カンピオーネ〜転生〜   作:アキラ78

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また、間が空いてしまいました。
最近結構遅い気がしますがリゼロにはまってしまいずっと見てます笑ホント遅いですよね...
レムりん最高ですね笑笑


第15話 日本には2人の神殺しがいるそうです

「ええ、そうです。用件は二つ。一つ目、魔王須郷海斗、あなたはこの国、日本で何をするのかを聞きたい。二つ目、今日本のある場所でまつろわぬ神が顕現しようとしてる。それを倒してもらいたいんだ。日本にいるもう一人の魔王草薙護堂君といっしょにね」

 と沙耶宮馨は聞いてきた。

海斗が堅苦しいのが嫌いだといっても相手はカンピオーネなのだそれをいきなり本心を突くような質問を聞くとは流石はこの若さで組織の長になるだけのことはあると海斗は思った。

 確かに一組織の長としてはカンピオーネが自分の土地にやってきたのだ一体自分の土地で何をやるつもりなのか気になるだろう。

海斗の方も和泉からカンピオーネになってからあった時に聞いている。

 なので、海斗も今日この質問をされるだろうと予測していたのでそれに対する答えも考えてある。

だが、もう一つの事は全く予想していなかった。というより、予想しようがなかった。

「わかりました。二つ目のことは後で詳細を聞くとして、まず一つ目の事に答えます」

「ああ、こちらも分かった。後でしっかりと詳細を教えよう」

「はい、ありがとうございいます。では、簡潔に答えます。俺自身は特にこの国で何かするつもりはありません。俺は普通になるべく生きたいんです。自分が生まれ育った街で大人しく家族と俺の大事な人たちと過ごせれば権能なんていりません。ですが、俺の家族や大事な人たちに手を出すような輩には容赦はしません」

「では、自分からは何もしないと?向こうから何かしてこない限りは?」

「はい。そういうことになります」

「そうか、安心したよ。もし須郷君がヴォバン侯爵やサルバトーレ・ドニ卿のような方だったらどうしようと思っていたんだよ」

「その、話は聞いたことはあるんですが俺の同輩であるその二人ってそんなにヤバいんですか?」

「ヤバいってレベルではないよ。須郷君もあの二人に会ってみればわかるさ。それにカンピオーネの方々は皆常識が通じないんだ。ああ、須郷君ともう一人は違うんだけどね...」

「会ってみたくないです.....で、二つ目の要件のことを詳しく教えてください。要件を受けるかどうかはそれからにします」

「分かった。さっきも言ったが須郷君には顕現したまつろわぬ神と戦ってほしいんだ。草薙護堂君とね」

「なるほど....それで草薙護堂くんって誰なんですか?それにそのまつろわぬ神を倒して俺に何の得があるというんですか?さっきも言いましたけど俺はなるべく普通に過ごしたいし権能なんかもいらないんです」

「得があるかどうかは分かりませんが海斗君は闘はなくてはいけなくなると思いますよ?」

「?どういうことですか甘粕さん?」

「この間の京都での闘いを思い出してください。神様の中には一定の神様をすごく恨んでいて殺そうとしたり、自分の力を誇示するために他の神様と闘おうとしたりするのもいるんです。その場合、新鮮な霊媒を使ったりして無理やりまつろわぬ神を顕現させようとします。その時に霊媒にする者の霊力が高ければ高いほど儀式が成功しやすくなるんです。今、海斗さんの周りには霊媒にするには最高な人が二人いるので襲われる可能が多いんです」

「いま甘粕さんが言った通り君の近くにいる二人、清秋院恵那と一ノ宮和泉は二人とも霊力がカンピオーネ程ではないが桁外れて多い。まつろわぬ神が顕現したときに根らわれるのは間違いないだろう......どうだい?これで君に闘う理由ができただろ?」

「そうですね、二人が狙われるというなら闘わないわけには行きませんね。......ハァ、分かりました。協力さていただきます」

と言い海斗と沙耶宮馨は固く握手をした。

「それで、一緒に闘う草薙護堂君は何者なんですか?」

「そうそう、忘れるところだったよ。草薙君は君の少し前にカンピオーネになった須郷君の先輩だよ」

「え!?俺以外にも日本にカンピオーネになった人がいるんですね。日本には俺一人しかいないと思っていたので驚きました」

「草薙君は君よりほんの数日早くカンピオーネになったんだ。歳は確か君と同じぐらいで君みたいに常識が通じるであろうカンピオーネの一人だよ」

「そうだったんですね。よかったです。年が近くて常識が通る人なら友達になれるかも知れないですしね」

「そーだね、案外君たちなら仲良くなれるだろうね。近いうちに顔合わせも合わせて顕現するまつろわぬ神の対策会議を開こう」

「分かりました」

「まつろわぬ神が顕現するまではまだ少し時間はあるけどなるべく早く集まれるようにするね」

「分かりました。それでは俺はこれで」

俺はそう言いその場を後にした。まだ見ぬ先輩のことを思いながら。




次の話こそはなるべく早く更新したいです。
そしていつか、不定期更新ではなくて定期更新にしたい...

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