ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド   作:グレン×グレン

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第四章に対に到達しました!

・・・自分でいうのもなんだけど、よくぞここまで続いたなぁ。


進路指導のウィザード
日常でも、備えてます!


 

 

 

 

 

 

 アザゼルSide

 

 

 

 

 

 

 

 総督を辞して本当によかった。

 

 今回の大騒ぎのせいで堕天使勢力はもちろん、各種勢力が大混乱だ。

 

 間違いなく禍の団がかかわっているとはいえ、死神連中以外は神秘のしの字も関わってないこの大騒ぎ。

 

 しかも隠匿のいの字もない航空機による襲撃で、日本は結構てんやわんやだ。

 

 そして、アーチャーが仕掛けてきた攻撃機の電子装備にダメージを与えたことで、スクランブル発進した自衛隊がそのうち何機かを撃墜に成功。

 

 今回の件でいろいろダメージをくった日本政府はこれの解析を速攻で開始した。

 

 そのせいで冥界政府とかはいろいろいってきたり混乱状態だったが、人間社会が「堂々とテロされると困るから」ということで強気の姿勢だったりで本当に大変だそうだ。

 

 うん、総督やめてよかったぜ!

 

「やめてよかったじゃねーだろーが」

 

 追加のビールを持ってきた小雪に後ろから頭突きをくらっちまったが、だって面倒くさそうじゃねえか。

 

「まあまあ。小雪も落ち着きましょう? アザゼル先生の性格なら、なんだかんだでいろいろと手をまわしているでしょうし」

 

「まあそうなんだけどな? このファックな反応はなんていうか張り倒したほうがいいっていうか、張り倒さないと調子狂うっていうか」

 

 と、つまみに煮物持ってきてくれた朱乃にたしなめられて、小雪が渋々矛を下す。

 

「で? 学園都市出身としては奴らの技術レベルはどんな感じだ?」

 

 と、俺としてもその辺は聞いておかないとな。

 

 学園都市が最新技術を道徳観念を欠如した方法で行使することは俺も知っている。

 

 ・・・能力者の育成方法自体、見方によっては非人道の極みといっていい。そんな研究を堂々と社会的に認めさせるほどの権力もすごいが、それを堂々と行使できるがゆえに発展していった技術こそ恐ろしい。

 

 今回の件で舐めていたことがよくわかった。

 

 一切の神秘を使わない強大なまでの科学技術。これは裏を返せば、神秘を表に流出させない俺たちの監視をほぼ無視して、堂々と表社会で地位を作り上げることができるということだ。

 

 今回の件も死神を物理的に突入させて降下させたことは問題だが、それ以外に関して神秘をかませたりは一切してない。それゆえに堂々と人間社会に姿を見せた行動が可能。そしてそれゆえに後始末で日本政府が動けるわけだが、同時に技術の確保などでごたごたがおきたわけだ。

 

 念のために宮白の意見を採用してパワードスーツを趣味も兼ねてポケットマネーで大量生産。息のかかった地域の警察組織とかに回して万が一の対策は整えていたが、ここまで派手に行くとは思わなかった。

 

「残念だがあの程度は序の口だろーな。ファックな話だが最新技術ならあるていどわかるが、あんだけ古い技術を使われちゃあ判別できねえよ」

 

「だろうな。あれぐらいなら最新技術の直接発展の範囲内だから、すごい天才が一人現れればすぐ作れる」

 

 そう、仮にも軍事技術が先進国の中でも高いレベルにあるはずの自衛隊の警戒網をあっさり潜り抜けるステルス技術すら学園都市なら序の口だということだ。

 

 本気で堂々と動かれたら、第三世界あたりにぽんとアメリカもビックリの軍事大国が誕生しかねねえ。

 

 とにかく最新技術の塊には注意しねえとな。これまで以上に人間社会には注視しねえといけなくなった。

 

 ていうかあれで古い技術とかシャレにならねえな。こりゃ本当に油断できねえ。

 

