ダンガンロンパ~黄金の言霊~   作:マイン

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今作では希望の戦士たちの境遇に対し少々好意的とも取れる書き方をしているので、あのジャリん子共がいけ好かない方はご理解ください


勇者見参!

 地下鉄からの脱出を目指し、地下へと続く階段を進むこまる達。しかし、いざ踏み入れた先には『異様』な光景が待っていた。

 

「…えーと、ここって地下鉄のホームに通じてる階段なんだよね?ついこの間まで、この街の人が使っていた筈の…」

「その筈なんだがね…」

「じゃあ…これってなんなのかな?」

 こまるが言うそれ。壁一面に描かれた落書きや、天井の至る所から釣り下がる折り紙の輪が連なった飾りは、日常で使われる場所としてはあまりにも異常な存在であった。

 

「ほら見なさい、言わんこっちゃないでしょ…。もう嫌な予感しかしないわよ…」

「き、きっとお祭りかなんかがあったんだよ!ほら、落書きはともかく、こーいう飾りとかよくあるだろ?…って、無理があるか…」

「確かにもう期待などできんが…とにかく進むしかあるまい」

「そうですね…」

 淡い期待すらほぼ打ち砕かれかけながらも、微かな希望を持ってお遊戯会のような階段を降りると、そこから先は『扉』が閉ざされていた。

 

「この先に…地下鉄があるのかな?」

「地下鉄の階段に扉なんかあるわけないでしょ…」

「なんだろうが行くしかあんめぇ」

「うん…。じゃあ、開けるよ…!」

 こまるの問いに皆が頷き返し、こまるは意を決して扉を押し開ける。

 

 

 

「…え?うわ、暗ッ!」

 扉の先は全くの暗黒であった。まさに一寸先も視えない空間に少しばかり躊躇うが、立ち尽くしていても仕方がないので足を踏み入れる。

 

「まるで何も見えんな…やはり停電しているのか?」

「…?」

「…どうした坊主?」

「いや、なんか…『足元』の感触がさ」

「足元?」

「うん…コンクリートの感じじゃなくて、なんつーか、『グラウンド』みたいな…」

「どうでもいいわよ……って言うか暗すぎるのよッ!暗いのは嫌いなのよ…誰か明かり点けなさいよッ!」

「そんな無茶な…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワアァァァァァァァッ!!

『!?』

 腐川がそう叫んだ瞬間、満ち溢れた『光』と聞こえてきた『歓声』に皆は戸惑いを隠せない。

 

「な、なにコレッ!?」

「これは…我々は、『檻の中』に居るのか!?」

「檻って言うか…ここ『闘技場』だぜ!」

「周りはガキ共だらけ…どうやらまんまとしてやられたようだなぁ…」

「だから言ったでしょうに…!」

 こまる達が立っているそこ、敷き詰められた土の小さなグラウンドを、頑丈そうな『ガラスのような檻』がぐるりと取り囲む。その周りには、モノクママスクを被った子供たちがこまる達の登場に歓喜し、『何か』が始まるのを今か今かと待ちわびてる。

 

「…!出口は…」

 ハッとして振り返るが、入って来たはずの出入り口は既に固く閉ざされていた。

 

「そ、そんな…」

『やーいやーい!引っかかったな!』

 呆然とするこまる達に、突如スピーカーから聞き覚えのある声が聞こえてくる。

 

『地下鉄に逃げ込めると思ったんだろ?残念でしたー!俺っちはそれぐらい御見通しだぁーいッ!』

「こ、この声は…!」

「あのガキ共の…!」

 

 

「とぉーぅッ!!」

 威勢のいい声と共に正面のステージ上に飛び乗ったのは、『希望の戦士』の一人である『勇者 大門大』であった。

 

