幻想世界に誘われて【完結】   作:鷹崎亜魅夜

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 あれ……何か文字数が多いような気がする……?
 再び幻想郷の異変解決者側。三人称視点です。
 では本編どうぞ。


『Side Story』②

『――神槍【スピア・ザ・グングニル】!』

 

 少し離れたところではレミリアと霊夢は弾幕ごっこをしていた。レミリアは槍のスペルを唱え、投擲。そして、それに対する霊夢の行動。

 

「結界【拡散結界】!」

 

 結界のスペルを唱え、ぶつかり合う。そして……互いのスペルは消滅し、相打ちという結果になった。

 

「……やっぱり霊夢は簡単にいかないわね」

 

 どこか観察するようにいうレミリア。そしてその事に霊夢は話しかける。

 

「……あんた、全力で戦う気無いでしょ」

 

「あら? わかる? それはお前も一緒ではなくて?」

 

「私の全力はお茶を飲んでゆっくり過ごすためにあるのよ! あんたとはちがって異変に全力じゃないの!」

 

 霊夢は戦っている内に気づいたのであろう。決着を付けるのではなく、長引かせていることに。レミリアは魔理沙との戦いでもそうだったが──回避をするのを中心としている。攻撃的なスペルを多数持っているレミリアなのだが、余り攻撃してこないというのは不自然だ。

 

「私は運命通りの行動をしているだけ。ただそれだけなのよ」

 

「あんた、弾幕ごっこには能力を使わない主義じゃないの?」

 

「えぇ。使わないわよ。今確定している運命通りに進んでいるわ。そしてそろそろ──」

 

 レミリアがそう言いかけていたとき──目の前に魔理沙が現れた。

 

 ただ……魔理沙の外見はボロボロに見える。

 

 ──誰かに負けたかのように。

 

 霊夢は魔理沙に近づき、安否を確かめながら話しかける。

 

「ちょっ!? 魔理沙!? やっぱりいたかと思ったけど……それって──」

 

「うっ……霊夢……」

 

「さすがね。運命通りに事が運んでいるわ」

 

 確信が得たように自信が満ちた声で言うレミリア。

 

 満身創痍な魔理沙は霊夢に弱々しく話しかける。

 

「今回ばかりは……私はお手上げに近いぜ……あそこまでプライドがズタズタにされると……あいつの能力、只者じゃないぜ……」

 

「執事と戦ったのね……あんたがそんな弱々しくなるだなんて……」

 

「運命通りに執事に触れるおろか、弾幕を当てることすら出来なかったのよ、魔理沙は」

 

「なっ……!?」

 

「うぅ……悔しいが、その通りだぜ……」

 

「そして霊夢──お前もこの異変は解決することが出来ない。この【幻想日食異変】は幻想郷の異変解決者には解決できない。執事もそう宣言している。これも既に用意されている運命なのよ」

 

 霊夢は魔理沙の実力を知っている。同じ人間でありながら、妖怪にも対等以上に戦える力を持っている。だが、その魔理沙が外来人に弾幕を当てることが出来なかった? にわかに信じがたい話しだった。

 

 そして……レミリアに言われたこと。異変解決を生業にしている霊夢がこの異変は解決できない?

 

「ふざけたことを言っているわね……そんなことあるわけない──」

 

 

 

『ふむ。じゃあオレと戦ってもらおう』

 

 

 

「っ──!?」

 

 急に霊夢の背後に誰かが立ち、彼女の肩に触った瞬間──その誰かと霊夢は一緒にどこかへと消えてしまった。

 

「霊夢っ!? まさか、あの時の私と同じように……!?」

 

「これで運命は確定した。吸血鬼の時代がこの幻想郷に──」

 

 そう言い切る直前。レミリアと魔理沙の前に別の人物が現れる。

 

『お嬢様……緊急事態です……!』

 

「……咲夜? その雰囲気……」

 