「人間社会を堂々と動かれると大変ですわ。アザゼル先生や魔王様のお力でしっかり見てくださらないと、私たちではどうしようもありませんもの」

 

「同感だ。やれやれ、こりゃ引退なんて言ってる場合じゃなくなったかもな」

 

 いっそのこと新しい組織でも作って動いたほうがいいのかもねえ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佑斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・正直、顔がいい男は信用しないことにしてたのだけれど、あなたは別口扱いしたほうがよさそうね」

 

 と、衣装の製作を終えてからアーチャーさんはそんなことを言った。

 

 なるほど、恋愛方面でいろいろとあるアーチャーさんは男がらみに関して警戒心はあったりする方なのか。

 

 なんというか僕には距離を置かれていたような気がしたけど、そういう理由なら仕方がない。

 

 僕は衣装の裁断ように作らされた剣を消してから苦笑した。

 

 ・・・確かに彼女は非道なこともたくさんしたし、秘められたなんていうかヤンデレてきな側面が爆発したりした。

 

 けどそれは神に強制的に恋心を発現されたからで、冷静に話している分には何の問題もないどころか宮白くんみたいに結構いい人だ。僕達としても、これから何か悪行を起こさない限りとやかく言うつもりは全くない。

 

 だから誠実に対応していたけど、どうやらそれがうまくいったようだ。

 

「そういわれると光栄です。・・・騎士として女性には誠実でありたいですから」

 

「全くだわ。やはり男っていうのは誠実でないと」

 

 一仕事の後のエールを飲みながら、アーチャーさんはなんというか実感がこもっている。

 

「それで、まあ頼まれていたものはある程度用意できたわ」

 

 そういうと、アーチャーさんが小瓶を取り出して僕に手渡した。

 

 これは、今後のことを考慮に入れて僕が頼んでおいた切り札の一つだ。

 

「・・・これが、魔剣の反応の抑制剤ですね」

 

「厳密にいえば私や兵夜が使っている魔力外部供給のシステムを応用発展させた、切り離した生命力の塊よ。それを使えば一回ぐらいはグラムの呪いを抑制できるでしょうね」

 

 そう、フィフス・エリクシルとの戦いのためには、僕達も相応の手段を用意しなければならない。

 

 特訓して強くなるのは当たり前だが、フィフスは積み重ねてきた武術の使い手である。当然努力を続けているのはあの男も同じであり、こちらが努力しただけでどうにかなるような相手ではない。

 

 同時にテロリストであることを深く理解し、非合法的な手段を躊躇することなく運用している。こちら側でいえばレーティングゲームでは運用できない武装を躊躇なく集めている宮白くんが近い。その戦闘能力の強化っぷりは当然のごとくわかっている。

 

 最近に至っては前回の魔獣騒動でハーデスを叩きのめすときについでに回収した足を使い、報復の際になくした右足の代用品を用意したぐらいだ。反撃で失った右目に関しても、義眼を用意しており魔眼としての機能を追加している。

 

 もう少し自分の肉体の欠損について躊躇してほしいがこの場合は割愛する。

 

 部長も修行の一環として、レーティングゲームでは禁止されるような攻撃力の必殺技を構築し始めている。僕らもそのあたりの研究をするべきだと思ったのだ。

 

 特に、セイバーとの戦いは剣士として非常に屈辱的だった。

 

 結局のところ模造品である剣を使い、二対一で文字通り圧倒されたのは今でも思い出すだけではらわたが煮えくり返る。相手がサーヴァントというのはもはや関係ない。伝説クラスの武器に選ばれたという自負を木っ端みじんに打ち砕かれた。

 

 もちろんそれを塗り替えるための努力はいとわないが、しかし敵がそれを待ってくれるとも思えない。

 

 ゆえに、短時間でも性能を発揮するためにアーチャーさんに開発研究を依頼したのだ。

 

「反動は少ないけど、精製が難しいから連発は控えなさい。ここぞというときの決め所として使用しないと、逆に反撃されて倒されるわよ」

 