「じゃんじゃじゃーん!俺っちこそ、希望の戦士の超絶リーダー、『超小学生級の体育の時間』こと、勇者大門大だぁーいッ!!」

『ワァァァァァァァァッ!!!』

「や、やっぱりあのガキ共のリーダー格の一人だ!」

「おやおや~?魔王の妹だけかと思ったら雑魚キャラが2匹おまけでついてきたぞ?これは俺っちがいきなり優勝しちゃうかもなぁ~?」

「な、何を言っている…?」

「な、なんなのよあのアタマの悪そうなガキンチョは?」

「…俺は見覚えがあるぜ、確かテレビに映ってた『希望の戦士』とかいうクソ生意気なガキ共の頭目の『一人』だ」

「う、うん…私たちにこの『腕輪』をつけた子供の『一人』で…」

「コラーッ!!」

「!?」

「『一人』なんて雑魚扱いするなぁーッ!俺っちは希望の戦士のリーダーなんだぞー!!」

「…そうかい」

「特別扱いされなきゃ我慢できないなんて、典型的な『ガキ大将』ね…」

「へん!俺っちは、威張ってばっかで隠れてるだけのオトナ達のリーダーとはちげーんだ。誰よりも先頭に立って最前線で勇敢に闘い、後に続く仲間と手下を引っ張る最高のリーダー…それが『勇者』大門大様なんでぇーいッ!!」

『キャァァァァァァッ!』

「えへ、えへへへ…だよな、俺っちって頼もしくってカッケーよなぁ…」

「…志だけはりっぱだな。やってることは大将と同じなんだが…」

「アイツとあんなガキ共の物差しを一緒にするんじゃあないわよ。ああいうのは黙ってやるから効果があるんだから、自分で言ってて自分に酔ってりゃ世話無いわよ…」

 調子よく自分の事を持ち上げ、周りの子供たちもそれに同調して囃し立てるので、大門はホル・ホースや腐川の声にも気づくことなく舞い上がっている。

 

「き、君!こんなところに私たちを閉じ込めて何が目的だ!?」

「お?もしかしてお前らビビってる?いきなりリーダーが出てきてビビっちゃったってか?」

「なっ…!?び、ビビッてなんかねーよ!」

「そーだよなー、いきなり最強の俺っちが出てきちまったんだから、怖くてションベンちびっちまっても仕方ねーよなー?」

「人の話聞けってのッ!!」

「でも情さけねーなぁー!それでもチンチンついてんのか?チンチン無い奴は弱虫だ!」

「ちっ…!?い、今アイツチンチンって言ったわよ!?大きな声で、チンチンって…!?」

「落ち着け、淑女がベッドの上以外ではしたねーこと連呼すんじゃあねーよ」

「ううっ…、なんて破廉恥なの…、大きな…チンチンって…」

「腐川さん…ちょっと言い過ぎかも」

「オイ警官、仕事だぞなんとかしろよ」

「う、ううむ…」

 子供特有の下ネタトークに腐川が若干パニックを起こすが、そんなことはどうでもいい。

 

「よーっしッ!覚悟しろよ魔物どもー!今更犬みたいに腹を見せて許してくれって言っても駄目だかんなー!」

「か、覚悟って…なんの?」

「決まってんだろー!ここは『コロシアム』だぜ?お前ら『魔物』を『コロス』んだよーッ!」

「こ、殺すッ!?」

「く、糞ッ!やっぱコロシアムっていうぐらいだからそうだよなぁ…!」

「…アンタ達、圧倒的に知能指数が足りてないわね。『コロシアム』と『殺す』はなんの関係もないわよ」

「…へ?」

「え?…『コロシアム』って、『殺し合う』が元じゃないのか?」

「古代ローマの円形闘技場『コロッセウム』、もしくは『コロッセオ』の英語読みが『コロシアム』ってだけよ。それも知らずにカッコつけちゃって…フン、やっぱりガキね」

「そ、そうなのか…」

(…私も勘違いしてたのは黙っとこ)

「し…知ってらあいッ!今のは…その、小粋な『勇者ジョーク』だぁい!お前ら…『魔物』の癖に生意気だぞッ!!」

「…その『魔物』ってのはなんなんだ?おじさんこの街に来てからガキ連中にそんな風にばかり呼ばれてるんだが、もしかしてお前らの言う『魔物』ってのは『大人』のことか?」

