真・恋姫†無双 -糜芳伝-   作:蛍石

50 / 63
第三十九話投稿です。

感想欄でどんどんハードル上がってるのは気のせいでしょうか!?w
というか、桃香さん。やっぱりあんまり好かれてないね。
君主としてはともかく、個人的にはキャラとしては嫌いじゃないんだけどなぁ。

遅れている感想返しは、日付けが変わった頃には家に着いていると思うのでちまちまと返します。


第三十九話 Waiting for a Long Time -北海追撃戦③-

『子義さん、文嚮さん。 攻撃されてお怒りなのはごもっともなのですが、今は賊を追ってください。 山に入っていった賊達は私と歩兵部隊で追いかけてみます。 ……もっとも、見つけられない可能性が高いですが。 まあそれは良いとして、とにかく大分賊達には先に進まれてしまいましたが、騎馬で急いで追いかければ相手は徒歩ですので追い付けます。 ここは私に任せて、追撃してください』

 

 歩兵を指揮していた事から、二人に遅れてようやく到着した頃には小競り合いは終わっていました。

 二人に会うなりすぐにそう言って、半ば強引に二人を追撃へ送り出しました。

 その場に残った私は兵達に方陣を組む事を指示して待機を命じ、攻撃を仕掛けてきた集団へ使者を出しました。

 現在互いに攻撃をする事はやめて、休戦状態となっています。

 彼らは頭に黄色い布を巻いているわけではなく、攻撃が止んでいる現状を踏まえると、相手も賊などではなく、故意に戦端を開きたかったわけでもなくも事故だったのでは無いかと感じます。

 それを踏まえて、使者として行ってもらった人は比較的冷静に見えた人を選び、私達に攻撃の意思が無い事、先ほどは攻撃を受けたのでやむをえず反撃をした事、私達が官職を持っており、これ以上の争いは朝廷に弓引くのと同義となりかねない事を説明してくるようにお願いしてきました。

 必要以上に威圧的な態度を取る事は厳禁。あくまで事実を伝える事を第一に考え、冷静な判断を望むとも合わせて伝えています。

 その上で、話を聞きたいのでこちらの陣地へ来るように伝えました。

 

 私は兵達にこちらからの攻撃は厳禁。もし争乱の種となる行動をした場合には斬首に処すという事を通達しています。

 

「とは言っても、おそらくすぐには来ないでしょうね」

「そうなんですかい?」

 

 私の呟きに、律儀に副官さんが反応します。

 独り言のつもりでしたが、聞かれたからには説明をする事にします。

 

「こちらも被害を出しましたが、それはあちらも同様です。 態度は硬化しているでしょう」

「硬化していても、こっちは朝廷の旗の下で戦ってるんでしょう? 黄巾だったらともかく、良識を持っているなら来るんじゃ?」

 

 その副官さんの声に私は頷きを返します。

 

「最終的にはそうなるでしょう。 けど争いが終わったばかりの現状では、すぐに来るのは難しいと思います。 子義さんと文嚮さんが戦っている間、兵達は官軍である事を大声で叫んでいましたし、相手の兵達もそれを聞いているでしょう。 ……臧さん。 あなたがもし誤って官軍に攻撃を仕掛けたとして、まったく動揺せずにいられますか?」

「あー、確かに無理ですな」

「ですよね。 それが出来てしまうのは、自身が朝廷に反抗する人間だと自覚している者だけです。 わざわざ休戦状態に兵を押し留めていることを考えると、彼らはそういう人間ではないのでしょう」

「確かに道理ですな」

「そうやって兵が動揺しているのに、指導者がすぐに呼び出しに応じてしまうと、兵達には自分達に非が有ったと認めているように映りかねません。 あえて泰然自若と構えるところを見せ、沈静化を図るでしょうね」

 

 下手をすれば兵達に指導者への不信感を根付かせかねない以上、行動は慎重になるはずです。

 逆に、ここですぐに動くようならば、何も考えずに行動しているのか、それを上回るくらいの理由を持っていると推測する事ができます。

 

「ふむ。 では、こちらから出向いた方が早く話が済むのでは?」

「それもまずいですね」

 

 副官さんの言葉を即座に否定します。

 