「わかってます。剣士として、これに頼り切るつもりはない」

 

 これを多用し続けていれば、グラムから拒絶されたジークフリートの二の舞になる恐れもある。

 

 グラムを使いこなせるようになることを優先するべきだ。

 

 その様子を見ていたアーチャーさんだったが、やがてふと表情を緩めると、視線をそらした。

 

「・・・それで、例の件の方はどうなったのかしら?」

 

「え? ああ、あれですか」

 

 そういえば頼まれていたことがあったのを思い出した。

 

「大丈夫ですよ。興味を持ってくれた人が何人も名乗り出てくれました。・・・ああ、もちろんネットで公表とかはしないで下さいよ」

 

「それは当たり前よ。・・・そう、これでちょっと作り甲斐が出るかしら」

 

 まあ、特になんということはない。

 

 アーチャーさんはかわいい服を似合う人に着せるのが好きな人なので、僕や部長にそういう服を着て写真を撮らせてくれる人を紹介してほしかったのだ。

 

 学園内では最近評判が揺れている宮白くんだと大変かもしれないが、だけど頼んでくれればそれぐらいしそうな気もするけど、そう聞いてみたらアーチャーさんはふと笑ってしまうことを口にした。

 

「最近無茶しすぎじゃないあの子。・・・本気を出して徹夜しそうだから言わないほうがいいと思うのよ」

 

 ・・・やっぱりこの人は根っからの悪人ではない。

 

 なんだかんだで宮白くんと相性がよさそうな人物だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

「リアスとデートに行きたいんだけど、おすすめのスポットってあるか?」

 

「死ね兵藤」

 

 真剣に質問したらひどい返答を返された。

 

 匙め! おまえちょっとぐらい真剣に考えてくれてもいいじゃないか! 友達だろ!!

 

「全然会長と進展しない俺に対して、よくもそんなことが言えるな! この野郎もげろ!!」

 

「まあまあ。実質イッセーくんも不安なんですよ匙くん。相談してあげましょう? ・・・と、いうことで実質私はこの和菓子屋をお勧めします。なんでもフェアで最高級の茶葉で作られた抹茶が試飲できるとのことで」

 

「それはベルさんが行きたいところだよねー」

 

 俺たちは、放課後ちょっと自分たちの時間を作ってたまたまであった匙たちとだべっていた。

 

 リアスたちには悪いけど、こういった時間もたまにはいいよね!

 

 まあそういうわけで、ついでにリアスとのデートのために相談してみたのだがこうバッサリ斬られたわけだ。

 

「リアス先輩はなんだかんだで正統派の恋愛に興味があるって会長もいってたしー、あまり気をてらわないで正攻法で行ってみたらいいんじゃないかなー? 遊園地とかでいいんじゃないー?」

 

「そ、そうかな? ありきたりすぎて馬鹿にされないか?」

 

「どれだけレイナーレとか言う人にこき下ろされたんですか?」

 

 桜花さんのアドバイスには不安が残るが、ベルさんに突っ込まれていろいろとあれだった。

 

 くそ! そういうことに疎そうなベルさんにまで言われるとは、我ながらダメージが大きすぎるぜ!

 

「レイナーレに馬鹿にされたのは経験豊富だからだろうし、経験が少ないリアス先輩は特に問題ないってー」

 

「だよなぁ。俺も会長とデートするときは最初ぐらい基本に忠実に行きたいところだぜ。・・・変に奇をてらうとコケそうだし」

 

 桜花さんと匙の意見は確かにその通りかもしれない。

 

 ・・・変に趣味をだしてオッパイ重視でいったら確かに怒られるよね! おれでもそれぐらいはわかるよ!

 

 そういえば朱乃さんは普通のデートで満足してくれたみたいだし、大丈夫かも!!

 

「・・・そういう桜花さんやベルさんは、宮白とどんなデートしたとか無いんですか!!」

 

 そうだ! そっち方面から参考にするとかありじゃねえか!

