こんな作品ですがどうぞよろしくお願いします。
ではどうぞ。
「あのさ、あの神に付いて教えてくれないか?知らないよりはましだと思うからさ」
とりあえず、あの少女が月夜見なのはわかったが原作に出てない神様なので原作の知識も役に立たないので恵那に月夜見の事を詳しく聞いてみることにした。
「そうだね。もう分かってるとは思うけど念の為にいうね。あの神様の名前は月夜見。月夜見は伊邪那岐から生まれて、天照大御神を姉、須佐之男命を弟に持つんだ。それと、月夜見は夜を統べる神様なんだ。」
「そうなんだ。ありがとう。」
と恵那から丁寧(?)な説明を受け少し理解できた。
(ん?そーいえば前世の頃やってたパ〇ドラに出てくる月夜見ってなんか操作時間を増やすスキル持ってたけな)
「そういえばさ、月夜見って時間とか関係ある?」
「あると思うよ」
「そっか」
予想は的中した。
(以外な所で役に立ったなパ〇ドラよ....)
そうこうしている間にどうやら相手が来たらしい。
「おお、こんなところにいたか。すぐに見つけてしまったわい。暇潰しもこれで終わりかの」
「いえまだ終わりでは有りません。この清秋院 恵那がお相手します。 清秋院 恵那参る。」
「ほう。そなたが来るか、少しは妾は楽しませてくよ?」
恵那は何処から取り出したのか太刀を持っていてその太刀を鞘から抜きだしながら月夜見に駆け出した。そして一瞬の内に月夜見の懐まで入った。そのままその太刀を月夜見目掛けて振り下ろす。しかし恵那の動きが急に遅くなった。どれぐらいかと言うとビデオのスローモーションと同じぐらいにだ。そしてそのまま月夜見は恵那から遠く離れた。その瞬間恵那の動きは元に戻った。
「はぁぁぁぁぁ!」
と恵那が気合いを入れながら振り下ろすが、そこには何も無かった。恵那はわけも分らないようだったが、すぐに持ち直し月夜見のいる場所を見つけまた駆け出した。が、またさっきみたいに恵那の動きが急に遅くなった。月夜見はその恵那の後ろに回り込む。そしてまた恵那の動きが元に戻った。そしてバランスを崩しかけた瞬間月夜見が手刀で恵那の首を叩いた。恵那はそのまま倒れ意識を無くした。
(くそっ!これが神様の権能か....こんなのどーすればいいんだよ!)
「次はお主じゃ。さてどうやって闘おうかの」
俺は怖すぎて体が動けない状態だった。が、その時昔おじいちゃんが言ってたことを思いだした。
『海斗よ、この短刀は昔おじいちゃんの知り合いからもらったもので、なんでも一回だけどんなものでも切れるらしいそうだ。いつも出かける時はこれを持ってけ、いつか役に立つかもしれないからな』
といいおじいちゃんから短刀をもらったのだ。
(じいちゃんは俺が何かに巻き込まれる事まで予想していたのか?)
あのときは嘘だと思っていたが、今はそんなことは気にしている暇はない。もうすぐそこまで月夜見が迫って来ていた。よし、と俺は右ポケットから短刀を取り出して正面に構えた。
「ほほう、その短刀で妾と闘うつもりか?よかろう、武器を持つことを許そう!妾を楽しませてくれよ」
急にドロっと泥の中にいるように体が重くなった。どうやら月夜見が権能をつかったようだ。すると、とたんに短刀が光輝き始めた。
「うわ!!急に光出したぞ!?」
「まさか.........いやそんなわけがないな」
とりあえず意味がわからなかったが、月夜見に向かって斬りつけた。どうせ体が重くてスピードは出ないだろうと思っていたが、普通のスピードで斬りつけていたのである。流石の月夜見もこれには驚いたのか反応が少しばかり遅れ、そのおかげで俺の攻撃は当たった。
「ふん!中々やってくれるのー、お見事と言っておくかなぞ。が、貴様もここでおわりじゃ!」
といい月夜見は権能を使おうとした。
「.....................あれ?」
またあの泥の中にいるようなどろっとした感覚に襲われると思っていたのだがいつまで経ってもその感覚は来なかった。
「まさかその短刀本物だったとは。気づかないとは不覚だったな。」
相手が動かないので俺はチャンスだと思い月夜見に向かって突進して行き短刀を月夜見の心臓があろう場所に勢い良く突き刺した。
「ぐはっ....ふん、不覚だったといえこの妾が人の子に負けるとはな。良いだろう、認めてやろう。妾の負けだ。人の子よ聞け!お主は妾を倒した!そなたは妾の力を使いこの世の覇者であり続けろ!それこそが妾達神々を殺しめた者たちの宿命よ。」
と月夜見の意味のわからない遺言(?)を最後まで聞いた途端俺は気を失った。
短刀の能力説明
一回だけ相手の能力を無効にして、能力を一つ相手から切り離すことが可能。これで切られた能力は一日使うことが相手はできない。
なんか原作の黄金の剣の権能と同じな気がする。それはすみません。
護堂たちと合わせるべきか悩んでいます。皆さんの意見を聞かせて下さい。