 現れたのはレミリアの従者である十六夜咲夜だった。しかし……魔理沙に近いほど満身創痍に近い。レミリアは紅魔館住民にはこう言っている。『余力は残して静雅に委ねれば良い。静雅が二人と戦えばこの異変が達成できる』と。だが、咲夜には余力を感じられない。

 

「霊夢と魔理沙の他に侵入者がいます! 現在余力を残していた紅魔館住民が次々とやられています! 直にここへ来て、異変を解決するつもりだと思われます! 侵入してきた人物はこの異変の犯人を知っている模様です!」

 

「……何? 数は?」

 

「それが、たった一人です……! 冥界の庭師でもありません……!」

 

 レミリアは咲夜の言葉を聞いて困惑する。こんな運命はなかったはずだ。レミリアの見た運命は静雅が異変解決者に勝利する運命のみ。他の異変解決者だなんて冥界の庭師以外知らない。

 

「……咲夜、風貌は?」

 

「白いワイシャツを着て赤いネクタイをし、黒いズボンを履いた男でした……」

 

「男……だと……?」

 

 幻想郷の力の強い男なんて聞いたことがない。男だけにして限定するなら香霖堂の森近霖之助だ。しかし、彼は異変を解決するようなことはしない。傍観者の立ち位置のはず。その男が紅魔館に侵入して美鈴、パチュリー、咲夜までも倒して異変を解決しに来ているとは考えられない。それに咲夜は霖之助とも顔なじみだ。来ているのなら名前を言っているだろう。

 

 レミリアは焦る。何故イレギュラーが発生した? 何故運命を感じ取れなかった?

 

 そして……レミリアは決断する。

 

「咲夜……こっちに向かってきているのよね? なら、私がそいつを追い出しに行ってくるわ」

 

「お嬢様……!?」

 

「美鈴、親友であるパチェ、従者であるあなたまでもが勝てなかった……執事が霊夢と戦っている。勝てばこの異変は達成できる。イレギュラーは追い出し……異変を続かせるわ!」

 

 咲夜にそう告げると、レミリアは飛行して飛んでいった。その場には魔理沙と咲夜が残る。

 

 そして、魔理沙は驚愕したような表情で言葉を発する。

 

「まさか……侠が来ているのか!? 侠もこの異変を解決しに……!?」

 

「……侠? 侵入してきた男の名前かしら?」

 

 咲夜は魔理沙の言葉に耳を傾ける。イレギュラーの存在を魔理沙は知っている。必然と興味を持った。

 

「あぁ。霊夢んとこで居候している外来人だ。霊夢は曰く、男版咲夜って評価していたぜ」

 

「……私の男版? 彼が?」

 

「あいつ、お前と同様で家事スキル万端なんだぜ? それで気遣いも出来るんだ。結構理不尽なことを言われても文句なしに遂行してくれるんだ」

 

「……家事スキルはともかく、居候だから極力言うことを聞いているんじゃないの?」

 

「それはあるかもだぜ」

 

 二人は壁によりかかって座り、会話する……敵通しのはずなのだが。

 

 魔理沙は疑問そうに言葉をつなげる。

 

「けどなぁ……あいつ、弾幕ごっこは嫌いだか知らないんだが極力したがらないんだ。運動能力は良いのにもったいない──ん? 何でその侠が弾幕ごっこをしてまでこの異変を解決しに来ているんだ?」

 

「……したがらないのにしてまでこの異変を解決しに来ている……?」

 

「あれ……しかもお前……侠に負けたのか?」

 

「負けたわよ。彼、結構強かったわよ? グレイズしてばかりで攻撃が当たらないのなんの」

 

「……まぁ、私は勝ったけどな!」

 

「……はいはい……」

 

 勝ったことを強調する魔理沙に、咲夜はため息をつきながら適当に言葉を流した……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜ロビー〜

 

 ロビーに現れる二人の人影。現れた瞬間にそのうちの一人、霊夢はお札を取り出し──

 