 

「そうですね! 実質私はゲームセンターとか図書館とかネットカフェとか案内されたりしましたね。・・・パンチするゲームで勢い余って壊して弁償したりしました」

 

 ベルさんの失敗は俺も気をしないといけないな。俺も最近の強さだと勢い余って壊しそうだ。

 

 ま、リアスはそういうのしないから今回は大丈夫だろう。小猫ちゃんもその辺の手加減はうまくいきそうだし大丈夫かな!

 

 ベルさんはそういった娯楽にかかわったりしなかったので、宮白はそのあたりからアプローチをかけるようにしてるようだ。うん、あいつ過保護だからその辺はよく考えるか。

 

 と、なると桜花さんの方が参考になるかなと思うんだけど―。

 

「・・・桜花、どうした? 顔真っ赤だぞ」

 

 顔面を真っ赤にさせてフリーズ状態!?

 

「久遠ちゃん、いい加減落ち着きましょうよ」

 

 ベルさんが困惑した顔でその肩をゆすっているが、桜花さんは視線を泳がせて顔を真っ赤にさせたままだ。

 

 この人アグレッシヴに見えるけど、意外と保守的だったのだろうか?

 

「おまえなぁ、会長や魔王様の前で堂々とキスした癖になにを今更恥ずかしがってんだよ」

 

「いや、だって、だってー」

 

 匙のツッコミにも顔を真っ赤にしたまま震えるが、この人じつはウブだよな。

 

「アレは人が少なかったしー。別にあれぐらいなら大丈夫だったしー」

 

 涙目にまでなってるよ!? どんだけいっぱいいっぱいなの!?

 

「ううー! いいもんねー! どうせ前世(まえ)は最後まで処女だったしー。どうせ現世(いま)も自分じゃトップクラスにはなれないしー!!」

 

「く、久遠ちゃん落ち着いてください! ひょ、兵夜さまは全然そこは気にしてないというか、むしろその態度のほうを気にしてるんですからね!!」

 

 マジ泣き寸前状態の桜花さんをガクガク揺さぶりながらベルさんが落ち着かせようとするが、それ別の意味で落ち着かないと思う。

 

「・・・まあ、スランプはいろんな意味で脱出できたからよかったんだが、別の意味で大変なことになってんだよなぁ」

 

「大変だな、そっちも」

 

 俺は匙とうんうんうなづきながら、もう一つの問題点を思い出した。

 

 ・・・宮白、どうしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side Out

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナツミ、俺って駄目だよな」

 

「うん、今の兵夜はだめだよね」

 

 膝枕でぽんぽんとなだめられながら、俺はナツミに慰められていた。

 

 ・・・うん、久遠と関係回復が全然できない。

 

 家まで乗り込もうと思ったら挙動不審で警察を呼ばれ、学校で会おうと思ったら瞬動使われてまで逃げられる。

 

 ああ、なんだこの状況。

 

 自分に彼女ができるだなんて状況が信じられなかったところからの急転直下だから、どうしたもんか全く分からない。

 

「久遠も恥ずかしがってるだけで別に兵夜が嫌いになったわけじゃないんだからもうちょっと落ち着きなよ」

 

 いや、わかって入るんだけどね。わかって入るんだけどね?

 

「・・・失礼します。あ、やっぱりすごく落ち込んでますね」

 

 と、部屋に入ってきたロスヴァイセさんもこの光景に溜息をついた。

 

 最近結構落ち込みが隠せなかったからばれてたか。

 

「まああれです。話は聞きましたが高校生らしく節度を持ついい機会ですよ。お二人とも悪魔の生でみれば若いんですから、もっとこう健全なお付き合いをしてから関係を深めればいいんです」

 

「いってることは正論なんですけど、俺間違いなく今回一方的にされただけですよね!?」

 

 途中から性別変換しなおして反撃したけど、あれは民事で訴えれば金とれるぞ!!