「…ああ、そうだ。お前ら『オトナ』は魔物だ。俺っち達『コドモの敵』なんだ…!」

「…聞かせてくれ!何が君たちをここまで駆り立てる?君たちが我々を敵とみなす『理由』はなんなんだ!?」

「…『理由』は、なんだって…?」

「…?おい、どうし…」

「それを…お前らが聞くかぁッ!!」

 石丸の問いに返って来たのは、悲痛ともとれる大門のそんな叫びであった。

「え!?」

「お前らさえ…お前らさえ居なければ、俺っち達は幸せだったんだッ!だから俺っち達は決めたんだ…、皆で邪悪で小賢しい魔物どもを一匹残らず狩りまくって…、そんで、この街に『コドモだけの平和な楽園』をつくるんだぁーいッ!!」

『ワァァァァァァッ!!』

 大門の宣言に子供たちが湧き上がる。それと同時に、大門の足元のステージの下が開く。

 

ガコォン…

「なんだ!?」

「扉の奥に…何かがッ…!?」

 その先に有ったものは…

 

「う、うぉえッ…!」

 無造作に積み上げられた、大人たちの無残な死体の山であった。

 

「な、なんという…ッ!」

「惨いな…流石に俺もちこっとクルぜ…大丈夫か坊主?」

「う、うん…」

「な、何…アレ…?」

「なんだよもー!見て分かんねーのか?こいつらは俺っちが狩った魔物だーい!へっへっへ…、雑魚ばっかだったけど、いっぱいいるだろー?一兆億満点だろー?」

「お、おまる…見ちゃ駄目よ…。アイツのペースに飲まれちゃ駄目よッ!」

「…こいつらは、ちょっと産んで育てたってだけで、この客席にいる皆を『支配』していた魔物だ…」

「なっ…!?で、では彼らは君たちの両親なのか!?…君たち、こんなことをされていいのか!君たちの両親がこんな目に遭わされて、黙って見ていていいのか!?」

『………』

「…石丸さんよ、無駄だぜ。こいつらはきっと、自分の親に対して愛情だとか思慕みたいな、そーいうもんを持っちゃあいねえんだ。現に俺もいろいろと見てきたからな、あの大門とかいうガキと同じ『眼』をした奴を見た事が有る…。確かそいつも、自分の親をぶっ殺して嗤ってやがったよ…」

「そんな…馬鹿な…」

(…最も、周りにいるこのガキ共は少し毛色が違うっぽいがな。というより…全く『感情』が読めん。あのへんちくりんなマスクをしているとはいえ、多少動揺ぐらいはしそうなもんなんだが…)

「そうだ…皆はこいつらに支配されてうんざりしていた…楽しくなんかなかったんだ。だから、勇者である俺っちがこいつらを狩って、皆を自由にしてやったんだぁーいッ!!」

『ワァァァァァァッ!!!』

「えへへ…そんなに褒めなくたっていいってぇ…。リーダーとして当然のことをしただけだってばぁ…」

 にへらと笑う大門に、顔を青くしたこまるがたどたどしく問いかける。

 

「な、なんで…なんでこんなことができるの?」

「ああ?」

「君たちだって…いつかは『大人』になるのに…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…『オトナ』になんかならないやいッ!!」

「え…?」

「…そう来たか。こりゃ最悪のヤツだな…」

 鬼気迫る声で大門は叫んだ。

 

「俺っちは…『希望の戦士』の皆と、モナカちゃんと『約束』したんだ…!汚くて醜くて臭い魔物になるぐらいなら、コドモのままで死ぬんだって!」

「そ、そんな!お前、それ本気で言ってんのかよッ!?」

「当たり前だッ!そうすれば、皆魔物にならずに済む、コドモだけの平和な世界ができあがるんだッ!」

『ワァァァァァァァァッ!!』

「ほら…、聞こえるだろ?皆、俺っちに感謝してくれてるんだ…。俺っちは、皆の『勇者』だからな…。俺っちが、魔物を一匹残らず狩り尽くせば、もう…誰も『怯えずに済む』んだ…。アイツらの、理不尽な暴力なんかに…お、怯えないで済むんだぁッ!!」