「【妖怪バスター】!」

 

 背後にいる人物にめがけて投げる。しかし、その人物はもう背後にいない。

 

『おいおい……オレを妖怪扱いにするのかよ?』

 

 前方に少しはだけた執事服を着た……男がそこにいる。能力を使って攻撃が当たらないように移動したのだろう。

 

「うっさい。異変を起こした犯人に人間だの妖怪だの神様だの関係ないのよ」

 

「せめて神様バスターにしてくれ。一応、オレの種族は神の分類だから」

 

「……神様?」

 

「そ。神様さ。崇めても良いぞ?」

 

 霊夢は少し呆れたように手で頭を支える。また神かと。

 

「で? あんたは何の神様なのよ?」

 

「ん〜……神々を滅亡させる神」

 

「…………はっ?」

 

 霊夢は思ったであろう。この男は何を言っている? そして神を滅亡させる神などいるのかと。

 

「まぁ、そう言っても幻想郷にいる神を滅亡させるつもり何て無いからな。そこは安心しとけ」

 

「またやっかいな神様が幻想郷に来たわね……ウチの神社を乗っ取るつもり?」

 

「……そういえば、神様というのは祀られる物だったな。この機に神社にオレを祀ってみるか?」

 

「あんたなんか祀ったら賽銭する人がさらにいなくなるでしょうが。どこに神々を滅亡させる神なんて祀るのよ」

 

「違いない。お前さんのツッコミは気持ちいいな。親友のツッコミみたいだ」

 

 会話に満足そうに頷く執事。

 

「あんた、神を滅亡させるのに友達になってくれる神でもいるわけ?」

 

「いいや。実はオレそう言っても幻想郷に来る前は至って普通の人間だったんだ。どういうわけかここに来た際、突然変異を起こしたみたいでな。幻想郷ではオレは荒人神という種族だ。だから弾幕の力も神力から来ている」

 

「…………現人神? 早苗と一緒のなの?」

 

「そっちとは字は違うけどな。そっちは現れる人の神で現人神。で、オレは荒れる人の神で荒人神だ」

 

 質問には丁寧に説明していく執事。そして霊夢は頷く。

 

「へぇ……どっちにしても──ここで退治した方が良さそうね!」

 

「おっと、もう戦闘か。もうちょっとだべってても構わないんだが?」

 

「私はさっさとあんたを退治してお茶を飲みたいのよ!」

 

 霊夢はお札の弾幕で執事を攻撃する。だが、執事は肩にかけていたケースの中から槍を取りだし──弾幕をはじき返す。

 

 しかし、その霊夢は――

 

「よっと」

 

「おぉ……はじき返したのにあっさり飛んで躱されたな」

 

「攻撃が跳ね返っても当たんなければ問題ないのよ」

 

 霊夢は能力で飛んで回避。空から続けて弾幕を放ってくる。執事は弾幕をはじきながら攻撃を回避。

 

「……やはり、問題は能力か」

 

「そういえばあんたの能力は相当手強いみたいだけど……まだ使ってないみたいね。まぁ、使わないなら別にそれで良いんだけど」

 

「いいや。使うさ。お前さん対策に作ったこの問答無用スペルを使った後で」

 

 意味深なことを言うと執事はスペルカードを取り出し、宣言。

 

「禁制【天上天下唯我独尊】──」

 

 そして、霊夢は唱えている途中に攻撃をするが──遅かった。

 

「──【飛行】!」

 

「──っ!? 何これ!?」

 

 急に霊夢の体が下に落ちていく……霊夢は何とか着地に成功した。

 

「あんた! 一体何のスペルを唱えたのよ!?」

 

「さぁ? 何でしょう──と、答えたいが、ちゃんと説明してやろう。感謝すると良い」

 

 霊夢は言葉にいらつきはしたが、お札を構えて聞くことにした。

 

