ハイスクールD×D 転生生徒のケイオスワールド 作:グレン×グレン
兵夜「はい。特別編である公開授業のアキレウス編!! 本日のゲストは!!」
小雪「はいよ。展開的に割を食うってことで、特別篇の担当になった青野小雪だ」
ベル「同じく、第四章のゲストでは少ない出番になるベル・アームストロングです!!」
兵夜「今回は特別篇ということで短めですが、最終章の展開の伏線があるのでよく見るといい」
小雪「ってなわけで絶賛お仕置きタイムだ。まあこの程度では軽い部類だが」
ベル「あの、さすがにこれは謝った方がいいのでは」
兵夜「確かにやりすぎたのは事実だが、それはそれとしてハーデスが悪い。だから俺は謝らない。ハーデス以外のオリュンポスに利権を上げることで詫びを入れよう」
小雪「容赦ねーな」
ベル「それはそれとして、グランソードさんの立ち位置が微妙なわけですね」
小雪「ヴァーリもこの後オーディンの養子になってどうにかなったからな。当然っちゃー当然だろ」
兵夜「テロリストだけど大活躍だからな。マジ扱いが難しいというか」
ベル「それはそれとしてミリキャス君はかわいいです!」
小雪「原作じゃーサタンレッドが出てきてもめ事になったが、今回出てきてねーんだな」
兵夜「冥界の政治的ダメージがひどすぎて、そんな余裕がなかった。フィフスは間違いなく今までで一番のダメージを冥界に与えたな。まあ、ラストで出てくるが」
小雪「おかげでアホのお仕置きが足りなかった」
ベル「実質もうちょっとやった方がよかったでしょうか?」
兵夜「もう十分だよ!! 久遠とかもろともダメージ受けてんじゃねえか!!」
小雪「まさか何日もファックに引きずるとは」
ベル「意外ともろいですよね、久遠ちゃん」
兵夜「まあ俺たち、基本的にメンタル弱いし」
小雪・ベル「あ、確かに」
兵夜「そしてそれはそれでトレーニングだ。グレモリー眷属はみな勤勉だな」
小雪「それはそうだがもめにもめたな」
ベル「でも木場くんの言いたいことも分かります。・・・ゼノヴィアはいくらなんでもパワーに傾倒しすぎでは」
兵夜「チームってのはここの役割を突き詰めることがまず第一だろ。テクニックのフォローは俺と木場の仕事。寄りにもよって典型的パワーファイタ―をテクニック転向させるなんて愚策だろうに」
小雪「まあ、兵夜のいうことも間違ってはないがファックなんだよな」
ベル「どういう意味です」
小雪「目的に応じて必要な助っ人にあたりをつけるのが基本戦略で、そういう長所を持てないと判断したからバランス型に鍛えたのが兵夜だ。・・・つまり万能系の自分に対する自己嫌悪がある」
兵夜「やかましい。超人レベルに到達していない万能系などサンドバックだ」
小雪「どっちかっていうと暗殺者の構成パターンだって言ってんだ。ゼノヴィアの場合はステータス全体でもみてもテクニックが低すぎる。これはさすがに矯正しないとファックかも知れねーぞ?」
兵夜「・・・ふむ、俺としてはエクスカリバーを持ち続けるのはまずいと思うんだが」
ベル「そこはまあ、言いたいことは実質当然ですが・・・」
小雪「上がお人よし過ぎて時々忘れるが、確かにデュランダルに至っちゃ教会の至宝だからな。悪魔に持たせれば不満も出るか」
兵夜「そういうことだ。大体チーム全体のウリを捨ててまで欠点をフォローする必要はないと思うね。レーティングゲームはゲームなんだから、エンターテイメントを忘れちゃいけない」
ベル「実戦思考で自己改造している割には、リミッターを忘れなかったりレーティングゲームも考えてますよね兵夜様」
兵夜「そりゃそうだ。将来ちゃんと参加するんだからな」
小雪「それはそれとして表もファックだな」
ベル「軍需産業が国家にとって代わるという、現代でもあり得そうなリアルさのある事態ですね。さらに麻薬の蔓延・・・」