「こちらも犠牲者が出ている以上、兵達は多少なりとも動揺しているはずです。 そんな中こちらが譲るような態度を取れば、兵達に鬱屈とした不満が残ります」

「上に立つ姿勢を崩さずにいなくては、足場から崩れますか」

「そうですね。 対応を間違えれば、私が兵達に殺されちゃいます」

 

 冗談めかしてそう言いましたが、その可能性は十分にありえます。

 そして私は、まだ死ぬ気はありません。

 

「なので、まだまだ時間がかかるでしょうし、今のうちに山側に逃げた集団を……」

「もう山に慣れた連中に追わせてますよ。 見つけられるかどうかは分かりやせんが」

「早いですね。 まだ指示を出していないのに」

「ここに留まる事を決めたとはいえ、羊県尉は手をこまねいて賊に逃げるに任せるままにはしないでしょうよ。 長い付き合いではありませんが、それくらいは俺にも分かりますよ」

 

 その言葉に少し感心する。

 私が指示を出す前に自身の判断で動いてくれるのは正直ありがたいです。まして、それが正しい判断に基づいての事ならなおさらだ。夜襲をする時や、追撃の準備を整えてくれた時にも思ったが、この人は仕事に手抜かりがありません。

 子義さんが引き継ぎの時に推挙してくれた人物なのだが、この人は私達が思う以上に優秀なのかもしれない。

 お兄ちゃんは優秀な人材はどんどん上に推挙するようにしているのに、こういう人が目に止まっていなかった事を不思議に思います。

 

 気になったので、本人にその事を聞いてみました。

 彼は誉められた事に面映ゆそうな笑みを浮かべながら、答えを口にしてくれました。

 

「なるほど。 莒県に来たのが、丁度私が県尉に就任したのと同じ頃なんですね」

「ええ。 子義様が莒に行く前に重用してもらっていたんですが、それが要らない妬みを買っていたみたいで。 肩身が狭い思いをしていたところに『莒県に来ないか』と誘われたんです」

「けど、子義さんも異動になってしまったと。 私へ貴方を推挙していったのも、掛けた梯子を外す形となってしまった事へのお詫びなのかもしれませんね」

「律儀者なあの方らしい事です。 おかげで三十路を過ぎながら妻と二人路頭に迷う心配が無くなりました。 羊県尉、今後ともよろしくお願い致しやす」

「こちらこそお願い致します。 ……そういえば、下の名前と字をお聞きしても? 兵の皆さんから『臧の兄貴』と呼ばれていたので、姓は知っているのですが……」

「あれ? ……言われてみれば普通に呼びかけられていたんで、ご存じかと思って自己紹介してませんでしたか」

 

 そこで初めて彼の名前を知る事ができました。

 

 

 ・・・

 

 

「しばらくは天明の副官で良いんじゃない? 居なくなったら困るでしょ? 代わりの人材が見つかれば、その限りじゃないけど」

「そうしてもらえると助かるよ」

 

 お兄ちゃんからしばらくは彼を副官として用いて良いと言質を頂きました。

 上官として接してきましたが、人格面に信用を置く事ができ、事務仕事も堅実。子義さんには及ばない物の、武の腕が立つというなら手放す理由がまったく見当たりません。

 

「まあ、あまりに長い期間出世できないと出世の機会を見つけるため出奔するかも知れないから、折を見て推挙はする事になると思う。 それまでに新しい副官候補を見つけるなり、育てるようにね」

「うん。 分かった。 子源さんには定期的に確認するね」

 

 姓が臧、名が洪、字が子源。それがあの時に聞いた私の副官さんの名前となります。

 

 呑気に子源さんの話をしていますが、いい加減隣から漂う鬼気を無視する事が難しくなってきました。

 うん。正直言って子瑜さんが怖いです。

 天を仰ぎながら鬼気を発する子瑜さんを見て、心中で小さく溜め息を吐きました。

 やっぱり嘆きますよね。私が同じ事をしても、お兄ちゃんやお姉ちゃんが全力で嘆きそうな気がします。

 現実逃避はこんな物にしておいて、話を続ける事にします。

 

「話を義勇軍について戻すね。 どうやら義勇軍は、隘路から飛び出してきた黄巾を一方的に攻撃するというのを繰り返していたみたい。 確かに理には叶っているよね。 隘路からは限られた数の敵しか出てこないわけだし、その先で待ち構えれば数の不利は消えるから」

