真・恋姫†無双 -糜芳伝-   作:蛍石

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第二十九話投稿します。

長くなりそうなので、キリ良いところで一旦区切りました。


第二十九話 There Must Be Angel -落ちてきたモノ-

 厨房に立ち、火にかけた中華鍋に手をかざす。そして、鍋が十分に熱されて調理に最適な温度になるまでその姿勢を維持する。

 調理用温度計など存在しないこの時代、当然それは五感任せとなる。自らの体をセンサー代わりとする行動に、文明社会の利器に頼って錆び付かせた野生が研ぎ澄まされていく。

 集中し続け、手のひらにより「その時」が訪れた事を感知する。

 手のひらを外すと同時に油を入れ、鍋を回して鍋肌を満遍なく滑らせていく。

 すべての面に油が通った事を確認した後、その油は使用済み油を納める容器へ入れてしまう。そして新しい油を入れ直し、また同じように油が鍋に塗布させていく。

 連鍋(レンコウ)。中華料理の数ある技術の中で基本中の基本とされる技術。これをする事で、洗った後でも鍋に残る目に見えない汚れや埃を取り除き、材料が焦げ付いた後に鍋に付着するのを防ぐために行う物だ。

 そして鍋にあらかじめ下ごしらえしておいた材料を入れる。黄金の色をして、とろりとした液体。そう、溶き卵だ。入れたと同時に、ジューッ、という水分が蒸発していく良い音が耳に響く。

 そのまましばらく待つと、卵液のまわりが盛り上がるように火が通るので、持っているお玉を火が通っている部分と通っていない中に混ぜるように、大きく、静かに動かしていく。

 半熟程度の焼き上がりになったら、鍋の中でいくつかに切り分けて、ひっくり返す。そして、慎重に焼き加減を確認し、出来上がった瞬間に鍋から皿に移す。

 あらかじめ作っておいた甘酢餡をかけて完成。

 料理の乗った皿を手に持ち、料理を心待ちにしている人がいる食卓へ運ぶ。

 

「ほい、芙蓉蟹(フーヨーハイ)の完成。 それじゃ、熱いうちに食べようか」。

 

 芙蓉蟹(フーヨーハイ)。二十一世紀の日本では、かに玉の名前で親しまれている料理だ。今日は珍しく、沿岸部から生きた蟹を売りに来ているのに出くわしたので、余っていた卵を使って(こしら)えたのだ

 他に材料は、長ネギと椎茸。非常にシンプルでありながら、厚めに焼かれた卵により豪華さも演出する事ができる私の得意料理の一つだ。

 

 全員が箸を伸ばし頬張ったのを確認した後、私も箸を伸ばす。

 うん。我ながら良くできてる。海と接する地域ならともかく、この辺りは内陸に位置するので、蟹を手に入れるのは難しい。おそらく、次に食べるのは一年後とかだろう。

 上海蟹?下手すると赤痢になるので、できるだけ食べないようにしていますが何か?

 

「麟君、本当に卵料理得意だよね」

「ありがとう。 だけど、卵料理が得意になったのは、誰かさん達が卵焼きばかり作らせていたからだと思うんだけど」

 

 空さんが言った感心したような声にそう返すと、私の姉と妹が私の方から視線を外した。おい、目合わせろや。

 

「あはは……。 まあ、料理上手になるのは悪い事じゃ無いし……」

 

 困った顔をしながらそうフォローする空さん。気を遣わせて申し訳ないです。

 

「店主、おかわりです」

「店主じゃないから……っておかわり!? いつの間にか皿空っぽじゃないか! おいこら、私まだ一口しか食べてないんだが!?」

「常在戦場。 いつ如何なる時も油断するべきではないと存じますが」

「うん、武人としては正しい心構えだと思うけど、食卓にまでその規範を持ち込むのはおかしくないか!?」

 

 不敵な笑顔がドヤ顔に見えて凄く腹立たしい。

 ちなみに、私以外の面々はそれぞれ自分の分を皿に確保済みだったりする。

 

「まあ、良いではありませんか。 というわけで、おかわりを所望します」

「無いわ! 卵はともかく、蟹身が残ってないわ!」

「な……! 食料などの兵糧は余剰分も含めて用意するのが常識でしょう!」

「ここは戦場じゃないんだから、糧秣(りょうまつ)を余るように用意するわけないだろうが! 第一海と接するわけでもない地域に、余るほど大量に蟹が流通するわけないだろう!」

 

 正面にいる腹ペコ県尉と罵りあう。

 程度が低い?