兵夜「普通に世界の闇だからな。マジで危険といえば危険だろう」
小雪「それはそれとして、お前はやっぱり人がいいよ」
兵夜「褒められると照れるな」
ベル「そうですね。必要なくなった関係も捨てずに、新しく構築しなおすなんてさすがは兵夜様です! 惚れ直しました!!」
兵夜「なんかマジで照れるなー。もっと褒めてもいいぞ?」
小雪「まあ、そんなこいつのせいでテロリストが強化されたわけだが」
兵夜「持ち上げて落とされた!?」
小雪「そりゃ死神もキレるわな。おかげで体のいい怪人役が増えたと」
ベル「兵夜様? もう少し手加減なされた方がよろしかったのでは?」
兵夜「いや、見せしめは派手にやった方が効果あると思って・・・」
小雪「むしろ燃え上がってんだろうが!! 水の代わりにガソリンぶっかけてどうすんだファック!!」
兵夜「本当にごめんなさい!!」
ベル「しかし禍の団も本気ですね。間接的に表から襲撃をかけるとは」
小雪「本気出しすぎだろ。・・・といいたいが学園都市の兵器としてはファックなまでに古いからな」
ベル「どれぐらい古いんですか?」
小雪「古すぎて、ホントに学園都市技術で作ったのかわからないレベルだ。この程度なら片手間でできるだろ」
兵夜「うわー、これでその程度とかいろいろ酷い。」
兵夜「そして今回の決戦。ボス格は英雄アキレウスの力を宿した死神」
ベル「神の力を使用しない限り攻撃が通らないって反則じゃないですか!」
兵夜「あきらめろ。宝具とは、時に非常に理不尽な効果を発揮するんだ」
小雪「・・・なあ、あたしはいま、原作に採用されたら世界を一人でひっくり返しかねないファックなサーヴァントを発見したんだが?」
兵夜「安心しろ。・・・出る」
小雪「ファァアアアアアアアック!!! 終わった、世界終わった!! クリフォトの野望は達成するじゃねーか!!」
ベル「え、ど、どんなサーヴァントなんですか!? トライヘキサより危険なサーヴァントはさすがにいない気がするんですが実質!!」
兵夜「確実にどでかい勝算を確保できる分、ある意味トライヘキサよりやばい。まあ、ベリアル編で出るから覚悟しとけ。・・・わかってる人も黙っていてください。割とどんでん返しになるかもしれないので」
ベル「っていうか兵夜様もアザゼルも何やってるんですか? ・・・これ自衛隊に供給してるって内政干渉では?」
兵夜「あとで格安で世界各国に設計図売るから問題ない。それに父親に利益を与えるのは当然の親孝行だろう?」
小雪・ベル「黒い」
兵夜「まあ、例のごとくうっかり想定外が起きて大変だったが、ルシファー眷属のおかげでひと段落。・・・気づかれるより早く刀で切るとかどんな腕前だ」
ベル「でも、兵夜様の新兵器も素晴らしいです! ・・・こ、今度ミカエル様用も作ってください!!」
小雪「作るなよ!? フリじゃないからな!? っていうかミカエルに嫌われるぞ、ベル!!」
ベル「結局来ちゃいましたね、サタンレッド」
兵夜「あの人ちょっと真剣に怒られた方がいいと思うんだ」
小雪「まーいいだろ。あくまでプライベートなんだし」
兵夜「いつか絶対アニメ化すると思う」
小雪「しかし、おかげで労力を割かなきゃならねーのがファックだな」
兵夜「相手がやってくるかもしれない。これを思わせただけで労力を割かせることができるからな。もう二度とやらないと確信できればいいんだが、有効だったのでそうもいかん」
ベル「でも、いいこともありましたよね?」
兵夜「義理の家族の絆か。・・・俺も義理の叔父になる身として呼び捨てした方がいいだろうか?」
小雪「お前は離れすぎだろ? ま、あの子ならOKなのかもな」
兵夜「そういうわけで次は第四章の第一弾。進路指導のウィザード編!」
小雪「ああ、出るのか・・・」
ベル「何がです?」
兵夜「それは読んでみて確かめてくれ。・・・長かった」