 

 私はお兄ちゃんの筆を再び借りて、簡単な戦況図を書き損じに描きました。

 

「これ、本陣の置き方上手いな。 隘路から抜けてくる相手には全然見えないじゃないか」

「うん。 高台に上ってしまえば丸見えになるんだけど、狭いとはいえ道があるんだから、苦労して高台に上る事も滅多に無いよね」

「で、隘路の入り口横に兵を伏せておいて、抜けてすぐのところで横槍を入れ続けると。 効率は確かに良いな」

「うん。 効率重視なら、多分これが最適解。ただ、隘路を抜けてくる相手が誰かをすぐに認識しづらいってのが問題だよね」

「実際に、次も賊が飛び出してくると思って待ち構えていれば、予想外にも精強な騎兵が飛び出して来たと」

「うん。 最初こそ混乱した事もあって被害が出たけど、すぐに立て直して反撃を始める辺り、子義さんと文嚮さんの統率力の表れだよね」

 

 実際に、最初に騎馬隊から十騎ほど被害に遭いましたが、その後の反撃で義勇軍にそれよりも大きな被害を出しました。

 死者が一割強、重傷者が全体の二割程度とはその後の話し合いで判明した数字です。

 単純計算で、三割の兵数が削られるのだから戦力も同じだけ削られます。人数の少ない義勇軍にとっては、割りと死活問題だったのではないでしょうかと思います。

 

「というか、良く横撃を喰らっていながらこの程度の被害で済んだな」

「文嚮さんの洞察と統率力に救われたよ。 最初に攻撃を受けた際に、相手が歩兵しか居ない事を見て取るや、即座に自ら先頭に立って全力前進。 義勇軍を振り切った後に反転して反撃を開始。 結果的に、一番被害が少なくなる行動を選択してるよね。 子義さんもそれに呼応して即座に同じように離脱していますし」

「あいつは野生動物みたいな勘も含めて、判断能力がずば抜けているから。 突発的な事態への対応は恐ろしく的確だよ。 陣地構築も上手いんだから、そういう防衛戦の適正を伸ばしていけば変に真と張り合って野戦にこだわる必要もないと思うんだがな」

「そ、その辺りは本人の意地とかもあるだろうから何とも……」

 

 お兄ちゃんの嘆息に、私は苦笑いを浮かべながらそう応じました。

 

「辛いのは、本陣と前線までの距離かな。 ちょっと警戒しすぎたのか、後ろに置きすぎな気がする」

「うん。 人数が少ない事を自覚していたから、万が一に備えての事だったんじゃないかな。 ただ、参謀達も本陣に詰める事になったせいで、隘路から抜けてくるのが賊達だけだったのか確認しづらくなったし、前線で戦っていた二人の指揮官に指示を飛ばすまでの時間が必要以上にかかる原因になったのは確かだね」

「少なくとも朱里は、最前線で指揮を取れるような武は持ち合わせていなさそうだし、後ろに留め置くしかなかったんだね」

 

 仙術の中には、遠く離れた相手へ言葉を伝えたり、目に映る光景以外を見通す事ができる物があると聞きます。

 今回の場合、義勇軍にそういう術を使える人が居れば、隘路を抜けてくるのが黄巾達だけではなく、私達官軍も居るという事が本陣にいながらでも分かったでしょうし、本陣で私達が賊ではないと気が付けば即座に前線指揮官を止める事ができたでしょう。

 しかし、そんな物はおとぎ話の中でした登場しない物ですので、実際には斥候を出し、伝令を使う事で戦場を動かさなくてはなりません。

 この位置に本陣を置いてしまった以上、情報の取得と他者への伝達に時間がかかるのも仕方がありません。

 さりとて、先ほどお兄ちゃんが言った様に、この位置に本陣を置く事は伏兵を用いる際にはとても優れています。やはり最大の問題は、賊を追う官軍の存在が、彼らにとって予想外だった事ではないでしょうか。

 

「仕掛けを解除した事にも、多少は納得できる理由があるのでしょうか?」

 

 幽鬼のような雰囲気を漂わせている子瑜さんがそう口にしました。

 ええ、背筋に冷たい物を感じるのはきっと気のせいでしょう。

 そんな心中の怯えや焦りはおくびにも出さずに、私は答えました。

 