 大いに結構!

 こいつには食い物の恨みは恐ろしいと分からせる必要があるっ!

 

 目の前で私と低次元の争いをしているこの見目麗しい少女。

 姓を太子、名を慈、字を子義という。

 

 正史において、青州は東莱郡の官吏としてキャリアをスタートさせるが、政争に巻き込まれる形で青州から逐われ、遼東郡で暮らす事になる。

 しかし、出奔中に母の面倒を見てくれていた孔融が黄巾の残党に居城を囲まれた際には救援に駆けつけ、このままでは落城必至という状況で単騎で包囲を突破。そのまま平原の丞に就いていた劉備に救援を申し出るという離れ業をやってのけている。

 結局その援軍要請も成功した事で、賊達は北海の包囲を解いて撤退する事になる。

 特筆すべきは、政争に巻き込まれた時、そして単騎突破を試みた際にも機転を効かせて行動している事だろう。単なる武勇を誇るだけの将軍ではなく、知勇兼備であった事が伺える。

 

 その後は揚州に行き、劉繇の元で孫策の侵攻に抵抗勢力の一翼となって争う事となる。

 その際に、孫策と一騎討ちをして引き分けている。

 劉繇の敗走後も孫策に抵抗し続けたが、最終的には降伏する事になる。

 その後は呉に仕える事になるのだが、劉繇が病死した後の残兵を集めて来ると言って一度孫策の元から離れる。

 そのまま逃げるのでは無いかという疑いを向けられたが、約束通り兵を集めて戻ってきている。この功績により都尉に位を上げている。

 その後は孫策、孫権に重用されて第一線で活躍を続けている。

 演義でもほぼ同様の活躍をしているが、孫策との争いが大きくピックアップされている。

 史実では赤壁前に死没しているが、演義では合肥の戦いで張遼に敗れて死亡している。

 張遼の当て馬にする必要があったのか、非常に疑問なのだが。

 話が少し逸れたが、言ってしまえばこの人物は孫堅が当主の頃から孫家に仕えていた人物ではなく、孫策が自ら登用する事を決めた新生孫家家臣団の代表格に当たるのだ。実際にこの人物は劉表、黄祖との戦役において活躍している。

 

 さて、そんな大層な経歴を持つ人物と同じ名前の目の前の娘さん。

 出会ったのは一年半ほど前の事だろうか。

 経歴は史実の人物と重なる部分がある。東莱郡の官吏として仕えており、出奔する羽目になるところまでは同じなのだが、それ以降が少し異なる。

 正史とは違って遼東に向かわずに、逆方向の南へ歩みを進めて徐州に辿り着く事になる。

 本人曰く徐州が急激に栄え始めた事から、見聞を広めるために訪れようと思ったらしい。そして下邳が気にいったため、そのまま仕官したらしいのだ。

 

 さて、この名前を主簿時代に見つけた私の心境を想像してほしい。正直に吐露すると、物凄くビビった。太子慈の活躍した地域は主に青州と揚州、荊州になるので、徐州に来ているとは完全に予想外だった。ビビった理由は、青州から密偵として送り込まれた可能性に思い至ったから。太子慈が相手だと武で圧倒する事が難しいため、無理矢理追い出そうとした際の被害が甚大になる事を覚悟する必要があった。まあ、結局私の勇み足だと判明したのだが。

