戦姫絶唱シンフォギアG ーAn Utopia is in a Breastー   作:風花

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Fine1 其れは終わりの名Ⅳ

 目の前で起きている光景に、未来は「あ、ヤバい」と自分の本来の言い方ではないと気付かぬまま呟いた。

 あ、ヤバい。――何が? ツヴァイウィングの事か? 観客の事か?

 否、どれでもない。ヤバいのは――鏡華の機嫌だ。

 

「ふ、ふふ……ノイズ、ノイズか。“また”、ノイズか」

 

 ゆらりと立ち上がった鏡華。顔は俯かせたままなので感情は見えないが、見えなくてもある程度は分かる。

 これは確実に――キレてる。プッツンとキレちゃっている。

 

「こ、小日向さん。何だか遠見先生の様子がおかしいようなんですが……」

「皆、今の鏡華さんに話し掛けちゃ駄目」

 

 手振りで立ち上がってゆっくりと下がるように指示する。

 この場の四人には、ノイズよりも鏡華の方が危険だ。

 もちろんノイズは怖い。二年前の悲劇が繰り返されてしまうのではないかと考えてしまう。だけど“知ってしまった”四人には昔程恐怖はなかった。

 

「きょ、鏡華さん……?」

 

 一番鏡華と接している未来が話し掛ける。

 顔を向ける鏡華。瞳の奥にはゆらゆらと揺れている炎が見えた、気がした。

 

「ああ、未来達はここで待っててくれるかな? ちょっと俺、用事が出来ちゃってさぁ」

「あ、えと、はい。行ってきてください」

「行ってきます。……そうだ」

 

 扉の前で足を止めた鏡華は踵を返すと、未来の前に戻ってきた。

 胸ポケットからお守りを取り出すと、未来の胸ポケットに勝手に入れた。

 

「あの……」

「お守りだ。俺には必要ない物だから、未来に持っていて欲しい」

 

 にかっと笑うと、今度こそ部屋を後にする鏡華。

 未来は胸に手を当てる。固い何かが入ったお守り。

 振り返り、ステージを見た。そこには何故か衣装の変わったマリアが。

 

「響……」

 

 お守りを握りながら、未来は親友の名を呟いた。

 

 

  〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

 

 

 愕然とした。開いた口が塞がらない。

 奏も同じように驚愕の色を見せている。

 観客を黙らせ、全世界の国家へ宣戦布告をしたと思えば、静謐に短い歌を歌った。

 それは聖詠だった。そして聖詠に記された聖遺物の銘は――

 

「ガングニール、だと……!」

 

 ガングニール。

 第三号聖遺物であり、グングニルとも呼ばれる北欧神話神話の大神オーディンが振るったとされる無双の一振り。本来の所有者は天羽奏。二年前の出来事によって、担い手は奏に加え立花響の二人となった異例のシンフォギア。

 それがマリア・カデンツァヴナ・イヴが纏うシンフォギアの名前でもあった。

 

「馬鹿な。こんな事があって……!」

「私は――私達はフィーネ」

「ッ――!」

「終わりの名を持つ存在(モノ)だっ!!」

 

 新たな自己紹介もまた、更なる驚愕を与えるに十分な言葉だった。

 再来のフィーネ。目の前の彼女がフィーネなのか、敢えてそう名乗ったのか、定かではない。

 だが、心理攻撃だったとするのなら、これほど傷を抉られる攻撃はない!

 

「我ら武装組織フィーネは各国政府に対して要求する。そうだな、差し当たっては国土の割譲を求めようかっ!」

 

 全世界が聞いている中、マリアの言葉に翼は耳を疑った。

 無茶苦茶だ。思わず「馬鹿な!」と呟いても誰も何も言わないだろう。

 あまりにも筋が通ってなさ過ぎだ。何をしたいのか――まるで分からない。

 予想が、仮説すら立てられず翼は混乱してしまう。

 

「もし二十四時間以内にこちらの要求が果たされない場合は、各国の都市機能がノイズによって憮然となるだろう!」

 

 更に訳の分からない制限時間を設けてくる。二十四時間以内に国土を割譲するかどうか決められるわけがない。しかもどれほどの国土かさえも決めていない。

 逆も然り。決められないのはほぼ世界全土。世界全ての主要都市にノイズを襲撃させる方法があるのだろうか。少なくとも翼が想像出来る範疇では、そのような事は不可能だ。

 

「――ふっ、あはは」

 

 そんな中、唯一、奏だけが声を上げた。笑い声を上げて片手で顔を覆っている。

 奏のその笑い方は見覚えがあった。――怒る直前の自分を抑制する笑いだ。

 