「このスペルの発想はお前さんが作ったと言われているスペルカード勝負──通称弾幕ごっこのルールを覚えていたときだ。オレは突発的に考えたんだ。新たにルールを追加するスペルが作れるかと?」

 

「……ルールを追加するスペル?」

 

「そうさ。そしてオレはこの弾幕ごっこ、つまりはお前さんとのこの勝負の間【空を飛ぶことを禁止】をルールに追加した」

 

「…………何よそれっ!?」

 

 そのようなスペルなど聞いたことがない。スペルとは自分の能力や特徴などに沿って作られる。それとは関係無しにルールに沿って作った?

 

「このスペルはあくまでその行為をその勝負だけできなくさせるスペルだ。当然、オレも飛べなくなる……だが、お前さんはどうかな? 下調べではお前さんの能力は【空を飛ぶ程度の能力】らしいな。それはいろんな意味も含まれていると聞く。脅しには屈しない、縛り事などから宙に浮くことが出来る……オレもそう言えないが、かなりのチート能力だ。だが、このスペルの言うことは絶対。誰もが平等に受けなくちゃいけない効果なのさ。そしてこれはお前さんを対象ではなく、行為に対象としている。しかもその行為は【空を飛ぶこと】。その結果、お前さんの能力も封じられるのさ!」

 

 博麗霊夢は誰にでも大して平等に見ている。しかし、それは自分を除いてだ。だからこそ能力で宙に浮き、空を飛ぶ。執事が発動したスペルによって、誰もがその効果を受ける。今回に限っては【空を飛ぶ】ことだ。結果、誰もが空を飛ぶことが出来ない。しかし、博麗霊夢の能力も【空を飛ぶ程度の能力】。霊夢は普通に飛ぶことと、能力の使用も禁止されたということだ。

 

 執事は補足するように説明を付け足す。

 

「どうやら能力の優先順位ではお前さんよりオレの方が能力が上らしいな。このスペルが効いたということは」

 

「……あんたの能力って一体何なのよ?」

 

「おや、あの魔法使いから聞かなかったのか?」

 

「文からの情報もあって情報が混乱してるわよ。偽情報を流していたじゃない──」

 

 そして、霊夢からある人物の情報を言ってくる。

 

「──確か侠の予想なら【物質情報を操る程度の能力】ってある意味納得できる説明にしてくれたわね。確定的ではないらしいけど」

 

 霊夢の言葉を聞いて執事は──態度が急変した。

 

「……今、お前さん何て言った?」

 

「ん? 能力当たってたの? 侠は考えることが凄いわね──」

 

「能力は外れだ。そんな難しいような能力じゃない。だが──【きょう】って言ったな? そいつは──【辰上侠】か?」

 

「……何? 侠の事を知ってるの?」

 

 執事は頭に手を乗せる。そして何か面白い物を見つけたように──

 

「──フフフ……はーっはっはっは! まさか侠まで幻想郷に来ているとはな! これも運命か!? とても面白い運命だ!」

 

 笑い始めた。まさか自分がいないと思っていた人物が幻想郷にいる。これほど面白いことはない。

 

 そして、執事は納得し始める。どうして能力を偽る必要があったのか? どうして名前を偽る必要があったのか? どうして異変解決者の挫折を与えるという名目で異変を指示したのか? どうして幻想郷の異変解決者に異変を解決させないようにするのか?