 勘違いに気づいた後は、逃がさないために囲い込む工作を始めた。具体的には孝廉にかかるように、州牧様への工作を。こういう時、トップに近い役職って良いね!ええ、賄賂を渡そうとする官吏の多さに辟易ともしましたが。

 結果、下邳国の丞に任命する事に成功し、徐州内に留める事ができるようになった。彼(彼女)の軍事的才能が史実と同様であるならば、数年後には下邳国の相にまで位を上げる事が容易に予想できた。

 これで、向こう十年間は下邳の防衛戦略に頭を使わなくて済む様になると大いに喜んだ。

 ちなみに、この時下邳国の丞に推薦すると挙がっていた人物は笮融。ええ、一石二鳥のファインプレーでしたよ。あれは絶対に権力与えちゃいけない類の人間ですので。

 

 ところが私の考えは思わぬ所から破綻する事になる。……誰が自分から丞の位を捨てて、私の配下になろうと予測するよ?

 まして、当時の私の位は莒県の丞。丁度西涼の乱を終えた直後に、州牧様から就任の要請が来たので任官する事になったのだ。

 国(郡)の丞と県の丞では、当然後者のほうが官位として格下になる。高位に居た者が辞任し、そのまま低い位の人物に従うなど常識外れもいいところで、開いた口が塞がらなかった。すぐに翻意を促し、もう一度正規の官位に就く事を要請したが、頑として受け入れなかった。

 本人曰く、身に余る官位に推挙頂いた方に報いる事ができないのは恥。願わくば、その御恩に報いるために仕える事をお許し願いたい、だそうだ。

 その時はっきりと分かった。糜家の人間に官位の就任要請を蹴られ続けた州牧様の気持ちを。今度謝罪のために、何か手土産持って郯に行こう。

 結局そのまま翻意させる事ができなかった。だが、県丞の配下に置いておくにはもったいなさ過ぎる軍才だったので、州牧様に図った上で県尉に就ける事が決まったのだ。

 そういう背景がある事から、基本的に丁寧な言葉を使う事を心掛けている私ではあるが、この律儀な頑固者(ついでに腹ペコ属性)に対しては容赦無く荒げた声で話すようになっている。というかこの腹ペコ、丁寧に話しかけたところでこっちの意見なんて聞きやしないのだ。

 ただ、姉さんが陽都の県長に就任するにあたり、軍事能力に長ける人材を補佐に就ける必要があったため、どうしてもと頭を下げて陽都の丞になってもらう事を承諾してもらった。

 流石に主君と仰ぐ者に頭を下げて頼まれた事をにべも無く断る事は出来なかったようだ。今後はこの方針で説得していくとしよう。

 

「はいはい、喧嘩しないの」

 

 顔を突き合わせて睨み合う私達に、空さんからストップがかかる。

 それを機にいったん顔を離し、私は無言で台所に立ち自分の分(蟹抜き)を作って食べた。

 コノウラミハラサデオクカ。

 

 さて、食事後にお茶を入れて一服。その場で席に着いている面々に話を振る。

 

「さて、それじゃ明日以降の流れを確認しておこうか。 空さんは悪いけどここに残って政務をお願い。 急を要する案件は軒並み終わらせておいたから、いつも通りやってもらえれば問題無いから」

「うん、任せて」

「姉さんもここに残って、兵站の管理をお願い。 ここにある物資は空さんの許可取れば、姉さんの裁量で輸送してくれて良いから。 前線に出るよりは気楽でしょ?」

「……本当は出なきゃまずいんだよね? ごめんね、負担かけて」

 

 気にしないで良いと思う。というより、兵站の維持管理も立派な軍事。後方で構えてくれる人間の有無は十分作戦に影響する。

 あがり症な姉さんではあるけど、交渉する相手が空さんなら十全に力を発揮できるだろう。

 

「子義、伏兵の指揮はよろしく。 お前らの待つ南側に逃げるように上手く追い込むから、相手の戦意を崩壊させて」

「承知しました」

「とはいっても、私はもう子義に命令できる立場ではないんだけどねー」

 

