真・恋姫†無双 -糜芳伝-   作:蛍石

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オリキャラ紹介3回目です。

登場人物の横に入っている+-の数字は、主人公を基準に見た年齢差です。

キャラクタイメージは作者が勝手に思っているだけですので、他に頭に浮かぶイメージのある方は、それを思い浮かべれば良いかと。


登場人物(オリキャラ)紹介③ ~十六話から幕間八まで~

 孫堅(そんけん) +?

 字は文台(ぶんだい)、真名は誠蓮(せいれん)

 

 武勇名高き孫家の当主。そして原作キャラである孫家の三姉妹の母親。官位は呉郡太守。

 あの三姉妹の母親だけあって女傑。まあ、史実でも戦上手として扱われているので、そこまで不自然では無い……と思う。

 

 長女である雪蓮には大きな期待をかけるとともに、奔放すぎる性格を矯正しようとしている。いまいち効果を上げていないのはきっと雪蓮のせい。

 とはいっても、昔の自分に良く似ているので長じれば落ち着くだろうと楽観的に考えている。

 

 祭とは昔からの親友同士。性格が近く武勇もあるため、公私に渡り全幅の信頼を寄せている。

 趣味(鍛錬と飲酒)も合うので、一緒の時間を過ごす事が非常に多い。正反対だからこそ仲が良い娘と親友の関係とは少し異なる関係を築いている。

 

 史実においては賊討伐を中心に行って、江東の虎と渾名された名将。残念ながら三国志前半で死亡してしまっているが、その短い期間の活躍で読者に大きな印象を植え付けた。

 もし早逝していなかったら、そう妄想せずにはいられない。

 

 原作では開始時に既に死亡していたが、本作では最低でも史実どおりに反董卓連合時までは生存する。その後史実どおりに荊州攻めで死亡するかは不明。

 

 史実では長沙太守なのだが、本作では作者のミスで呉郡太守になっている。すまん、孫堅。

 また、原作で孫家は孫堅存命時に軍閥化されており、死亡後に散り散りとなっているようだったので、本作でも既に転戦を繰り返して歴戦の軍となっている設定としている(史実で軍閥化が完成するのは黄巾の乱後の長沙太守就任後)。

 

 キャラクターの容姿イメージは原作キャラの「雪蓮」

 性格のイメージは「トトリのアトリエ」の「ギゼラ・ヘルモルト」

 まあ、性格はあれより大分マイルドですが。

 

 陶謙(とうけん) +?

 字は恭祖(きょうそ)、真名は(がい)

 

 官位は徐州牧であり、主人公達徐州勢にとっては所属組織のトップに当たる。

 今はすっかり落ち着いてしまっている好々爺だが、元々は武断派の名将としてならした人物なので果断な決断を下す事ができる人物。

 最近では主人公をはじめ徐州の有能な若手の成長が何よりな楽しみになっている。しかし同時に、自分達の時代の終わりが近づいてきている事も感じ、少し寂しく思っている。

 昔、陶商と陶応という子供が居たのだが、流行り病で亡くしている。

 

 史実は魏の史書によると悪辣極まりない非道な人物。呉によると器量に不足なく、徐州を治めていた名君として描かれている。

 これは曹操の徐州侵攻の正当性を主張したかった魏と、非道で不義の行いであると喧伝したかった呉の違いだろうと考えられる。

 本作では演義ベースの温和な人格者として描く。良かった、仕官を断ったから投獄された可哀想な張昭なんていなかったんや!

 

 これは完全に余談ですが、陶謙については2013/10/11に本作の感想に書いて頂いた所長氏のまとめが実に見事です。ちょっと文字数が多くて文字数稼ぎと指摘されるかもしれないのでこの記事への転載はしませんが、陶謙という人物に興味がございましたら是非ご一読される事をお勧め致します。

 

 キャラクターの容姿イメージはキングダムの「蒙驁」

 性格のイメージも同様に「蒙驁」。それから吉川(横山)三国志の「陶謙」も合わさっている。

 

 陳珪(ちんけい) +?

