもう1つ更新したかったのですが、間に合わなかったのでとりあえずの2話分。大会本戦までは届きませんでした……。



>>手持ち

 ショウ……イーブイ、ヒンバス、ロコン。
 ミィ……ビリリダマ、イトマル、ドードー。

 マルチバトルはこの中から2匹ずつを選出するという「見せ合い6-4」みたいなルールになっています。
 ……それにしても、相変わらずミィのメンバーの尖り具合は凄まじいですね……(ぉぃ。
 因みにヒンバスやロコンやドードーは野性からの捕獲でしたが、初期レベルは1桁でして、適正レベル内なのでボールを入れ替えてスクールパートナーとして使用できましたという流れ。


>>『りんしょう』

 「いかく」や『ふくろだたき』からの『いわなだれ』と並ぶ、ダブル‐トリプルバトル御用達の技。
 効果は作中の通り。これをスカーフポリ乙に続いてだとか、しかもそれがフェアリースキンニンフィアだったりするとか。
 ダブルバトルは魔境なのですよ。


>>ポケモンドクター

 アニメはともかくゲームポケモンの世界の医療職は仕組みが良く判りません。
 が、BWで遂に登場しましたトレーナー職がこのドクターになります。一貫して、バトルが終わると回復役として機能をしてくれるありがたいお人達です。

 ……ただ、そうなると、困ることが幾つか。うーん……(次話のあとがきにつづく)




 ▼ エリートカップルのシンとカヨ

 FRLGのチャンピオンロードで待ち構えるトレーナー(達)。
 「ブレイン&パワー」みたいにコンビでトレーナー職が変わるのは最近の作品の特徴だと思わせておいて、実はFRLGの時点でありましたという実例。
 この場合はエリートトレーナーの男女コンビ。実質エリートカップルはこの2人の専門職となっています次第。
 使うポケモンもニドキング/ニドクインとか、リアルが充実している風味の臭気が凄まじい吹き荒れ具合。ラブカスとかならまだしも……もうラブラブカップルに転職してはどうでしょうね。
 いえ、ラブラブカップルに増殖されるとなると、それはそれで困りますけど。

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