 何せ所属する県が変わっており、指揮系統が完全に別になってしまっているので。

 当然、陽都県の指揮系統最上位は県長である姉さんになる。

 

「自由に動けるというのなら、あえて反抗するつもりはありません。 子仲様もそれでよろしいでしょうか?」

「うん。 前線についてはあまり分からないから、全面的に委任するね」

 

 無責任なようにも聞こえるが、これはこれで正しい判断である。 自分の専門でない分野に知ったかぶりで口を出すよりもずっと良い。

 文と武を司る者が、どちらも相手の職分を侵さないのならば、十全に実力を発揮できる物だ。

 好例は中華だと藺相如と廉破。中華の外だと、ローマのオクタヴィアヌスとアグリッパ、更に後世になるとプロイセンのビスマルクとモルトゲが有名だろうか。

 自らの職分を正しく区切り、その職権を持って全力で国家に尽くす。国家の両輪と呼ばれるのはそういった人材だろう。

 何でも一人でやろうとすると、結構領地運営は傾く物なのだ。

 そういった意味で、軍才に乏しい姉さんが子義に軍権を全面的に委ねるのは正しいと評する事ができる。

 もっともこれは、兵を預ける相手が信用できなければ取れない手でもあるのだが。良くて地位を奪われる。悪ければそのまま殺されかねない。

 子義が律儀者な事は私も姉さんも十分に分かっているため、迷わずそういう指揮体系にしている。

 

「天明は私と一緒に包囲を担当。 基本的に遠戦を中心に防衛重視。 南以外からは逃げ出さないように注意して」

囲師必闕(いしひっけつ)だね。 それじゃ、窮寇勿迫(きゅうこうぶつはく)も守った方が良いよね?」

「攻撃はしちゃ駄目だけど、追撃だけはして。 望んでいない方向へ向かおうとするなら追い立てなくちゃいけないから」

「あ、そうか。 それじゃ、追撃用に騎兵も準備しておくね」

 

 さて、私達が何の話をしているのかというと、二月前ほどに発覚した扇動への対応について。

 早い話が、さっさと琅邪国中の不穏分子をかき集めて、一つにまとめた後に叩いちゃおうぜ、という作戦行動を取ろうとしている。

 もちろん、殲滅する事を目的としているのではなく、一度大いに破って翻心を促すため。

 不満を持った人間を集めるための方法は、こちらも扇動を利用させてもらった。

 幸いと言って良いのだろう。扇動をしていた張本人はすぐに捕らえる事ができた。本人を尋問したところ、やはり扇動をしていた自覚はなく、行商途中で聞いた事などを面白おかしく脚色して話していただけらしい。はた迷惑な……。

 この商人へのペナルティとして財産の一部没収、それから無償で噂を流してもらう事にした。

 

『この間話した黄天の世を目指す者達は琅邪国の莒県の一地点に集まろうとしている。 どうやら一番近い莒県の県府でもそれに感づいているようで鎮圧の兵を起こそうとしているらしいんだけど、揉め事が至るところで起こっているから集まりが悪いらしい。 反乱軍の集まる数次第では勝てないかもしれない』

 

 反乱を起こそうという人々は、この噂通りの予定地点へ集まってきており、数日後には動き出すだろうと考えられる。

 これに先立ち、集まる予定地のある?県では反乱討伐の出兵数を増やして四方へ兵を動かした。そうやって噂通り出兵にてんやわんやになっている事を演出し、決起の好機であると錯覚させて反乱を起こさせる。そしてそれを討つ。

 大元の原因は商家にあるだけに、その負担は開陽の行で賄う事にしている。まあ、一番物資を提供しているのは糜家(うち)の商家だ。文句は言わせん。文句を言ったら、うちの商品だけで徐州の官製商品を独占するべく行動する。品質だけなら、どこの商家にも負けない自信はあるのだから。独占禁止法?無いよ、そんな物。

 