「はい。 隘路を抜けてくるのに邪魔になったからでしょう」

「いえ、それはそうなのでしょうが」

「仕掛けを施したのが黄巾だと思ったんじゃない? 官軍が仕掛けたとしても、青州軍が黄巾と決戦する時に作った物だろうし、負けてしまった以上もう使わないので取り壊して問題無いっていう判断だったんじゃないかなー」

「言われてみれば、敗北して劣勢のはずの官軍が町や村から遠い隘路に、わざわざ新たに仕掛けをするのか、と言われると……」

「普通は無いと思いますよね」

 

 私と子義さんも籠城前は周辺の民を北海城内に集めたり、城壁の修復をしたりと籠城の準備をしてそれどころではありませんでした。だからこそ、文嚮さん達にお願いしたわけですし。

 援軍に呼んでおきながら、救援よりも包囲された城から離れた場所へ仕掛けをさせる事が優先とは普通は考えないですよね……。

 

「ちなみに隘路を選んだ理由は、見通しの良い街道周辺を通って、早期に捕捉される事を嫌ったからと義勇軍は明言していました。 確かに山間(やまあい)を通った方が見つかりづらいですよね」

「街道を通って姿を晒したくはない、ならば仕掛けを解除するしかない、という事ですか」

「ですね。 妥当と言えば妥当な判断です」

「なるほど……」

 

 私の書いた図を食い入るように見つめる子義さんを横目に、私は冷めてしまったお茶に口をつけます。

 

「そういえば、そもそも朱里達は何故青州に来たのですか?」

「ああ。 それは私達の救援のためです」

「は?」

「どうやら、冀州に入ってすぐに青州へ黄巾が乱入した事と、青州軍が敗北した事を聞いたようで」

「わざわざ救援に来てくれようとしたんだって。 人が良いというべきかね?」

 

 子瑜さんはどういう顔をして良いのか分からず、困ったような表情をしています。

 叱るつもりだった妹が、予想とは異なり善行をしようとしていたからでしょう。

 その様子を見て、お兄ちゃんは苦笑いをしながら私へ話しかけました。

 

「話を戻そうか、天明。 その後結局どれくらい待ったの?」

「数時間程度かなぁ。 数日待たされる可能性も考えていたから、それを考えると大分早い方だと思うよ」

「腹芸に自信があるならば、周囲に憤懣(ふんまん)やる方なしと見せて、すぐに面会にこぎ着ける方法もあるんだけどね」

「実際に会った感じだと、そういう演技ができそうな人はいなかったかな」

 

 あの後、実際に彼らと会った使者達の報告から、いつかお兄ちゃんが言っていた義勇軍だと知りました。

 伝え聞く噂を信じるのであれば、漢室復興をお題目に掲げているので、ますます私達が攻撃されたのは誤認が原因ではないかという思いを強くしました。

 流石に漢室復興を掲げながら官軍を狙って攻撃するっていうのは無いでしょう。

 

 実際に私達の元へ訪れた義勇軍一行の訪れた時の様子を見ると、沈痛そうな顔を浮かべている人が多く、予想は外れていませんでした。

 

「伝え聞く義勇軍の指導者層の性格から判断すると、劉玄徳殿と義妹の関雲長殿が即座に謝りに行く事を主張して、もう一人の義妹である張翼徳殿が激怒して怒鳴り込もうとしたしたと勝手に予想してみる。 それを朱里達が懸命になだめて、数時間経過したってところじゃないか?」

「お兄ちゃん、大体正解。 違うのは、張翼徳殿をなだめる事ができずに、諦めて陣地に残したってところくらいだね」

「……妹達と直接顔を合わせなかったというのは、その場に妹達が来なかったという事ですよね。 その見張り役、もしくは説得役を引き受けて一緒に残ったからでしょうか?」

 

 気を取り直すように大きく深呼吸を一つして、子瑜さんがそう口にした。

 うん。落ち着いてくれたようで、発していた鬼気が和らいでいます。

 

「すべて話し合いが終わった後、『本陣にいるシュリちゃんに伝えてください』と交渉に赴いた鳳士元さんが、連れてきた兵士へ口にしていたのを聞いただけですのでその辺りは何とも。 確か妹さんの真名の音はそれであっていますよね?」