 

「右足と右目の損失が、想定外レベルの軽傷だなんて判断するような作戦立てて行動するから怒られるんです。もう少しうまく制裁することもできたでしょうに、何を直接叩きのめすことを考えてるんですか」

 

「いや、俺理不尽な暴力をイッセーに振るうやつには容赦しないし。ストレスたまってるのか知らないけど今回イッセー何の非もないからとにかくどん底に叩き落さないと気が済まなかったんで」

 

「もう一度やった方がいいような気がしてきたんだが、計画練っていいかご主人」

 

 俺個人としては実にローコストハイリターンだった気がしたんだが、どうにも理解されない。

 

 そしてナツミは怖いことを言わないでくださいお願いします!!

 

「だって魔眼作成の都合上、目は抉る必要はあったから好都合だし、右足なんて超高性能な代替品ですよ!? むしろこれぼろもうけな気がするんですが!?」

 

「もう少し一般人の倫理観を持って行動してください。前から宮白くんの頼みもあったので魔術師(メイガス)との交流はしてきましたが、倫理観があれなのが魔術師(メイガス)の欠点です」

 

 バッサリ切られてしまった。

 

 くそ、そこを突かれると反論が難しくなってきた!

 

「宮白くんをターゲットにする禍の団のテロを考慮して、教会も特殊部隊を派遣することが正式に決定しましたし、冥界政府の立て直しに大きな成果を上げたのは事実ですが、余計な負担もかけてるのですよ? もう少し自重してください」

 

「・・・はい」

 

「教師に怒られてやんのー。ご主人だっせえなぁ」

 

 くそ、怒られてるのは事実だがすごいむかつく!

 

 とはいえさすがに二度もあんな経験したら本当に変な趣味に目覚める。最低限の自制のためにも、今後はもう少しローダメージを考慮するべきか。

 

「そういえば、魔術師とこの世界の魔法体系との本格的な交流をスタートさせると聞きましたが、本当ですか?」

 

「え? ああ、だいぶ魔術師のほうは制度生成ができてきましたので、そろそろ発展のためにも本腰入れようと思いましてね」

 

 禍の団も主要どころが壊滅したし、こっちの方にも力を入れないと稼げなくなるという切実な問題があるもので。

 

「この世界の魔術体系を組み込むことで、魔術回路という利点を最大限に生かしたブーストができないかが研究の課題です。同時に魔術回路の技術を組み込むことでこの世界の魔術体系に新たな発展もできれば文句なしなんですが」

 

 そう、今後の発展のためには必要不可欠だ。

 

 そうすればより強大な力を得た魔術師(メイガス)は素晴らしい実力を発揮できるようになるし、そうすれば悪魔業界に対する恩恵も大きくなるはずだ。

 

 そして俺は利益でガッポガッポ。魔術師の発展に貢献した人物として権力も大きく手にすることができて、イッセーや愛する女たちとの平和なクラスに維持できるだろう。

 

 うん、マジで必要。

 

「・・・そうなると、もしかすると相性が悪くて使用できなかった魔法が使えるようになるということもあるかもしれませんね」

 

「ん? 確かにそういったこともあり得るかもしれませんね。異なる技術を知った結果、新しいアプローチの方法が見つかるということもよくありますし」

 

 俺はまあ一般論しか返せなかったが、なぜだかロスヴァイセさんはちょっとほっとしたようだった。

 

「ではまあ、ナツミさんの勉強会でもしましょうか。・・・来年は駒王学園に入学したいとのことでしたし、仮にも進学校なのですから簡単な道のりではありませんよ?」

 

「おっと、そうだったそうだった。と、いうことでナツミは勉強タイムな」

 

「うわぁ、なんか知らないところで面倒になってきたよぉ。でも頑張る!!」

 

 うん、勉強に熱心なのはいいことだ。

 

 




日常描写を増やしていこうと思いながら、あまり描写されてないアーチャーどグレモリー眷属の付き合いなども増やしていったり。

できればいろいろと書きたいのですが、どうにも日常描写が苦手なのでなかなかかけなかったり。できれば頑張って増やしていきたいです。

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