 ひとまずこれが成功すれば、徐州では不平不満から反乱を起こす事はなくなるだろう。

 集まる想定数も割り出しており、最小で五〇〇を割り込むくらい、最大でも一〇〇〇を超える事は無い。

 対する我々はというと、莒県の兵達は各地へ飛ばしているため五〇〇程度。しかし、陽都から姉さん達が連れてきた兵が二〇〇〇を数える。兵数でも、練度、装備でも圧倒している。包囲を行う兵は当然陽都の兵を借りる。

 はっきり言って、よほどの事がなければ戦にはならない。考えられる失敗の可能性は相手に兵数が予想よりも多く集まった場合。それから、個人の武勇で包囲をぶち破れる人材がいる場合。そのどちらの可能性も非常に低い事は確認済みだ。

 

 

 

「しかし、大変ですね。 噂話からこういう問題が発生するとは」

「治世が不安定になると、人は他愛ない噂でも真実と思っちゃうからね。 世が乱れた時に邪教がはびこるのは、そういった物に救いを求めなくちゃやってられないという背景もあるから」

「色々とやるせないよね。 開陽に行った時に行で聞いたんだけど、幽州でもそういう噂が流れ始めているみたいだね」

「あ、私も聞いた。 天の御遣いだっけ? 眉唾も良いところだと思うんだけどね」

 

 明日の打ち合わせが終わったので、そのまま雑談に興じる。

 油断していると取るか、余分な力が抜けていると取るか。人によって変わるだろうが、私は後者として取っている。

 しかし、まあ。

 

「麒麟の化身なんていう眉唾の極みが居るわけだし、天の御遣いくらい居ても良いんじゃない?」

 

 冗談めかして私がそう言うと、みんなから笑いが漏れた。うむ。私()のような存在を相手にする時には、そうやって笑い飛ばすくらいで十分なのだろう。

 

「ただ、私と違ってその御遣い、本物(・・)の可能性が高いかな」

 

 まあ、私も一般人とは言い切れないわけだが、そんな事はおくびにも出さないで、私がそう口にすると四人とも鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした。うむ。なかなかに味のある光景だ。

 

 そして私は、服の袂から一本の細い筒状の道具を取り出して、四人に見せた。

 おそらく彼女達が見た事の無い材質で出来ている、不思議な物。しかし私は見た事があり、それどころか毎日使っていた事がある物だ。

 

「その不思議な材質でできている道具。 それを売りに来た商人によると、天の御遣いの暮らしていた世界の書くための道具らしいよ」

 

 それは、この時代にあって再現が不可能な部品で構成されている。石油製品であるプラスチックと合成ゴム、そして細い金属で作られたコイルばね。それらを組み合わせる事で意味を成す道具。

 その道具の名前は『ボールペン』という。




最後までお読み頂きありがとうございます。

あまりにかに玉を食いたくなったため、前半あんな内容となりました。

実は太史慈、第十七話で話題に上げた事がありました。
何で徐州に居るのか分からないが、逃がしちゃいけない人物と評した人物です。
ええ、10月に投稿した分のそんな細かい部分なんて覚えてないですよね。

囲師必闕と窮寇勿迫はどちらも孫子からの出展。
「包囲した敵が必死に戦わないように、一箇所逃げ道空けておけ」
「窮地に追い込んだ敵には攻撃を仕掛けるな」
という意味です。
今回の場合、南に逃げた賊は子義の伏兵で蹴散らす予定なので、あえて必死に逃げる相手を攻撃する必要は無い、という意味で今回は使っています。

作戦は立てましたが、この戦闘を描写するつもりはありません。
麟の予想どおり、何も想定外の事が起こらずに鎮圧されるからです。
羊祜と太史慈のタッグで反乱制圧とか、どんなオーバーキルだ……。

そして、原作主人公の影も出しました。
何度か感想でも書いているのですが、基本的にこの小説での彼の扱いは、

「君が!泣くまで!殴るのをやめないっ!」

という感じになる予定です。
まずは、安易に未来技術の塊を放出しているところから。

ご意見・ご感想等ございましたら、記載をお願い致します。

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