 

 それはたった一つの答え──サプライズで侠を幻想郷に呼んでは、この異変を解決できるのは親友である──本堂静雅の異変は辰上侠にしか解決できないということだ。この異変を終わらせて良いのは、辰上侠に負けることで異変を終わらせることが出来る。幻想郷の異変解決者に負けてはないらないと強調していた理由がこれだ。この異変を指示した──八雲紫が用意した舞台だ。八雲紫は異変の首謀者である本堂静雅と、異変を解決しに来た辰上侠と戦わせるように仕組んだのだ。

 

「(八雲紫……礼を言う。こんなサプライズを用意してくれたことをな!)」

 

 静雅の起こした異変は侠にしか解決できない。それは正解だ。彼らは外界で【組手】というものをよくしている。対戦成績は――侠が多く勝ち越している。たまに静雅が勝つときもあるのだが……意外性を突いた時ぐらいだ。単純な実力でいえば侠の方が上。しかし、能力を使えば簡単に勝てるだろう。

 

 

 

 

 

 

 ――だが、それは彼のプライドが許さない。自分自身が持てる正々堂々の実力で親友に勝たないと意味がないのだ。そして――ここは幻想郷。新しい場所での親友との弾幕ごっこという特別な【組手】。彼は心が躍っていた。

 

 

 

 

 

 

 高笑いをしている静雅。その様子を見た霊夢は不思議がる。何せ自分の神社に居候している人物の名前を言ったらこうなったのだ。当然疑問に思う。

 

「何よ? 侠の事を知っているの?」

 

「知っているとも。オレとあいつは関係が深いんでね。侠は今どこにいる?」

 

「今頃神社で留守番しているわ」

 

「ほう……なら、この異変を解決できることは永遠にないな」

 

「……は? そもそも侠がいるから何よ? あいつ弾幕ごっこはしたがらないし、名前すら呼べないし、ヘタレだし──」

 

「それは間違っているな。侠は──オレより強いぞ」

 

「……侠は形式が違くても、魔理沙に負けたのよ? それで魔理沙に勝ったあんたが侠よりも弱い?」

 

 霊夢は疑問を突きつける。侠は異性だからという理由で弾幕ごっこをしたがらない。それは弾幕ごっこに自信が無いからだと思っていた。

 

「はっきり言おう──今の侠は極力戦闘をしたがらない。相手をなるべく傷つけたくないからだ。そして──第一段階の本気は短期決戦に持ち込み、策略を短時間で練って相手を倒す。魔理沙との戦いはそれすらしていないはずだ。あいつのことだから──幻想郷にいたら、あいつは何かしらの能力があるはずだ。それを使って倒すはずだからな──そして、もしかしたら【アレ】が侠の体を──」

 

 ペラペラとしゃべっている執事――静雅に霊夢は疲れたように話しかける。

 

「あんた……ドンだけあいつのことを知っているのよ……?」

 

「──だから言っただろう? 関係が深いと」

 

 そして、静雅は槍を構え、霊夢に告げる。

 

「そして、お前さんはその一言でオレの決心を促せた。もう一度言う。侠はオレよりも強い。そして──この異変は侠にしか解決できないのさ!」

 

「言ってなさい。能力が封じられたとしても、私はまだ戦えるんだから!」

 

 再び、静雅と霊夢は勝負を再開した……。

 




 ……何か文字数がおかしいことについて。分割すればよかったかもしれない。

 裏主人公の特殊スペルの補足として、ルールを追加するスペル。その新たに作ったルールを強制的に守らなければならない。スペルを発動した本人も含めてである。ポケ○ンでいう【ふ○いん】の技と解釈すればわかりやすいかも。

 そして質問が多かった『表主人公はどうやって裏主人公に勝つのか?』 簡単に説明するならば、裏主人公は対等と認めている相手ほど、能力を使わない実力勝負の正々堂々の戦いをする。ましてや表と裏は親友通し。幼馴染でもある。お互いに支えあった存在ほど、その思いが強くなる。そういう相手にはチートやズルを使ってまで勝とうとは思いません。彼にだってそういう信念があるのです。これについてはちょっと特別番外編とリンクしています。皆さんで考えてみてください。どうでもいい相手なら雑に扱ったりするときがあるが、心を許している相手には尽くしたり、相談ごとを真面目に返してあげるなど。

 ようやく中盤の話は終わり、後半戦へ。表主人公の視点に戻ります。

 ではまた。

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