「はい。 士元さんは妹の学友で親友ですので、そう口にしたのならほぼ妹の事で間違いないでしょう。 もう一人の妹については何も?」

「はい。 話題にも上がりませんでしたし、場に居ない人について長々と話すだけの時間もありませんでしたので。 ……ごめんなさい」

「あ、いえ。 責めるつもりはまったく無いので」

 

 考えてみれば名前を聞いて、子瑜さんの妹さんと確認した方が良かったかもしれません。 家族が心配していると伝え、一度徐州へ来るように伝言をお願いする事もできたのですから。

 その事を告げて再度謝罪をすると、子瑜さんは大きな溜め息を吐きましたが、さらに表情が柔らかくなりました。しょうがない妹だ、といったところでしょうか。

 ……まあ、子瑜さんは表情に感情が出づらい人なので、推測も含むのですが。

 

「多分、藍里に怒られると思って近づかなくなったんじゃない?」

「どちらにせよ大目玉は喰らわせるつもりなので、早いか遅いかの違いにすぎないのですがね」

 

 にこやかな笑顔(ただし目が笑っていない)でそうお兄ちゃんへ答えた子瑜さんを見て、軽く戦慄します。

 

 ……まだ見ぬ子瑜さんの妹さん達。どうやらまだまだ子瑜さんの怒りは解けていないようです。どうか再会の時はお気をつけて。

 

 先ほどまで子瑜さんが発していた鬼気を思い出すと、そう彼女達のために祈らずにはいられませんでした。




最後までお読み頂きありがとうございます。

まあ、罠を解除した理由、攻撃をした理由は大半の方の予想通りだったのではないでしょうか?
というか、斬首するしかないだろという意見が多くてワロタw

・割と下手に出ている天明
仮に攻撃された場合、全滅はしないだろうが手痛い被害は受ける事を理解しているため、刺激しないようにしています。
あと、即座に殺したりはしないから、さっさと弁明に来いと態度で示そうとしています。

・敢えて泰然自若と構える
上が慌てていると、下にまで感染していきますよね。

・対応を間違えれば私が兵達に殺されちゃいます
鬱系成人向け展開を華麗に回避

・指示を出していないのに山狩り開始
鶏肋の逸話のように、勝手に動くと怒る人は怒るでしょう。
天明は手間が省けたと思って気にしていません。

・副官さん
すみません、徐州と関係あるのに完全に存在を忘れていました。
演義で出てきていないためマイナーではありますが、史実でも結構優秀な人物です。
イメージとしては、高橋紹運でしょうか。

・戦闘概要図
すみません、後で追加します。
大雑把に書くと開始時の図は以下みたいになります。
隘路は高台に囲まれた地形。
省略していますが、隘路には防柵と空堀が作られています。一部破壊されていますがw

義勇軍本陣
         高台
   張飛============

     隘路 ←賊←徐州軍

   関羽============
         高台

・徐盛の適正
野戦指揮だと爆発力に勝る臧覇が上。防衛線だと地形利用を含めて考える徐盛が上。

・仙術
実際には無い物。現代戦ならば、航空偵察、無線機などがありますが、古代の戦では情報のやり取りに一番苦労を強いられています。

・最前線軍師
島左近とか、大谷吉継とか?あれは武将だし、軍師ってタイプじゃないよなぁ。

・義勇軍の行動原理
青州が危ない!助けに行こう
    ↓
黄巾で溢れているかもしれませんし、街道を使わずに山間の隘路を行きましょう
    ↓
隘路が塞がれてる!?絶賛劣勢の官軍がこんなところに仕掛けるわけないだろうし、黄巾の仕業だね!壊して先を急ごう!
    ↓
壊している最中に賊がこっちに向かって来るよ!?地形を上手く利用して、横撃を加えれば勝てるよね!
    ↓
あれ……?最後に攻撃した人達、黄色い布を付けてないよ?

朱里と雛里は本陣に詰めていたので、相手が出てきた事を見るや攻撃を始めた張飛を止める余裕などありませんでした。虎バッチがリモコンで操作できるなら、何とかなったかもしれない。

北海の最後の話について、大ポカを見つけてしまったので鋭意修正中です。
何とか明日の投稿に間に合わせるつもりですが、投稿されなかったらお察しくださいw

ご意見・ご感想等ございましたら頂けますと幸いです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。