 字は漢瑜(かんゆ)、真名は未設定

 

 徐州牧陶謙の右腕であり、優秀な執政官。官位は東海郡太守。

 主に弁舌を武器に外交を請け負っている。時々諜報活動と謀略を行う。

 作者の中では呂布の天敵のイメージ。こいつと息子がいなければ、もうちょっと呂布勢力持ったんじゃね?と常々思っています。

 軍事指揮は無難の一言。息子の陳登の方が軍才がある事は自身も認めているため、大きな期待をかけている。

 主人公達の父である糜晃と酒を飲んでいると、互いの子供を自慢し合う親馬鹿に変わる。

 最近の悩みの種は不出来な次男坊。「さっさと放逐しないと家の人間に迷惑をかける事になるぞ」と主人公の父(糜晃)より実感の伴ったアドバイスを貰っているが、決断する事ができずにいる。

 

 史実においても徐州の高官として登場しており、呂布を嵌めた。

 息子はその後も孫家キラーにクラスチェンジして徐州防衛に一役買ったのだが、陳珪はそれ以降は目立った活躍は記されていない。

 

 キャラクターの容姿イメージは「キングダム」の「蔡沢」

 性格のイメージもほぼ同様。

 

 陳登(ちんとう) -3

 字は元龍(げんりゅう)、真名は(じん)

 

 陳珪の息子。官位は東海郡太守の主簿。

 徐州から?陽への留学経験者。少し驕慢な性格をしているが、それに見合うだけの能力を持っている大器。同年代でありながら自分よりも功績を挙げている主人公と海(糜竺)をライバル視している。

 地味に空(孫乾)に懸想しているのだが、空本人からは思いに気付かれている上、友達以上の関係にならないようにやんわりと壁を作られてしまっている。まあ彼女には思い人がいるわけだししょうがない。

 

 史実では父同様、呂布キラー。また、孫策・孫権の徐州侵攻を防ぎ続けた名将でもある。

 劉備、曹操にその功績を認められている上、孫家の兄弟の敵手として互角以上に戦い抜いている事から、相当高い指揮能力を持っていた事が想像できる。

 統治者としても民に非常に慕われる徳治を行っており、まさに文武両道だったのだろうと思われる。

 

 キャラクターの容姿イメージは「キングダム」の「王賁」

 性格のイメージもほぼ同様。

 

 

 王朗(おうろう) +3

 字は景興(けいこう)、真名は(けい)

 

 徐州の官吏であり、州府付きの治中従事史。

 誠実で温厚、清廉潔白を旨とする人柄で、賄賂を用いる事を嫌う。そのため、常に賄賂の誘惑が行われる人事を司るのに丁度良いと主人公に評される。

 

 主人公に恋愛感情は抱いておらず、頼りになる弟の様に思っている。

 海(糜竺)空(孫乾)と仲が良く、休日に一緒に買い物に出かけたりしている。

 

 仕事が忙しいため、恋人ができても長続きしないのが目下の悩み。仕事する事に理解してくれる恋人を現在絶賛募集中。

 

 料理が趣味で、主人公とはよくレシピの交換をしている。

 

 史実においては、魏に仕えた非常に優秀な文官。法の運用に適正があり、大理を勤めていた際に寛容を旨とし、鍾繇と並び賞されるほどの功績があった。

 会稽太守時代には、孫策に敗北しており一時捕虜となっている。相手が悪かったと思うべきだろうか。ただし、その後に軍事に携わっている描写はほとんどなく、助言程度しかしていない。

 陳寿も王郎の事を俊傑と高く評価している。陳琳には張昭と並べて評価されている。

 

 容姿、性格のイメージは「うたわれるもの」の「ウルトリィ」

 羽は無い。

 

 姜維(きょうい) -1

 字は伯約(はくやく)、真名は(へき)

 

 主人公達が西涼の乱の時に出会った少女。華雄率いる別動隊に「埋伏の毒」として入り込んでいた。

 偵察に乗じて討伐軍に接触し、韓遂軍別動隊の情報をもたらした事で主人公達が別動隊を大破する勝因となった。

 西涼の乱の後は母と共に隴西郡に移住して董卓(董擢ではない)に仕官する事になる。

 基本的に男装が多く、女性らしい格好をする事が無かったが、藍里(諸葛瑾)の服を借りて着飾った姿を母に感激された。その事から、自信の行いが母親を心配させていたと反省して、平時には女性らしい格好をする事が多くなった。

 

 冀城の名族、姜家の生まれ。父は異民族との戦いで戦死したため、一緒に暮らす母親を守らんと槍の修練に励む孝子。

 質実剛健を好み、鍛練の時間が一番落ち着くというストイックな性格をしている。

 その反面、自分を鍛える事以外に興味が薄く、他人から自身がどう映るかについては非常に無頓着。さらに性知識はあるが、自分が他人にそういう対象として見られるとは思い付かないなど、うっかり癖が多々見受けられる。

 