「あーはっはっは。――どこまで本気なのか」

「私が王道を敷き私達が住まうための楽土だ。素晴らしいとは思わないか?」

「思わないね。これぽっちも楽土だなんて思わないな、しゃらくせぇ」

 

 それより、と覆っていた片手をどける。

 

「そんなふざけた事を言うために、あたし達のステージをぶち壊したのか? 命が惜しくないのか?」

「それは今ここで私と矛を交える、と考えていいのかしら?」

「いいや。あたしじゃないさ。ましてや翼でもない」

 

 バッと剣型マイクの切っ先を反対のステージへ向ける。

 マリアはもちろん、翼、観客の視線も切っ先の先に注がれる。

 いつの間にか――ステージは下から上がってきていた。それは翼と奏、マリアが登場した時のように。

 しかし、ステージに立っていたのは誰でもない――裏方の人間。

 風にコートの裾が揺れている。右手には暗い中でもはっきりと見える棒状のような物。

 俯かず前を――前方のステージを見据える彼は、

 

「うちの止まり木(ソングライター)がマジギレしてんだ。怒るあいつは手がつけられねぇからな」

 

 奏がマイクで声を会場中に伝えながら呟いた。

 遠見鏡華は棒状の物――ロンを片手に携え、ステージから下りるとステージ間を繋げる道を歩き始めた。

 

「マリアさんさぁ、何してんの?」

 

 その声は耳に付けたマイクが拾い、会場全体に聞かせる。

 

「せっかく今日は何事もなく終わると思ってたのに……。二年前のように大惨事になる事も、三ヶ月前のように遅れる事もなかったってのに――マリアさん、何やっちゃってんですか」

 

 二年前のノイズ襲撃によって、ツヴァイウィングは解散になり観客にも大勢の被害が出た。

 三ヶ月前のツヴァイウィング復活の際は被害こそ出ないものの予定より遅れてしまった。

 晴れ舞台となる日はいつも何か厄介事が起きる。

 故に今日は念には念を入れて計画し準備を済ませ吉日に合わせたと云うのに――

 

「全てがおじゃんだよちくしょー。どうしてくれるんだアイドル大統領!」

「あ、アイドル大統領?」

「世界に喧嘩売って国土が欲しいって事は自分の国が欲しいって事でしょ? だったら大統領って事だ! だからアイドル大統領!」

 

 こんな危機的状況かに置いてもふざけた事を言う。

 それが功を制したのか、恐怖と緊張で固まっていた観客の一部に笑いを呼んだ。

 

「相変わらずやるねぇ」

 

 奏の呟きに翼も同意の頷きを返す。

 

「それで? 私に何を求める?」

「観客の解放。後は――話を聞くために、Go to Bed」

「……は?」

 

 妙に発音の良い鏡華の回答に、マリアは凍り付いた。

 いや、マリアだけではない。翼も奏も、それどころかこれを聞いている全世界中の視聴者のほとんどが凍り付いた。

 もちろん、鏡華はそう云う意味で言ったわけではない。

 固まった瞬間を狙って、自分が出せる限界速度を以てして槍の間合いまで詰め寄り、

 

  ―閃ッ!

 

「くっ……!?」

 

 一閃した。

 が、マリアは紙一重でギリギリ躱す。

 

「ちぇっ、意表を突いたつもりだったんだけど、無理だったか」

「な、なな何のつもりだ! い、いいいきなりあのような言葉……!」

「私の計算では、意表を突いて昏倒させてベッドに拘束するつもりだったんだけどな。見事外れたよ」

「――――」

 

 呆気に取られるマリア。

 すぐに顔を羞恥に染め、

 

「ふざけ――」

『ふざけんなぁーー!!』

 

 叫ぼうとした瞬間に、観客の叫び声に邪魔された。

 

「勘違いさせるような言い方してんじゃねぇよっ!」

「てめぇの(心の)嫁はツヴァイウィングだろうが! 浮気してんじゃねぇ!」

「変態! スケベ!」

「鏡華さん、私にも言って〜!」

「マリア様〜! むしろ僕とゴートゥーベッドを〜!」

 

 次々と鏡華に浴びせられる罵倒の数々。中には関係なさそうなのもあるが。

 もちろん翼と奏も、

 

「鏡華……変態」

「帰ったら説教もんだな、うん」

 

 ひどく冷たい眼で、冷たく言い放っていた。

 だが鏡華は気にも留めない。

 むしろ、煽っていく。

 

「変態? 何を想像したんですか? 嫌ですねー。年頃の男の人ってのは」

『お前もだろうがっ!!』

 

 また観客のツッコミが一斉に鏡華に降り掛かる。

 人質にされた事を忘れたかのように鏡華と観客による漫才のような掛け合いが続けられる。

 会場に設置されたモニターに映るニュースには、驚いて惚けてしまっているアナウンサーの姿が見えた。

 一瞬で会場の注目を奪われたマリアだったが、

 