「暴力…だと!?」

「お、怯え…」

「…どうした?」

 『怯える』という単語が出た途端、大門の様子がおかしくなる。

 

「う、うぅうううううぅ…!」

「ど、どうしたの?」

「お、怯えないぞ…怖くなんか…ないぞ…!痛いのも、酒臭いのも、暗いのも怖いのも痛いのもッ!もう、怖くなんかないんだぞ…。いくら殴られても、殴られても、殴られても殴られても殴られても…もう、怯えたりなんか…」

「…やっぱりアイツ、虐待の類を受けていたみてーだな」

「虐待…?」

「おそらく両親揃って酒癖が悪りー上にアイツの事を碌に見てもいなかったんだろう。酔って苛ついたところをアイツを殴ってストレス解消してたんじゃあねぇか?…あの様子じゃあダチや先公にも言えずにずっと溜め込んでたんだろうよ。そいつがトラウマになって、『大人』そのものを憎むようになった…ってとこかい」

「まさか、そんな…」

「…言っとくけど、アンタ達警察が知らないだけであーいう奴は山ほどいんのよ。黙っている以上知る由は無いかもしんないけど、アイツはそんな奴が力を持った『結果』だと思いなさい…」

「……」

 口では否定していても、記憶の奥底が憶えている『大人への恐怖』に怯えを隠し切れない大門。そんな彼を複雑な表情な見つめる一同。彼の境遇には同情する点はあるが、それでも彼らがしたことは許されることではない。だが、果たして彼らに対して無関心に罪を求めることが正しいことなのか…。

 

「…え?あれ…おかしいな…。なんで、俺…震えてなんか…」

 そんな一同の前の態度など眼中にすら無い様に、大門は震える体をどうにか押さえつけようとする。

 

「…ッ!!止まれ、止まれよッ!!」

ガンガンッ!

 ついには震える腕をもう一方の腕で力の限り叩きつける。

 

「お、おいっ!やめないかッ!!」

「うるさいッ!!…糞ッ、止まれ、止まれよ…!俺っちはなにも怖くなんかないんだ…!だって、俺っちは『勇者』なんだッ!!『勇者』はなにも怖くなんかないんだ…、『死ぬ』のも『殺す』のも、怖くなんかないんだッ!だから…止まれ、止まれよぉッ!!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まってくれよォォォォォッ!!!!」

ガンッ!ガゴッ…、グシャ…ッ!!

 腕同士だけではなく、地べたに座り込んで折れろと言わんばかりに腕を足元のコンクリートに叩きつける。今の自分の『力』を『体』に、そして『心』に言い聞かせるように大声で叫びながら一心不乱に叩きつける。

 

「…も、もうやめてよッ!」

「お前、本当に折れちまうぞ!?」

「…無駄だ、聞こえちゃいねーよ」

「そんな…」

「あーいう奴に何言ったって無駄よ…。『恐怖を克服すること』と『恐怖から目を背けること』をはき違えてるんだから、自分の作ったルールの事以外なんて聞くつもりが無いのよ。…体は正直でも、心がそれを認めたくないのよ」

「……」

 

 やがて大門の叫びが止むと、彼は嗤いながらゆっくりと立ち上がる。

 

「…は、はは…やっと、言うこと聞きやがった…はははは…」

 痛々しい痣だらけになった腕をだらんと下げ、しかしその痛みをまるで感じていないかのように狂気じみた笑みを浮かべる。そんな大門をこまるは涙ながらに説得する。

 