 史実においては結構評価が難しい人物。

 元々魏に仕えていたが、北伐で諸葛亮に降伏し、以後蜀に仕える事になる。

 蜀では諸葛亮の信任を得て順調に出世していき、その没後も蜀の中枢に留まり続ける事になる。最終的には大将軍まで位を上げて、蜀滅亡の時まで魏と戦い続ける。

 上記が良い部分だけを抽出した経歴。演義では概ね諸葛亮の後継者として配置されており、こういう部分だけが描かれている。

 史実では上記に加えて北伐の失敗、蜀国内での厭戦空気の蔓延、宮廷内での孤立、無謀な北伐による国力の衰退などのマイナス面が追加される。

 陳寿も武勇に一定の評価を下しながら、無謀な北伐を行った事を非難している。元蜀臣である陳寿の評価であるため、信頼を置く事ができるのではないだろうか。

 他の誰であっても蜀の斜陽を止める事はできなかっただろう。まして、内政を整えようにも豊富な人材を背景にそれ以上のペースで魏の国内が整備されていくのだから。

 生え抜きではなく、西涼からの投降者でありながら重臣とならなくてはいけなかった蜀の人材の少なさ。根本的な原因はそこに尽きるのだろう。

 

 容姿のイメージは「うたわれるもの」の「トウカ」

 ただし、西涼の乱参加のために一時的に短髪になっている。

 性格のイメージも同様。作者の中でうっかり侍といえばこのキャラが一番に思い付く。

 

 董擢(とうてき) +12

 

 おそらく再登場しないであろうキャラ。そのため、字、真名共に設定なし。

 董卓の前の董家当主で隴西郡の太守。史実にほぼ記載がなく、作者が適当な官位を思い付けなかったので、董卓の出生地の太守となった。涼州、幽州など異民族に接する地域では、出生地で官位に就く事を禁止するルールは適用されなかった場合もあるのでこれも特例措置と思っていただけると助かります。特例措置の代表は、涼州牧馬騰、幽州牧公孫賛など。

 

 穏和で内政を好む人物。反面争いは苦手で、武断派からは侮られてしまっている。

 年の離れた妹の(ゆえ)(董卓)を大層可愛がっている。できれば、そのまま好きな男と結婚して穏やかに暮らして欲しいと思っている。それが叶う事は無いのだが……。

 

 キャラクターの容姿、性格のイメージは「メルルのアトリエ」の「デジエ・ホルストナ・アールズ」

 穏和だけど過保護な君子。

 

 杜幾(とき)-1

 字は伯侯(はくこう)、真名は(けい)

 

 農業に興味がある、カントリーガール()。徐州で行われている変わった農法に興味を持ち、その主導者であると思っていた主人公の父、糜晃へ手紙を送った事から、本当の主導者である主人公、糜芳と書簡のやり取りを行うようになる。

 自分を虐めていた継母へ実母のように尽くしてきた孝子。しかし、その継母が亡くなった事で自分の生活の中心を失って惰性で生きていた。

 継母の喪に服している時に訪れた主人公と話している内に自分の知らない農法をもっと知りたいという欲求が生まれて、主人公について徐州に移住する事を決意する。また、主人公の知っている農法を近くで学ぶために師事する事を(一方的に)決めて主人公を「師父」と呼ぶ。

 農政と補給戦に才能を持ち、それを重要視する主人公に多くの事を学ぶ。その結果将来的には、主人公が領地を留守にする時には内政を全面的に任されるようになっていく。

 

 キャラクターの容姿のイメージは「この青空に約束を」の「沢城凛奈」

 性格のイメージは「この青空に約束を」の「六条宮穂」

 無条件に年長者を慕う子犬のような性格が当てはまるかな、と。

 あそこまでどんくさくは無いです。呪いの鎌ではっちゃける事も無いですw

 

 司馬徽(しばき)+?

 字は徳操(とくそう)、真名は月花(げっか)

 

 荊州に存在する私塾「水鏡学院」の学長である教育者。「()()し」が口癖で、特技は人物評価。

 朱里(諸葛亮)と雛里(鳳統)の師に当たる。

 あえて権力者達とは距離を取る事で特定の勢力に与する事なく私塾を運営している。その結果、生徒の卒業後の進路への影響を廃する事に成功している。

 

 史実においてもほぼ同様に私塾を開いており、卒業生達から多くの優秀な文官達を輩出した。

 

 これは余談ですが「水鏡」は号に当たり、通り名、ペンネームの様な意味合いとなる。

 この号と対となるように真名を設定しました。まあ、言葉遊びですね。

「知恵は手に取れずとも相手に感じさせる事ができる。すなわち水月鏡花の如く也」が学院のモットーであるという捏造設定もあったりします。

 

