とある暗部の暗闘日誌   作:暮易

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とある暗部の暗闘日誌
設定集


 

 

 

○聖マリア園の関係者

 

♂雨月 景朗(うげつ かげろう)[中学3年 登場時:小学5年]

・この物語の主人公。物心ついた時はすでに"置き去り"であり、幼少期から中学までを孤児院"聖マリア園"で暮らす。孤児院の窮状を救えると信じた彼は、小学五年生の冬、木原幻生に嵌められ学園都市の暗部へと囚われる。中学3年の途中で暗部戦闘部隊に所属することになり、孤児院を出る。その後は暗部の仕事で得た資金を孤児院に寄付している。

・"痛覚操作(ペインキラー)Lv1";自身に生じる痛覚を制御する。主人公がもともと有していた能力。

・"戦闘昂揚(バーサーク)Lv3";肉体を人間の限界まで強化し、自己の精神を完全にコントロール下に置くことができる。主人公が"プロデュース"に参加した時にこの能力に覚醒した。

・"人狼症候(ライカンスロウピィ)Lv4";人狼の姿へと変化する肉体変化能力(メタモルフォーゼ)。ほぼ不死身の耐久性を獲得する。

 

♀仄暗 火澄(ほのぐら かすみ)[中学3年 登場時:小学5年]

・主人公と同じ施設で育つ。主人公とは所謂幼馴染であり、幼少時から今でも主人公の世話を焼いている。面倒見の良い性格で、主人公に限らず、孤児院の他の子どもたちの面倒もよく見ており人気者。常盤台中学へ進学した後も、時々孤児院へ通い、手伝いをしている。本人は苦々しく思っている様子だが、彼女と後述の手纏とのコンビ、"火災旋風(ファイアストーム)"の二つ名が学舎の園界隈、一部の層に知れ渡っている。

・"不滅火焔(インシネレート)Lv4";対象が燃え尽きるまで決して消えることのない不滅の焔を放射する。焔の温度も調整できるようだが、彼女は専ら蒼い焔を用いる。学園都市でも上位に位置する発火能力。

 

♀クレア・ホルストン[32歳独身 登場時:28歳]

・聖マリア園の園長さん。主人公たちにとって母親のような存在。どこか抜けている。カタカナ和製英語が苦手。

 

♀花籠 花華(はなかご はなはな)[小学6年 登場時:小学2年]

・主人公に懐いていた少女。底抜けに明るく能天気で、主人公の癒し成分となっている。

 

♂調川 真泥(つきのかわ みどろ)[小学5年 登場時:小学2年]

・主人公が小学六年生の時にやってきた少年。一時期、主人公と同じように木原幻生の手に落ちたが、主人公が助け出した。

 

 

 

○学園都市の学生達

 

♀手纏 深咲(たまき みさき)[中学3年 登場時:中学1年]

・仄暗火澄の常盤台中学学生寮でのルームメイト。火澄と同じく水泳部に所属。主人公とも中学1年以来の友人で仲も良好な様子。少々内気な面が目立つが、水泳部のトップエースであり、色々と優秀な人物ではある様子。

・"酸素徴蒐(ディープダイバー)Lv4";酸素を操る。周囲の物体から気体状態の酸素を取り出すこともできる。何げに常盤台在学中にレベルが上昇した。

 

♀岩倉 火苗(いわくら かなえ)[中学3年]

・仄暗火澄にやたら突っかかる少女。金髪ツインテールのお嬢様。本当は名前どころか能力も酷似している火澄が気になって気になって仕方がないだけだったりする。食蜂操祈を自らの派閥に取り入れようとした所、彼女は気がつけばいつの間にやら自身の派閥を解体しており、食蜂の派閥に加入していたという噂。

・"溶岩噴流(ラーヴァフロー)Lv4";物体の温度を上昇させる。地下の地盤を溶岩になるまで熱し、噴出させられるほど。大覇星祭競技「玉入れ」の時に、ボールを熱したのは彼女の仕業。

 

♀乾風 氷麗(からかぜ つらら)[高校2年]

・霧ヶ丘女学院でも有数の冷却能力者。

・"瞬刻冷却(リフリジレート)Lv4";その名の通りに、強力な冷却能力。

 

♀五月雨 梨沙(さみだれ りさ)[高校1年]

・霧ヶ丘女学院代表選手。

・"結露生成(デューイードロップ)Lv3";周囲一帯の水分を凝集し、操作する。

 

 

 

○暗部組織の関係者

 

♀丹生 多気美(にう たきみ)[中学3年]