「もう…やめてよ…。大丈夫だよ、私たちは『魔物』なんかじゃないよ…君たちにひどいことなんかしないから…」

「嬢ちゃん………おい坊主!どうせ聞く気なんざねーだろうが、耳の穴かっぽじってよく聞けや!テメエがどんなに綺麗なお題目掲げていようが、俺はお前の事を『勇者』だなんて認めねえ!」

「なんだと…!?」

「お前がどんな理由で大人を憎んでいるのか、そしてなんでこんなことをやらかそうとしたのか。…そんなことは俺ぁ知ったこっちゃねー。だがよ、お前がやったことで、『女』が泣いてんだ!この嬢ちゃんは、お前の為に泣いてんだよ!古今東西、女を泣かせるような奴に『正義』が有った試しなんざ無えんだよッ!!」

「ホル・ホース君…」

「おっちゃんカッケェ…!」

「…自分の事棚にあげといてよく言うわよ」

「黙ってなって…!今俺様がカッコつけてんだろうが…!」

 大門の耳に届くよう、わざと挑発するように忠告するホル・ホース。しかし、その言葉は大門の心にまでは届かなかった。

 

「…う、うるさいッ!うるさいうるさいうるさいィィィッ!!やっぱりお前らは『魔物』だ!俺たちの事をなんにも知らないくせに、いつも知ったふりして俺たちの事を馬鹿にするんだッ!お前らなんかモナカちゃんが出るまでもない、勇者のこの俺っちが、この大門大がやっつけてやるゥゥゥゥッツ!!!」

パチン!

 大門が指を鳴らすと、どこかから『コントローラー』のようなものが飛んできて、大門はそれをキャッチすると紐を首にかけて構える。

 

「来いッ!俺の『勇者ロボ』ッ!!」

 大門がコントローラーの赤いボタンを押すと、コントローラーのモノクマイニシャルが光り、それと同時に地響きが起こる。

 

「な、なんだ!?地震か!?」

「ち、違うッ!この揺れは…なにかが、どんどん『近づいてる』ッ!?」

「…ッ!お前ら、『下』から来るぞ!気をつけろッ!」

 ホル・ホースがそう言った次の瞬間、

 

 

ドゴォォォンッ!!

「きゃあああッ!」

「うひぃぃぃぃッ!?」

 突如足元の地面が隆起したかと思うと、その下から巨大なドリルを携えた『ロボット』が地面を砕いて現れた。

 

「『勇者ロボ マークガイバー』だッ!お前ら全員、ドリルで穴空きチーズみたいにしてやるッ!!」

「な、なんだぁありゃあッ!?」

「あ、あんなの聞いてない、反則よぉッ!!」

「皆―、見ててくれよぉ!今からこの俺っちが、希望の戦士のリーダー、勇者大門大が、このションベンかけられたミミズより汚い魔物をぎったんぎったんにブチのめしてやっからよぉ~ッ!!」

『ワァァァァァァッ!!』

「ど、どうしよう腐川さん、ホル・ホースさん!」

「どうするもこうするも…やるしかねえだろ、かなり絶望的ではあるがな…。おい二人とも、流石にあれはお前らじゃあどうにもならねえ、どっか隅っこに逃げてな!」

「わ、分かった!」

「ぐ…、すまん…!」

「こ、こまる!相手は『機械』なのよ!だから、白夜様が渡してくれたその銃が有れば…」

「こ、これで…なんとかなるの?」

「なんとかなる!…んじゃないかしら?」

「なんで疑問形!?」

「煩いわねッ!例え無理でもなんとかするのよッ!…いざとなったら、アンタのスタンドの出番よ!相手はあんなバケモノなんだから、加減しないで思いっきりやっちゃいなさい!」

「う、うん…!」

 覚悟を決め闘いの体勢を取る三人に、大門は威勢よくロボットを差し向ける。

 

「行け、『勇者ロボ マークガイバー』!薄汚い魔物をミンチにしてやれーッ!!」

 




今回ここまで
プレイ動画公開されているの第1章までなので、おおまかなストーリーは覚えてるけど正直蛇太郎と言子のロボ戦覚えてねえ…また再プレイしないと…

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