 さらに余談を続けますが、この時代の私塾は、まず私塾内にいる先輩の授業を受けて、先生の授業を受ける事ができるだろうと認められる必要があります。

 そんな中、入学直後にいきなり先生の授業を受ける許可を朱里と雛里は得ました。本人達の内向的な性格も相まって、盛大に周りから浮きました。

 先輩に当たる里福(徐庶)が持ち前の面倒見の良さで色々とフォローに回って事なきを得ていましたが、本人達はそんな事に気がつかず。周りからのヘイトを高めながらやりたい放題にやっていました。

 諸葛家一同が行方不明になったタイミングで、謹慎処分を下したのも、他の生徒達と顔を合わせ、後ろ楯を失った朱里を周りが苛めないようにするためという背景もありました。

 糜家が代わりに後ろ楯を務める気があると分かってからは、見える範囲で害を加えられないだろうと判断し、謹慎処分を解いています。

 あの謹慎は朱里が無茶をしないように、というのと同時に朱里を守るための措置でもあったわけです。

 本人の気がつかない所で人の善意に助けられているのは、多分朱里の性根が良い子だからでしょう。

 あ、黄里(諸葛均)さんは先輩達を立てて、しっかりと頭を下げて教えを乞える、空気の読める良い子です。まだ幼いというのもあり、先輩達に可愛がられています。

 

 キャラクターの容姿、性格共にアニメ版「恋姫無双」に登場した「水鏡先生」を元にしています。

 性格にからかい癖が混ざっているのは、作者が乗り移っていると思ってください。

 

 徐庶(じょしょ)

 字は元直(げんちょく)、真名は里福(りふく)

 

 水鏡学院の生徒であり、朱里達が出奔する一年前までは私塾の総代も勤めていた。

 文官を育てる水鏡学院の中にあっては異色とも言える撃剣の使い手。少数の賊相手なら無双できるくらいの腕前。身を守る術を欲した黄里にも手解きをしている。

 

 軍師としての能力は、政戦両略に優れた朱里、戦術に才を持つ雛里に比べて一枚落ちる。

 しかし、情報分析や内政能力に関してはなんら変わる事はない。それどころか冷静な性格であり、慌てずに物事に当たれる分朱里達よりも効率よく物事を処理する事ができる。

 

 過去に使われた事がある策や陣形を効果的に用いる事を得意とする。そのため、まったく知らない陣形などを相手が用いてきた場合、対応策が無難な指揮に落ち着いてしまう場合が多い。もっとも、相手に自分を上回る策士がいない場合には圧倒する事ができるのだが。

 ちなみに、主人公の立てる作戦もほぼ同じような性質を持つ。都度変化していく戦場で判断を下す思考速度は主人公を大きく上回る。ただし、主人公の知る戦術は中華に限らず古今東西に渡るので、引き出しの数は主人公の方が多い。

 

 趣味、特技はお菓子作り。お金が貯まったら喫茶店を出しても良いかもなぁ、とぼんやりと考えている。

 現在は学院を卒業しているが、少しいざこざに巻き込まれてしまったため偽名を名乗りながら放浪中。仲の良かった朱里達はやきもきしている。

 

 史実においては知謀の士を欲した劉備に仕えた軍師。演義には少数の兵で数に勝る曹操軍を破る活躍している描写がある。

 その後は曹操軍に母が捕らわれた事から曹操に仕える事になる。荊州にいる時に劉備に仕え始め、赤壁前には曹操に降ったために、劉備に仕官した期間は短い。

 彼の経歴の中で最も注目されるのは、劉備へ諸葛亮を推薦した事だろう。結果、水魚の交わりに例えられる主従関係が誕生する事になる。

 

 キャラクターの容姿、性格のイメージは「この世の果てで恋を唄う少女YUーNO」の「波多野神奈」

 あらゆる意味で生きる努力を決して怠らない子です(意味深)

 

◆◆

以下は既に紹介済みの登場人物の更新情報です。

 

 第二章開始時点で州府の主簿に就任。

 西涼の乱においては献策を行い、別働隊撃破を達成した。

 順調に人脈を増やしており、優秀な文官を配下に持ち始めた。

 一章終了時から二章開始前にかけて、軍制の改革やら、保存食の開発やら、色々と動き回っているのだが、おそらくそれは原作開始後の話で語る事になるだろう。

 

 二章でまさかの登場なし。

 二章終了時点で蛍(王朗)のライン直下の官吏になっており、毎日を忙しく過ごしている。主な業務は人件費の算出。算盤というアナログ計算機を用いて、脅威のコストカッター振りを見せている。後日麟に恨みを買わないようにほどほどにね、と言われて甘く算定するようになった。お姉ちゃんチョロい。

 