『マリア。何をしているのですか?』

 

 シンフォギアを介した通信によって我に返る。

 

「鎮まれ……鎮まらんかっ!!」

 

 マイクを通した凛とした声に会場は静まり返った。

 鏡華はにやりと笑って視線を観客からマリアへと戻す。

 

「うるさいなー。マリアさんは私のお母さんですか?」

「始めたのはあなたでしょうがっ! ……ッ、もういいわ。これ以上場を荒らされたくない」

「荒らしたのはマリアさんが最初でしょう」

「……会場のオーディエンス諸君を解放する! ノイズに手出しはさせない。速やかにお引き取り願おうか!」

 

 マジですか?

 思わずそう呟いてしまうほどの発言。観客も戸惑いの色を見せている。

 それはマリアに通信を繋げてきた人物も同じだった。

 

『何が狙いですか。こちらの優位を放棄するなんて、筋書きにはなかったはずです』

「このステージの主役は私。人質なんて私の趣味じゃないわ。それに……」

『それに? 何ですか?』

「これ以上いられたら、奴の話術によって計画そのものに支障をもたらすわ」

『…………』

 

 スピーカーの奥から唸り声が微かに聞き取れる。

 あちらからもこちらの様子は見えているはずだろう。

 

「退場命令が出ましたー。観客の皆様、ノイズの警備員に触れないように、押さない、走らない、喋ってもいいけど小声で、を意識してお帰りくださーい。会場を出た後は警察などの指示に従ってくださーい」

 

 笑顔で注意を促しているイレギュラーの姿が。

 

「では、最後に一つ。ノイズがマスコットになったら可愛くありません? 私的にはブドウっぽいノイズがオススメです」

『ノイズなんか嫌いだよっ!』

「ですよねー! 今度のツヴァイウィングのライブには来てくださいねー!」

 

 最後の最後まで観客を一つにまとめる鏡華。

 最後の一組みが出入り口に消え、残ったのは翼と奏と鏡華とマリア、そしてノイズ。

 

「――さて、と」

 

 最後まで手を振り続けた鏡華は、手を下ろしマイクを切って振り返った。

 冷たい――極寒の焔を瞳に宿して。

 あまりの変化にマリアは息を呑んだ。

 これを、この威圧を、さっきまでヘラヘラしていた男が発しているの――!

 

「“俺”の双翼のライブ、ぶち壊しにしてくれた罪――どう贖ってもらおうか?」

 

 槍を肩に担いで、鏡華はそう言った。

 

 

 

  〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

 

 

 宣戦布告を聞いてから、緒川は会場を走っていた。

 ツヴァイウィングのマネージャーである自分の役目は世界中の視線から風鳴翼と天羽奏を解放する事。

 今は鏡華が言い訳出来る程度の槍だけを顕現して、“視線を一時的に自分にズラしている”。だが長くは持たない。

 鏡華が時間を稼いでいる隙に自分は――

 その時、曲がり角に二人の少女が見えた。逃げ後れた観客だろうか。

 

「無視する、わけにはいきませんね」

 

 せっかく無血解放出来たのだ。犠牲者を出すわけにいかない。

 緒川は目的地に向かっていた足を止め、少女達が向かった先へ走った。

 

 

 〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

 

 

 これまでの状況はヘリに搭載された小型テレビで把握していた。

 響は胸に手を当てる。何となくだが感じる撃槍の鼓動。間違いなくこの胸に撃槍は残っている。

 

「やっぱり私の胸からガングニールがなくなったわけではないようです」

『もう一振りの撃槍か』

「それが黒い――ガングニール」

 

 別モニターで弦十郎と会話する。

 二課にて検出されたパターンは登録されたガングニールと同種のものだった。

 

「ガングニールは欠片(ピース)だ。完全聖遺物(これ)と違って複数存在してもおかしくない」

 

 ヴァンは腰に提げたエクスカリバーを叩きながら言う。

 

「立花響。到着次第、お前はどうする?」

「どうするって……」

「奴にもクリスの時と同様、話し合いで解決するつもりか?」

「はい! 言葉が伝わるなら、私は戦うよりも話し合いでどうにかしたいです」

「ふむ……」

 

 顎に手を当て、テレビを凝視する。

 マリア・カデンツァヴナ・イヴ――フィーネ――聖遺物。

 それぞれのピースがヴァンの脳内で当てはまり、一つの可能性を導きだしていく。しかし、完全な仮説に至るにはまだ最後のピースが欠けている。

 ――しかも、もし考えている仮説が正しいのなら俺は……

 