・主人公が暗部の任務中に出会った少女。彼女も暗部戦闘部隊に所属している。後に、主人公と同じ部隊に配属された。紆余曲折あり、彼女は間接的にだが、主人公の被害者と呼べる存在だったことが判明する。彼女は主人公と運命をともして、一緒に戦いに臨んでいく。

・"水銀武装(クイックシルバー)Lv3";水銀を自由に操る水流操作(ハイドロハンド)。水銀のように密度の大きい、重い液体しか扱えない。しかし、その出力自体は高いようで、創り出した水銀製の武器は高い硬度を誇る。

 

♂中百舌鳥 遊人(なかもず ゆうじん)

・主人公が初めて所属した部隊"ユニット"にて、2人組(ツーマンセル)を組まされた先輩隊員。

・"空中歩行(スカイウォーク)Lv2";高高度まで、極めて安定した状態で浮遊できる。彼はこの能力と狙撃の技術を組み合わせて暗部で任務をこなしている。

 

♂粉浜 薫(こはま かおる)

・ドラッグの密売を行う暗部組織"カプセル"の売人だったが、組織を裏切り、重要な試薬を持ち出し逃走する。

・"粉塵操作(パウダーダスト)Lv3";粒子の小さな物体を操る。操れる粒子に制限がある代わりに、強能力としては非常に大きい出力を持つ。

 

♀蟻ヶ崎 蛍灯(ありがさき ほたるび)

・外部の産業スパイと関わりを持つ"スリット"という、アンダーグラウンドで活動する組織の構成員。学生という立場を生かして様々な企業の諜報を行っていた。

・"群蟲扇動(インセクトスウォーム)Lv3";主に蟲に感応する精神感応能力(テレパス)。対象とする蟲は複雑な思考回路を持たないので、複数の蟲を同時に操れていた。

 

♂郷間 陣丞(ごうま じんすけ)

・主人公が"ハッシュ"で指揮下についた青年。常に冷静沈着な切れ者。

・"隔離移動(ユートピア)Lv3";肉体を別の空間へ退避させるテレポート能力。自身の空間的な位相をずらし、肉体を3次元世界から消失させる。つまり"隔離移動"使用中は物理的干渉を一切受けなくなる。

 

♀釜付 白滋(かまつき はくじ)

・主人公が"ハッシュ"初任務時に捕縛した標的。

・"撞着着磁(マグネタイゼーション)Lv2";磁性体、非磁性体問わず、物体を限定的に磁化させることができる。簡単に言えば、物質を媒介に磁力を扱える能力。

 

♂牛尾 中(うしお あたる)

・"パーティ"という暗部の傭兵部隊の構成員。その能力故に、"空間転移系能力者殺し"として有名。

・"百発百中(ブルズアイ)Lv4";"絶対等速(イコールスピード)"の上位互換と言える。"百発百中"を使用して投げられた物体は、"絶対等速"と同じ性質を持ちながら、標的に命中するまで自動追尾する。

 

♀刈羽 万鈴(かりは まりん)

・"パーティ"構成員。牛尾と供に主人公を襲撃した。

・"電子憑依(リモートマニピュレート)Lv3";電子機器に自身の精神を憑依させ、自身の肉体のように操る。媒体に存在する電子回路を乗っ取っているわけではなく、直接末端の回路を使うため、非常に強力なハッキング手段としても使われている。

 

♂紫万 元明(しま もとあき)

・プラチナバーグを襲撃した暗殺者。巳之口の支援を行っていた。

・"暗黒光源(ブラックライト)Lv2";近辺の物体が反射・屈折・吸収する光の周波数、位相を操り、その色調を自由に変化させられる能力。能力を応用すれば、周辺を暗闇に変え、任意の物体を蛍光させたりもできる。その光景はさながらブラックライトシアターのようなものとなる。

 

♂巳之口 辰哉(みのくち たつや)

・プラチナバーグを襲撃したスナイパー。彼の狙撃は"ポリシー"に甚大な被害を与えた。

・"絶対温感(サーマルビジョン)Lv2";透視能力の劣化能力。可視光以外の光を感知でき、赤外線や紫外線を用いた透視が可能。

 

♂亀封川 剛志(きぶかわ ごうし)

・"ポリシー"の次席だった能力者。かろうじて生き残った彼も悲運なことに"スキーム"へと加勢する。

・静止機動(イモービライズ)Lv3;物体の運動量、速度、エネルギーを奪う力場を正面に展開し、使用者本人の主観に基づいた"静止"を実現させる。彼は専ら至近距離で爆弾を爆破させ、自身は能力で無傷のまま相手を殺傷する。