 西涼の乱から帰ってきた麟を思い切り構おうとする物の、麟がすぐに故郷の村へ出かけてしまったので空振り。さらに、自分もついて行こうと上司の蛍に休暇願いを出すもあえなく却下。枕を涙で濡らす事になる。

 幕間で一つ話を作っても良かったかも。

 

 海同様二章での登場なし。

 二章開始時点で両親を郯に呼んで一緒に暮らし始めている。

 成長期を経て、告白される事が多くなったり、男達の視線を煩わしく思うようになってきている。

 

 現在は糜晃のライン直下についており、毎日を忙しく過ごしている。主な業務は各関係部署、県や郡との間の調整役。人と会う機会が多いため、弁舌や外交の経験を少しずつ蓄えている。

 

 何かしら理由をつけては、小まめに主人公二人で町に出かけたりと、アプローチを繰り返している。主人公はデートに誘われているとは微塵も考えていないわけですが。頑張れ、空。

 

天明

 二章の頭で少し顔を出し、幕間でも少し登場。

 本作品のマスコット的存在として作者に優遇されているキャラクター。

 相変わらず猫が好きで、王虎も最近麟よりも天明に懐いている。猫をNTRとか、誰得だよ。

 現在は正規の官吏ではないが主人公のアシスタントとして、州府内を出入りしている。その愛くるしさから、女性官吏の皆様に愛でられたり、お菓子をもらったりしている。

 相変わらず主人公が色々と知識を詰め込んでいるおかげで、有能な人物への育成が進んでいる。経験が足りないが、それを積めば既に独り立ちができるくらいになっている。

 

糜晃

 二章開始時点で別駕従事史に就任している。盟友の陳珪が東海太守となってしまったので、陶謙の補佐を一手に引き受けている。

 相変わらずやりたい放題に動く麟に頭を抱える毎日。麟が陶謙の許可を直接得るようになって事後報告も多くなってきたため、ますます心労が大きくなっている。

 

藍里

 主人公の副官に就き、主人公と共に行動した事から二章で一番登場した女性キャラ。

 諸葛家に苦難が降りかかった時に、再び麟が手を差し伸べてくれた事から自身の恋心を自覚する。が、思っていた以上に麟の周りに女の影が多い事から、何か行動しなくては、と決意し始める。

 

 西涼の乱において、麟の架橋、ラテン語の読解能力などを聞き、麟の知識の異質さに気付く。とは言っても忌避するわけではなく、単に麟の事で知らない事があるのが嫌なだけだったりする。

 

 西涼の乱中に雪蓮と冥琳のまぐわいを見てしまった事から、同性愛に嫌悪感を持つようになる。男同士でも女同士でも駄目。仮に朱里がそういう本を持っているのを見つけた時には烈火の如く怒り狂う事になるだろう。

 

黄里

 朱里と一緒に水鏡女学院に通っており、勉強して過ごす毎日。最近は自分の身や朱里を守れるようにと里福に撃剣を習い始めるようになった。

 朱里ほどの才能は無いが、ゆっくりと成長をしている。

 

 麟達が幼少期に過ごしてきた村の長に就任していた。現在は妹の遥と二人で暮らしている。

 幕間にて東海郡の功曹書佐に抜擢されており、官吏になる事が決定している。これでようやく父のやってきた事を清算できる、と安堵している。

 妹の遥が麟に惹かれている事には気付いており、できれば娶ってあげてもらえるとありがたいのになぁ、と考えている。

 

 兄の悠と共に、麟達が幼少期に過ごしてきた村で暮らしている。活発な性格なため村の子供達ともすぐに馴染んで、毎日泥だらけになりながら帰って来ている。まあ、洗濯も自分でしているわけですが。

 麻疹の騒動の時に麟に助けられた事から、淡く恋心を抱くようになる。麟の周りにいる人が軒並み髪の毛が長いため、麟が好きなのは長い髪の女の人じゃないかと考え、自分も髪の毛を伸ばし始めた。

 また、兄に麟はおしとやかな女の子が好きらしい、と嘘をつかれたため、活発な性格からおしとやかになろうと日々邁進中。

 

 現在県尉に就任しており、最近の武功著しさから謙と並んで二枚看板と称されるようになっている。

 西涼の乱の際には、別働隊隊長として華雄隊撃破に一役買う事になる。

 余談ではあるが、空に懸想していたが県尉出世と同時に告白して振られた。

 

 現在県尉に就任している。

 真が西涼の乱で大功を立てたので、自分も続かなくてはと鍛錬により一層の力を入れる事になる。

 海に懸想していたが県尉出世と同時に告白して振られている。


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