「ヴァン?」

「……気にしても始まらんか」

「何か気になる事でもあるの?」

「今はまだ仮説すら至ってない。答えが出れば雇い主(クライアント)に話す」

 

 それだけ言って入り口近くに凭れる。

 もし可能性が仮説通りなら俺は――守る事しか出来なくなる。

 過去に交わした契約によって。

 

 

  〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

 

 

 ふんふふ〜ん、と鼻歌を歌い、鏡華は槍を振り回す。まるでバトンのようにくるくると回し裏方とは思えない身のこなしで舞踏を披露する。

 

「…………」

 

 翼は胸のスカーフを外し、隠していたシンフォギアを握り締め、マリアの動向を窺う。マリアの視線は鏡華に集中している。自分同様、自分と奏の動向をあちらも窺っているが動く分には関係ない。

 ――動く事など、出来ないのだが。

 シンフォギアシステムについては政府より各国に報告されている。だが、シンフォギア奏者が誰だと云う事は未だ秘匿されているのだ。翼と奏にしてみればそれぐらいの事で鞘走るのを躊躇うわけではないが、鏡華や緒川が許さなかった。

 ――双翼の歌は戦うだけじゃない。人々を癒し、勇気づけるためでもあるんだ。

 だから、戦うのは俺だ。裏方の、俺の仕事だ。

 鏡華はそう言っていた。会場に槍を携えて現れながら。

 

「……いつまでそうしているつもり?」

 

 痺れを切らして、マリアは鏡華に問うた。

 鏡華は隠す事なくあっさり教えた。

 

「中継が途切れるまで」

「そう、時間稼ぎと云うわけ。だったら――」

 

 そう言うや翼に向かって駆ける。剣型のマイクを翳して。

 当然、翼もマイクを構える。

 ――が、その間に鏡華は滑り込んだ。

 振るわれるマイクを槍で防ぐ。

 

「ッ――」

「翼は戦わせない。奏もだ」

「それは保身のためか! 私と戦わせないのは、その程度の覚悟しか持ち合わせていないからかっ!」

「ずいぶんと意地悪な問いだな。――まあ、保身って云うのは間違いないか」

 

 弾き返し、翼と奏を後ろに控えさせて鏡華は突撃の構えを取った。

 

「そうだな、好きな歌を捨ててまで悪の道を進もうとするあんたになら保身と蔑まれても否定は出来ない。俺はツヴァイウィングに歌を捨ててまで戦場に立ってほしくない。歌を捨てて戦場に立たせるぐらいなら、俺独りで戦うさ」

 

 突貫。自分ごと一振りの槍となってマリアに刺突を仕掛ける。

 

  ―閃ッ!

  ―撃ッ!

 

 避けそこなったマリアのマイクを刺突の衝撃で粉砕する。

 続けて手許でくるりと回して向きを修正。躱した方向へ往復。刺突の連打。

 

「くっ……!」

 

 奏、響のとは異なるマントを用い躱しきれない刺突を防ぐマリア。

 鏡華は口笛を吹き一笑を見せる。

 

「そう云う事も出来るのな、マントって」

「ッ、余裕そうに――!」

「いや? 全然余裕じゃないさ」

 

 言うがいきなりその場から飛び退る。

 刹那、鏡華が立っていた場所に槍状のノイズが突き刺さった。

 次々と鏡華に襲い掛かる。槍状となって、その身で突撃して、爆発物のような己の肉体を投げつけて。

 その(ことごと)くを鏡華は避け、躱し、逃げ続ける。

 

「勝手な事をっ!」

「雑魚も攻撃しちゃいけないとなると中ボス級だな……ッ!」

 

 四方八方から襲いくるノイズを攻撃出来ない事に舌打ちを打つ。本来であれば、ノイズなど塵芥。塵が積もって山となろうと所詮は雑魚。鏡華の敵ではない。

 しかし、今回だけは状況が違う。このライブ会場はほとんどの場所をカメラで全世界中へ繋げているのだ。準備中にカメラの場所は全て把握していたが死角はないに等しい。万が一、防護服を纏う――否、聖剣を出すだけでも奏者だと云う事がバレてしまう。

 そうなってしまっては各国から刺客、追っ手が鏡華を――最悪、翼と奏を襲うかもしれない。

 それだけは駄目だった。

 だから“準備が整うまで”は逃げ続けるしか――

 

「ッ――!」

 

 考え事をしながら逃げたせいだろう。

 周りから一斉にノイズが雨のように襲いかかってきた。

 逃げ場は――ない。

 

「鏡華ッ!」

 

 ステージから翼と奏の叫ぶ声が聞こえる。

 その声に応える間もなく――

 

  ―撃ッ!

 

  ―撃撃撃ッ!

 

 ノイズの雨が――鏡華を呑み込んだ。


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