 

♂穂筒 光輝(ほづつ こうき)

・"人材派遣"が主人公へ派遣させた助っ人。そのはずだったのだが……

・収束光線(プラズマエッジ)Lv2;光をそのエネルギーをほとんど減衰させることなく、任意の空間に固定させられる能力。学園都市製の小型の強出力レーザー射出装置と併用して初めて、収束されたレーザーによって空気をプラズマ化させたプラズマカッターの運用が可能である。本人は"強能力(レベル3)"だと口にするも、実際は"異能力(レベル2)"相当の能力である。それ故、彼には"プラズマエッジ"の使用には極大な集中力が必要な様子。

 

♂煎重 煉瓦(いりえ れんが)

・親船最中一派と噂される暗部組織"ジャンク"を率いて、主人公らを強襲する。鳴瀧とはただならぬ関係にある様子。

・螺旋破壊(スクリューバイト)Lv4;せん断力を操る、捻じ切ることに特化した念動能力(サイコキネシス)。特化型故か、他の大能力と比して高い出力を有す。弾丸をネジ切り、壁をくり抜き、人体をへし折る。地盤が軟弱な場所であれば、地滑りを発生させることもできる。

 

♀鳴瀧 伴璃(なるたき ともり)

・"ジャンク"の紅一点。極めて汎用性の高い能力を備え、強力な部隊"ジャンク"の中核を担っている。"ジャンク"の精強さの要因は、彼女の存在によるところが大きい。

・共鳴破壊(オーバーレゾナンス)Lv4;物体に振動を生じさせる能力。物体の固有振動数と等しい、強大な振動を与えて過度な共鳴・共振を生じさせ、その破壊を促す。また、振動を操る性質上、あらゆる振動を感知する能力も有している。そのため、高いステルス性と索敵能力を実現している。

 

♂鍛治屋敷 鏈(かじやしき れん)

・"ジャンク"の構成員。軽い雰囲気を漂わせるも、暗部に長く在するベテランで、実力者。

・尖鋭硬化(ハードホーン)Lv3;物質を硬化させる能力。応用が効き、柔らかい物質、弾性や靭性を持つ物質であれば、鋭利な刃物のように尖らせ、ある程度自身の意思に沿って操作することができる。

 

♂筥墳 颯 (はこつか はやて)

・"ジャンク"の構成員。華奢な体格で、一見した物腰は柔らかいが、隠れた他虐性を持つ。

・空気爆弾(コールドボム)Lv3;気体を圧縮し、一気に膨張させる風力使い(エアロハンド)。

 

 

 

○原作キャラクター

 

●木原 幻生

・主人公を暗部に落とした張本人。主人公は彼のことを、"あらゆる意味でメシがマズくなるジジイ"だと表現する。

 

●布束 砥信

・洗脳装置(テスタメント)の開発のために、主人公を実験台にする。主人公は彼女と距離を詰めようと苦心したが、何一つ成功しなかったらしい。

 

●黒夜 海鳥

・暗闇の五月計画の最中に暴れだし、研究者達を皆殺しにした。この時、彼女に襲われた主人公はLv4覚醒を果たす。主人公を蛇蝎の如く嫌っている。

 

●絹旗 最愛

・暗闇の五月計画で主人公と遭遇する。主人公を蛇蝎の如く嫌っている。

 

●御坂 美琴[中学1年]

・常盤台中学1年生。仄暗火澄と手纏深咲の後輩。この時点で一応Lv5って設定にしてるんだけど大丈夫ですよねorz。

 

●ミサカ2201号(ミサカ実妹)

・主人公が初めて遭遇した御坂美琴のクローン。無事に実験を終了させた。

 

●人材派遣(マネジメント)

・原作では15巻でリタイアされた不憫なアンダーグラウンドの人材派遣業者。主人公との関係は推して知るべし。

 

●一方通行(アクセラレータ)

・主人公がとある施設の廊下で通りすがっただけの人物。一言会話を交わしただけだが、主人公はそれだけでチビリそうになった。主人公の第一印象は"得体の知れない無臭の男"。

 

●ミサカ2525号(ミサカスマイリー)

・主人公が遭遇した御坂美琴のクローン。どうやら本人は主人公に付けられたそのニックネームを気に入っている様子だが、周りの姉妹達はピクリとも変わらない2525号の表情を見て、それが皮肉で付けられたものではないのかと疑問に思っているらしい。

 

 

 


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